動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2018年12月24日

ペットになった元実験犬「しょうゆ」 獣医大生が譲渡願い出る

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「こんなに元気なのに…」
 北海道内のドッグランで、雌のビーグル犬が弾むように走っていた。犬の名前は「しょうゆ」。10歳のしょうゆは2018年春まで、獣医大学で学生が麻酔や身体検査などを練習する実習用に使われていた元実験犬。高齢犬なので別の実験に使われる予定だったが、世話係だった女子学生の強い希望でペットとして譲渡されたのだった。(時事ドットコム編集部)

【動画付き・完全版】ペットになった元実験犬「しょうゆ」 獣医大生が譲渡願い出る

 ◇ ◇ ◇

 しょうゆの飼い主は酪農学園大(北海道江別市)獣医学類6年生の三宅史さん(23)。三宅さんは4年の時からしょうゆの世話係として、えさやり、糞尿の始末、シャンプー、爪切り、散歩などを行い、「人が来ると、すぐ寝っ転がってお腹を見せるようなフレンドリーな性格」とかわいがっていた。

 以前から実習犬が高齢になったら、研究用に実験に使われ安楽死処分されるとは聞いていたが、今年3月にしょうゆが実験に使用されることを知った。「ショックでしたが、自分は無力で何もできないとも思い、せめて毎日散歩に連れ出してやろうと思いました」。翌日散歩でうれしそうに走っている姿を見て「こんなに元気なのにかわいそう。『私にできることは何でもやらなければ』という気持ちに変わり」、勇気を出して大学に引き取りを願い出た。

 しかし、当時しょうゆは犬の病気の実験に使う1匹として、学内の教員らで構成する動物実験委員会で実験計画が審査中だった。実験委の委員長を務める大杉剛生教授は「間もなく承認される予定だったから譲渡は難しい状況だった」という。その中で委員の一人の高橋優子准教授(獣医倫理学)が「自分が世話をしてきた犬には感情的なつながりができてしまう。引き取りたいと申し出ている学生がいるのにその犬を実験に使ってしまうことには疑問を感じる」と再考を求めた。

ペットになった元実験犬「しょうゆ」 獣医大生が譲渡願い出る
初めて「お手」「お座り」などを覚えたしょうゆ=北海道内
実験から外されることに
 そこで実験委は実験責任者の教員と実験データへの影響などを検討した上で、1匹減らすことを決めた。大杉教授は「われわれの世代は、実験動物は最後まで使うと教え込まれてきた。犬は大学が購入したもので、本来は実験に回すのが先。ただし、酪農学園大はキリスト教に基づく建学精神があり、今回は高橋准教授の意見、世の中の動物福祉の潮流など総合的に勘案しました」と述べた。今後、学生らから譲り受けたいという相談があればその都度対応するという。

 しょうゆがいる三宅さんの実家を10月に訪ねた。しょうゆは、史さんと母親の望さんのそばでごろんとお腹を見せて甘え、すっかり「三宅家の娘」になっていた。「お手」「お座り」も覚えた。望さんは「しょうゆは褒められたり、しかられたりしたことがなかったみたいで、何をしてもぽかんとしていました。でも、褒められる喜びを知ってからは、わたしたちを喜ばせようといろんなことを覚えましたよ」と目を細めた。

 近所のドッグランに連れていくと、くんくん地面や草の匂いをかいだり、史さん親子をめがけて走ってきたり、自由に動いていた。「両親はしょうゆを朝夕散歩に連れて行き、本当に大事にしてくれるので感謝しています」と三宅さん。獣医師になったら、「飼い主と相談しながら動物にとって一番いい治療法を見つけられるようになりたい」と思っている。


譲渡活動始めた企業も
 こうした譲渡事例の発表は「酪農学園大が初めてでは」と大杉教授。環境省の実験動物の飼養保管と苦痛軽減の基準に安楽死の定めはあるが、譲渡についてはない。実験動物の里親探しを積極的にやっている施設は非常に少ないとみられる。

