動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年05月15日

犬猫殺処分は、暗躍する“死の商人”たちを根絶しない限りなくならない

wezzy



東京都福祉保健局は4月5日、「2020年に向けた実行プラン」で2019年度に目標としていた動物の殺処分ゼロを、2018年度に前倒しで達成できたことを発表した。

 発表によると、2015年度〜2018年度までの犬の年間殺処分数は10匹、0匹と推移し2016年度にはゼロを達成。猫も193匹、94匹と16匹、0匹と推移しており、2018年にゼロを達成したのである。

 行政と民間ボランティアの努力により、殺処分は著しく減少している。しかし、殺処分ゼロはあくまで公共施設による成果だ。これだけでは解決できない問題が残っている。

激減している自治体の殺処分 
 東京都福祉保健局では殺処分ゼロを目指して、飼い主に対する啓蒙活動や飼い主のいない犬猫の譲渡先確保に取り組んできており、そのための登録団体は50を超えている。

 この活動の結果、攻撃性の強さや病気などにより飼育が困難と判断されて安楽死させた場合を除けば、殺処分はゼロになった。



 それでは全国ではどのような状況だろうか。

 環境省の統計資料によれば、全国的にも殺処分数は劇的に減少している。2007年度の犬の殺処分は9万8556匹、猫は20万760匹で計29万9316匹だった。だが10年後の2017年度になると犬は8362匹(10年前の8%)、猫は3万4854匹(10年前の17.4%)で計4万3216匹(10年前の14.4%)にまで減らすことができた(環境省統計資料「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」)。

 それでもまだ、2017年度は合計4万3216匹が殺処分されているわけだが、10年前に対してわずか14.4%にまで減少していることは大きな成果だと評価されるだろう。東京都以外でも、殺処分ゼロを達成する自治体は増えてきている。

 問題は、殺処分数減少の影で見えにくくなっている課題だ。たとえば、飼い主から捨てられた犬猫の路上事故死や虐待による死、飼い主の高齢化に伴う入院や死亡により餓死する犬猫も後を絶たない。

 また、ペット産業の裏側で行われている不適切な繁殖飼育や不適切な流通ストレスによる死亡も多い。ここには、動物をペットショップやホームセンター、あるいはブリーダーなどから購入するという入手手段がある限り根絶できない問題がある。

殺処分を免れた動物たちの保護も手一杯
 多くの課題が残されているとはいえ、とりあえず殺処分については、大きな成果が出てきた。次の問題は、殺処分を逃れた犬猫を快適な環境で天寿を全うさせられるかどうかに移る。殺処分数の減少は裏を返せば、保護施設やボランティア団体が保護している犬猫の数が増えてきているという意味だからだ。

 しかし、どの施設も団体も、おそらくもはや手一杯なのだ。犬猫を保護するためには、物理的なスペースと、餌や排泄物処理・治療費などといった経済的負担がかかる活動が伴う。これらの施設や団体の支援も検討せねばならないが、そもそも保護しなければならない犬猫が次々と現れることに問題がある。キリがないのだ。地域猫に関しても、去勢や避妊を進めていかなければ、野良猫は減らない。

 ここで問題の根源として浮かび上がってくるのは、お金さえ出せば、誰にでも犬猫を供給してしまうペット産業の存在だ。

流通段階で死んでいく動物たち
 殺処分の数字には決して反映されない犬猫の死は、ペット産業の過剰な供給システムにある。2017年5月30日付けの朝日新聞DIGITAL『子犬・子猫、流通にひそむ闇 死亡リストを獣医師が分析』は、ペット産業における犬猫の流通過程で多くの犬猫が不適切に扱われたために死んでいることをスクープした。

 同紙によれば、日本では繁殖から小売りまでの流通過程で毎年約2万5000頭の犬猫が死んでいるという。同紙は大手ペット店チェーンが作成した犬猫の死亡リストを入手し、獣医師らに分析させた。目立った死因は「下痢・嘔吐・食欲不振」だった。次に「パルボウイルス感染症・ケンネルコフ(伝染性気管支炎)・猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)・猫伝染性腹膜炎(FIP)」などがあったという。

