動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年08月11日

熱中症の危険 犬猫にも

北海道新聞



「命の危険性」「災害」とまで表現された今年の猛暑。熱中症の被害が連日報道されています。北海道でも油断できません。

 さて、熱中症の危険性は人だけでなくペットも同じです。犬や猫は大量に汗をかけないので、呼吸で体温を調節しており、暑さにはとても弱いのです。また、屋外では地面からの放射熱を直接受けるので注意しましょう。

 ところが、ある調査では飼い主の8割がペットの熱中症にあまり配慮していないことが分かりました。環境省ではペットの熱中症のサインとして、体が異常に熱い、息が荒い、舌が異常に赤い、意識がない、意識があっても倒れたまま動かない、の5点をあげて注意を促しています。

 これらのサインを見つけたら、直ちに涼しい場所に移動し、体に水をかけるなど体温を下げる処置をとりましょう。重点的に冷やす部位は、頭部、頸(けい)部、両足の付け根などです。体温が下がっても、脳障害や肺水腫などの恐れもあるので、念のため動物病院で診察を受けましょう。

 また、最近多いのは車内放置による熱中症です。日本自動車連盟(JAF)の調べでは、車内の温度は、エアコン停止後わずか15分で30度を越えます。窓を少し開けておいてもあまり効果はありません。「私を置いていかないで」とポスターを作って注意を呼びかけている自治体もあります。(獣医学博士 石川濶)
posted by しっぽ@にゅうす at 09:45 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猛暑が続いていますが、あなたの愛犬熱中症対策してますか?

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このところ、30度を超える猛暑日が全国的に続いています。

メディアでは、老人や子供の熱中症がニュースとして取り上げられることも多いですが、熱中症は、私たち人間だけでなく、動物たちにとってもたいへん怖い病気です。

熱中症にかかった動物たちが死に至るケースも少なくありません。私たちだけでなく、動物たちにとっても快適に過ごせるようにしっかりと対策を考えていきましょう。

動物たちの体感温度は?
まず、犬や猫は私たちよりも体温が高い動物です。また、毛が多い犬は、さらに体感温度が高く感じるでしょう。犬種でいえば、人気のプードルなどは毛が多い犬種の1つですね。

例えば、ある日の気温が35度だとします。そんな日にお散歩に行くと動物たちの体感温度は50度以上になるともいわれています。熱い湯舟にずっと浸かっているような感じです。

なぜ動物たちは私たちよりも暑く感じるかというと、これは、犬達が人間よりもずっと地面に近い場所で動きまわっているからです。実際に道路からの反射熱はかなりの高温です。特にコンクリート上ではさらに暑く感じることでしょう。

この季節において特に注意しなければならない状況がいくつかあります。

代表例として、
1)日中の散歩中
2)車内
3)エアコンが入っていない日当たりの良い部屋

この3つは熱中症が起こりやすく、特に気をつけなければなりません。

もしこのような場所に動物だけを残す状態にすることがあれば、気温が上がらないように細心の注意を払いましょう。

熱中症の症状は? また病院での処置は高額になる場合も。
様々な症状がありますが、いつもより呼吸が荒いことが最も気づきやすい症状です。犬でいえば、大型犬や短頭種、心臓病などの持病を持っている場合はさらに注意が必要です。

自宅でできる簡単な対処法としては、動物を常温の水道水で濡らし、扇風機で送風することで、気化熱を利用し、全身を冷却する方法があります。絶対に行ってはいけないことは、氷やアイスなどで急速に冷却することです。

ただ、自宅でできることは限られていますので、何かいつもと違う感じがするときは、お近くの動物病院に連れて行くことをお勧めします。以下のような症状が出た場合は、早急な対処が必要になります。

1)流涎
2)下痢
3)嘔吐
4)震え
5)発作
6)意識消失

このような場合は、すぐに動物病院へ連れて行って下さい。熱中症になると緊急処置が必要になり、高額になるケースもありますので、十分に注意しましょう。こういう不測の事態にそなえて、ペット保険も考慮したほうがよいかもしれません。

ここでは、軽く触れる程度にとどめますが、保険加入にあたっては免責事項についてあらかじめ確認しておく必要があります。熱中症に関して懸念されるのは、年間支払限度額と飼い主の落ち度という点です。

熱中症が引き金となって深刻な事態に陥った場合、治療費もかさむでしょう。通常年間での支払限度額が設定されていますので8月で限度額に達してしまうと、以降の治療費は適用外になります。

また飼い主の落ち度による場合は免責と謳っていますが、何を飼い主の落ち度とするかどうかは保険会社、保険契約の裁量によるところが多いようです。もし「飼い主の落ち度」と判断され、適用外となった場合は思いのほか金銭的負担も大きくなる場合もあるでしょう。


熱中症にならないようにするために
熱中症にならないようにするためには、できるなら、そういう場所に連れていかないことが一番ですが、どうして連れて行くことが必要な場合は、暑い場所に動物たちをそのまま置いておかないことです。

