動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年05月26日

【特集】がんばれ愛ちゃん!警察犬目指す柴犬 殺処分対象からNPOが引き取り訓練 岡山

Yahoo! JAPAN



動物愛護センターで一時、殺処分の対象となった柴犬の愛ちゃん。その後NPO法人に引き取られて、現在は警察犬を目指しています。去年は試験に不合格となり、今年リベンジを狙いました。

【特集】がんばれ愛ちゃん!警察犬目指す柴犬 殺処分対象からNPOが引き取り訓練 岡山
去年の審査会の様子
去年のリベンジを…警察犬目指し練習
 警察嘱託犬を目指して練習に励んでいるのは、柴犬の愛ちゃん(推定3歳半)と、訓練士の赤木美穂(54)さんです。

(訓練士/赤木美穂さん)
「ぼちぼちある程度はできてきているんですけれども、やっぱり気が散る部分というか、集中力に欠ける部分がある」

 愛ちゃんが目指している「警察嘱託犬」とは、犯罪捜査や行方不明者の捜索などに協力する一般家庭などで飼育されている犬で、毎年審査会が行われています。

 愛ちゃんは去年、初めての審査会で特別にリードを付けたまま挑戦しましたが、障害物を飛ぶのを嫌がったり、物をキャッチできても赤木さんを通り過ぎてしまったり、十分な力を発揮することができませんでした。結果はもちろん不合格。

(赤木美穂さん)
「白紙に戻してじゃないけど、また1からスタートしてちょっと勉強し直してきたんですけど、すごくね、普段の生活で叱られるようなことないんですよ、愛ちゃん」

【特集】がんばれ愛ちゃん!警察犬目指す柴犬 殺処分対象からNPOが引き取り訓練 岡山
愛ちゃんを引き取った濱田一江理事長
殺処分対象の犬を減らしたい NPOの活動
 愛ちゃんは2年半前に迷い犬として、岡山県動物愛護センターに保護されていました。センターにいたときの愛ちゃんはかみ付きがひどく、殺処分の対象になっていました。
 そんな愛ちゃんを引き取ったのは、NPO法人「しあわせの種たち」の濱田一江理事長(62)です。

 動物愛護センターでは、約300頭の野犬や迷い犬などが保護されています。濱田さんたちは、殺処分の対象となった犬を少しずつ人にならしたり、訓練したりすることで、譲渡や警察犬などでの活躍につなげる活動をしています。

(NPO法人しあわせの種たち/濱田一江 理事長)
「あの時には頭を下げて、1週間ください、毎日通いますからということで、通ってこうやって愛ちゃんもならしてきたんですけれど」



posted by しっぽ@にゅうす at 00:45 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大型犬がいる暮らしの理想と現実 大型犬の飼い主さんに聞いてみた

Yahoo! JAPAN


大型犬を飼うことに憧れたことがある方も多いのではないでしょうか。
存在感のある大きさでしか得がたい喜びもあるのだろうなと想像しますよね。でも、実際に飼うことは大変なのでは? 
いぬのきもちWEB MAGAZINE編集室では、実際に大型犬の飼育経験のある291名のユーザーに「大型犬を飼いやすいと思うか」についてアンケートを行ったところ、なんと81%の方から「飼いやすい」という回答がありました。

【関連記事】犬の寿命は犬種や大きさで違う!? 長生きする犬種とは?

今回は、実際に大型犬と暮らしたことのある人だからこそわかる「大型犬の飼いやすいところ」と「飼いにくいところ」の双方から、大型犬あるある体験談をご紹介します。

大型犬あるある体験談:飼いやすいところ
大型犬を家族に選んだ人は、お世話の大変さについて覚悟の上で一緒に暮らしているので「飼いやすい」と感じる人が多いようです。

大型犬の大変さをもともと覚悟している
「イメージしていたので、他人から言われるほどの面倒は感じていません」(シベリアンハスキー)

体は大きくても優しく穏やかな性格の犬もいる
「優しい、私たちの言葉を理解している。おとなしくて、いつも人のそばで人の話しを聞いている。」(ゴールデンレトリーバー)
「基本的に人が好きで、活発なラブラドールらしい子でした。大人になってからは穏やかで、人の気持ちをくみ取ってくれる優しい子でした」(ラブラドールレトリーバー)
「人や犬、猫、子供にも優しく賢い、家の中にいても困ったことがない」(ゴールデンレトリーバー)