 この結果は、繁殖・流通段階において衛生管理が行き届いていないことを示している。また、犬猫たちが強いストレスを受けるような劣悪な環境下に置かれていることも予想がつく。特に犬猫たちは、何回もの移動を繰り返す流通に乗せられる。

 その流通の主な経路は、繁殖業者から競り市に出され、ペット店で販売されて消費者に買い取られるというものだが、チェーン展開しているペット店の場合は競り市の後にいったん流通拠点に集約してから各店舗に配送することになる。



 同紙は、全国の自治体から情報を集めて流通過程で死んだ犬猫の集計を試みている。その結果、2016年度に流通途上で死んだ犬は1万8687頭、猫は5556頭で計2万4243頭としている。

 前出の環境省統計資料によれば、同じ2016年度の殺処分は5万5998匹だった。つまり、殺処分の43%に匹敵する数が流通途上で死んでおり、犬に限っていえば、同年の殺処分の1万424匹を上回る数の犬が流通途上で死んでいるのだ。ペット産業がいかに多くの犬猫をビジネスのために殺しているかがわかる。

 しかも、ここにはなんとか店頭まで生き延びたものの、売れなかったために悲惨な末路を辿った犬猫は含まれていない。

良心的なペット店と安直な手段に頼るペット店
 ペット店に辿り着くまでに多くの犬猫が死に、たとえ無事に店に辿り着いても、売れなければ「処分」されてしまうという現実。

 それでもまだ良心的な店は、犬猫の成長に合わせて値段を下げることで、少しでも新しい家族が見つかるように手を打ってはいる。店によっては、最終的には無料にしてでも飼い主を探す所もあるそうだ。

 だがすべての店がそのように良心的ではないし、動物愛護の精神を持っているとは限らない。単純に商売と割り切っている店もあるだろう。そのような店は、犬猫に商品価値がなくなると(つまり売れやすい子犬・子猫の時期を過ぎると)、以前は保健所に持ち込んで殺処分にしていた。まるで大量に作った恵方巻きやクリスマスケーキを処分するようにだ。しかし、すでに多くの自治体が殺処分ゼロを目指すようになっており、現在は保健所がこのような持ち込みを拒否できるため、この手は使えなくなった。

 そこで、抜け道として、店の名を出さずに個人として保健所に持ち込むこともあるらしい。ここに、保健所に持ち込めなくなった犬猫を引き取る「引き取り屋」なる業者が登場したのだが、これについては後述したい。

 その前に、ペット産業で供給を請け負っているブリーダーについて少しだけ触れておこう。


“死の商人”パピーミルブリーダーとは?
 犬猫を繁殖させてペット店などに子犬や子猫を供給している業者をブリーダーと呼ぶ。ブリーダーにはシリアスブリーダーとバックヤードブリーダー、そしてパピーミルブリーダーの3種類がある。

 シリアスブリーダーはいわゆるプロのブリーダーで、特定の種に関して専門的な知識を持ち、その種の保存のために飼育環境を整え、健康管理を行いながら繁殖させている。

 バックヤードブリーダーとは素人のブリーダーで、趣味として自分が飼っている犬や猫に子どもを産ませている。専門的な知識はないため、単なる動物好きが小遣い稼ぎでやっているようなものだが、これがお金を儲けることに味をしめると、パピーミルブリーダーになる可能性がある。

 そして、このパピーミルブリーダーが最大の問題だ。パピーミルブリーダーは「子犬工場」と訳されることが多く、金儲けのためだけに動物を無理やり繁殖させている。そこには動物に対する愛情はない。特に犬を対象としていることが多く、親犬を生きていける最低限の餌と空間で飼い、大量に子どもを産ませようとする。



