動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年08月08日

短期間に犬26匹遺棄 愛護団体が福島県警に告発状

河北新報



福島、山形両県で6〜7月の短期間に計26匹の犬が捨てられたとして、福島市のNPO法人「SORAアニマルシェルター」は6日、福島県警に被疑者不詳のまま動物愛護管理法違反容疑で告発状を提出したと発表した。県警で受理するかどうか検討している。
 同法人によると26匹のうち20匹は白色か白茶色のマルチーズ、2匹はミニチュアダックスフントで、他はボーダーコリーやパピヨンなど。同法人などが伊達市、福島県桑折町、米沢市の計6カ所で保護した。ケージには入っておらず、動き回れる状態だったという。
 放置場所が直線距離で50キロ以内に集中しており、同法人はブリーダーか多頭飼いの人物が捨てたと推測。健康状態に大きな問題はなく、16匹は引き取り手が見つかり、他も譲渡先を探している。
 同法人の担当者は「ペットを捨てることは犯罪だという認識が広まってほしい」と強調した。県警生活環境課は「告発の相談を受けている段階。今後内容を精査して対応する」と説明した。


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「犬の散歩」ほど侮れない運動はそんなにない

東洋経済



犬の散歩は人間にとってもいい運動になる。だが犬を飼っていない人は多いし、そもそも飼っていたとしても散歩をしない人もけっこういる。

だが最新の(ただし小規模な)2つの研究によれば、犬の散歩と散歩がもたらすさまざまな効能を、犬を飼っていない人々にまで広める方法が見つかりそうだ。もっとも、犬を健康増進に利用するには壁が立ちはだかる可能性があることも研究結果からはうかがえる。

実は飼い主の4割が散歩をしていない
私も含め犬を飼っている人なら、たいていの犬はたとえどんな時間や天候であっても散歩に行きたがることを承知している。たとえば私が朝の習慣のジョギングをさぼると、心底がっかりしたうちの犬は当てつけがましく床に倒れこんでしまう。

散歩は犬のためにもなるし飼い主のためにもなるようだ。最近の研究によれば、しょっちゅう犬を散歩させている成人は、そうでない人に比べて必要な運動の目安とされる「週に150分の穏やかな運動」をクリアしていることが多い。そして十分な運動をしている犬は、やせていて問題行動も少ないという。

だが、犬を散歩させない飼い主は全体の約40%に上るという調査結果もある。

この数字に懸念を抱いたマサチューセッツ大学アマースト校のケイティ・ビコフスキー教授(運動生理学)は、もっと犬の散歩をするように飼い主を説得する材料はないものかと考えた。ちなみに教授も犬を飼っている。

そこでビコフスキーと仲間たちは、めったに犬を散歩させないという飼い主30人ほどを「犬の肥満対策クラス」に参加させた。この研究の結果はミネソタ州ミネアポリスで6月に開催された米スポーツ医学会の年次総会で発表された。

研究チームは飼い主たちに、リードをつけた際の犬の行動を改善することが授業の目的だと説明。だが真の目的は、犬を散歩させる時間を延ばすことで、飼い主が体を動かす時間が増えるかどうかを調べることにあった。

そこで飼い主の半分には、6週間にわたるクラスを受講させ、残りの半分には定員いっぱいなので空きが出るのを待っていると説明して対照群とした。受講組は犬とともに週に何回か授業に出て、犬の散歩の記録を残すとともに、記録用に活動量計を身につけるよう指示された。また、クラスが終わった後も6週間は折にふれて活動量計をつけ、犬の散歩は全部記録しておくよう指示した。

長雨の日々でも運動量を維持できた
記録と活動量計のデータから、対照群の人々と比べて受講者の散歩時間が受講中もその後も週当たり数分長くなったことが明らかになった。だが驚いたことに、飼い主の週当たりの運動時間の合計に変化はなかった。

ビコフスキーは、天候が問題だったのではと考えている。当時、現地では長雨と低温が続いていたので、犬の散歩時間が多少なりとも増えただけでも大したものだというのだ。

さらに重要なことに、受講者の大半は犬との絆が深まり、犬の行動にも満足できるようになったと答えていた。「他の研究から、散歩により期待される最良の効果は犬との絆が深まることであるとわかっている」とビコフスキーは言う。

ビコフスキーは今後、もっと規模を大きくして同様の実験(ただし飼い主の運動量を増やすという目的を隠さずに)を行う計画だ。またそれとは別に、犬用に作られた活動量計を使い、リードがついているときとついていないとき、それぞれの犬の自発的な動きのパターンを調べる計画も立てている。