大型犬がいる暮らしの理想と現実 大型犬の飼い主さんに聞いてみた
おんぶ中のシベリアンハスキー
大型犬あるある体験談:飼いにくいところ
大型犬のお世話は大変であることを十分わかっていても、小型犬に比べると、実際に出費も体力も必要で、飼いにくい部分があります。

大型犬と暮らすにはお金も体力も必要
「大型犬なのでお金もかかるし体力もいる。覚悟がないと飼ってはいけないと思う。すごく大切な存在です」(ラブラドールレトリーバー)
「小型犬と比較するとフードや医療費など倍以上に費用がかかるので、飼いやすいとは違うと思います。幸せはたくさんもらえますが、安易に迎えられるわけではありません。」(シベリアンハスキー)

大型犬がいる暮らしの理想と現実 大型犬の飼い主さんに聞いてみた
雪遊び中の楽しそうなバーニーズマウンテンドッグ
大型犬は運動量と食事量が多い
「運動量、食事量が大変、力が強い」(大型犬ユーザーから多くの回答あり)

大型犬は介護が必要になったときが大変
「歳をとって後ろ足が弱って歩けなくなった時、動かすのに一人では無理だった。寝たきりになると体重の重さですぐに床ずれができてかわいそうだった」(ミックス犬)

犬を買うには覚悟が必要ですが、大型犬は飼い主さんの体力とお金、犬にストレスをかけない環境も必要です。子犬の頃から信頼関係を築き、体の大きな大型犬のしつけをしっかり行えば、愛犬は存在感のある素晴らしいパートナーになることでしょう。

いぬのきもちアンケートVol.93:大型犬を飼っている方は大型犬を飼いやすいと思いますか? 
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 00:42 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月25日

犬猫の殺処分、全国最多 4年連続 長崎県

読売新聞


県内で殺処分された犬と猫の数が2017年度まで4年連続で全国最多となった。毎年減少しているものの、この間に犬2775匹、猫1万2706匹の計1万5481匹の命が失われた。殺処分を減らそうと、不妊去勢手術や新たな飼い主への譲渡など、行政機関やボランティアの取り組みが続いている。


 今月5日、諫早市中心部の商店街でボランティア団体「県央犬と猫の会」による譲渡会が開かれた。新しい飼い主を待っていたのはいずれも雄猫で、生後数か月の4匹と6歳くらいの1匹。そのうち4匹が引き取られた。同会の藤山泰子さん(64)は「普段は1匹引き取られるかどうか。こんな日は珍しい」と驚いた。

 同会は野良猫の不妊去勢手術を行ったり、保護した猫の譲渡会を毎月、同市と大村市で開いたりしている。引き取り希望者には、不妊去勢手術を行うことや室内での飼育などに同意してもらい、約1週間後に自宅を訪問して飼育環境を確認する。

 会のメンバーは3人。活動資金は募金などで賄い、決して潤沢ではない中、不妊去勢手術の費用や餌代も捻出している。藤山さんは「殺処分を減らすための一番の対策は不妊去勢手術の徹底。ボランティアの活動には限界があり、行政機関の積極的な取り組みが必要」と指摘する。

 環境省によると、全国の犬猫の殺処分数は減少傾向にあり、17年度は初めて5万匹を下回った。県によると、県内でも毎年減少しているが、14年度4809匹、15年度4370匹、16年度3274匹、17年度3028匹と全国最多で推移している。理由として、漁港などの餌場や入り組んだ路地がたくさんあることなどから、野良猫が多いことが考えられるという。

 県内では、大村市の県動物管理所や各地の保健所が野良犬を捕獲しているほか、やむを得ない理由で飼えなくなったり、飼い主が分からなかったりした犬猫を引き取っている。一定期間に元の飼い主に返還されるか、新しい飼い主が見つからないと殺処分される。

 17年度の捕獲、引き取り数は3982匹で、そのうち返還されたのは174匹、譲渡されたのは780匹にとどまる。譲渡が難しいのは、生後間もないことや、病気、攻撃的な性格などが理由という。

