動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年04月11日

犬を室内で飼うべき理由5つ!外飼いにはたくさんのリスクが潜んでいる

ネタりか



犬は外飼いから室内飼いへ…
目を閉じて伸びをする犬

一昔前まで犬を飼うといえば、庭先や軒先につないで番犬として飼っていました。しかし近年は、犬も家族の一員という考えが浸透してきて、室内で飼うのが主流になっています。今やペット飼育が可能なマンションが増えたこともあって、小型犬のみならず大型犬も室内で生活するのは珍しいことではありません。

最近の犬の飼育本やインターネットの情報などを見ても、犬は室内で飼うように勧められていますが、その理由は犬に対する考え方が変わったからだけではありません。ほかにも、犬を室内で飼うべき理由があるのです。それでは、その理由を一緒に見ていきましょう。

犬を室内で飼うべき理由
笑顔で並んで座る赤柴と黒柴

理由@体調の変化に気づきやすい
室内飼いの場合、自然と犬と飼い主さんが一緒に過ごす時間が多くなるため、コミュニケーションやスキンシップが取りやすく、犬の体調の変化にも早く気づくことができます。
外飼いは、室内飼いに比べて一緒に過ごす時間が少ない分、コミュニケーション不足になりがちで、体調の変化になかなか気づけずに対応が遅れることがあります。

理由A気候や天候に関係なく快適に過ごせる
外飼いの場合、強い直射日光や雨風、寒暖差など気候や天候の影響を受けやすく、犬が体調を崩してしまうこともあります。特に夏場は熱中症、冬場は低体温症が心配されます。また、雨で濡れた犬をそのままにしておくと不衛生な状態になり、皮膚病を招くことも。
室内飼いなら、エアコンなどで湿度や温度を調整できるので、気候や天候に関係なく常に快適に過ごすことができます。

理由B寂しさを軽減できる
犬は元々群れで生活する、社会性のある動物です。そのため、基本的にひとりぼっちが苦手とされています。外飼いだとひとりぼっちの寂しさがストレスにつながり、庭のあちこちに穴を掘ってしまったり、無駄吠えをしてしまったりすることがあります。
室内飼いであれば、飼い主さんや家族と一緒にいられる時間が多いので、あまり寂しさを感じずに済むでしょう。室内飼いであっても、長時間の留守番が毎日続く生活は、犬のストレスの原因になるので注意が必要です。

理由C他者とのトラブルを避けることができる
犬を外で飼っていると、飼い主さんの知らないうちに他者に食べ物を与えられてしまったり、イタズラをされたりする危険性があります。もし犬にとって中毒性のある食べ物を与えられた場合は命に関わることもありますし、悪質なイタズラによってケガを負わされるかもしれません。室内で飼い主さんと一緒に生活していれば、こうしたトラブルを避けることができます。

理由D虫との接触機会を減らせる
室内飼いであっても、犬が虫に刺されたり寄生されたりする可能性はあります。しかし、外飼いに比べると室内飼いの方が虫と接触する機会が少ないです。
蚊に刺されて感染するフィラリア症や、ノミやマダニの寄生は予防薬を投薬することによって防ぐことができますが、ほかにも犬にとって危険な虫はいます。ハチ、ドクガ、ムカデなどは毒を持っており、犬が刺されたり触れたり咬まれたりするとかゆみや腫れ、ショック症状などを引き起こすので、外飼いの犬は要注意です。

外飼いをするならリスクを理解してから
犬小屋でくつろぐシェパード

ご紹介した犬を室内で飼うべき理由を見ると分かりますが、外飼いには、

✔体調の変化への対応が遅れるリスク
✔熱中症や低体温症になる可能性が高まるリスク
✔他者から食べ物を与えられてしまうリスク
✔他者からイタズラをされるリスク
✔虫に刺されたり寄生されたりする可能性が高まるリスク