「犬の散歩には、(飼い主に)もっと運動する気を起こさせる大きな可能性が秘められている」とビコフスキーは言う。


それは犬を飼っていない人であっても同じであることを示すもう1つの研究が、米スポーツ医学会の年次総会では発表されている。この研究で対象となったのは、運動不足の人が多いことで悪名高い大学生たち。時間がないとか勉強が忙しいことなどを言い訳に運動をほとんどしていない大学生は少なくない。

イーストカロライナ大学(ノースカロライナ州)の研究チームは、犬の散歩を取り入れた体育の授業を開講。受講生は地元の動物保護施設を週2回、各50分間のペースで訪問し、歩数計をつけて近くの公園で犬を散歩させた。

10時前に4500歩も歩ける
歩数計のデータからは、学生が犬の散歩で平均して約4500歩(約3.6キロ)歩いていたことが明らかになった。「大半の学生は、歩いた距離が長いことに驚いていた」と、研究チームを率いたメラニー・サーターボールドウィン教授は言う。

「学生たちは時間が経つのが早くて運動しているという気がしなかったと話していた」と教授は言う。

また、運動以外の効用が得られたと語る人も多かった。「散歩できることに犬が大喜びしているように思え、自分に対する評価も犬の散歩に対する評価も高くなったと学生たちは答えた」とサーターボールドウィンは言う。

もちろん不満もあった。授業は学生たちにとってはあまりにも早い9時始まりで、天候が悪くても出席しなければならない。

だが散歩をさぼる学生はほとんどいなかったし、受講を希望しても定員が一杯で空き待ちをしている学生もいるという。サーターボールドウィンは、犬の散歩を体育の授業に組み込みたいほかの大学とも協力している。

「大喜びで迎えてくれる犬と一緒に過ごす時間には非常に魅力的な何かがある」とサーターボールドウィンは言う。「おまけに朝10時前に簡単に4500歩も歩けるのだから」。

(執筆:Gretchen Reynolds記者、翻訳:村井裕美)

(c) 2018 New York Times News Service
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災害に備え 猫の預け先確保

毎日新聞



近年、ペットとしての人気が高まっている猫。自然災害が起きたとき、パニックになったり、犬と違ってつながれていないため逃げ出したりする危険がある。飼い主はどのように備えればよいのだろうか。

 「猫は犬のように、飼い主との外出に慣れていたり、呼び寄せたらすぐ来るよう訓練されていたりすることが少ない。だからこそ、平時の事前準備が大切」。そう話すのは、公益社団法人東京都獣医師会の平井潤子事務局長(58)。ペットの災害対策を普及させるNPO法人「ANICE(アナイス)」の代表も務め、7月の西日本豪雨で大きな被害が出た岡山県倉敷市真備町にも足を運んだ。自宅で3匹の猫を飼う愛猫家でもある。

 事前準備は大きく分けて、食料など必需品の準備と自宅内での安全な空間の確保▽避難方法の検討▽
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「ペットを守る=人を守る」飼わない人にも知ってほしい災害への備え

TOHOKU360


【鈴村加菜通信員=宮城県仙台市】 東日本大震災では「災害時にペットをどうするか」が大きな課題となった。避難所に連れて行けず、犠牲となったり、飼い主と離れ離れになったりしたペットも多い。また、ペットを案じて避難先から自宅に戻った人、ペットを受け入れる避難所を探している間に津波に巻き込まれた人もいる。被災地のペットを支援してきたNPO法人は「ペットを守ることは人を守ること。飼い主は、日頃からペットも家族の一員として、地域で認めてもらえるよう努めておくことが必要」と訴える。




震災が起きたとき、ペットは
東日本大震災後、仙台市動物管理センター(アニパル仙台)には、「被災地のペットを救って」という声とともに全国各地から大量の支援金や物資が届いた。さらに、被災した犬や猫を引き取るため、東京や沖縄などから仙台を訪れる人が続々と現れた。震災から7年が経過した今も続いているというこれらの支援。当時の動物管理センター担当者は「ペットは家族の一員で、その命も人の命と同じ重さであるという認識が広がりつつあると感じました」と話す。

全国各地から支援の手がさしのべられた一方で、震災によって犠牲になったペットや、飼い主と離ればなれになったペットもたくさんいた。

震災発生時、それまで災害時にペットをどうするかはあまり考えられていなかった。そのため、避難所へ連れて行って良いのかの判断がつかず、多くの飼い主がペットを置いて避難した。置いていかれたペットは津波に巻き込まれたり、飼い主や食料をもとめて自宅を離れてしまった。

