動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年04月25日

飼い主自身が作っている『犬のストレスの原因』とは?

ネタりか



ストレス@コミュニケーション不足
悲し気な表情の犬の顔アップ

人間と暮らす犬にとって最大のストレスとなるのは、やはり飼い主との関係性に関する問題だと思います。特にコミュニケーション不足や愛情不足、家族の不仲などが挙げられます。犬は基本的に家族との関わりを求める動物で、そこに喜びを感じます。

飼い主が留守がちで家にいる時間が短い場合や、家にいたとしても声かけやスキンシップなどのコミュニケーションがとられていない場合などは、犬に精神的なストレスがかかると考えられます。また、夫婦間や家族間で日常的に喧嘩があったり不仲であったりすることが感じ取れるような状況でも、犬は大きなストレスを感じるでしょう。

犬にとってコミュニケーションは大きな喜び
犬にとって飼い主から声をかけられたり目を合わせてもらったり、散歩に出かけたりマッサージをしてもらったりといったことは、とても大きな喜びになりストレス解消にもなります。留守番が長い家庭では短い時間でも愛情をかけてコミュニケーションをとるように心がけるなど、接し方に工夫をして家庭内でのストレスをできるだけ減らしてあげるようにしてください。

ストレスA環境の変化
スーツケースの横に座る犬の後ろ姿

犬は臨機応変が苦手な動物でもあります。しつけの面においても条件が異なる状況で同じ行動をする「般化」が難しく、一度覚えたしつけでも繰り返し様々な条件下で練習しなければ確実には覚えられないと言われています。

つまり、犬は自分を取り巻く周囲の環境の変化に敏感で心理的な影響を受けやすいと考えられます。そのため、飼育環境においても引っ越しが繰り返されるなど、変化があまりにも多いとストレスを感じてしまいます。引っ越しだけでなく、部屋の模様替えをしただけでもこれまで覚えていたトイレのしつけを忘れてしまうこともあります。

多くの犬は環境が変化することで不安や緊張を感じます。そのストレスを緩和するためには、変化した環境が落ち着き整うまではコミュニケーションを多くとるなど、いつも以上に様子を観察してあげるようにしましょう。

ストレスB不適切な運動・刺激
散歩中にリードを引っ張られるジャックラッセル

犬は遊んだり散歩をしたりすることが大好きで、運動不足や刺激不足は犬にとって肉体的にも精神的にもストレスとなります。散歩にいくことは単純に体力をつけたり発散したりするだけでなく、外の空気に触れ様々な音を聞いて、人や犬、猫、鳥、虫などを見るなどあらゆる刺激を受けることができます。それは精神的な充足感を得られるもので、ストレスの発散にもつながります。

犬の適正に合わせた運動が大切
運動は走ることだけでなくボール遊びやフリスビー、引っ張りっこ、アジリティなどそれぞれの犬によって好みも適正も異なります。犬の好みや適正に合わせた運動を行うことはとても大切なポイントです。また、過度な運動もストレスになりうるので注意しましょう。特に若い犬や遊びが好きな犬は自分の体力や疲労について意識することなく動き続けるので、体に負担がかかりすぎないよう飼い主がコントロールしてあげることも必要です。

まとめ
サッカーボールと笑顔の黒柴

飼い犬の生活はその全てが飼い主によって左右されるものです。コミュニケーション・散歩・しつけ・遊び・食事などその全てが飼い主の判断で行われるため、犬の生活の充実度やストレスも飼い主次第ということを覚えておきましょう。
犬にとってもストレスは大きな問題で、不安障害やうつ病など精神疾患につながることもめずらしいことではありません。愛犬の生活が楽しく安定したものであるよう、日頃から様子をしっかりと観察しながら共に暮らしていけるように心がけましょう。


posted by しっぽ@にゅうす at 11:18 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月24日

ペットの多頭飼育崩壊防げ 認知症、病気で状況悪化

日本経済新聞



ペットの犬や猫が繁殖し過ぎて世話ができなくなる「多頭飼育崩壊」の対応に自治体が苦慮している。持病の悪化や家族の認知症発症などをきっかけに状況が悪化し、担当者が気付いた時には室内がふん尿だらけになっているケースも。動物虐待の側面もある上、飼い主の生活立て直しには福祉専門職のアドバイスが不可欠で、政府や自治体は具体策の検討に乗り出した。

「多頭飼育崩壊」した家から保護された猫たち。環境が整った清潔な部屋で暮らしながら、新しい飼い主を待っている(仙台市)=共同
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「多頭飼育崩壊」した家から保護された猫たち。環境が整った清潔な部屋で暮らしながら、新しい飼い主を待っている(仙台市)=共同