 シリアスブリーダーの場合は母体の健康管理のために、生涯の出産回数を調整するなど配慮するが、パピーミルブリーダーは母体の健康には一切関心を示さず、限界まで乱繁殖させる。しかも排泄物まみれの不衛生な狭い空間で散歩にも連れて行かず、病気になったり繁殖できなくなったりすれば捨てる。

 そのうえ安く品質の悪い食事を最低限の量だけ与え、本来面倒をみきれないほどの頭数を飼っている。動物に関する知識も乏しく、本来は制限しなければならないインブリーディング(近親交配)も行っている。そのため、先天性もしくは劣悪な環境による後天性の病気を持つ個体が生まれることが多い。そのような商品価値がないと判断された子犬は不法に処分されていく。パピーミルブリーダーは不法遺棄事件や多頭飼育崩壊の原因になっているのだ。

 彼らは血統書も偽造して売っているという。このようなパピーミルブリーダーが存在しているのは、彼らから安価に子犬を仕入れているペット店があることを示している。

「引き取り屋」の登場
 ペット店に常に展示されているのは愛らしい子犬や子猫たちで、成体はいない。それでは子犬・子猫のうちにすべて売れているのかというと、そのようなことはない。売れ残る子犬・子猫も多くいる。

 ペット店側にすれば、売れ残った商品価値のない動物を飼っておくスペースと餌代は無駄なコストになってしまう。以前は、売れ残った子犬や子猫を保健所に持ち込んでほとんどが殺処分されていた。

 ところが、2013年に動物愛護法が改正されると、ペット店やブリーダーなどの業者が保健所に動物を持ち込むことができなくなった。(環境省 平成24年に行われた法改正の内容「動物愛護管理法第35条関係」)

 そこで、「引き取り屋」と呼ばれる業者が登場した。引き取り屋は、売れ残った犬猫を数千円〜数万円の代金を受け取って引き取る業者だ。彼らは動物保護のためにそのようなビジネスを行っているのではない。パピーミルブリーダーと同様、単なる金儲けのために活動している。

 引き取った子犬や子猫は、狭いケージに放り込まれ、死ぬまで放置される。餌は十分に与えられず、排泄物の清掃も行われない。当然散歩などあり得ず、ただ死ぬのを待たれるだけの存在となる。あるいは山の中に捨てられることもある。

 雌の場合は悪質なブリーダーに5000円〜2万円ほどで売却されることもある。その後は、産めなくなれば死ぬまで劣悪な環境下に放置される。つまり、冒頭に紹介した殺処分ゼロ目標が、「引き取り屋」という業者を生み出してしまったとも言える。

 今のところ「引き取り屋」のビジネス自体は違法ではないが、引き取った後の動物の扱いは虐待になっている可能性はかなり高い。ただ、一部には、引き取った犬の散歩と保管場所の掃除を毎日行っている業者がいることも報じられている。


殺処分ゼロが生み出した悪循環
 自治体が殺処分ゼロを目指すことで、ペット店の安易な殺処分持ち込みを自制し、安易な仕入れと販売を自制することが期待されたが、実態は「引き取り屋」なる闇ビジネスが生まれてしまった。その結果、以下のような悪循環が生まれている可能性がある。

パピーミルブリーダーによる犬猫の過剰生産

 ↓

ペット店による抱かせ商法による衝動買いを狙った販売のための仕入れ

 ↓

売れ残りを保健所に持ち込めないため「引き取り屋」に売却

 ↓

「引き取り屋」が山中に遺棄か飼い殺し。雌はパピーミルブリーダーに売却

 ↓

パピーミルブリーダーによる犬猫の過剰生産

 もし本当にこのような悪循環が生じているのであれば、これを断ち切るためには行政は殺処分ゼロだけではなく、殺処分をなくすことで浮いた施設や予算を有効に活用すべきだろう。動物保護活動、ブリーダーに対する厳しい認可制度や認可ブリーダー以外から仕入れたペット店への罰則、そして各種ボランティア団体への経済的支援などできることはいくらでもある。