 県は08年度、ホームページ「県動物愛護情報ネットワーク(ながさき犬猫ネット)」を開設し、譲渡会などに関する情報を提供。10年度から保健所などでの引き取りを有料化し、窓口の数も減らした。

 さらに、15年度から地域で餌場やトイレを管理する「地域猫」の不妊去勢手術に助成し、17年度に対象を年間200匹に拡充した。23年度には殺処分を1000匹以下にする計画だ。

 県生活衛生課の川本雄太獣医師は「取り組みを続けていくにはボランティアや地域の協力が必要。飼い主は最後まで命に責任を持って、適正に飼ってほしい」と呼びかけている。
posted by しっぽ@にゅうす at 17:42 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三重県議会 犬猫殺処分、23減の115頭 譲渡促進、ゼロ目指す

Yahoo! JAPAN


三重県議会は23日、環境生活農林水産と医療保健子ども福祉病院の両常任委員会を開いた。県は医療保健子ども福祉病院常任委で、平成30年度中に殺処分した犬猫は前年度比23頭減の115頭で、目標に掲げる「250頭以下」を達成したと報告した。目標の設定を始めた28年度以降、3年連続で達成。県は犬猫の譲渡などを促進し、令和5年度までの「殺処分ゼロ」を目指している。


 〈医療保健子ども福祉病院=中瀬古初美委員長(8人)〉
 県が平成30年度中に殺処分した犬猫は、目標を策定した27年度の366匹から3分の1に減少。動物愛護教室の開催などで引き取りを減らし、犬猫を譲渡したことが減少につながった。

 【殺処分】
 県は30年度中に前年度比149匹減の744匹の犬猫を引き取り、県動物愛護推進センター(あすまいる)では、百匹増の451匹を譲渡した。

 県食品安全課は本年度の殺処分数について「平成30年度の115匹を下回りたい」としている。令和5年度までに殺処分をなくすため、犬猫の譲渡や猫の不妊去勢手術に取り組む。

 【医師確保対策】
 県は昨年7月の医療法改正を受け、本年度中に「県医師確保計画」を策定すると説明した。医師の地域偏在や診療科の偏りを解消するため、数値目標や医師確保の方策をまとめる。

 平成28年度の人口10万人当たりの医師数は217・0人で、全国平均の240・1を下回った。最も少ない伊賀地域は149・4人で、最多だった津地域の2分の1以下だった。


 〈環境生活農林水産=谷川孝栄委員長(8人)〉
 農林水産部は隣県で発生が相次ぐ豚コレラの対応状況を報告した。県内の豚や野生のイノシシは現状で異常は見つかっていないとした上で、養豚業者などと連携して防疫体制を強化する考えを示した。

 【豚コレラ】
 県は養豚業者などへの問い合わせで、県内の豚に異常がないことを確認していると説明。県内で死亡しているのが見つかった野生イノシシについても、昨年9月から2月までに検査した13頭の全てが陰性だったと報告した。

 その上で、野生動物の侵入防止対策や部外者の立ち入り制限、車両の消毒、豚の健康観察などを徹底するよう農家に呼び掛けていると説明。豚コレラが県内で発生した場合は対応マニュアルに基づき、全頭殺処分などの防疫措置を講じると報告した。

 県によると、県内では53の農家が58の農場で約10万3千頭の豚を飼養している。このほか、6頭未満の小規模飼養施設が20戸あり、うち8戸がイノシシを飼養している。豚コレラは人に感染せず、感染した豚の肉を食べても人体に影響はない。

伊勢新聞
posted by しっぽ@にゅうす at 11:05 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

助けて!わんにゃん 高知の動物愛護を追う(55)県の集中的不妊事業

高知新聞



第5部 どうなる新センター(3)土佐清水の成功に倣え
(写真下)神奈川県の獣医師夫妻が次々と手術した(いずれも同市の旧下川口中学体育館)
(写真下)神奈川県の獣医師夫妻が次々と手術した(いずれも同市の旧下川口中学体育館)
 前回書いた、県が本年度から取り組む「雌猫の集中的不妊手術推進事業」。これについて少し紹介しておきたい。うまくいけば、中途半端だった高知県の野良猫減少に弾みがつくかもしれないからだ。
 