「あっという間に子猫が殖えてしまった。責任があるから、生活が苦しくても飼い続けるしかなかった」。仙台市に住む主婦(73)が猫を飼い始めたのは、東日本大震災後の2011年。近所で生まれた5匹の子猫に、夫(79)が餌をあげたのがきっかけだった。年金生活で猫に避妊・去勢手術をする余裕はなく、わずか半年で12匹に。その後も繁殖は続き、常に十数匹を世話する状態に陥った。

自らも持病で入退院を繰り返しながら、認知症状で徘徊(はいかい)が始まった夫と暮らすうち、室内はふん尿が散乱した。近所からの苦情を受け、仙台市の担当者が昨夏、女性に避妊・去勢手術を促し「殺処分してもいいなら引き取る」と提案したが女性は拒否。ボランティアが引き取ることになった。

市は「所有権は飼い主にある。引き取りを拒まれると、それ以上対策が取りにくい」と難しさを明かす。

多頭飼育崩壊に至る経過はさまざまだが、高齢化が進み、飼い主のライフステージの変化に起因するケースが目立つ。病気の発症や失業、家族の死亡などで社会的孤立を深め、動物に依存する例が典型的。別の自治体の担当者は「単なる動物の問題と捉えていては解決しない」と言う。

長野市では、多頭飼育している高齢者の自宅を訪問する際、動物愛護の担当者のほか、ケアマネジャーなど福祉職が同行している。

「市で引き取る際には殺処分する場合もある」と伝えると、飼い主の多くは「かわいそう」と身構える。そこで「生活を立て直すためにどうすべきか」との視点から説得するのが福祉職の役目。「動物と福祉の部署が情報共有し、早期対応を心掛けている」

政府も対策の検討を始めた。動物愛護法を所管する環境省が、介護や福祉を担当する厚生労働省と連携し、本年度中に都道府県と政令市などに実態調査を実施。21年度中に多頭飼育崩壊を防止する方法や対応策を盛り込んだガイドラインをまとめる方針だ。

動物虐待の防止に取り組む日本動物福祉協会(東京)の町屋奈獣医師によると、例えば英国では裁判所が多頭飼育崩壊などで虐待と認定した場合、飼育禁止を命じることができるといい「日本も同様に飼い主を規制できるようにする法整備が必要」と訴える。

〔共同〕
posted by しっぽ@にゅうす at 07:57 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飼い主とペットが最後まで幸せな毎日を過ごすには?繁殖販売を考える講演会

ペット大好き



 5月19日(日)、神奈川県相模原市にある麻布大学で、犬猫の繁殖、ペットショップ販売、純血種、遺伝病、血統書に関する問題を考えるシンポジウムが開催される。

 「犬猫の繁殖販売を考えるシンポジウム」〜動物愛護法改正に望むこと〜の講演1は、新庄動物病院院長で帝京科学大学非常勤講師、犬の遺伝病ネットワーク代表、獣医臨床遺伝研究会、獣医再生医療学会、日本レーザー獣医学研究会等などで講師を務める今本成樹氏による「犬と飼主の暮らしを守るために」〜遺伝性疾患を防ぐための知識と倫理〜。

 講演2は、カリフォルニア在住で、日米で獣医師として活躍する西山ゆう子氏が、「より早く、より高く、より美しく?」〜子犬子猫を好む日本、純血種を好む日本をアメリカから見る〜と題し、アメリカの犬猫の繁殖に関する現状を話す。その後、(公財)神奈川県動物愛護協会会長・山田佐代子氏がコーディネーターを務め、今本成樹獣医師、西山ゆう子獣医師、細川敦史弁護士(予定)他が参加するパネルディスカッションが行われる。

 時間は午後1時半から5時。会場は、JR横浜線矢部駅から徒歩4分にある、麻布大学・生命環境科学部棟1階・東門付近 (103・104会議室)。参加費は、一般が1,000円(資料代含・会場にて)、学生は無料(学生証提示)。定員は150名。申込は、申込フォームから、または電話:045-421-5592 にて、事前予約が必要。

関連URL: 「犬猫の繁殖販売を考えるシンポジウム」〜動物愛護法改正に望むこと〜 申し込みフォーム

posted by しっぽ@にゅうす at 07:54 | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【調査】犬を飼って性格が変わった人は約7割 嬉しい変化に驚き!

Yahoo! JAPAN


犬と暮らすと、飼い主さんにもさまざまな変化が起こりますよね。生活面だけでなく、飼い主さんの内面にもいい影響があるみたい!