など、様々なリスクが潜んでいます。犬を外飼いする場合は、こうしたリスクがあることをよく理解した上で、犬が安心・安全に過ごせる環境づくりをする必要があります。

まとめ
笑顔の家族とくつろぐゴールデン・レトリーバー

犬をどこで飼うかを決めるとき、室内飼いと外飼いの2つの選択肢がありますが、こうして犬を室内で飼うべき理由や外飼いに潜むリスクを見てみると、室内で飼った方が犬も飼い主さんも安心して過ごせるように思えます。愛犬にはどのような環境が適しているのかをよく考えて、飼う場所を選択してあげたいですね。

犬を室内で飼っていれば100%安全なのかと言うと、そうではありません。室内にも、犬にとって危険なものや場所は存在します。室内飼いであっても外飼いであっても、愛犬が安心・安全に過ごせるように、飼い主さんがしっかり環境を整えてあげましょう。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:22 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

京都の観光名所「嵐山」近くで『野犬出没』

Yahoo! JAPAN


京都・嵐山に近い「桂川」の河川敷で、ちょっとした騒動が起きています。

体の高さが50〜60cm、体重が15キロぐらいの野犬が相次いで目撃されていて、住民からは不安の声が上がっています。

【坂元龍斗フィールドキャスター】
「いたいたいた!頭だけ見えている白い頭が。かなり大きな野犬が一頭いますね。いま河川敷、じゃりのあたりを犬が一匹歩いてますね」

取材スタッフは、野犬出没の瞬間をとらえました。

いま、野犬の目撃情報が相次いでいるのは、京都を代表する観光名所「嵐山」。

観光客が多いエリアからわずか一駅、松尾橋を中心とした桂川の河川敷です。

【京都動物愛護センター 河野誠 獣医師】
「ここに『野犬に注意』という看板があります」

【坂元キャスター】
「『野犬に注意』野犬の増加につながる恐れがあるので、野犬に餌を与えないでくださいという看板があります」

野犬の保護をしている京都動物愛護センターの河野誠さんに、現状を聞きました。

【京都動物愛護センター 河野誠 獣医師】
「この薮を含めて、人目につかないところに犬が潜んでいたり、河川敷の河原のところで、日向ぼっこをしているとか」

去年の秋以降、急増したという野犬の目撃情報。京都市も注意喚起の看板を増やし、捕獲用のワナを設置するなど、対策を進めています。

河川敷には子どもたちが遊ぶ公園があり、すぐ近くには小学校も…。そんな場所で、去年4月から1年間で「42匹」の野犬が保護されています。

【近くに住む人】
「散歩で近くに行くと威嚇する感じで吠えています。やっぱり近くで見たら怖い」

【近くに住む人】
「飼い犬にはよく子どもがわーって行く。野犬とか勝手に生きてるやつは怖いから、なんでも近づいたらあかんでとは言ってたんですけど」

4月に入ってから、目撃情報が多数あるという松尾橋の南側エリアを取材していると…。

【坂元フィールドキャスター】
「いました、いました。2匹いる。2匹で動いています。野犬です」

【カメラマン】
「めっちゃ早い。犬が気付いて反対方向走っていった」

グラウンドで野球をする子供たちのすぐ近くを徘徊する野犬。

【坂元フィールドキャスター】
「かなり大きいんじゃないかな」

取材班と茂み越しにすれ違う場面も…。

【坂元フィールドキャスター】
「おー出てきた出てきた。3匹いますね。1匹はずっと鳴いてますね。うわ、6匹いる。中洲のあたりで合流しました。じゃれあっています。寝そべって、すごくリラックスしているように見えます」

取材班は河川敷で、少なくとも8匹の野犬を確認。中には住宅街のすぐそばまで近づく野犬もいました。

さらに、日が暮れると…

【坂元フィールドキャスター】
「あたりが暗くなって人がいなくなってから、また一段と民家の方に近づいてきました。昼間は少年たちが野球をやっていたグラウンドにまで出てきています」

なぜ、こんなにも多くの野犬が河川敷で生活できているのか。

動物愛護センターの河野さんはある事実を指摘します。

【京都動物愛護センター 河野誠 獣医師】
「野犬はかなりがっしりした体格で、おそらく色んな方が餌をあげられていると思います。実際に段ボール箱の中に、ドッグフードが詰められて、置かれているのも確認していますので」