飼い主がペットを連れて避難した場合でも、周囲の避難者から、衛生面の管理やしつけが不十分なペットがいることへの不安の声が挙がった。また、避難所によっては、そんな周囲の声などを理由にペットが受け入れられない場合もあった。


ペットとの生活について、災害への備えを呼びかけるエーキューブのスタッフ(齋藤文江さん提供)
ペットのための備えを
仙台市の動物救護対策本部の一員として、被災地のペット支援などにあたったNPO法人エーキューブによると、飼い主は日頃からペットも家族の一員として地域で認めてもらえるよう努めておくことが必要だという。エーキューブの齋藤文江さんは、「避難所ではみんなが緊張や不安な気持ちを抱えています。そんな中で不十分なしつけや不衛生なペットがいれば非難の的になりやすくなってしまいます。普段から一緒に生活しているので無頓着になりがちですが、飼い主はワクチン接種やノミダニ対策などを普段からきちんと行っておくべきでしょう。また、ペットに首輪や名札など所有者がわかるものをつけておくことや一緒に避難所へ行けない場合に備えて友人や親戚で預かってもらえるところを事前に決めておくことも必要です」と話す。ペットを含めて地域に認められるため、散歩中などに、地域の人々とコミュニケーションをとっておくことも大切。実際に、震災時、一度受け入れを拒否されたものの、ペットのことをよく知る近所の人から「お宅の犬なら大丈夫」と避難所に引き入れてもらえたケースがあったという。

エーキューブや仙台市動物管理センターでは日頃から、ペットの防災に関する講座を学校や市民センターで行っている。6月23日には仙台市青葉区の片平市民センターでペットと防災をテーマにした地域防災講座を開き、震災時の事例とあわせ、日頃の備えについてのポイントや避難のために必要なクレートトレーニング(ペットが飼い主の指示で、「クレート」という持ち運び可能なケースのなかにスムーズに入り、大人しくしていられるよう慣れさせる訓練)の方法が示された。

ペットを守ることは人を守ること
齋藤さんは講座で参加者に「ペットを守ることは人を守ること」と呼びかけた。震災時には、自宅に置いて行ったペットが「やっぱり気になる」といって戻り二次災害に遭った方、ペットが受け入れられなかったため別の避難所に移動中、津波に巻き込まれた方、車中泊を選んで体調を崩し亡くなる方もいた。齋藤さんは、「緊急時、まずは安全のため避難所にペット連れの方も受け入れていただきたいものです。ペットを飼っている人も飼っていない人も同じ避難者で、人の命を守ることを優先に考えて欲しい」と話す。

一方で、ペットの存在が交流のきっかけになって、避難者の心を和らげたり、避難所を回る中で「この子(ペット)がいたから頑張れた」と話す人もいたという。

エーキューブでは震災発生の数年前からペットの防災に関する啓発活動を行っていたが、震災当時、避難所を回ってみた限りではペットのための備えがしっかりできていた飼い主はごく一部だったという。齋藤さんは話す。「何より、ペットの存在は飼い主の心の支えになります。いつ起きるかわからない震災で人の命とペットの命を守るため、飼っている人も飼っていない人も、ペットの防災について少しでも関心を持って考えて欲しい」

【鈴村加菜通信員】岩手県盛岡市出身、仙台市在住。東北のステキなモノや人を取材していきたいです。
主な取材エリア:仙台市執筆記事一覧
posted by しっぽ@にゅうす at 09:19 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「さわれる」動物園のサルやワシ、無許可で飼育

読売新聞


滋賀県守山市の二つの民間動物園で、人に危害を加える恐れがあるサルとワシを許可なく飼育したとして、大津地検は両園を運営する守山市の男(54)を動物愛護法違反(特定動物の無許可飼養)で在宅起訴した。7月27日付。


 起訴状によると、男は2015年8〜9月、守山市の商業施設に常設する「めっちゃさわれる動物園」と移動式の「堀井動物園」で、県に無許可でオナガザル科のアビシニアコロブス1匹と、タカ科のハクトウワシ1羽を飼育したとされる。

 県警が今年3月、男を動物愛護法違反容疑で書類送検していた。

 県動物保護管理センターによると、両園は動物が来園者をかんだほか、飼育環境や展示方法に問題があるとして、複数回行政指導を受けていた。

2018年08月07日 15時42分 Copyright c The Yomiuri Shimbun
posted by しっぽ@にゅうす at 09:12 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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