 猫の不妊去勢手術に対する県内行政の助成金が本年度、大幅に増えたことは高知新聞の5月10日付朝刊で伝えた。中でも県は前年度比386万円増の1438万円(雌猫だけ1500匹分)。その中の「特別枠」と言われる200匹分(6カ所)がこの集中的事業なのだ。
 
 対象は雌猫が25〜50匹いる「たまり場」。実際には雄も同程度いるから倍の規模。これを2、3日で一斉捕獲し、手術して元の場所に返すのだ。
 
 野良猫が多い所は、「餌やりさん」が現れて栄養補給している。ということは、出産するし、余計に捨てられやすくなり、あっという間に数が増える。だが、一斉手術すれば、野良猫は寿命が短いので5〜7年で激減するという。
 
 ただし、実行は簡単ではない。まず、手術してくれる獣医師の確保が条件だ。1日に数十匹も手術できる人材は県内にはいない。猫の捕獲器、搬送ケージも大量に必要だし、臨時の手術場も要る。ボランティアも入れると総勢十数人の作業。行政がまともに手掛けたら多額の経費が発生してしまうのだ。
 
 では、県はなぜそこに挑むのか。それは今年1月、土佐清水市で成功例が出たことが大きい。県内外の有志が一斉不妊去勢手術を実施。市内の観光名所にいた猫約80匹を捕まえ、旧学校体育館内で手術したのだ。神奈川県の獣医師夫妻を招いて執刀。費用は県の雌猫不妊手術助成金(1匹1万円)と、有志が出し合った資金を充てたという。
 
 「その前から予算申請はしていたんですが、あれで『できるんだ』という確証が持てました」と県食品・衛生課。県は2014年度から活動家や飼い主に助成金を出している。最初は490万円(約550匹分)だったが、18年度は1051万円(約1100匹分)に。だが、さみだれ式の利用だし、秋には予算を使い切って中途半端に終わっていた。
 
 そんな中、活動家と地域住民が協働したことで、地域丸ごと増殖の芽を摘むことができた。同時に思いがけない発見もした。それまで問題視されていた「餌やりさん」が、「戦力」になると気付いたのだ。
 
 「毎日餌をやって、どこにどんな猫がいるか把握しているので、カルテを作って100%近く手術できたそうです。非常にスムーズで、後の管理まで自主的にしていただいている。プラス面が大きいんです」と県担当者。
 
 県内には野良猫の問題地域が多数ある。集中的不妊事業が成功すれば呼び水となり、手を焼いている自治体の関心も高まるだろう。地域住民との連携もできれば情報はさらに集まり、問題解決に弾みがつく―と期待するのだ。
 
 ただし、そのためには、県内獣医師の協力が不可欠だ。いつまでも県外の獣医師に頼るのは無理がある。これまで野良猫問題にあまり目を向けてなかった県獣医師会の協力が得られるかどうかも、成功の鍵なのだが…。(編集委員・掛水雅彦)
posted by しっぽ@にゅうす at 11:04 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「飼い犬も一緒に埋葬して」 米女性の遺言どおり、元気な犬を安楽死

BBCNews



アメリカ・ヴァージニア州で、「自分の死後は飼っている犬を一緒に埋葬してほしい」と言い残して亡くなった女性の願いをかなえるため、健康な犬の命を奪うという出来事があり、同国で物議をかもしている。

飼い主と一緒に埋葬されたのは、エマという名前のシーズーのミックス犬。

米メディアによると、女性の死後、エマを保護していた同州内のシェルターの職員たちは、女性の近親者たちに対し、女性の遺志を実行しないでほしいと2週間、繰り返し説得を試みた。

だが思いは受け入れられず、エマは今年3月、安楽死させられたという。

説得むなしく……
「エマなら簡単に引き取り手が見つかるから、誰かに譲るべきだと何度も提案した」と、エマを預かっていた動物シェルター「チェスターフィールド・アニマル・サービス」責任者のキャリー・ジョーンズ氏は、AP通信に話した。