河川敷で捕獲された野犬は、一時的に愛護センターで飼育され、引き取り手が探されます。

しかし、実際には人に慣れることができない犬も多いのが実情です。

【京都動物愛護センター 河野誠 獣医師】
「ものすごく攻撃的な状況になってしまう犬であったり、一切ご飯を食べなくなったり。やはり安楽死の決断をしているケースはあります」

捕獲後に殺処分される野犬もいるという悲しい現実。この負の連鎖を断ち切るために、絶対に守らないといけないこととは?

関西テレビ
posted by しっぽ@にゅうす at 09:18 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

100%死に至る場合も…猫犬などペットからうつる7つの怖い病気

MYLOHAS



ペットは、人生を楽しくしてくれる友達のような存在。

ペットを飼うことで、運動するきっかけになりますし、落ち込みがちな気持ちを和らげてくれることにもつながるなど、いい点はさまざまです。そんな毛むくじゃら(ウロコや羽毛の場合もあるかもしれませんが……)の友達は、すばらしい面があるのと同時に、健康上のリスクをもたらすという側面もあるのです。

「人獣共通感染症(ズーノーシス)は、動物から人にうつる可能性がある病気のことを言います」と説明するのは、ロス大学獣医学部で公衆衛生・疫学の助教を務めるクリスタ・ギャラガーさん(理系学士で、獣医師)。

「動物は、野生動物でも家畜でも、人間にとって有害性のある細菌、ウイルス、寄生虫、真菌を持つ場合があり、人に感染させることもあるのです」と、ギャラガーさんは言います。

でも、獣医さんとそうした感染症について話し合うことで、うまくそんなリスクを避けることは可能です。

「ペットから感染症がうつるのは、体液に触れたときのほか、身体に触れたりなでたりしたとき、噛まれたとき、引っかかれたときがあります。さらに、蚊やダニ、ノミを媒介として感染症がうつされることもあります」とギャラガーさん。

幼い子ども、高齢者のほか、免疫力が落ちた人は、とくに注意する必要があります。今回は、ペットからうつる可能性のある病気を紹介します。

トキソプラズマ感染症
狂犬病
サルモネラ感染症
レプトスピラ感染症
トキソカラ症
サナダムシ感染症
白癬(はくせん)
1. トキソプラズマ感染症


「トキソプラズマ感染症は、寄生虫の感染によって起こる病気です。主に猫から感染することがあります」とギャラガーさんは説明します。

健康な人ならば、ほとんど問題になりません。ですが、妊娠中の人や免疫力が落ちている人では大きな問題を引き起こすことがあるのです。

感染を避けるためには、猫のトイレの砂などを頻繁に交換するのが大切。

しかも、交換の作業の後には手をしっかり洗うこと。妊娠中の女性はそうした作業を行わないようにします。完全な室内飼いにすれば、猫がトキソプラズマに感染することを避けられるでしょう。

ペットの症状:
猫は基本的にはトキソプラズマに感染しても症状は見せません。子猫は影響を受けやすいので、下痢することがあるくらいです。

人の症状:
健康な人であれば、症状は出ません。アメリカ疾病対策センター(CDC)は、トキソプラズマ感染症にかかっている人はおよそ4000万人に上ると推定しています。ときにインフルエンザのような症状が現れる人もおり、リンパ節が腫れたり、筋肉痛が出たりすることがあります。

2. 狂犬病
ペット

ペットから狂犬病がうつることはありません(日本では1956年を最後に国内発生はありません)が、海外では、野生動物から感染するケースが報告されています。アライグマやコウモリからです。感染した動物の唾液から感染するので要注意。

「この感染症は、基本的に咬傷によって感染します。または、ひっかき傷から感染するケースもあります」と説明するのは、ゲイリー・リヒターさん(理系修士で、獣医師)。Rover.comの健康専門家です。

