動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年10月30日

犬の無駄吠えが増えてしまう飼い主の行動6つ

ネタりか



無駄吠えは犬にとって無駄ではない?
懸命に吠える犬の横顔

愛犬にとって、本当の意味で無駄な吠えはありません。何かしら必ず理由があるのです。それでは初めに、吠えの原因を考えてみましょう。

痛み
愛犬の身体を触ると吠える場合には、原因がケガの可能性もあります。このようなときには、いつもと愛犬の吠える声が違うはずなのでわかりやすいでしょう。

不安
目の前の対象に対して、不安を感じて吠える場合もあります。特に繊細な性格のワンちゃんに多くみられ、放っておくと悪化しやすいので注意が必要です。

要求
大好きなご飯や、おやつ、好意を持つ犬、何かを欲しがって吠える、飼い主の反応などを求めて吠える場合もあります。

防衛
愛犬自身や、大切な家族を防衛するために吠える場合もあります。この場合、愛犬自身が家族に中でリーダーと勘違いしている可能性もあります。

攻撃
仲が悪く嫌いな相手に、アタックを掛ける場合があります。このときは愛犬の耳や目などの状態が、はっきりと違うケースが多いです。

脅迫
対象の相手を脅すために吠える場合があります。相手を追い払い、安全な場所を確保する目的で吠えるケースと、文字通り攻撃を目的として吠える場合があります。

「ワン!」をもって「わん!」を制する方法とは?
上を向いて吠える白い犬

逆に愛犬の吠えを活用して、吠えるためのコマンドと、それを止めるためのコマンドがあります。愛犬の吠えに対する取り組み方が変わるはずです。

1.愛犬のテンションを上げるために遊んで、吠えやすい状況を作り出します。

2.愛犬が吠えるようになったら、「ワン!」のコマンドをここで発します。この行動を何回も繰り返します。

3.次のステップで、愛犬が吠えている最中に「シー!」と発します。愛犬が「シー!」で吠えるのを止めた瞬間にほめます。

4.愛犬がコマンドを学習するまで何度も行い、実際に愛犬が吠えたときに、「シー!」と発することで静かになることを目標にしましょう。

無駄吠えが次第に増してしまう犬の飼い主の行動とは?
飼い主からオヤツをもらう犬

飼い主がやりがちな、愛犬の吠えを増長させてしまう見込みのあるアクションを考えてみます。愛犬に無駄吠えの解消を要求する前に、飼い主さん自身の行動も、ちょっと見直してみるといいでしょう。

1.おやつで静かにさせる
愛犬が吠えているからと、おやつを見せたら吠えやみました。その結果、愛犬は吠えたらおやつがもらえると学習してしまうので、さらに悪化します。

2.愛犬を抱きかかえる
一概には言えませんが愛犬の性格によっては、飼い主に守られているという判断から、益々吠えるという場合も少なくないです。

3.過剰な反応をみせる
愛犬が吠えることで飼い主が反応すると、愛犬には飼い主が楽しそうで応援しているように感じて、さらに吠えようという気持ちにさせることもあります。

4.リードで引っ張る
飼い主にリードで引っ張られていることで、愛犬が応援されていると勘違いされやすい振る舞いです。

5.叩くなど体罰を与える
愛犬をしつけるために体罰を与えることは、全く必要ではありません。その行為が、ありとあらゆる困った行動をさらに悪化させていきます。

6.むやみに怒る
飼い主が愛犬を感情に任せて怒ったら、まず間違いなく悪化します。飼い主はイライラしても、悪循環させないために怒ることは止めましょう。

まとめ
男性とハイタッチするラブラドールレトリバー

いかがでしたでしょうか。
愛犬の吠えるという行動は、代表的な困ったものです。いつまでも叱っても意味がないし、いろいろな手段を駆使しても、そのときだけ収まって、その後はさらに悪化するということも。このような悪循環に、頭を悩ませている飼い主さんも少なくないでしょう。

愛犬の困った吠えを止めさせるためには、初めになぜ吠えるのか原因と、その原因に適した方法を見定めなければなりません。吠える問題の解決を根本からするには、何より飼い主の粘り強さが大事です。

そして、飼い主本人に吠える原因があることもあります。愛犬の吠えを益々ひどくさせないためにも、飼い主自身の態度や行動などを見直しながら、無駄吠えの解消を目指しましょう。

自宅訪問型の犬のしつけを行うインストラクターや、プロフェッショナルのインストラクターに協力をお願いするのも、無駄吠え解決の近道です。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:18 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬を飼っているとよくあるトラブル4選

ネタりか



トラブル@近隣への迷惑
家の庭でくつろぐ白い犬

2014年に、日本法規情報株式会社が行ったアンケートによると、回答者の43%が「近隣トラブルに遭ったことがある」とし、その内容のうちの半数が、「ペットの排泄物や鳴き声」と回答しました。散歩の際にはトイレ袋を持ち、外でウンチをしたら必ず持ち帰るのがマナーです。

愛犬家の方なら、「そんなの当たり前でしょ」とお思いでしょうが、これを守らない人がいるのも事実。ましてや人の家の敷地内で排泄したまま、放置する人もいるのです。

また、鳴き声に関してもトラブルの一因となります。ふだん一緒に生活している愛犬の吠えは、飼い主さんからしてみれば、さほど気にならないものかもしれませんが、近隣の住民、ましてや犬を飼っていない人、飼ったことがない人からすれば、ストレス以外の何物でもありません。それが睡眠の妨げとなるのであれば、なおさらです。

トラブルAペット不可の物件にも関わらず…
窓辺で外を眺めるトイプードル

実は、ペット不可のアパートやマンションであっても、犬を飼っている人が多いのをご存じですか?

「バレなければいい」「犬を飼うと敷金が増額になるから嫌」「急きょ飼うことになって仕方なく」など、様々な理由が報告されているそうです。

しかし、近隣に犬アレルギーの人がいるかもしれない、そもそも犬が嫌いな人もいるかもしれません。「このままここに住み続けるなら犬を里親に出す」、もしくは「今すぐ住居を強制退去」、「罰金を請求」という状況になってしまう恐れがあります。いずれにせよ、飼い主さんにとっても、犬にとっても苦い思いをする羽目になります。

ペット不可のアパートやマンションで飼うことのメリットは、ひとつもありません。肩身の狭い生活は、飼い主さんも犬もストレスとなるので、必ずペット可の物件を選ぶようにしましょう。

トラブルB咬傷事故
芝生の上でケンカする2匹の犬

犬が他の犬や人を噛む咬傷事故は、毎年多く報告されています。環境省自然環境局によると、犬による咬傷事故は平成27年度が4,373件、平成28年度が4,341件と発表しています。

犬による咬傷事故は、主に散歩中、又はドッグランでみられます。犬同士のケンカはヒートアップしやすく、リードでつながっていたとしても、犬の力は凄まじいものです。人間の力では制御できないでしょう。

また、小さなお子さんがふいに近づいてきて、驚いた犬が噛みつくケースも多いようです。相手側の犬や飼い主さん、お子さんを噛んだりケガをさせたとなれば、治療費などを請求されてしまうでしょう。

「うちはいい子だから」「小型犬だから」と過信せず、散歩中も十分に気を配りましょう。

トラブルC犬によるイタズラ、盗難
道の上で飼い主を待つ犬

よく、道端や店頭のガードレールにリードを結ばれ、飼い主さんを待っている犬を見たことはありませんか?
このときにも、様々なトラブルに発展する場合があります。例えば、リードが外れて道路に飛び出してしまったり、通りすがりの人を噛んでしまったり、店頭の商品を破いてしまったり。それだけでなく、犬が盗まれる事件もありました。これらの事故や事件を防ぐには、犬から目を離してはいけないことが分かります。

まとめ
庭でくつろぐ家族と犬

犬を飼っている人、飼いたいと思っている人は、少なからず理想の犬との生活があるでしょう。例えば、一緒に走り回りたい、フリスビーをしたい、公園でのんびりしたい、アジリティに挑戦してみたい、可愛い洋服を着せたい、など。ペット可のアパートやマンションが増え、犬を飼いやすい環境になっている近年、それは理想ではなく、現実的なものとなってきています。

しかし、犬を飼うということは多大な責任も伴います。人と犬が共生するには、覚悟が必要です。犬を家族の一員と見なすのであれば、本当の家族のように、周囲に迷惑をかけない、しつけをきちんと行う、周囲に愛される、そんな存在にならなければいけないのです。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:17 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何者かが射殺? 函館の放牧地 生後3か月のばんえい競走馬 死がいで見つかる 北海道


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函館市の放牧地で、26日、放牧されていた馬が死んているのが見つかりました。馬には銃弾が貫通したと見られる痕があり、馬の持ち主は、警察に相談しています。

 26日午前6時半ごろ、函館市鉄山町の牧場で、この牧場の利用者が、倒れて死んでいる馬を見つけ馬の持ち主に連絡しました。

 馬は生後3か月のオスで、診断書によると馬は皮膚から内臓まで、貫通したような傷がありました。

 状況から、馬は、何者かに撃たれ、死んだ可能性がありますが、体内に銃弾はなかったということです。

 秋山邦雄さん:「クマではないのははっきりしてんだ。馬を鉄砲で撃つってのはとんでもないこと。馬もってる人は心配。これからまた狙われたら大変なこと」

 馬は帯広のばんえい競馬の競走馬として、育てられていたもので、所有者は警察に、馬の死んでいた当時の状況などを説明し、対応を相談しています。

UHB 北海道文化放送
posted by しっぽ@にゅうす at 08:16 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月29日

胆振東部地震の被災ペットの譲渡会

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胆振東部地震で被災したペットの新しい飼い主を探す譲渡会が札幌で開かれました。
譲渡会には新しい飼い主を探している犬と猫、40匹近くが集まりました。
いずれも飼い主が地震で被災して飼育できなくなったペットたちです。
譲渡会には2日間でおよそ800人が来場、10数人から引き取りの希望が寄せられました。
主催者側は新しい飼い主とさらに希望や条件を話し合って引き渡すということです。

北海道放送(株)
posted by しっぽ@にゅうす at 09:15 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬の世話に疲れた人へ。思い出してほしい3つの大事なこと。

ネタりか



犬の世話は大事なコミュニケーション
ドライヤーで乾かす飼い主と犬

犬の世話をするにあたって、疲れてしまう大きな理由としてあげられるのが、「面倒に感じるようになってしまった」ということだと思います。

面倒に感じてしまう原因は、「仕事や家事などで忙しいのに、犬の世話までしなきゃいけない」「どんなに体がきつくても、世話をしないわけにはいかない」といったように、自分の都合は関係なく、必ずやらなければいけないと業務化してしまっているからではないでしょうか。

確かに、犬は自分で食事を用意したり排泄物を処理したり、自分でリードを付けて散歩に行ったりなどすることはできません。
散歩はそのときの状況に応じてお休みをすることはできても、生きるための世話を休むことは不可能です。

だからこそ、それは犬の飼い主として当然の責任なのですが、この『やらなければいけない』という部分が重荷になってしまうと疲れてしまいます。

犬の世話をする責任と義務は、命を扱う以上決して軽いものではありません。
しかし、それが重荷となってしまっては疲れてしまうのも当然です。
そして、重荷に感じるのは世話が毎日の業務になってしまい、犬とコミュニケーションをとる方法だということを忘れてしまっているからです。

犬は人間と同じ言葉で話すことはできません。
だからこそ、食事や散歩、一緒に遊んだり体を撫でたりといった、コミュニケーションを取ることで絆を深めることができ、犬に異常があったときも飼い主がいち早く気付いてあげられるようにもなります。

コミュニケーションは、犬と生活していく上で何より大事なことです。
もし、犬の世話が業務化してしまい、疲れたと感じてしまっているなら、ただ単に世話をするのではなく、犬の表情や体全体で表す感情を読み取り、是非会話しながら世話をしてみてください。

犬は立派な意思をもったひとつの生き物
同じ方向を見つめる2匹の柴犬

犬の世話が疲れる原因の中には、「犬が言うことを聞かない」「教えてできてたことを失敗する」など、しつけがうまくいかないことに悩み過ぎてしまうというものがあります。

特に完璧主義な飼い主や、それに近い飼い主はこうした悩みに対し特に敏感になりがちで、どんどん自分を追い詰めてしまうことも。

確かに、しつけがなかなかうまくいかないというのはストレスになりますし、一生懸命やってるのに犬が応えてくれないと責めたくなる気持ちもわかりますが、ここで思い出してほしいのが、『犬は意思を持った生き物である』ということです。

しつけと一口に言っても、その方法は様々で、どのしつけ方法がベストなのかは犬の性格や生活環境などによっても違ってきます。

そして、どんなに適したしつけを行ったとしても、そのとき犬がどんな気持ちでいるかや、何か訴えたいことがあるなどがあれば、飼い主が求めている行動とは、違った行動をとることもありますし、今までできていたこともできなくなることさえあるのです。

『犬は賢く従順』といったイメージを強く持ちすぎると、なぜ自分の犬はちゃんとできないのか、なぜ教えてもうまくいかないのかと自分自身を追い込んでしまいます。

すると、次第に犬に対する気持ちも悲しいものになってしまうので、できないことを責めるのではなく、「できることも、できないときもある」というふうに受け入れてみてください。

そして、できないことがあれば、どうすれば覚えやすくやりやすいのかを考えてみたり、できていたことができなくなったときは、その原因を突き止めたりして、犬と一緒になって改善していきましょう。

犬の幸せは飼い主が幸せであること
芝生の上で見つめ合う飼い主と犬

犬の世話に疲れてしまうと、犬のことを心底可愛いと思えなくなると思います。
そうなってしまうと犬に対して辛く当たってしまい、冷静になったとき自分を責め悩み苦しむでしょう。
ですが、そんなときに苦しいのは飼い主だけではなく、それを見ている犬も実は同じように辛い思いをしているのです。

犬が賢いと言われるのは、単純に物覚えがいいというだけではなく、人間の表情や目に見えない心の部分まで敏感に感じ取り、一緒に喜んだり悲しんだりすることができるのも、そのひとつにあります。
そして、犬はそうした感情の変化に人間よりも敏感な生き物なので、飼い主が少しでも毎日の世話に対して辛い、疲れた、といった負の感情を持ったままでいると、犬も辛い気持ちになっていきます。
逆に飼い主が嬉しい、楽しい、幸せ、といったプラスの感情でいると犬もそれを感じ取り、まるで自分の幸せのように嬉しくなるのです。

何より犬にとって飼い主はどんなものよりも特別な存在なので、一度ゆっくり深呼吸をしてじっくり犬の目や表情を見ながら、何でもいいので話しかけてみましょう。
そうすれば、今まで疲れてしまっていたせいで見逃していた、犬のちょっとした表情の変化や動作に気付き、そこから笑顔が溢れるかも知れません。

その笑顔は犬の心も笑顔に変え、面倒になっていた世話の時間が、飼い主も犬も幸せを感じる時間へと変化し、初めて出会った頃の懐かしさを思い出すはずです。

まとめ
夕日に映る犬と飼い主

犬を飼い始めるとき、「世話なら大丈夫」「しつけも頑張れる」といった前向きな気持ちが強く、ちょっとした苦労も楽しく感じていたことでしょう。

しかし、いざ飼い始めてみると自分の時間と、犬の世話の時間がいっぱいいっぱいだったり、しつけがうまくいかず問題行動に発展したりと、楽しさよりも悩みの方が膨らみ、犬の世話に疲れきってしまうのも当然かも知れません。
ですが、世話をするだけでなく、しっかりコミュニケーションを取ることで、言葉を話せない犬の気持ちを感じ取ることも可能になります。

そして、思い出してください。犬を飼う前に思い描いていた明るい犬との時間を。
その時間は犬と語り合い、触れ合い、ときにケンカし、最後は笑って終わってたはずです。

それは、犬も飼い主もお互いにコミュニケーションを取り合っていたからこそ、お互いに楽しさと幸せを共有できていたものだと言うことを、どうかもう一度思い出してみてください。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:14 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨…被災地のペットの状況

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地震や豪雨が相次ぐ昨今、愛するペットともに被災するということもありうるかもしれない。しかし、実際にペットと一緒に被災した場合、どんなことが起きるのか分からないという人も多いだろう。そこで、実際に被災地で何が起きていたのか、体験者のエピソードを紹介する。

■東日本大震災
 福島で被災したペットの保護活動をしているNPO法人・SORAアニマルシェルターの二階堂利枝さんは、当時の様子をこう語る。

「震災から14日後に、置き去りにされた犬や猫たちにペットフードを届け始めたんです。路上には、車にひかれた子や、家の前でつながれたまま死んでいる子もいて…。当時は、多くの人がすぐに自宅に戻れると聞かされていたため、ペットを置いて家を出た人がほとんどだったんです。私たちの活動に対し、“人間が大変な時に、動物を助けるなんておかしいんじゃない?”と白い目で見る人たちもいました」

 あれから7年、こうした悲惨な状況の反省から、国をあげて、ペットとの災害対策が見直されるようになった。

■熊本地震
 東日本大震災を視察した経験から、熊本市内にペット同伴の避難所を造っていた竜之介動物病院院長の徳田竜之介さん。その備えは、熊本地震で生かされた。

「私の病院では、約1000人がペットといっしょに室内で過ごせる“同伴避難所”を設けていました。そこで感じたのは飼い主さんたちの力強さ。ペットという守るべきものがある人は強くなれるんですね。ただ、指定避難所に認定されていなかったので物資が1週間届かないという問題も。民間の避難所が認められるには、まだ時間がかかりそうです」

■西日本豪雨

 今年7月に発生した西日本豪雨では、被害の大きかった岡山県総社市で、ペットも屋内で飼い主と過ごせる“同伴避難所“が設けられた。これは、片岡聡一市長の「ペットは家族」の一声によって実現したもので、全国初の公的同伴避難所となった。避難所の選定も猛暑であることを考慮し、エアコンが設置された市庁舎の会議室にしたという。その後、獣医師やペット訓練士の協力のもと、同伴避難者全員が退所するまで運営された。

※女性セブン2018年11月8日号
posted by しっぽ@にゅうす at 09:13 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

保護施設で“老犬”の魅力を知った経験を漫画に 命は短くとも…向き合う時間はムダじゃない

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 動物保護施設での勤務経験を描いた漫画「シニアって愛おしい」がSNS上で話題となっています。施設に勤務する前は若い元気な子犬を飼いたいと考えていた女性。ところが、施設の老犬と接するうちに、彼らの愛くるしい様子に魅了されるように…という内容で、「この現実を知ってほしい」「泣いた」「考えさせられた」「覚悟がなければ飼ってはダメ」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

【漫画】本編を読む

保護犬と暮らすことの楽しさ
 この漫画を描いたのは、tamtam(ペンネーム)さんです。動物病院に勤務しながら個人で動物の保護活動も行っています。描いた漫画はインスタグラム上に投稿しています。

Q.漫画を描き始めたのはいつ頃からですか。

tamtamさん「今年6月から描き始めました。動物に関する『保護』『愛護』という言葉、保健所や保護施設についてもっと知ってほしいと思ったからです。『怖い』『悲しい』というイメージが強すぎて、保健所の犬や猫から、目を背ける人が多いと感じていました。私の経験から『楽しい』『うれしい』こともたくさんあるので、それらを感じてほしいと思いました。

そして、一人でも多くの家族に、保護犬や保護猫と暮らすことの楽しさを伝えられれば、殺処分ゼロへの小さな一歩につながるのではないかと思いました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

tamtamさん「『かむ』『ほえる』『言うことを聞かない』など、さまざまな理由で手放すことを考えてしまう方がいらっしゃいます。漫画を通じて、動物と向き合い続けることはムダではなく、その子の一時的な態度で手放すと判断するのはとても惜しいことだと伝えたかったです。

シニアの動物でかわいくない子はいないと思います。犬猫を引き取ろうという時は、ぜひシニアの子にも目を向けていただければと思います」

Q.保護施設の「老犬部屋」とは、どのような場所だったのですか。

tamtamさん「施設で縁がなく、そのまま年齢を重ねてしまった子、新しく保護された老犬などさまざまな子がいました。部屋はスタッフの作業場でもあり、常に誰かがいるような環境でした。老犬は成犬よりも体が弱く入念なケアも必要でした」

Q.tamtamさんが思う「シニア犬」の魅力とは。

tamtamさん「本当にかわいいところだと思います(笑)」

Q.シニア犬や保護犬について詳しく知らない人も多いと思います。ご自身の経験を通じて、どんなメッセージを伝えたいですか。

tamtamさん「犬猫に癒されることと、飼うことは180度違います。言葉を話せない犬猫を飼うということは、とても難しいことだと日々痛感しています。

子猫や子犬を見ると、わずかではありますが恐ろしさを感じるようになりました。犬猫は20年生きることも珍しくなくなってきました。小さな子犬と目が合うと、『この子の目はこれからどんな物を見て、どう感じていくのだろうか』などと考えます。

10年先、20年先を予知することは不可能です。しかし、その子を守れるのは家族だけだと思います。最期まで一緒にいる、自分が癒されるのではなく、癒し続ける、という覚悟を持って接してほしいと思います」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

tamtamさん「『共感した』『感動した』など、うれしい声をたくさん頂きました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

tamtamさん「ブリーダーや保健所の話をできるだけ明るく漫画に描きたいです」

報道チーム
posted by しっぽ@にゅうす at 09:09 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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