 個人でできることは、できるだけペット店(ホームセンターなども含む)で安易に衝動買いしないことだ。とは言っても、すでに売られている犬猫については、誰かが購入しない限り悲惨な末路を辿るというジレンマもある。

 ペット店で購入するのであれば、病気になろうが老い衰えようが最期まで面倒をみる覚悟を持ってほしい。あるいは、犬猫を飼いたければ、まず保護されている犬猫を引き取ることも検討してはいかがだろうか。



 ちなみに、我が家には現在、姉弟2匹の猫が暮らしている。縁があり引き取って保護した猫たちだ。すでに10歳を超える外猫たちで2匹とも口内の状態が悪かったので、我が家に連れてきたときは痩せており、弟猫のほうは少々凶暴だったが、その後2匹とも治療して今は体重も増え、ソファの上で仲良く身を寄せ合って穏やかに寝ている。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:33 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

必ず死に至る病「狂犬病」について、今一度知っておこう

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年1回の『狂犬病』の予防接種は、法律で定められた飼い主さんの義務ということをご存知ですか?  周囲に狂犬病の犬はいないのに、なぜ、必ず接種しなければならないのでしょうか。今回は、日本で狂犬病の予防接種が義務化されるようになった背景や、予防接種を受ける上で知っておきたい注意点などをご紹介します。

【関連記事】毎年数万人が死亡する狂犬病という恐ろしい病

必ず死に至る病「狂犬病」について、今一度知っておこう

どうして狂犬病の予防接種は義務なの?
狂犬病は犬だけでなく、哺乳類すべてに感染する「人獣共通感染症」です。1950年代ごろまでは、日本でも狂犬病に感染する犬や人がいましたが、それ以降、国内で狂犬病が発生した例はないといわれています。

それなら予防接種をしなくてもいいのでは……? と思う方もいるかもしれませんが、世界では今も狂犬病に感染する犬などがいることから、海外から狂犬病ウイルスが侵入するケースは否定できません。

狂犬病は感染すると、ほぼ100%の確率で死亡する病気――。そんな恐ろしい病気をこの先日本で発生させないようにするためにも、法律によって予防接種を義務化し、しっかりと対策をとる必要があるのです。

必ず死に至る病「狂犬病」について、今一度知っておこう
ダックスフンド
狂犬病の予防接種を受ける時期や費用は?
狂犬病の予防接種は年に1回、春先に地方自治体で実施される「集団接種」のほか、動物病院ではいつでも受けることができます。
予防接種を受けるタイミングや時期の目安は以下の通りです。

予防接種のタイミング
初めての場合:生後91日(13週)以降、30日以内
翌年以降:毎年1回(4〜6月に接種するのが一般的)

予防接種の費用の目安
予防接種の料金は自治体や動物病院により異なりますが、3,000円前後が相場といわれています。

必ず死に至る病「狂犬病」について、今一度知っておこう
ミックス
30分ほど待機が必要? 予防接種後の注意点
予防接種をした後は、血圧の急激な低下などを引き起こすおそれがあるので、動物病院で30分程度待機するのが理想です。そこで、獣医師の指示に従い、待合室などで待機するようにしましょう。

また、予防接種後はできるだけ安静に過ごさせることも大切です。予防接種当日の激しい運動は避け、散歩は軽めに行うようにしましょう。シャンプーや入浴は、予防接種後2〜3日は行わないようにと指示されることが多いようです。


副作用が出ることも
個体差はありますが、予防接種から5〜6時間が経過すると、まれに以下のような副作用が出る犬がいます。

顔が腫れる嘔吐する元気がなくなる など

このような副作用が出たら、かかりつけ医にすぐに連絡し、指示を仰ぎましょう。

必ず死に至る病「狂犬病」について、今一度知っておこう
ミニチュア・シュナウザー
狂犬病の予防接種は、毎年受けさせよう!
「うちのコは予防接種しなくても大丈夫」という考えが、“日本を騒がす一大事”を引き起こすおそれもあります。狂犬病の予防接種が義務づけられている以上は、しっかりと受けさせるようにしてください。

なお、動物病院で予防接種を受けさせたときは、「注射済証」を発行してもらい、お住まいの地域の市区町村窓口に提出することも忘れないでくださいね!