「犬に接触して狂犬病に感染するのはほとんどありませんが、狂犬病のウイルスに接触した場合はただちに治療をしなければ、発症すると100%死に至ります。そうした知識を知っておくことは大切です」。狂犬病を防ぐためには、とにかくあなたのペットにワクチンを定期的に打つことです(日本でも義務づけられています)。

ペットの症状:
口から泡を吹いたようになるのが典型的な症状です。ですが、異常行動を見せたり、発熱したりする症状も現れます。さらに、接触や光、音に過敏になって暗闇に隠れるような行動も特徴的です。驚くような行動を見せたり、食欲がなくなったり、麻痺を起こしたりもします。

人の症状:
アメリカ疾病対策センターによると、本格的な症状を見せる前に、人では発熱、頭痛、倦怠感が見られます。ですが、病気が進行すると、中枢神経系にウイルスが感染して、不眠や不安、混乱、部分的な麻痺、幻覚が現れるようになります。

3. サルモネラ感染症
カメレオン

卵や加熱不十分な鳥肉からサルモネラ菌に感染することがあることはご存じかもしれません。ですが、ペットからうつることもあるのです。

「この感染症は、ペットのは虫類の皮膚に細菌がいるため、そこからうつることもあるのです」と、医師のシッポラ・シャインハウスさんは解説します。ロサンゼルスの認定皮膚科医です。

食品安全を専門とする弁護士のジョリー・D・ランゲJrさんは、ハリネズミやニワトリ、またドッグフードが原因で、サルモネラ感染症の集団発生が起きていると説明しています。

サルモネラ感染症を防ぐためには、は虫類をさわった後には手を洗うこと。特に、餌をあげたとき。ペットのおもちゃや寝床もきれいにすることが大切になります。

ペットの症状:
シャインハウスさんによると、は虫類は、サルモネラ菌による症状は現しません。

人の症状:
シャインハウスさんによると、人で一般的な症状としては、発熱、頭痛、腹痛、吐き気、嘔吐、寒気があります。

4. レプトスピラ感染症


「レプトスピラ感染症は、動物の尿を介して感染する病気です。感染した野生動物がいたために地面の水が汚染され、そこからペットにうつることがあります。感染症は、ペットの尿にうっかり触れてしまうことから感染するのですが、みんなが思うよりも簡単にうつってしまいます」と、NHVナチュラルペッツに勤める登録動物看護師、ジョハンナ・リールさんは説明します。

感染症を防ぐためにはペットにワクチン接種を行うこと。また動物の尿で汚染されていそうな場所で泳がせないことです。

ペットの症状:
レプトスピラに感染しても症状を現さない動物もいます。動物によっては、発熱、嘔吐、下痢、食欲不振、うつ症状、不妊などの症状を現します。

人の症状:
レプトスピラに感染しても症状を現さない人もいますが、症状としては高熱、頭痛、悪寒、筋肉痛、嘔吐、下痢、発疹などがあります。

アメリカ疾病対策センターによれば、最初の症状から回復した後、2回目にもっと重い症状が出ることがあるそう。そうした場合には、髄膜炎のほか、腎不全や肝不全を起こしている可能性が疑われます。

5. トキソカラ症


多くの場合、犬から感染する病気です。猫から感染することもあります。この原因は、トキソカラと呼ばれる寄生虫、回虫に感染することによります。

シャインハウスさんによると、「犬の糞を扱うときには、手袋やビニール袋、ショベルを使うのが大切。その後にはよく手を洗うようにします」と注意を促します。

ペットの症状:
下痢、嘔吐、血便のほか、便の中に寄生虫が確認できることもあります。

人の症状:
「人は犬の糞から口の中へと回虫が感染します。ですが、寄生虫は肺に寄生するケースがあり、その場合には息切れが起こることがあります。さらに、じんましんやかゆみ、腹痛、血便も現れます」と、シャインハウスさんは解説します。

6. サナダムシ感染症
猫と犬

「調理不十分の豚肉から感染することがあります。ですが、ペットから感染するケースもあります」と言うのは、シャインハウスさん。注意すべきなのは、サナダムシは、ノミのような感染を媒介する生物がいるという点です。サナダムシの感染は、そうした生物が口に入ることによって起こるのです。

ですから、感染を防ぐためには、手洗いをしっかりすること、外で遊んだ後にはペットの毛をくしでよくとかすことが大切です。

ペットの症状:
シャインハウスさんによると、腹痛や下痢のほか、便の中の米粒のようなものが見られることがあります。また、疲労感や空腹感が現れたり、嘔吐したときに長いサナダムシが確認できたりすることも。サナダムシに感染したペットは、お尻を引きずっていることも多いそうです。

人の症状:
腹痛や下痢のほか、便に米粒のようなものが見えるところは同じです。疲労感や空腹感、食欲不振も見られることがあります。

7. 白癬(はくせん)


「白癬は、カビによる感染症です。英語ではリングワームと呼ばれています。毛の根元にある毛包に感染します。直接の接触によってうつります」と、リヒターさんは説明します。ペットの寝床を定期的に掃除し、頻繁に手を洗い、掃除機をかけて、消毒することが大切。

ペットの症状:
動物には、人と同じような輪っか状の病変が見られます。ですが、毛の下に隠れているので、発見しづらいことも。皮膚が赤くなったり、ふけが見られたり、毛がまだらに抜けていたりしたら要注意です。

人の症状:
赤みがあってかゆい、分かりやすい輪っか状の発疹が現れます。

次回の『Prevention』記事に続きます。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:17 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

動物病院奮闘記 児童書に 熊本地震時、ペット同伴被災者1500組受け入れ

毎日新聞



2016年4月の熊本地震後、ペットを連れて避難した被災者延べ1500組を受け入れた動物病院の院長、徳田竜之介さん(57)の奮闘を描いた児童書が10日、出版された。「ペットを救うことで、飼い主の心も救える」と語る徳田さん。地震から3年の節目を前に、災害時のペット同伴避難の必要性を訴えている。

<元体育館に甲殻類だけ>すさみ町の「極貧」水族館
<ウーパールーパー、あと2年で絶滅か>
<クモなのに脚10本>世界三大奇虫「ヒヨケムシ」日本で初確認
<動物園から逃亡のニシキヘビ、倍に成長して戻る>
<ヘビは第3位>「人間を殺す生き物」ランキング
 獣医師の徳田さんが院長の竜之介動物病院(熊本市中央区)は、16年4月14日の前震直後から被災したペットや飼い主の自主避難を受け入れ、24日間にわたり「ペット同伴避難所」を運営。自治体の指定避難所で同伴を拒否されたり、鳴き声や衛生面でトラブルとなり避難所を追われたりしたペット連れの被災者にとって貴重な受け皿となった。

 同書では、次々と運び込まれる傷付いたペットを混乱の中で治療した当時の状況や避難所運営の苦労、甚大な被害を受けた熊本県益城(ましき)町での訪問診療の現場を紹介。作中の挿絵は当時の写真や実際の登場人物を基にした。「動物と共生する未来を担う子供たちに読んでほしい」と、小学生でも読めるよう全漢字に読み仮名を振った。

 同書には、徳田さんが地震後に同市東区の市動物愛護センターから引き取ったボクサー犬、吾郎も登場する。吾郎は、2度目の震度7を観測した本震2日後の夜、同センターの門につながれていたところを保護された。骨が浮き出るほど痩せ、その後も飼い主が名乗り出なかったため、徳田さんが引き取った。吾郎が徳田さんの元でセラピー犬として育てられ、高齢者施設などで利用者の心をほぐす姿が同書で描かれている。

 11年の東日本大震災では飼い主とはぐれ放浪するペットが続出。同伴避難できても動物アレルギーがある避難者らとの間でトラブルになるケースもあった。環境省は13年に「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を策定。飼い主とペットが一緒に避難することを基本とする一方、避難所で動物が苦手な避難者にも配慮するよう定めた。

 昨年の西日本豪雨の被災地ではペット同伴者の避難所が設けられるなど環境整備は進みつつある。「動物は被災して不安な飼い主の心を支えてくれる。他の被災者に配慮しながらペット同伴で避難できる場所が増えれば、救える動物の命も心癒やされる飼い主も増える」。熊本地震を経験した徳田さんはそう確信する。

 同書は「竜之介先生、走る! 熊本地震で人とペットを救った動物病院」(ポプラ社、1512円)。全国の書店やインターネット通販で購入できる。【清水晃平】
posted by しっぽ@にゅうす at 09:15 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「犬だって友だちが多いほうが幸せ」は本当? つきあいの強要はストレスに!


Yahoo! JAPAN



散歩中ほかの犬とすれ違ったとき、犬同士であいさつをさせる飼い主さんもいるでしょう。もちろん仲良しなら問題ありませんが、初対面の相手の場合は注意が必要です。犬によっては、友達を増やそうとすることがストレスにつながる場合もあるのです。

気づいてあげて!犬が「ストレス」を感じているときにする意外なしぐさ

「犬だって友だちが多いほうが幸せ」は本当? つきあいの強要はストレスに!
元気に走るトイ・プードルの虎徹くん
お友達がたくさん欲しいとは限らない
犬は群れで生活する生き物だから、1頭では寂しいのでは? という考えが頭をよぎり、友達やきょうだいを作ってあげようと思う方もいるでしょう。しかし大抵の犬にとって、知らない相手は警戒対象にあたります。散歩中や公園などでほかの飼い主さんと仲良くなったからといって、犬同士まで強制的に仲良くさせることは避けたほうが無難です。

特に飼い主さんが抱っこして、いきなり顔や体をくっつけさせるのはやめましょう。ニオイなど相手の情報を一切知らない状態で接触させられることは、犬にとっては恐怖を感じることもあり、大きなストレスとなります。

友達になるかどうかは、犬同士に任せる
犬は初対面の相手に対して、五感をフルに活用します。ニオイや声などから情報を集め、相手が「敵」でないと判断することが、友達になるためにまず必要になってくるのです。そして、その判断ののちに自分の動向を決めますが、これにはもちろん個体差があります。すぐに仲良くしようとする場合もあれば、数回会ってから、だんだんと仲良くなる場合も。

また、相手との相性もありますので、複数回会えば必ず友達になれるわけではありません。愛犬の様子をしっかりと観察し、交流のタイミングや友達になるかなど、愛犬の判断に任せるようにしましょう。

「犬だって友だちが多いほうが幸せ」は本当? つきあいの強要はストレスに!
おもちゃと一緒に寝るふうたくん
きょうだい犬がいたほうがいいとは限らない
きょうだい犬に関しても、友達を作る場合と同じことが言えます。新しい犬を迎えたら、犬のペースに合わせてあげるようにしてください。きょうだいだから、家族だからと一緒にいることを強制せず、お互いのストレスを減らしてあげるようにすることが大切です。

なかなか仲良くならないようなら、ふだん過ごす部屋を分けるなどして、接触を減らしてあげる対策も必要です。


飼い主さんがいれば寂しくない
家庭で飼われている犬の多くは、「飼い主さんがいればいい!」と思っています。寂しいのはあくまで飼い主さんの不在や、かまってもらえないことなどに対して。「ひとりだから寂しい」のではありません。

新しい仲間が欲しいとは特に思っておらず、むしろ新参犬が来ることで、飼い主さんを取られてしまうのではないかと不安になることも多いようです。飼い主さんからすれば、ひとりだと寂しいのでは? と思いがちですが、犬にとってはそうではありません。もちろんフレンドリーな犬も多くいますが、これには個体差がありますし、どんな状況でも同じ反応になるとは限らないでしょう。大切なのは、犬の目線で見ること。愛犬の様子をよく観察して、不安なく過ごせるようにしてあげてくださいね。

参考/「いぬのきもち」2015年11月号『その気持ち、しっかり愛犬に届けるために―― あらためて考えてみよう どう違う?  犬の幸せ人の幸せ』(監修:獣医師 ぬのかわ犬猫病院・中田分院副院長 阪井陽子先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 09:14 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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