【関連記事】ワンコ愛用の毛布を広げると…「予想通りの反応」がかわいすぎる!

いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん396名に「犬を飼いはじめて性格が変わったか」をアンケート調査してみることに。

その結果、約7割の人が「性格が変わった」と回答したのです。


いったいどんな変化が起きたのか、飼い主さんたちにエピソードを聞いてみました!

【調査】犬を飼って性格が変わった人は約7割 嬉しい変化に驚き!
見つめるシー・ズー
優しくなり、思いやりの気持ちがでてきた
多かった声としては、犬を飼ったことで性格が優しくなったというもの。
・「優しくなった」

・「それまでは自分中心に世界が回っていたのに、runが来てからは犬に合わさざるを得ない状況になり、相手の立場を思いやり相手に合わせることができる人になった」

・「あんまり怒らなくなった気がする。たとえば、旦那と喧嘩をしなくなったとか…。あと、少し心配性になったような気がする」

・「母性が出てきた」

・「毎日の気持ちが穏やかになった」

・「気持ちにゆとりができた」

・「愛情深くなった」

愛犬に対して優しくなれたことで、人に対しても同じように優しい気持ちになれたり、思いやりを持てた人もいるようです。

【調査】犬を飼って性格が変わった人は約7割 嬉しい変化に驚き!
見つめるダックスフンド
責任感が持てるようになった
また、生き物の世話をすることで、責任感が出てきたという人も。
・「責任感がでた」

・「生き物を飼うことへの責任感が想像以上に芽生え、自己犠牲の時間も増えた」

・「自分がしっかりしなきゃと思うようになれた」

・「無償の愛を学んだ。守ってあげたいという気持ちや責任感が出てきた。子どもがいないので、愛犬と巡り合えて絆ができた」

守るべき存在が増えるということは、人を強くするのですね。

【調査】犬を飼って性格が変わった人は約7割 嬉しい変化に驚き!
困った顔のパグ
社交的になり、性格も明るくなった
犬を飼ったことで人との交流が増えて、社交的になったという人もいました。明るい性格になったり、笑顔が増えたという人も!・「笑うことが多くなり穏やかな気持ちになった」

・「明るくなった」

・「イライラしなくなって、笑顔が増えた」

・「少し社交的になった」

・「ポジティブになった」

・「家の中でよく笑うようになった」

・「ほかの犬の飼い主さんと挨拶を交わしたり、いろんな情報交換をしたり、犬が好きな人との交流が増えて以前より笑顔になることが多く、性格もより明るく積極的になった」

・「情緒不安定が治った」

人見知り克服!
さらには、人見知りまで克服できたという人も!・「散歩中に飼い主さんに話かけられることが多いので、人見知りが克服できた」

・「人見知りだったのが自分から話すようになった」

・「近所付き合いが苦手な私。率先して周りの方々に愛想をふりまいてるワンコと散歩してると、自然と話せるようになった」

・「犬友が増えて、おしゃべりするようになった」

犬の話題で、自然と楽しく話せるようになるのかもしれないですね。

【調査】犬を飼って性格が変わった人は約7割 嬉しい変化に驚き!
散歩する犬
生活面にも変化が!
また、犬を飼って生活リズムが変わったという人も。
・「規則正しい生活になった」

・「時間の使い方が上手くなった」

・「生活のリズムが良くなった。散歩がいい運動になっている」

・「朝から元気に活動できるようになり、毎日よく笑うようになった」

ゴハンをあげたり、散歩につれて行ったり。犬のお世話をすることで、時間の管理が上手になるのは飼い主さんにとってもいいこと。

愛犬との散歩で運動する機会が増えるのは、健康にもいいですよね! 

【調査】犬を飼って性格が変わった人は約7割 嬉しい変化に驚き!
見つめるミニチュア・シュナウザー
ストレスを溜め込まなくなった
以前までは仕事などで嫌なことがあるとストレスを溜め込んでしまっていたのが、愛犬の存在で変わったという人もいました。
・「仕事や家庭で嫌なことがあっても癒してもらえるので、すぐ気持ちを切り替えられるようになった」

・「仕事のストレスと上手く付き合えるようになった」

・「ストレスを抱え込まなくなった」

ふさぎ込んでしまうようなことがあっても、愛犬の姿を見ると心が癒されるのかもしれません。

【調査】犬を飼って性格が変わった人は約7割 嬉しい変化に驚き!
歯磨きするマルチーズ
家族での会話が増えた
最後は、愛犬がいることで家族に起こった変化を紹介!・「私も家族も笑顔が増えたし、リビングで過ごすことも増えた。だから、会話も増え優しくなれた」

・「家族全員、愛犬含めての健康に気をつけるようになった」

犬を飼う前よりも家族での会話が増えたという人や、健康により気遣うようになったという人も。

家族の中心に犬がいるんだなと感じますね。


犬の世話をすることで成長できたり、純粋な姿に心が穏やかになったり。自分自身にポジティブな変化を感じている飼い主さんは多いようでした!

あなたは、犬を飼ってどんな変化を感じましたか? 


『いぬのきもちWEB MAGAZINEアンケート vol.35』
文/Honoka
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 07:49 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【獣医師監修】愛犬との街へのお出かけで注意すべき5か条

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愛犬と街へ出かけたい♪でも、その前に……
話題のお店、SNS映えする食べ物、そこにしかない限定アイテム……。街には魅力的なものがたくさんありますよね。ひとりで楽しむのもいいけれど、できたら大好きな愛犬といっしょに楽しみたいと思う方も多いのではないでしょうか? でも、話題となる場所が多いぶん、街はとにかく多くの人が集まる場所。愛犬と出かけるなら、気をつけておいてほしいことがあるんです!愛犬と街に出かける前に気を付けてほしい「5か条」を、獣医師の南 直秀先生に教えてもらいましたので、チェックしてみましょう。

【関連記事】あ!愛犬が逃げた…!そんなとき追いかけるのはNG、正しい対応は?

【獣医師監修】愛犬との街へのお出かけで注意すべき5か条
マナーやトラブルに注意!
@マナーやトラブルに注意!
街でのお出かけでとくに気をつけたいのがマナー問題です。人が多いぶん、犬が苦手な人や、子どもなど犬が大きく見える人もいるので、ふるまいには充分注意しましょう。また、特にトラブルになりやすいのが排泄の問題です。トラブルを防ぐためにも、外では排泄させないか、トイレシーツの上で指示を出したときだけさせるなど、決まった条件で排泄させる練習をしておくのが望ましいでしょう。

【獣医師監修】愛犬との街へのお出かけで注意すべき5か条
事故やケガに注意!
A事故やケガに注意!
近年、スマートフォンが普及したことも合わさって、写真撮影に夢中になる人が増えています。特に有名観光地では、写真を撮ったりシェアすることに夢中になるあまり、歩きながらスマホを弄ったりして、周りが見えていない人も多くなりがち。愛犬をケガさせないためにも、あまりに人が多すぎて、注意を払えないような場所にはなるべく近づかないほうが無難でしょう。

【獣医師監修】愛犬との街へのお出かけで注意すべき5か条
段差・坂に注意!
B段差・坂に注意!
街中では、段差や坂など高低差のある場所も多くなります。足が短めの犬種や体高が低い犬種などは、つまずいてケガをしないよう飼い主さんが気をつけたいものです。カートなどを使う場合は、段差や坂で転がっていかないようにブレーキ機能がついているものや、振動を響きにくくしてくれるタイヤの大きなものがおすすめです。

【獣医師監修】愛犬との街へのお出かけで注意すべき5か条
犬同士のトラブルに注意!
C犬同士のトラブルに注意!
街の中で、犬連れOKのイベントなどが開催されることがあります。興奮しやすい犬もいるので、場合によっては犬同士のトラブルになることも。「いぬ友とのおしゃべりに夢中になっている間に犬同士がケンカしていた」などはありがちなトラブル。犬が多い場所では愛犬だけでなく周りの犬の様子にも注意を払ったほうがよいでしょう。また、感染症予防のためにも、イベントはワクチン接種に規定があるかどうか事前に確認しておくことをおすすめします。


Dしつけに注意!
@の内容と少し重なりますが、街中は人が多いぶん、犬連れのマナーは厳しく見られることが多い場所です。マナーを徹底するためにも、しつけのトレーニングは普段からしっかり行っておくのがよいでしょう。「刺激や誘惑が多い環境でも、飼い主さんの横について歩くことができる」「呼び戻し(オイデ)ができる」などは、街にお出かけする前にクリアしておきたいものです。

【獣医師監修】愛犬との街へのお出かけで注意すべき5か条
楽しむための準備は万全に!
楽しむための準備は万全に!
愛犬とのお出かけは楽しいものですが、公共の場ではさまざまな事故やトラブルのリスクもつきまといます。愛犬を守れるのは飼い主さんだけ!飼い主さんが愛犬を守れるということは、周りの人も守れるということにつながります。ご紹介した5か条に気をつけたうえで、愛犬とのお出かけを楽しんでくださいね!

監修/南 直秀先生(東京動物医療センター副院長)
文/影山エマ

いぬのきもちWeb編集室
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糖尿病に特に注意が必要な犬とは? 一度かかると完治が難しい犬の糖尿病の予防

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現代人の七大生活習慣病でもある「糖尿病」は、犬もかかるおそれのある病気です。特に犬の糖尿病は完治が難しいといわれており、いかに早期発見できるかが大切なポイントとなってきます。早期発見と予防のためにしっておきたいことをご紹介します。

【関連記事】犬がティッシュを食べる理由 「異常のサイン」の可能性も!?

糖尿病に特に注意が必要な犬とは? 一度かかると完治が難しい犬の糖尿病の予防
友達と手をつなぐ柴犬
特に注意が必要な犬とは
太ってしまっている犬
肥満になると、細胞に糖が取り込まれにくくなり、糖尿病の発症リスクを高めてしまいます。また、肥満の犬は生活習慣にも糖尿病の危険性が潜んでいることが多いため、注意が必要です。

持病がある犬
持病がある犬は免疫力が落ちやすく、別の病気にかかりやすい傾向があります。そのうえ、糖尿病は副腎皮質機能亢進症や膵炎など、ほかの病気の合併症として発症する傾向が。定期的に獣医師に診てもらい、持病の治療を含めた健康面のケアを行うことが大切です。

かかりやすい犬種も
どの犬種でも糖尿病になるおそれはありますが、ダックスフンドやミニチュア・シュナウザー、プードル、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバーなどは、特にかかりやすい傾向にあるといわれています。

糖尿病に特に注意が必要な犬とは? 一度かかると完治が難しい犬の糖尿病の予防
不思議そうな表情のブランくん
糖尿病の初期症状について
糖尿病は初期症状があらわれにくい病気といわれており、早期に発見するためには日頃から犬の様子や健康状態に気を配っている必要があります。

比較的気づきやすい初期症状としては、オシッコの量や回数の増加が挙げられます。それに伴って水の摂取量も増えますので、このような変化が見られたら注意が必要です。
また、よく食べているのに体重が増加しない場合も気をつけるようにしましょう。糖尿病は体内に糖が吸収されないので、空腹感を覚えやすい一方で体重が減少していく場合があります。

糖尿病に特に注意が必要な犬とは? 一度かかると完治が難しい犬の糖尿病の予防
元気よく走るコニーくん
注意したい生活習慣とは
大量の食事や高カロリーな食事
犬に合っていないフードや、過剰な量を与えていたら要注意! 高カロリーな食事を続けることは、糖尿病のリスクが高まる肥満につながります。また、大量に食事をとると糖の摂取量も過剰になりやすく、糖尿病の発生リスクを高めてしまうでしょう。

散歩や運動不足
散歩や運動量が少ない犬は、肥満になるリスクが高まるので注意しましょう。特に室内飼いの場合だと、運動不足になりがちです。個体差などもありますが、1日2回を目安に、大型犬は1回60分以上、小・中型犬なら1回30分の散歩をさせてあげてください。

ストレス
犬がストレスをためていたら注意が必要です。病気にならないために必要不可欠な免疫力は、ストレスを感じることで低下してしまいます。適度な運動やスキンシップで、愛犬のストレスケアをこまめに行うなど、ストレスをためない工夫をしてあげましょう。糖尿病は、初期の段階で発見できればうまく付き合っていくことも可能な病気です。犬の様子に気を配り、定期的に動物病院で検診を受けるようにしましょう。

参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師監修】犬の糖尿病〜原因、症状、治療法、予防のポイント〜』(監修:いぬのきもち相談室獣医師) 
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

いぬのきもちWeb編集室
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2019年04月23日

犬50匹の飼育を放棄か 飼い主と連絡取れず 宮崎・都城

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宮崎県都城市高城町の民家室内で飼われていた犬約50匹が放置され住人の50代男性と連絡がとれなくなっている。都城署が男性の行方を捜す一方、高原町の動物保護啓発団体「咲桃虎(さくもんと)」が犬の保護に乗り出し、県も収容ケージを貸し出すなど支援している。

 咲桃虎によると、民家の家主が住人に「家に残した荷物を取りに行きたい」と電話連絡した後、住人と連絡がとれなくなった。住人の親族が民家を訪ねたところ、室内で犬が放置されていたという。

 親族らが都城保健所に相談。咲桃虎が保護することになった。咲桃虎代表の山下香織さん(38)は「室内は異臭がして不衛生だった。飼い主は責任が持てる範囲で動物を飼うべきで、増やしたくなければ、避妊や去勢手術をしっかりしてほしい」と訴えた。【重春次男】
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