例えば、夕方ごろになると散歩に行きたがる子も多いですが、少しでも時間を遅くして気温が低下するのを待ちましょう。朝も同様に少しでも早い時間に散歩に行くことです。

日当たりの良い部屋での留守番をさせなければならない場合、部屋のどこかに日陰を作ってあげることやエアコンをつけていくことも重要です。

また、どうしても暑い場所に一緒に行く場合は、飲み水を必ず持っていき、水分補給をできる環境を整えておきましょう。

最近では、クールベストやクールバンダナなどのお散歩グッズが販売されており、そういったものをつけるだけでも少しでも体温の上昇を防げる可能性もあります。

10年前と比較すれば、室内で一緒に暮らす動物たちが増え、以前より熱中症に罹患する動物は減ってきています。一方で、日本の平均気温の上昇に伴い、室内温度の上昇が避けられなくなっています。

また、車などで一緒に旅行に行くご家庭も増えていきています。「少しくらいなら大丈夫」と油断せず、しっかりと対策していきましょう。

Text:行光 基(ゆきみつ はじめ)
獣医師 株式会社361°執行役員。

監修:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
posted by しっぽ@にゅうす at 09:44 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドッグカフェは交流と学びの場 利用する際は犬に基本的なしつけを

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【人とペットの赤い糸】

 「Dog Cafe(ドッグカフェ)」は、犬を連れて入店できる喫茶店といえる。ドッグランの設備を兼ね備えている店もある。親しい犬仲間と利用したり、犬好きの仲間と知り合いになれる場所でもある。以前紹介した「猫カフェ」とは異なり、基本的に犬が待機して人が犬と触れあう場所ではないが、最近は犬と触れあえるドッグカフェも登場したようだ。

 しかしながら、愛犬家と愛犬のみが対象ではない一般のカフェで犬連れOKの所もあるので、犬が苦手な一般のお客さまに迷惑を掛けないようにすることが大切だ。

 犬の頭数が年々減少する現在の状況において、猫カフェ同様、さまざまな種類の犬と触れあう機会を提供したり、犬の種類別の特徴や特性、犬と暮らす楽しさ、飼育の注意点を説明したり、犬についてしっかり学ぶ専門のドッグカフェが出現しても良いように思う。

 ドッグカフェ専門店では、犬に特別な飲食用メニューが用意され、愛犬家同士でさまざまな情報交換ができ、愛犬とともにくつろげる楽しい空間になっている所が多い。犬もさまざまな犬や愛犬家と出会う機会にもなり、愛犬と宿泊を伴う旅行を計画する場合は、ドッグカフェを利用して犬の社会化を図るにはお薦めの場所である。

 利用する際は、「待て」「お座り」「伏せ」「良し」「無駄吠えや噛み癖の防止」など、犬の基本的なしつけを事前にしっかり身に付けさせておく。また、各種予防接種、ノミ・ダニの駆除を行い、それらの証明書をドッグカフェに持参したい。楽しい場所で病気やノミ・ダニをうつしたり、うつされたりすることがないようにしたい。

 利用する際は、シャンプーをして、リードや普段食べているフードやおやつ、飲み水、マナーベルト、トイレシーツ、ビニール袋、ウエットティッシュなどを持参しよう。入店前には、トイレやブラッシングを済ませ、足を清潔にする。初めての場合は、安心できるクレートやキャリーバッグを持参したい。発情期(ヒート中)や生理中は他の犬に迷惑を掛けるので、利用は避けたい。

 他の犬に走り寄ったり、テーブルに上がったりすることがないように、イラストのように足元に座らせ、リードをつけて会話を楽しみたい。

 「ドッグカフェ」と「ペットOKの店」では利用の規則が異なるので、事前に調べてから利用するのが賢明だ。利用して初めて他のワンちゃんのしつけの良さに気が付く場合があり、他の飼い主からの情報も含めて、いろいろ勉強できる場所でもある。

 マナーとして、自分の愛犬が好きなおやつだからといって、他の犬に飼い主の許可なく与えないようにしたい。アレルギーの犬や特別療法食をあげているワンちゃんかもしれないので、親切がアダになる場合もある。

 マナーやルールを守り、他の飼い主やワンちゃんから大いに学び、愛犬仲間とさまざまな交流をして、楽しい時間を過ごしてほしい。外のテラス席のみ犬同伴可というお店が多いが、マナーやしつけ、衛生面の向上で、どの席でも「どうぞ」と言ってもらえる社会を実現したいものである。

 ■越村義雄(こしむら・よしお) 一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:41 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

社会が猫に追いついた? 「猫にやさしい」社会のしくみ

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昨今の猫ブーム到来の影響か、なんだか社会全体が猫にやさしくなってきたと感じることはありませんか? 
新しい形の保護猫活動や猫にやさしい法改正、企業活動などが増え、猫好きも市民権を得てうれしくなりますよね。

ここでは、注目すべき猫にやさしい社会のしくみ3つをご紹介しましょう。

社会が猫に追いついた? 「猫にやさしい」社会のしくみ
クラウドファンディングで猫にやさしく
猫にやさしい社会のしくみ1:クラウドファンディングで猫にやさしく
クラウドファンディングとは、インターネットを通してある目標を提示し、賛同する人たちから資金協力を募るシステムです。これを利用して、猫を救う活動やプロジェクトが次々と成立しています。

例えば、里親募集型の保護猫カフェの設立、フィラリア駆除の医療機器を再開発するプロジェクト、動物保護センター内に譲渡施設建設などがクラウドファンディングの利用で成立したそうです。

社会が猫に追いついた? 「猫にやさしい」社会のしくみ
猫にやさしい企業活動
猫にやさしい社会のしくみ2:猫にやさしい企業活動
テレビや雑誌、インターネットのCMでは、もはやワンちゃんより猫を見る機会のほうが多くなりましたよね。それだけ、猫の好感度が高くなったのでしょう。

企業の中には、新たに猫の命を救う活動に力を入れているところもあります。例えば、日産自動車が呼びかけている「のるまえに♯猫バンバンプロジェクト」をご存じですか? 

暗くて狭く暖かい場所が大好きな猫は、車のエンジンルームやタイヤの間に入り込む場合があります。そのまま車を動かしてしまうと、最悪の場合、猫が命を落とすことも。それを予防するため、乗車前にボンネットを叩き、猫を移動させようという活動を広めています。

社会が猫に追いついた? 「猫にやさしい」社会のしくみ
動物愛護管理法が改正
猫にやさしい社会のしくみ3:動物愛護管理法が改正
猫の飼育数が増えるにつれ、動物に対する虐待行為や不適切な飼育問題も増えてきました。そういった社会問題を受け、2013年、動物愛護法が7年ぶりに改正されました。主な改正内容は以下の通りです。

・動物がその命を終えるまで適切に飼うことが明記。
・都道府県の保健所などの施設は理由によっては引き取りを拒否できるように。
・幼齢の猫・犬の販売制限が設けられた。 など

猫にやさしい社会ということは、すべての猫飼いさん・猫好きさんにとってもやさしい社会ということ。これからも、どんどん猫が幸せになれる社会になっていくといいですね。

参考/「ねこのきもち」2018年6月号『社会はもっと猫にやさしくなった』
文/ヤマモト トモミ
※写真の一部はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。

ねこのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 09:39 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

帰省先の小型犬、昼寝していた赤ちゃんにかみつく…睾丸砕けて摘出手術

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子どもの不慮の事故について、小児科医で緑園こどもクリニック(横浜市)院長の山中龍宏さんに聞きます。(聞き手・萩原隆史)

 もうすぐお盆休み。子どもさんと一緒に帰省する方も多いのではないでしょうか。気を付けていただきたいのは、帰省時に起こりやすい事故です。

 ある日の昼下がり、生後4か月の男児が母親の実家の居間で昼寝をしていました。母親が部屋を離れて15分ほどたった頃、孫の様子を見に行った祖母は驚きました。おむつにかまれた跡があり、出血していたのです。

 「犯人」はペットの小型犬、ミニチュアダックスフントでした。すぐに救急搬送されましたが、結果は深刻でした。右側の睾丸(こうがん)が砕けており、直ちに摘出手術が行われました。

 ペットが餌を食べている時に手を出したり、しっぽを引っ張ったりすれば、かまれる恐れがあります。ですが今回けがをしたのは赤ちゃんで、犬にいたずらする年齢ではありません。

 「うちのペットはとてもいい子」と信じていても、何かに突然反応することがあります。今回の事故も、はっきりしたことは分かりませんが、おむつのにおいに反応したと考えられます。以前、赤ちゃんの顔についたミルクに犬が反応し、頬をかじったケースもありました。

 犬は序列を作り、自分より低い立場の人に攻撃的になることも知られています。赤ちゃんを低位とみなし、攻撃的になったのかもしれません。それに今回かんだのは小型犬とはいえ、元々は猟犬。赤ちゃんがかまれたら、大けがは避けられません。

 こうした事故は、帰省先でよく起こります。昨年3月には、親の実家でハイハイしていた生後10か月の女児が、ペットの大型犬ゴールデンレトリバーに頭をかまれて亡くなる事故もありました。赤ちゃんを決してペットの犬と同じ平面で遊ばせたり寝かしたりせず、犬に口輪を着けるなどの対策が必要です。

帰省先の小型犬、昼寝していた赤ちゃんにかみつく…睾丸砕けて摘出手術
山中龍宏(やまなか・たつひろ)
山中龍宏(やまなか・たつひろ)
1947年、広島市生まれ。小児科医。東京大医学部卒。子どもの事故防止に取り組むNPO法人「セーフ キッズ ジャパン」(東京)理事長、消費者庁の消費者安全調査委員会専門委員。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:46 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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