参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『狂犬病の予防接種〜接種のタイミング、費用など』
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 04:15 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

車が苦手なわんちゃんに!上手に慣れさせるための方法5選

ネタりか



1.自信をつけてあげる
車から顔を出してドライブを楽しむ犬

乗り物酔いには、主に平衡感覚や耳の奥にある三半規管が大きく関わっているといえます。簡単にいいますと、乗り物酔いは乗り物の振動で三半規管が刺激されることにより、平衡感覚がおかしくなって酔ってしまう現象です。その他にも、精神的なストレスや不安を感じることで乗り物酔いをすることがあります。

例えば、愛犬が今まで乗り物酔いをしなかったのに、一度吐いてから乗り物酔いをするようになってしまった。といった経験をもつ人は多くいるそうです。これは、「車に乗るとまた吐くかもしれない……」と、愛犬が感じることで起きる精神的なストレスや不安が原因となっていることが考えられます。精神的な理由で車が苦手になってしまった犬は、「車に乗っても酔わない」と思えるように、自信をつけてあげることで解決できることがあります。

酔い止めの薬を与えるのもOK
車に酔いにくくするためのおススメの方法の1つとして、まずは『酔い止めの薬』があります。私の愛犬も乗り物酔いが酷いので、酔い止めを飲ませることが多いのですが、薬を飲ませたときはいつもより酔いにくくなります。「車に乗っても酔わなかった」と愛犬に感じさせてあげることで、少しずつ自信がつき、精神的な不安やストレスを取り除いてあげることができるといえますよ。

ちなみに、酔い止めの薬は病院で愛犬の乗り物酔いを相談すると出してくれます。酔い止めの薬を使いながら、これからご紹介する車に慣れる方法を実践すると、より効果が表れやすくなるといえるでしょう。

2.少しずつ車に乗せる時間を増やす
車の座席に座っている犬

車が苦手な犬を慣れさせるためには、精神面や三半規管、平衡感覚を鍛えてあげる必要があります。ですので、初めは5分ほど車でドライブして休憩。また5分ほど車でドライブして休憩。というふうに、少しずつ車に慣れさせてあげましょう。

そうすることで、愛犬に「酔わなかった」という自信をつけてあげることができますし、少しずつ車による振動に慣れさせることができます。そして、慣れてきたら少しずつ車に乗せる時間を増やしていきましょう。

また、個人的な意見として車に慣れさせている間は、なるべく同じ道でトレーニングしてあげることをおススメします。何度も同じ道をドライブすることで、愛犬は「ここはたしかカーブがある場所だ」と覚えることができ、無意識に平衡感覚を調節しやすくなると思います。結果として、新しい道をドライブしても無意識に平衡感覚を調整しやすくなることでしょう。

3.新鮮な空気が大切
飼い主と散歩を楽しむ犬

車酔いを予防するには、新鮮な空気が大切となります。ドライブ中に愛犬の様子が少しおかしいと感じたら、なるべく早く車を止めて軽く散歩をしながら外の空気を吸わせてあげましょう。そうすることで、頭がスッキリとし気持ち悪さを和らげてあげることができます。ちなみに、あくびをしたりよだれを出していたり、ずっと下を向いているときは、気持ち悪くなっている可能性が高いといえますよ。

4.においに気をつける
車の芳香剤の匂いイメージ

車の中のにおいが犬の乗り物酔いの原因となっていることがあります。ですので、車内のにおいを取り除いてあげると、愛犬の乗り物酔いを解決できる場合がありますよ。

例えば、芳香剤やタバコのにおい。ガソリンや車特有のにおい。車の窓を閉め切っている場合は、香水や柔軟剤も乗り物酔いの原因となる可能性が十分に考えられます。なるべく愛犬がにおいで酔わないように、窓を少し開けたり無香料の消臭剤を使ったりして、においの対策をしてあげましょう。

5.満腹・空腹にさせないようにする
食事中のノーフォークテリア

車酔いしたときに吐くから車に乗せるときは何も食べさせない。という人は少なからずいると思います。しかし、犬が空腹を感じながら車に乗ると気持ち悪くなりやすく、逆効果となることが多いそうです。また、満腹になっているときも同様に吐きやすくなるので要注意となります。

食べ物が消化されて適度にお腹が満たされている状態が気持ち悪くなりにくく、理想的な状態といえるので、車に乗せる2時間から3時間ほど前にご飯を食べさせてあげることをおススメします。

まとめ
車に乗った犬と綺麗な青空

愛犬をいろいろな場所に連れて行くとき、車はとても便利といえますよね。しかし、「愛犬が乗り物酔いをしてしまうから、いつも遠くに出かけられない」という悩みをもつ飼い主は少なからずいることと思います。完全に乗り物酔いをなくすことは難しいかもしれませんが、酔いにくくしてあげることはできますので、ぜひ少しずつでも慣らしてあげてください。愛犬と一緒にいろいろな景色を見ながら、素敵な思い出をつくれるといいですね。
posted by しっぽ@にゅうす at 03:12 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬の身体能力が桁違い!? 犬って実はこんなにスゴイ動物の“秘密”に迫る

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愛犬の身体能力の高さに、驚かされたことのある飼い主さんも多いでしょう。そこで今回は、犬の高い身体能力に隠された秘密や豆知識をご紹介します。犬の身体能力には個体差や犬種による違いもありますが、犬ってやっぱり“スゴイ動物”なんですよ。さっそく見ていきましょう!

【関連記事】どれだけ信頼されてる?愛犬のしぐさ・行動でわかる絆チェックテスト

犬の身体能力が桁違い!? 犬って実はこんなにスゴイ動物の“秘密”に迫る
ボーダー・コリー
犬の高い「ジャンプ力」の秘密は、後ろ足にある
犬のジャンプ力は非常にすぐれていて、高跳びの最高記録は3.4m、幅跳びはなんと9.14mだそうです。このジャンプ力のカギは、後ろ足。犬の後ろ足は伸ばすと前足よりもずっと長く、太ももには大きな筋肉がついています。
犬が高く遠くに飛ぶことができるのは、ジャンプするときにこの後ろ足を曲げて急に伸ばすことによって、強力な“筋肉のバネ”を使っているからなのです。

犬の身体能力が桁違い!? 犬って実はこんなにスゴイ動物の“秘密”に迫る
トイ・プードル
犬の車並みの「走力」は、野生時代に培われたもの
犬の走るスピードの記録は、楕円形のトラックコースの平均時速で60.7km、なんと直線ではさらに速く、時速80kmに達するといわれています。
このような犬の走力は、走る獲物を追いかけて狩りをしていた野生時代に培われたもの。走る人を追いかけたり、動くおもちゃに興奮したりするのも、その名残といえるでしょう。

犬の身体能力が桁違い!? 犬って実はこんなにスゴイ動物の“秘密”に迫る
柴犬
犬の並外れた「持久力」は、大きな心臓や肺が関係している
犬は走るのが速いだけではなく、高いスタミナを持ち合わせた“長距離ランナー”でもあります。
野生時代の犬は獲物を捕まえるために、一晩中でも時速20〜30kmという驚きの速さで、逃げる獲物を追いかけることもありました。そのため、犬の心臓や肺は大きく肺活量が豊かで、持久力にもすぐれているのです。

犬の身体能力が桁違い!? 犬って実はこんなにスゴイ動物の“秘密”に迫る
シベリアン・ハスキー
犬の驚きの「身体機能」は、足の爪と毛が支えている
犬の足の爪と足の裏の毛には、滑り止めや寒さよけの機能があるため、犬は氷や雪の上でも速く、そして長く走ることができます。
ちなみに、北極地方の犬は約7cmもの分厚いオーバーコートとアンダーコートに覆われているため寒さに強く、なんと−140℃でも耐えられるといわれているのですよ。

犬の身体能力が桁違い!? 犬って実はこんなにスゴイ動物の“秘密”に迫る
チワワ
犬の身体能力はやっぱりスゴイ!
ほかにも、犬が走っている最中に急に曲がっても転ばないのには、負荷がかかっても動じない強靭な足首と、スパイクのように地面をつかむことができる爪、バランスをとる三半規管の働きが関係しているなど、その高い身体能力にはさまざまな秘密があるのです。

このように、あらためて犬の身体能力について知ると、驚かされてしまうことばかりですね!

参考/「いぬのきもち」2016年4月号『驚きの能力を徹底解剖!犬ってやっぱりココがスゴイ!!』(監修:哺乳類学者 川崎市環境影響評価審議会委員 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※今回ご紹介したような能力には個体差があり、すべての犬種に当てはまるものではありません。

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 02:18 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬には常に罪がない、だから人間の都合による交配はいけない―マイケル・ブランドー『純血種という病―商品化される犬とペット産業の暗い歴史』武田 砂鉄による書評

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◆うやむやのまま更新される信仰

一〇年にわたり犬の散歩代行の仕事をしてきた著者は、「犬は人間をありのまま愛してくれるが、一部の人間は犬の中に自分の見たいものだけを見る」姿勢をあちこちで目にしてきた。

雑種を毛嫌いし、純血種を信奉する人たち。彼らの強欲のための交配が繰り返され、犬たちの健康がないがしろにされてきた。固執するのは「外見と血統」ばかり。あらゆるパーツが改変されていく。たとえばブルドッグは、「人間の気まぐれで顔を真っ平らにした」ことによって、「口が浅くなり、身体の冷却がうまくいかず、また心臓まひも起きやすくなる」のだという。

もはや、「科学というよりはアートに近い」ブリーディングは、犬の気持ち、つまり脳については何一つ考慮しない。生命に優劣をつける悪しき優生学の思想が色濃く残るばかりか、商売としても暴走するばかり。純血種を権威として高めたがる人たちは「とにかく何か古い時代の話を探し出して安心しようとする」という。

「賞」をもらいたい人たちに向け、ドッグショーの部門が次々と増やされていく。「スモール・ブラック&タン[黄褐色]」「縮れ毛のトイ・テリア」など、どこまでも細分化されていく。「すべての犬に受賞の可能性があったことだろう」と辛い。この手のシニカルな物言いが随所に挟まるが、その指摘がビジネスの異様性を浮き彫りにする。

犬には常に罪がない、だから人間の都合による交配はいけない、と繰り返す。実にシンプルな主張だ。だが、純血種を信奉する人たちは強引な正当化や自分たちとは違うとする回避で、うやむやにする。結果、我欲にすぎない「純血」信仰が更新されていく。

彼らは「犬の障害、苦しみは『高貴さの代償』にすぎない」と考えているというのか。明らかにやってはいけないことをやっている。うやむやにするための能書きを事細かに砕いて論証していく。一体いつまで、放置するつもりなのか。

[書き手] 武田 砂鉄
1982 年東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年秋よりフリーライターに。 著書に『紋切型社会』(朝日出版社、2015年、第25回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞)、『芸能人寛容論』(青弓社)、『コンプレックス文化論』(文藝春秋)、『日本の気配』などがある。

朝日新聞 2019年5月11日掲載

武田 砂鉄
posted by しっぽ@にゅうす at 01:00 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする