動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年10月25日

犬の体罰ありか、なしか 「訓練」に賛否両論

Yahoo! JAPAN


歯をむき出して威嚇し、雄たけびをあげ、本気でかみつく…。ペットの犬は、飼い主がしつけていても、ときに凶暴化してしまうことがある。今年1月、テレビ番組で犬に手を上げてでも矯正を試みる訓練士が紹介されると、批判的な声があがる一方、救いを求める人も多く現れた。ペットとの関係をどう構築していくべきか。問題の解消には課題が多い。(藤井沙織)

 ■批判も依頼も殺到

 訓練士、中村信哉さん(48)は栃木県内の訓練所((電)0287・23・7078)で凶暴化した犬を専門にあずかる。恐怖で散歩もままならない状態にある犬の更生を図り、ホームページには「犬との夢のような生活が送れるようになった」という依頼者の言葉が寄せられている。

 だが1月にNHKのドキュメンタリー番組で取り上げられると、その手法が議論を呼んだ。竹の棒でたたく。手をかんだ犬にまたがり、頭を複数回たたく−。インターネット上では「感動した」「服従させているだけ」と賛否の声が対立。日本動物福祉協会はNHKに対し、「体罰も必要という間違った認識を生むおそれがある」などとして、再放送の見送りなどを求める要望書を提出した。

 日本獣医動物行動研究会も「体罰を用いること、また推奨する行為に反対する」との声明文を発表。体罰は「動物福祉を侵害する」とともに、「犬が先制攻撃に出るなど、問題行動が悪化することがある」「抵抗を示せなくなる学習性無気力を引き起こす原因になる」などと指摘した。

 その半面、中村さんのもとにはますます依頼が殺到し、現在は訓練を受けるまで2年待ちの状態だ。中村さんは「体罰はしない方がいいに決まっている」としたうえで、「他の訓練所から見放された犬が来る。待ちきれずに殺処分される犬もいる。どうすれば体罰を使わずに済むかを議論するべきだ」と訴える。

 ■まずは早期診察を

 同研究会は問題行動に対し、てんかんなどの疾患が原因となっているケースも多いことから、まずは診察して、異常がなければ、原因となる刺激や動機を明らかにしてトレーニングするよう推奨している。子犬の頃の生育環境などから抱える不安感が要因の場合には、抗うつ剤を投与することもあるという。

 武内ゆかり会長は「対応を間違えると悪化し、凶暴化が進むほど矯正は大変になる。早期の正しい対応が重要」と強調。会のホームページ(http://vbm.jp/)で認定医らを紹介しているが、対応できる病院は限られており、「適切な処置のできる獣医を増さなければならない」と話す。同研究会が目指す“正しい対応”の実現にも課題があり、道は険しい。

 ■家族として密接に

 問題行動を防ぐため、近年はしつけに関する書籍が多数出版され、トレーナーによる教室も数多く開催。ネットは関連サイトであふれるようになった。だが意識の高まりに反し、「訓練の依頼は全く減らない」(中村さん)のが現状だ。

 その理由は「正しい知識を持たないトレーナーと、ネットの誤情報にある」と指摘するのは、ペットフードメーカー「日本ヒルズ・コルゲート」プロフェッショナル獣医学術部マネージャーで、問題行動の診療を専門とする入交(いりまじり)眞巳・北里大客員教授。「トレーナーは誰でも名乗ることができ『玉石混交』。飼い主に正しい情報を選択する力が求められている」とする。

 また問題の根幹には「飼い方の変化がある」とも。家の外で飼い、接触するのは餌と散歩のときだけ−という関係から、「家族として密接なコミュニケーションをとるようになり、人にとっては問題となる行為が生じるようになった」と分析。「トレーニングに対し、必要以上に神経質になっている側面もあるのではないか」と話している。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:38 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「遺失物」となったペットの行方