「結局は、女性の近親者たちが3月22日にやって来て、エマを引き取っていった」

その後、エマは安楽死させられ、火葬後に骨壷に収められた。そして、亡くなった女性の代理人によって埋葬されたという。

「一緒に埋葬」は州によって可能
ヴァージニア州の法律では、ペットは個人の所有物とみなされる。そのため、飼い主が希望すれば、獣医に頼んで安楽死させることができる。

アメリカの一部の州は、飼い主とペットを一緒に埋葬することを認めている。

ヴァージニア州の墓地「ナショナル・メモリアル・パーク・セメタリー」では、人間が埋葬される場所の隣にペット用の墓地を用意している。

イギリスではどうなる?
イギリスでも健康なペットを安楽死させることはでき、実際にそうする飼い主もいる。ただ、獣医と相談し、ペットにとって他によりよい選択肢が無い場合に限られる。

「人間と暮らす動物を扱っている獣医であればほぼ全員、安楽死を頼まれたことがある」と、獣医師協会の広報担当者は話す。

「飼い主がよく言う理由は、ペットの行儀悪さや飼い主の健康悪化、飼育に向かない住居への引越し、法による命令など。相談を受けた獣医は、動物にとって最善の決定となるよう、飼い主と理性的で倫理的な対話をする。あらゆる選択肢と、ペットと飼い主の状況を慎重に考慮する」

王立動物虐待防止協会にも取材したが、コメントを出さなかった。

(英語記事 Healthy dog put down to be buried with owner)
posted by しっぽ@にゅうす at 11:02 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬を飼うかどうかは遺伝子が影響を与えている

NEWSWEEK


<スウェーデンの研究チームは、「犬を飼うかどうか決定するうえでヒトの遺伝的構成が大きな影響を与えている可能性がある」との研究論文を発表した>

犬は、1万5000年以上前から人間と密接なつながりを持ってきた。しかし、私たちの日常生活や健康に犬がどのような影響を与えているのかについてはまだ解明されていないことも少なくない。

スウェーデンのウプサラ大学を中心とする研究チームは、人間の遺伝子と犬の飼育との関係を分析し、2019年5月17日、科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」において「犬を飼うかどうか決定するうえで個体の遺伝的構成が大きな影響を与えている可能性がある」との研究論文を発表した。

スウェーデンの双子を対象に研究した
これまでの研究では、幼年期にペットと接した経験を持つ大人は、ペットや動物への関心が高く、ペットの飼育にもより積極的であることが示されているが、遺伝子と犬の飼育との関係についてはわかっていなかった。

そこで、研究チームでは、遺伝子や環境的要因が人間やその行動にもたらす影響を解明する一般的な手法として、スウェーデン国内で生まれた双子の出生データや医療記録などを集めた「スウェーデン双子レジストリー」のデータとスウェーデンで2001年から2016年までに登録された犬のデータを用い、1926年から1996年までに誕生し、2006年時点で生存している8万5542人の双子を対象にこのテーマを研究した。

一卵性双生児はほぼ同一の遺伝子を有する一方、二卵性双生児の遺伝子で同一なのは半分程度なので、両者の犬の飼育における一致度を比較すれば、遺伝子が犬の飼育に影響をもたらしているかどうかがわかると考えたのだ。

対象となった8万5542人のうち犬を飼っていたのは全体の9.9%に相当する8503人であった。また、犬の飼育について一卵性双生児のほうが二卵性双生児よりもより高い確率で一致し、遺伝率は女性で57%、男性で51%となっている。

どの遺伝子が犬を飼うかどうかの決定に作用しているのか......
研究論文の筆頭著者であるウプサラ大学のトーベ・フォール教授は、一連の研究結果について「人間の遺伝的構成が犬を飼うかどうかに影響しているとみられることは驚きだ。ペットを世話するという生来の性向をより高く持っている人がいるのだろう」と述べている。

また、その上席著者でスウェーデンのカロリンスカ研究所のパトリック・マグヌソン准教授は、今後の研究課題として「どの遺伝子が犬を飼うかどうかの決定に作用しているのか、また、これらの遺伝子が性格やその他の特性とどのように関連しているのか、明らかにする必要がある」と指摘している。
posted by しっぽ@にゅうす at 11:01 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする