飼い主さんとのコミュニケーションが不足すると、犬はストレスを感じることがあります。ここでは、コミュニケーション不足が原因で見せる、犬のストレスサインについてご紹介します。言葉を話すことができない犬のサインを読み取り、きちんと対応することが大切ですよ。
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コミュニケーション不足が原因? さみしい犬のストレスサイン
トイ・プードル
体をかく / なめる
飼い主さんとのコミュニケーション不足が積み重なると、犬はストレスを感じて「皮膚炎」や「脱毛症」などの病気にかかることがあります。すると、しきりに体をかいたり、なめたりするようなしぐさが見られるように。
このような行動が見られた場合は、脱毛や炎症が起こっていないか、しっかりとボディチェックしてあげましょう。
コミュニケーション不足が原因? さみしい犬のストレスサイン
柴
ウロウロする / しっぽを追い回す
「常同症」という病気の場合も、上記のような行動をとることがあります。
「常同症」は、今感じているストレスを何とか解消しようと、同じ行動を何度も繰り返してしまうのが特徴です。同じ場所を噛む・舐めるといった行動のほかにも、同じ場所をウロウロする、自分のしっぽを執拗に追うなどの行動が見られることもあるので注意しましょう。
コミュニケーション不足が原因? さみしい犬のストレスサイン
ポメラニアン
お腹を触られるのを嫌がる / うずくまる
犬がお腹を触られるのを嫌がったり、小さくうずくまったりするときは、腹痛を感じているかもしれません。腹痛を訴える犬の病気は数多くありますが、そのひとつに、コミュニケーション不足といったストレスが原因の「胃潰瘍」が挙げられます。
この病気になると、腹痛のほかに吐血や食欲がなくなるといった症状も現れるので、気になる症状があるときは獣医師に診てもらいましょう。
コミュニケーション不足が原因? さみしい犬のストレスサイン
ゴールデン・レトリーバー
1日中何かを食べようとする
犬は食欲が異常に増して、常に何かを食べたがる「肥満症」という病気にかかることがあります。この病気は、遊びや散歩といった飼い主さんとのコミュニケーションが不足することで、食べること以外に楽しみを見いだせなくなっている犬に発症しやすいといわれています。
飼い主さんの顔を見るたびに食べ物を欲しがる、いくら食べても満足しないなどの様子が見られる場合は注意が必要です。
コミュニケーション不足が原因? さみしい犬のストレスサイン
ミックス
愛犬とのコミュニケーションについて見直そう!
愛犬が以上のようなしぐさや行動をしているときは、ストレスがたまっている恐れがあります。まずは、コミュニケーションのとり方や時間などに問題はなかったか、ご自身の行動を振り返ってみましょう。
なお、病気が疑われる場合は必ず獣医師に診てもらうようにしてください。
犬にとって大好きな飼い主さんと過ごす時間は、かけがえのないものです。できるだけさみしい思いをさせないように、出かける前の散歩や室内遊びなどを取り入れ、工夫してあげることが大切です。
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『愛犬との時間、足りてる? 飼い主さんとのふれあい不足による犬のストレスサイン』
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
いぬのきもちWeb編集室