NETIB-NEWS



「犬」「猫」をキーワードにネット検索をすると、たくさんの情報がヒットする。可愛い画像に動画、ほのぼのとしたエピソードなど、そのほとんどがプラスイメージの情報だ。しかし、それらの情報に交じって見つけた「殺処分」の文字。「保護された動物はすぐ殺されている」という言葉とともに添えられていたのは、1匹の子猫の画像だった。

 犬や猫を始め、私たちの身近には多くの動物がいる。ペットとして自宅に迎えいれる人、動物たちとふれあえるお店に足を運ぶ人、道端で出会う動物との一期一会を楽しむ人など、ふれあい方もさまざまだ。しかし、愛されて大切にされる動物がいる一方で、人間の愛情からはぐれてしまった動物たちがいることもまた事実である。
 季節は秋へと変わり、じきに冬が訪れる。冷たい風を切って歩く道すがら、寒さに震える一匹の動物を見つけてしまったら、あなたはどう行動するだろうか?自宅に連れて帰れない、けれど見捨ててもいけない、そうなった場合、すがる先は警察である。

 警察に届けられた動物は「遺失物」として扱われる。警察は、引き取られた動物の「所有者」を探すために、迷子動物の届けが提出されていないか、保健所に迷子の問い合わせがきていないかの確認を行う。マイクロチップでの所有者の確認については、設備が整っておらず署内では確認できないため、動物愛護センターなどの施設で行われているという。

 遺失物法では、「2週間以内に所有者が見つからない場合はこれを売却・処分することができる」と規定されているが、福岡県警に確認したところ、遺失物法に動物に対する規定はあると前置きしたうえで「2週間という期限はあるが、絶対守らなければならないという期限(規定)ではない」との回答だった。
 詳しく聞いてみると、「遺失物」として届けられる動物は、犬や猫を始め、蛇や亀などさまざまだ。しかし、警察には動物を長期間保護できる施設はなく、動物の対応ができる専門の職員もいない。そのため、長期間にわたって動物を保護し続けることが難しい事情があるという。動物愛護の観点からも、専門的知識と飼育環境の整った施設へすぐ引き渡しているというが、引き渡し時期について尋ねたところ、「翌日引き渡すこともある」とのことだった。警察での保護期間の短さに驚き、「殺処分後に飼い主が判明する動物もいるのでは?」と尋ねると「それはわからない」という回答だった。

 環境省が発表した平成28年度の統計によると、福岡県の犬・猫の引き取り数は2,476件で、そのうち飼い主が判明し、返還された数は442件、新しい飼い主への譲渡数が494件、殺処分数が1,569件となっている。442件という数字を多いと見るか、少ないと見るかの判断は難しい。

posted by しっぽ@にゅうす at 08:26 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

一人暮らしでも、猫が飼いたい! 絶対に押さえておきたい6つのポイント

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一人暮らしだけど、猫が飼いたいな……と考えている方はいませんか?  だけど、「ひとりでもちゃんと飼うことができるのか」「仕事で家を不在にしがちだけど……」など、不安要素もあるのではないでしょうか。

今回は、一人暮らしでも猫が飼いたい人必見「猫を飼うときに絶対に押さえておきたいポイント」について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します!

一人暮らしでも、猫が飼いたい! 絶対に押さえておきたい6つのポイント
猫を飼うときに確認したい6つのポイント
猫を飼うときに確認したい6つのポイント
一人暮らしの方が猫を飼うときに気をつけたい6つのポイントは、以下の通りです。

@住む予定の(住んでいる)住居の条件
まず、住居が「猫可」の物件であるかどうかは大切です。「小型犬」は可でも「猫」は不可の場合もありますので、管理人によく確認する必要があります。隠れて猫を飼育していても、好ましい生活はできません。

A猫が病気になった場合にどうするか
仕事から帰ったら猫の具合が悪いことに気づいたり、都合上通院が難しかったり……ということがよくあります。いざというときのために、夜間救急対応の病院を探しておくこと、通院を家族や友人に頼めるよう約束をしておくようにしましょう。

B収入の確認
猫を飼育するにはお金がかかります。猫の食事やトイレ(砂)、ワクチンなどの疾患予防や去勢・不妊手術、病気になった場合の費用などさまざま。そのような場合に、使える費用があるかどうかも確認しましょう。


C猫の運動量を確保できるか
一人暮らしの場合、人によりますが部屋が広くないことが多いでしょう。部屋の広さは仕方がないですが、猫の運動量が減りがちになるのでよく遊んであげてください。猫は垂直に動くことや高いところを好むので、キャットタワーなどを設置してあげるのもよいでしょう。

D誰かと同居することになった場合はどうするか
いまは一人暮らしでも、今後誰かと同居するようになった場合に、同居人は猫のことを理解してくれるかどうかも考えなければならないでしょう。

E一生責任を持って飼えるのか
最も大切なことは、猫を最後まで責任をもって飼うことができるかどうかです。仕事がもっと忙しくなったとき、自分が病気になったとき、一人暮らしをやめることになったとき、転勤することになったとき……など、人生にはさまざまな転機が訪れます。
その転機に、自分の都合だけで猫を飼えない状況になるのであれば、猫を飼ってはいけません。

猫も大切な命です。最後まで猫の責任を取れることができる人が、猫を飼うようにしましょう。


愛猫のために、お留守番の準備は万全に!
続いて、愛猫をお留守番させるときに気をつけたいポイントを解説します。以下の4つのポイントは、ぜひ押さえてください。

□十分な水や食事の準備

□トイレの数がきちんと足りているかどうかの確認(基本は清潔なトイレが猫+1数)

□猫が飽きないようにおもちゃをおいておく(誤飲しそうなものは避ける)

□暑い日には熱中症にも注意、寒すぎる部屋で猫をずっとお留守番させるのはつらいため、冷暖房での室温管理はしっかりとすること

一人暮らしでも、猫が飼いたい! 絶対に押さえておきたい6つのポイント
留守番中の思わぬ事故にも注意が必要
留守番中の思わぬ事故にも注意が必要!
また、留守番中の思わぬ事故にも注意が必要です。たとえば……

□誤飲・誤食

□猫がガスコンロのスイッチを押す

□電化製品に尿をかけてショートさせることによる発火事故

などが起こる可能性があります。

一人暮らしでも、猫が飼いたい! 絶対に押さえておきたい6つのポイント
思わぬ事故の発生を防ぐ対策
思わぬ事故の発生を防ぐ対策
上記のような思わぬ事故の発生を防ぐ対策の具体例は、以下のとおりです。

□猫の口に入りそうなものは、すべてしまっておくこと

□ガスの元栓を閉める

□電化製品に猫を近づけない工夫をする

□お留守番の間はケージに入れる

また、窓の隙間などから飛び出して脱走をすることも考えられるので、脱走防止のネットや柵を設置しておくのもよいでしょう。

長期の留守番の際には、ペットホテル利用の検討も
もし、長期にわたって留守番させなければならない場合は、家にペットシッターを頼んだり、ペットホテルへ預けることも考える必要があります。

休みの日はいっぱい遊んであげよう!
お留守番が多くなってしまう場合でも、お仕事がお休みの日や時間があるときは愛猫と一緒にいてあげる時間をつくり、目一杯愛情を注いであげてください!

「一人暮らしでも、猫が飼いたい!」と考えている人は、これらのポイントをぜひ覚えておいてくださいね。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ

ねこのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 08:14 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

不審なエサ ネコ“毒物”で死ぬ 動物愛護法違反の疑いで警察が捜査 福岡市


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福岡市城南区で、毒物を食べたとみられるネコ2匹が見つかり、このうち1匹が死んでいたことがわかりました。

警察は動物愛護法違反の疑いで捜査しています。

【ネコを見つけた女性】
「ぐたっていう感じでした。具合が悪いことは、見ただけですぐにわかりました。苦しそうでした、本当に苦しそうでした」

福岡市城南区梅林に住むこちらの女性。

先月29日の夜、自宅近くの車の下で、ネコ1匹が動けなくなっているのを見つけました。

こちらがそのネコの写真。

繁殖防止の手術を受けた、いわゆる「地域ネコ」で、女性は5年前から世話をしていました。

【ネコを見つけた女性】
「肝臓の数値がすごく上がっていた。それで『普通の病気だったら、ここまで肝臓は上がらないだから毒物という判断をしています』と言っていた」

ネコは動物病院に運ばれましたが、翌日に死にました。

血液検査の結果、肝機能の数値が異常を示していたことから、病院はネコが毒物を食べた疑いがあると判断し、警察に通報しました。

さらに今月7日の夜には。

【記者】
「最初のネコが見つかってから、およそ10日後、今度はこちらの道路に、見知らぬエサが置かれていました」

女性の自宅前に置かれていた不審なエサ。

見た目は普通のキャットフードですが、このエサを食べた別の地域ネコに異変が。

【ネコを見つけた女性】
「食べているのを見たので、すぐに取り上げました。食べ終わってから5分くらい、5分くらいして吐いたと思う。結構吐いていた」

ネコはエサを吐き出したためか、一命を取り留め、通報を受けた警察が、エサなどを押収しました。

女性が世話をしていた地域ネコに相次いだ被害。

警察は何者かがネコに毒物を食べさせた疑いがあるとみて、死んだネコやエサの成分を調べるなど、動物愛護法違反の疑いで捜査しています。

テレビ西日本
posted by しっぽ@にゅうす at 08:12 | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬が「癒やし」…認知症カフェ、毎月1回営業

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人に癒やしを与えるセラピードッグが常駐する栃木県鹿沼市のカフェが、今月から月1日、認知症の高齢者や家族らがお茶を飲みながら会話を楽しむ「認知症カフェ」として営業を始めた。動物との触れ合いによる心の癒やしはアニマルセラピーと呼ばれ、認知症にも効果があるとされる。認知症の知識を学んだスタッフもおり、カフェでは「犬がいることで人と人との心のハードルが下がる。認知症の人も他の人とうち解けて会話が弾むはず」と話している。

 今月2日、同市郊外にある「いぬかふぇ まいら」。80歳代女性がオスのラブラドルレトリバーを膝の上に乗せ、ほほ笑みながら体をなでていた。付き添いの女性は「現在は深刻な症状はないが、予防になればと来た。普段よりも表情が豊かですね」と話した。

 認知症カフェは、自宅に引きこもりがちな認知症の人や介護に悩む家族らが社会参加する場として、NPO法人などが公民館や病院の一室を使うなどして運営するケースが多い。厚生労働省によると、2017年度、全国で5863か所あるが、「認知症カフェ協会」(東京)によると、セラピードッグがいるカフェは珍しいという。

 まいらは、とちぎアニマルセラピー協会が運営。同協会はラブラドルレトリバーやトイプードルなどの犬を訓練し、病院や高齢者施設の入院患者や入所者らに触れ合ってもらう活動を展開。多くの人にセラピードッグに触れてもらおうと、4年前、まいらを開いた。

 認知症カフェを始めたのは、同協会の平沢剛理事長(57)の体験からだ。以前、高齢者施設を訪れた際、普段ほとんど話をしない認知症の人が犬と触れ合うと、「昔飼ってた犬がね……」と話し出したことに驚いた。「セラピードッグが認知症患者に与える影響の大きさを実感した」。定休日の毎月第1火曜日を認知症カフェとして開くことにした。

 認知症の人を受け入れるため、スタッフは自治体主催の認知症サポーター養成講座を受講、適切な対応ができるようにした。普段、店ではパスタやカレー、ケーキを提供するが、認知症カフェ営業の日には介護食士の資格を持つスタッフが、高齢者がのみ込みやすいよう食材を軟らかく調理。味付けも薄くして、魚は骨を取り除くなど配慮する。平沢理事長は「一般の人にも来てもらい、認知症の人や介護する人と交流できるカフェにしたい」と話している。
posted by しっぽ@にゅうす at 07:48 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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