 一方、欧米では製薬企業などが行っており、珍しいことではない。実験に使われた犬、猫、ウサギ、ブタなどを救い、里親を探す市民活動もある。

 実験動物の輸入販売会社「マーシャル・バイオリソーシス・ジャパン」(茨城県つくば市)の安倍宏明副社長は欧米の取り組みを知り、2016年から元実験犬の里親探しを始めた。安倍さんが顧客の製薬企業から犬を預かり、引受先を募っている。「体への負担が重い実験、解剖が必須となっている実験などは安楽死させる必要がありますが、必ずしも処分する必要のない実験もあります。健康面などで問題がなければ、家庭犬として幸せに暮らせます」

 長年人間に尽くした犬に第二の「犬生」を用意する意義は大きい。「譲渡できれば安楽死に関わる研究者、動物実験技術者らのストレスを減らすことにもなる。まだ実現できたのは10匹程度ですが、今後取り組む会社が増えていくことを願っています」と安倍さんは話している。
posted by しっぽ@にゅうす at 06:59 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

動物病院での犬のストレスと知っておきたい大切なこと【研究結果】

ネタりか


動物病院は犬にとってストレス?
病院で診察を受けながら怖がっている犬

皆さんのお宅のわんちゃんは、動物病院が苦手ですか?
たまに「うちの子は獣医さんが大好きで」というお話も聞きますが、病院は好きじゃないとか、大嫌い!というわんちゃんは多数派だと思います。

そんな「動物病院は犬にとってストレスになっているか?」というテーマで、イタリアのピサ大学の研究者が大規模なアンケート調査を行い、その結果が考察とともに発表されました。

確かに病院に行くことがストレスになるという犬が多かったのですが、他にも興味深いことや、人間が心しておかなくてはいけないことが調査の結果から見えてきました。

「犬と動物病院」に関するアンケートの様々な数字
体重測定中の怯えている犬

このアンケートは、イタリアの906人の犬の飼い主を対象に行われました。ほとんどの飼い主が、自分の犬は病院の待合室から獣医師による診察まで、病院の中で起きる全ての段階のどこかで、大なり小なりのストレスを感じていると報告しています。

病院への初期段階での犬のストレスに関する回答は次のようなものでした。

✔犬を車に乗せたとき、すでに病院に行くと気づいている:39.7%
✔家を出たとき、すでに病院に行くと気づいている:7.4%
✔病院に到着すると、すぐにストレスサインを見せる:52.9%

約3分の1は、獣医師から受ける医療的な処置をおとなしく受け入れているように見えると答えています。
しかし待合室に入る以前の段階で、すでにストレスサインを見せている犬が上記のように見られることは、おとなしく診察を受けているように見えても、実は恐怖やストレスで抵抗できなくなっている可能性が大いに考えられます。

犬が病院で強いストレスを感じていることを示す数字としては、

✔診察室へ入ることを拒否するので抱いて運ぶ必要がある:16%
✔獣医師が与えようとした食べ物を食べない:37%
✔病院で飼い主を咬んだことがある:6.4%
✔獣医師に唸ったり歯を剥いたりしたことがある:11.2%

待合室や体重測定など病院での初期の段階でストレスを感じている犬は、診察や検査などの後の段階ではさらに強いストレスを感じていることもわかりました。

また病院ではなく、家庭で歯磨きや爪切りなどのケアをする際、47%の飼い主は「問題なくできる」と答えていますが、「ケアに困難を感じたことがある」と答えた飼い主も約3分の2いました。
ケアに困難を感じたとき、72.4%の人が犬を叱り、強制的にケアを行うと答えています。
同じ状況で犬を叱らないと答えた人は、14%しかいませんでした。

研究者はこの数字をとても重く見ており、家庭でのケアを拒否したときに飼い主に叱られる犬は、診察中の獣医師に、攻撃的な態度を見せることと関連を見出しています。

またここには、病院での診察を犬が嫌がったときに、飼い主が犬を叱ることも関連しています。

研究者は、ケアや治療を嫌がる犬を叱ることについて、「状況を悪化させ、犬の福祉を損なっている」と懸念を示しています。

病院での犬のストレスを緩和について研究者の考察
診察台の上で怯える犬と慰める女の子

とはいえ、ケアや病院での診察は犬にとっても必要で大切なことで避けることはできません。
病院での犬のストレスを少しでも和らげるのはどうすれば良いのでしょうか?

研究者は、「子犬の頃から、病院に立ち寄って挨拶するだけなど場所に慣れさせることが大切」と述べています。
また病院への移動に関連するもの全てをポジティブに関連付けることも大切です。
車での移動は病院だけでなく、楽しい場所への移動にも積極的に使うなどはその一例です。

最も重要なのは、犬が嫌がったときに叱らないことです。
まず何が犬にとってストレスになっているのかを飼い主が明確に理解しなくてはなりません。
自分だけでは解決できないと判断したら、動物行動学者または動物行動学を理解しているドッグトレーナーに相談することが推奨されています。

研究は飼い主だけでなく、獣医師の行動も重要であると述べています。
診察室で飼い主が犬を叱った場合など、獣医者は飼い主に対して、それが動物福祉を損なっていることを伝え正しい対応を指導することが必要だとしています。

半数以上の獣医師は犬に優しく話しかけたり、名前を呼んで撫でたりという行動を実行しています。これだけでは嫌がる犬が落ち着きを取り戻すには弱いのですが、これらの行動をしない場合には、犬は獣医師に対してさらにストレスを感じる可能性が高いため、やはり有効であるとしています。
また動物病院内の騒音や、待合室のレイアウトなどをストレスの少ないものにすることの大切さにも言及しています。

まとめ
獣医師とエリザベスカラーを着けた犬と飼い主

イタリアのピサ大学の研究者が行った、動物病院での犬のストレスに関する飼い主へのアンケート調査の結果と考察をご紹介しました。

従来から言われていたことと重なる部分も多いのですが、動物病院での犬のストレスを飼い主や獣医師がどのように扱うかで、動物福祉を損なうことにもなるという点にはハッとさせられました。

研究者は獣医師へのアドバイスとして、「動物の福祉を保護することは獣医師という職業の義務であることを認識してください。」と述べています。

一般の飼い主には、動物病院を選ぶポイントのひとつとして覚えておいてほしいとも述べています。

愛犬を病院に連れて行くときには、「この犬の福祉を損なわないこと」を強く意識しようと考えさせられました。

《参考》
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27712096
posted by しっぽ@にゅうす at 06:57 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いよいよ冬本番! 犬にも寒さ対策は必要? 普段の生活での疑問を解決!

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元来、犬は寒さに強い動物ですが、犬種や健康状態によって寒さへの耐性は違います。また、人と一緒に暮らしている飼い犬の場合は、一定の温度に保たれた状況で生活をしているため、寒さに弱くなることも。今回は、犬に必要な寒さ対策について解説します。

いよいよ冬本番! 犬にも寒さ対策は必要? 普段の生活での疑問を解決!
初めての洋服を着たトイ・プードル
寒いときは室内でも服を着せていい?
犬は立毛筋(りつもうきん)という筋肉で毛を動かし、体温の調整をしています。服を着せたままでいると、この毛を動かす動作ができずに、体温調節機能が衰えてしまうことがあります。室内の温度など、環境にもよりますが、室内で服を着せっぱなしにしていると、温かさに慣れ、より寒さに弱くなってしまう可能性もありますね。

犬の毛は、間に空気が入り込むと防寒度がアップするため、ブラッシングで抜け毛を取ってあげて、毛の間に空気が入り込みやすくしてあげるとよいでしょう。

いよいよ冬本番! 犬にも寒さ対策は必要? 普段の生活での疑問を解決!
肉球を見せて眠るポメラニアン
靴って履かせてもいいの?
健康な犬に靴をずっと履かせていると、肉球が弱くなってしまい、出血しやすくなることがあります。また、靴を履くことにより無理な体勢になって、足首・腰を痛めるおそれもあるので、靴はあまり履かせないほうがよいでしょう。※ただし、雪の上を歩くときなどは靴を履かせたほうがよい場合もあります。

肉球のカサつきやひび割れが気になるときは、犬用の肉球クリームや保湿クリームでケアをしてもOKです。

いよいよ冬本番! 犬にも寒さ対策は必要? 普段の生活での疑問を解決!
テーブルでごはん中のトイ・プードル
フードや水は温めてもOK?
フードを温める場合は、人肌程度(35℃程度)ならOKです。(※くれぐれも熱すぎには注意してください。)
水やフードを温めると体の中から温まることができます。また、フードは温めるとにおいが強くなるので、食欲増進につながるというメリットも。ただし、フードはふやかすと歯石がつきやすくなるので、歯みがきは欠かさずにおこないましょう。

いよいよ冬本番! 犬にも寒さ対策は必要? 普段の生活での疑問を解決!
微動だにせずごはんを待つ柴犬
あまり動かない冬はフードの量を減らしてもいい?
室内飼いの健康な犬の場合、冬でもいつもと同じ量で大丈夫です。ただ、脂肪は体を冷やしやすいので、太りぎみの犬は量を控えめにしてもいいでしょう。外で飼っている犬の場合は、皮下脂肪を増やすためにフードを10%程度増量しても◎


冬も夏と同じ頻度でシャンプーすべき?
冬は湿度が低く乾燥しがちなので、健康な犬なら夏の半分ほどの頻度でもいいでしょう。あまり汚れていない場合は、ホットタオルで体を拭いてあげるだけでも充分です。その際、タオルは35℃程度のお湯で濡らし、固く絞って優しく体を拭いてあげましょう。このように、普段の生活においても寒さ対策はいろいろとあります。それぞれの生活スタイルや健康状態に合わせた対策をして、冬の寒さに備えたいですね。

参考/「いぬのきもち」2017年12月号『寒い季節に必要なことが〇×でわかる!愛犬ぬくぬく冬支度』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)
文/gyo
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 03:08 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫も嫉妬する。

ダイアモンドオンライン



世界で著書累計100万部の猫を愛する専門家が、猫から日々教えられている生きる知恵を綴った『猫はあきらめ時を知っている』の日本語版が刊行された。
お気に入りの隠れ家を持ち、高価な物より段ボール箱を愛し、美味しくない食事は遠慮なく残し、どうやらこっそり人間をしつけているらしい……そんな猫が、常に周りの目を気にして生きる人間たちに、もっとラクに生きるコツを伝える一冊から一部抜粋して紹介しつつ、無類の愛猫家の翻訳者・吉田裕美氏が猫への思いを綴る。
猫にありがちな日常の仕草には、どんな偉人の名言にも勝る、深い人生哲学が込められている!(以下、執筆/吉田裕美)


嫉妬でロマンスをぶち壊さないために
猫にはそんな心配はない。

発情期特有のギャーギャーという鳴き声は出しても、
熾烈な競争はほとんどない。

猫は相手を束縛しない。
(セリア・ハドン著 平田光美訳『猫はあきらめ時を知っている』より)

 嫉妬という感情をまったく経験したことのない人は幸いである。

  エゴ(自分)が唯一の世界だった赤ん坊の時期を過ぎれば、誰でも自分と他人とを比べては、他人のほうがいいものを持っていると思ったり、自分の“既得権”を他人が侵害しようとしていると思ったりして、ねたむことがあるものだ。
 しまいには、相手に非がないことはよくわかっているはずなのに、暗い憎しみの感情を覚えたりする。
 しかも嫉妬がやっかいなのは、七転八倒の苦しい思いをしなければならないのが、他ならぬ自分自身だという点だ。

 猫の預かりを始めた頃、猫ボランティアさん(地域猫の愛護に奔走する有志)に、
「猫も嫉妬するから、複数の猫がいる場合は心して各猫を平等に扱うように」
 ときつく注意を受けた。
 エサをやるのも、同じ時刻に同じものを同じ量、名前を呼ぶのも、同じトーンで同じ回数、撫でるのもしかり。
 嫉妬というネガティブかつ無意味な感情で辛い思いをさせまいと、それは細心の注意を払って複数の猫を平等に扱ってきた。

 そのおかげかどうかはわからないが、現在わが家の牡猫2匹は、嫉妬などとは無関係に暮らしているように見える。
 エサの時間には、2匹一緒に大きな声で鳴いたり、すり寄ったりの大騒ぎ。
 ワントーン高い声と、うるんだ瞳で2匹が同時に迫ってくれば、足は自然にキャットフードのしまってある場所へと向いてしまう。

 しかし、同時にエサをもらったからといって猫たちは同時に食べ終わるわけではなく、先に終わったほうがまだ食べている最中の茶わんに首を突っ込んだり、横から前足で一粒ずつ掻きだしたりして手伝っている。
 結局、大きな茶わん1つに2匹分入れてやっても結果は同じなのかもしれない。

 では、愛情に対してはどうか。

夜は私のベッドで寝ることが多い2匹は、1匹が私の頭のほう、もう1匹が足のほうと見事に棲み分けをしている。
 ある夜、猫たちがいつものポジションで寝ているのを確認してから、足のほうに枕を移動させて、いつもとは逆に寝てみた。

 すると……。

 しばらくすると、足が好きな猫はやっぱり足のほうへ移動してゆく。
 いつの間にか頭好き猫も、頭のほうへと場所を変えていた。

 そして、いつものように朝の5時を過ぎると、足好き猫が私の身体の上をのっそりと縦断して(これで私は毎朝完全に目が覚める)、頭のほうへ移動し、上から顔をのぞきこむ。
 目を合わせないように寝たふりをしていると、今度は顔好き猫のほうが床を走り回りながらニャーォと鳴く。
 お互いが自分の得意な分野で、朝ごはんという1つの目的のためにせいいっぱいアピールをしているのだ。

 やはり嫉妬の感情に悩むよりも、自分と他人の個性を過不足なく認め合って共同戦線を張ったほうがよい結果を生むことになりそうだ。

吉田裕美(よしだ・ゆみ)
東京都生まれ。東京学芸大学教育学部初等教育国語科卒。在学中に文部省給費にてパリINALCO(国立東洋言語文化研究所)留学。リサンス(大学卒業資格)取得。日仏両国で日本語を教える傍ら翻訳、通訳に携わる。地域猫ボランティア活動に関わり、これまで多数の猫を預かり里親へ橋渡ししてきた。現在、2匹の愛猫とともに暮らしている。
posted by しっぽ@にゅうす at 02:06 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

がんを患う犬を飢えさせ、路上放置した飼い主に懲役刑の可能性(英)

ネタりか


ペットを飼うからには、一生涯にわたり世話をするのが飼い主の義務だ。しかし、虐待の果てにペットを遺棄する飼い主が後を絶たない。このほど英スコットランドで、ひとりの残酷な飼い主により安楽死を強いられた犬のニュースが『BBC News』『Daily Record』などで伝えられた。

スコットランド、ウエスト・ロージアンのバスゲイトに住むウィリアム・ギリース(41歳)は、飼っていたスタッフォードシャー・ブル・テリアに苦痛を与え、死に至らしめた。

今年の9月3日、バスゲイト警察署はバスゲイトのラウンドアバウト(3本以上の道路を円形のスペースを介して接続した交差点の一種)に、ほとんど歩けない状態の犬が放置されているという通報を受けた。現場へ駆けつけた警察署員は、骨が浮き出た状態の痩せ衰えた犬を緊急治療のためにすぐに動物病院へ連れて行った。しかし、かなりの栄養不良状態になっていたほか、切り傷や未治療のがんがあることが検査でわかった犬は、残念ながら翌日に安楽死となった。

10月22日、リビングストンの州裁判所で行われた裁判では、ウィリアムは飼い犬が病気であったにもかかわらず獣医に診せなかったこと、餌や水を与えず放置していたことで2件の動物虐待の罪を認めた。ウィリアムは、犬に苦痛を与えただけでなく、10月14日にバスゲイトにある元パートナーのケリー・アン・レイノルズさんに対しても、彼女の自宅で唾を頭に吐きかけるなどの暴力行為に及んでいたことが明らかになった。

元薬物依存者だったウィリアムは、他にも過去に4件の罪を犯しており地域奉仕活動命令が言い渡されていたが、それに違反していた。以降、ウィリアムは元パートナーへの接見禁止命令が出されたとのことだ。なお飼い犬への虐待行為については、後の判決でウィリアムに実刑が科せられる可能性もあるという。

残酷な飼い主により命を奪われた犬の運命を悲しむのは、バスゲイト警察署のキャット・マッケイ巡査だ。

「犬は明らかに痛みに苦しんでいました。早急な治療を必要としていたにもかかわらず、苦しみの中で遺棄されたのです。救いの手が差し伸べられた時には既に遅く、犬の健康状態はあまりにも悪化していて、安楽死以外なす術がありませんでした。」

ウィリアムの判決は、12月28日に下される予定とのことだ。
posted by しっぽ@にゅうす at 01:46 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする