動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年06月13日

犬猫にチップ装着を義務化 改正動物愛護管理法が成立

NHK


犬や猫が捨てられたり災害時にはぐれたりした時に飼い主がすぐに分かるようにマイクロチップの装着を販売業者に義務づける改正動物愛護管理法が、参議院本会議で全会一致で可決・成立しました。

改正法では、犬や猫の体にマイクロチップを埋め込むことを、繁殖を行うブリーダーやペットショップなど販売業者に義務づけています。

すでに飼われている犬や猫への装着は努力義務としています。

マイクロチップを埋め込んだら、国に住所や連絡先などを提出し登録することも販売業者などに義務づけています。

さらに、生まれてから56日たっていない犬や猫の販売や展示を原則禁止するとしています。

ただ、特定の条件で繁殖・譲渡される天然記念物に指定された犬は、生後49日となっています。

一方、動物虐待罪などの厳罰化も盛り込まれています。
posted by しっぽ@にゅうす at 10:05 | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

保護7年目の犬も 「命の期限」を設けない京都動物愛護センターの取り組み

Yahoo! JAPAN



今春、京都の桂川河川敷の「野犬問題」が度々、報道されました。具体的な数字は見聞きしなかったので、自然繁殖によって増え続けているのかと心配したのですが、管轄する京都動物愛護センターによれば、「平成30年度に42頭を保護し、現在は10〜20頭程度ではないか」とのこと。「数が増えているのではなく、防災のための護岸工事などで犬が暮らせるエリアが狭くなり、人間の生活空間に近い場所、人目につく場所の犬の密度が上がったことで、心配の声が挙がったのだと思います」。そう説明してくれたのは、獣医師でもある同センターの河野誠さんです。

【写真】平成24年に保護されたプードル。「穏やかに時間をかけて向き合っていただける方を募集」

 もちろん、放置していい問題ではなく、現在も捕獲・保護に向けた努力がなされていますし、昨年度、保護された犬の中には譲渡対象となり、「家族」ができるのを待っている子もいます。「保護」よりも「捕獲」のイメージが強く、「捕まったら殺されるのではないか」との心配から食べ物を与えてしまう人もいるようですが、それは大きな間違い。いつ食べ物や水にありつけるか分からない状況よりも、愛護センターに保護されたほうが、人も犬も幸せになれるのです。

 そもそも、京都動物愛護センターは動物を「殺処分」するための施設ではありません。保護された時点で瀕死の状態だったり、回復の見込みがなく生きていることが動物に苦痛を強いる場合などは、やむなく「安楽死」が選択されることもありますが、センターに収容されて7年になる犬もいるのです。保護された動物たちに「命の期限」は設けられていません。

 ただ、そうしたことが一般に広く知られていないのも事実。同センターでは今年度の強化ポイントの一つとして、「センターの認知度アップ」を掲げています。

 「小学校での出張授業など、動物愛護についての啓発活動はこれまでもしてきましたが、ペットに関する小規模相談会の実施など、もっともっと外に飛び出していこうと考えています。また、センターの“見学ツアー”も企画しています。ここは交通の便が良く(近鉄十条駅から徒歩5分)、上鳥羽公園の中ということもあって、ふらっと立ち寄ってくださる方も結構いるのですが、逆に『愛護センターってどんなところだろう?』と思いながら敷居が高いと感じている方もいる。子供さんも含め、気軽に来ていただけるようにツアーを始められればと思っています」(河野さん)

 実現に向けて大きな戦力となるのが“ボランティアスタッフ”の皆さんです。同センターではボランティア事業に力を入れており、登録から3年間活動すると“卒業”するシステム。卒業生たちはセンターのサテライト的な立場で、それぞれの地元で啓発活動などに取り組んでいます。そのボランティアスタッフが見学ツアーのプログラムを考案中で、実際にツアーが始まれば案内役も務める予定です。

 センターの特徴は他にもあります。一つは「京都方式」の導入です。これは「犬の収容から譲渡に至る過程で、しつけインストラクターなど専門家のノウハウや広範なネットワークを大胆に活用し、その監修の下、さまざまな取り組みを行う」というもの。これにより、吠えや噛み癖などの問題行動を修正して譲渡につなげられるようになったり、譲渡後も家まで出向いて相談に乗るなど、アフターフォローの充実を図れるようになりました。譲渡条件に「京都府域に居住」とあるのは、このアフターフォローのためでもあります。

 また、京都市獣医師会との連携も特徴の一つ。併設する「夜間動物救急センター」は一般に開放されていますが、日中は収容動物へのワクチン接種や治療が行われています。京都市獣医師会による5000万円規模の寄付により、レントゲンや超音波など設備も充実。保護犬・保護猫も高度な医療を享受できるというわけです。

 「人と動物とが共生できる、うるおいのある豊かな社会」を理想とする京都動物愛護センター。ドッグランやトリミングルームもあり(有料)、かつての「保健所」のイメージとはかなり違います。興味がある方は一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。(まいどなニュース特約・岡部充代)
posted by しっぽ@にゅうす at 09:47 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小さな命救って 保護犬猫と新しい飼い主つなぐ 滋賀・動物保護管理センター

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滋賀県動物保護管理センター(同県湖南市岩根)に保護された犬や猫が、新たな飼い主に譲渡されるケースが増えてきている。全国で「殺処分ゼロ」の機運が高まる中、譲渡に向けた定期的な講習会の開催などで、小さな命が救われる機会は増えてきている。ただ、引き取り手が見つからなかった犬と猫は安楽死処分される現実もあり、同センターは「動物をかわいいと思うだけでは、飼い主は務まらない。命を預かる責任を持ってほしい」と訴える。

【眠たくなっちゃった…かわいい保護猫の写真】

 今月2日、同センターで開かれた「動物愛護のつどい」。動物とのふれあいコーナーやセンターから巣立った犬と猫の里帰り交流会などに約200人が参加した。家族で来た大阪市の奥野景子さん(37)は「少しでも多くの人にセンターの活動を知ってもらい、保護される犬や猫を減らしていってほしい」。湖南市立水戸小1年、筒井美里さん(6)は母親と一緒に犬と遊びながら「ぬいぐるみみたいでかわいい。まだ飼えないけれど、その時はしっかり面倒をみる」と笑顔を見せた。

 同センターでは、野良犬や捨て猫のほか、引っ越しや飼い主の高齢化などを理由に、飼うことができなくなった「放棄犬・猫」も有償で引き取っている。迷い犬や猫は、飼い主が分かれば返還されることもあるが、登録制度のある犬は年100匹以上返還されることもある半面、制度のない猫は年数匹と極めてまれなのが現状だ。

 同センターがまとめた2018年度の収容状況によると、犬は放棄60匹、野良犬や迷い犬など245匹の計305匹を収容。うち元の飼い主に返還されたのは91匹、新しい飼い主への譲渡は112匹で、残り102匹は安楽死や病死など致死処分されている。一方、猫は放棄164匹、野良猫449匹の計613匹を収容し、返還は1匹、譲渡は159匹、致死処分は453匹だった。

 過去10年で比較すると、2009年度は収容した犬892匹のうち525匹、猫は1458匹のうち1392匹が致死処分された半面、譲渡されたのは犬が222匹、猫が65匹にとどまっていた。譲渡率の推移をみると、犬は09年度の24.9%から18年度は36.7%に、猫は4.5%から25.9%まで増えており、特に猫の譲渡率の伸びが目立つ。

 同センターは「不妊手術の広まりや、飼い主のモラル向上が要因。最近は不妊手術を施し地域全体で猫を見守る『地域猫』の活動も増え、子猫の収容数も減っている」と分析する。飼い犬や猫にマイクロチップを埋めて個体情報を登録する活動も広まりつつあり、迷い犬の返還率も上がっているという。

 同センターの一番大きな役割は、新しい飼い主との出合いを促進することだ。「あの子、かわいい」と一方的に犬や猫を気に入っただけでは譲渡せず、飼い主との相性や居住環境などを審査し、譲渡前には必ず約1時間の「飼い方講習会」への参加を義務づける。譲渡された犬や猫には、不妊手術の助成制度も紹介している。

 とはいえ、今も安楽死処分はゼロではない。同センター内の管理棟には犬や猫を同時に処分する施設があるが、処分数が減った今は1匹ずつ安楽死処分をしており、5年ほど前から使われてはいない。ただ、死体を焼却する2基の炉は今も使われ、片隅にあるバケツには犬や猫の骨が積まれる。これらの施設は希望すれば誰でも自由に見学でき、同センターは「つらい現実を目にすることで、動物との正しい関わり方や命の大切さを知ってもらいたい」と話す。

 県動物保護管理協会の柴山隆史理事長は「『ペットは家族』という言葉を、その通りの意味で考えてほしい。飼うことで生活が制限されることもしっかり理解し、ペットが死ぬ最期の時まで家族であり続ける覚悟を持ってもらいたい」と訴える。獣医師でもあり、不幸な最期を迎えた多くの犬や猫を見てきた、柴山さんの願いだ。

    ◇    ◇

 7月7日午後1時半からは、愛犬家、愛猫家のプロミュージシャンが自らの体験を話しながら演奏するチャリティージャズコンサートを同センターで開催。入場無料。問い合わせは同センター(0748・75・1911)。【礒野健一】
posted by しっぽ@にゅうす at 09:43 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なぜ狂犬病予防注射が必要? “教えて!カイチュウ博士”

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かつて自分のおなかでサナダムシに「キヨミちゃん」という名前をつけて「飼って」いた経歴もある藤田紘一郎さんは“カイチュウ博士”として有名ですが、実は寄生虫だけでなく、免疫学の権威でもあります。

【前回記事】腸内細菌で犬も若さと体型が変わるの?“教えて!カイチュウ博士”

昔から藤田教授のファンだった私は『富士丸モフモフ健康相談室(実業之日本社)』という共著の中で、動物と人間の共存について色々なことを教えてもらったことがあります。今回は久々に藤田教授を訪ねて、また色々質問してきました。

第3回 なぜ狂犬病予防注射が必要か
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なぜ狂犬病予防注射が必要? “教えて!カイチュウ博士”
穴澤賢さんと藤田教授
日本では撲滅はしたけれど
穴澤:少し前に中国で狂犬病が発生しましたが、狂犬病って致死率100%ですよね。

藤田:そうですね。

穴澤:少し不思議に思うことがあって、狂犬病って大流行しませんよね。ペストみたいに何千万人死ぬとか、そういうことにはなってないじゃないですか。

藤田:そこまでの大流行はないですね。。

穴澤:ある地域で爆発的に増えたりしないじゃないですか。

藤田:致死率は100%だけど、感染力はそんなにない。空気感染しないし、噛まれないと伝りません。それで感染した人はみんな死んじゃうから。

穴澤:その割には、狂犬病がなくなることなく、脈々と生き続けているじゃないですか。それはなぜなんですか? 


藤田:狂犬病ウイルスは、犬だけじゃなくてほぼすべての哺乳類に感染可能なんですが、コウモリの中にいるときは大人しくしているんですよ。それを間違って犬が食べたりすると、発病する。で、感染した犬に噛まれた人も発病する。それでみんな死んでしまうわけです。

穴澤:なるほど。コウモリが持っていることが多いんですね。たまたま日本では狂犬病は撲滅しましたけど、世界的にはまだまだ狂犬病はありますよね。なのに、このところ日本では狂犬病予防注射なんて打たなくていいじゃない、という風潮があるんです。

藤田:これだけ海外との行き来があるんですから、いつ入ってきてもおかしくないですよね。

穴澤:ロシア船が犬を乗せて来たりするじゃないですか。だから、撲滅はしたけど狂犬病予防のワクチンは犬に打っておいたほうがいいと僕は思っているんですが、どうなんですか? 


藤田:それは間違いないです。打っておけさえすれば、狂犬病ウイルスが入ってきても死なないし、拡大もしませんから。

穴澤:そうですよね。

藤田:世界的に見れば狂犬病はまだまだ怖い伝染病ですよ。毎年5万人くらい亡くなっていますから。


穴澤:だから大吉と福助には毎年ワクチンを打ってます。

藤田:それがいいと思いますよ。

※いぬのきもちWeb編集室注:狂犬病予防注射の接種は、法律により義務づけられています。年1回、忘れずに受けさせましょう


大切なのは知るワクチン
穴澤:ズーノーシス(人畜共通感染症)で怖いのって、狂犬病のほかにはオウム病と、エキノコックスでしたっけ? 

藤田:そうですね。でも狂犬病に比べたら、オウム病もエキノコックスもそこまで怖がる必要はないと思います。

穴澤:オウム病はオウムにいる間は悪さしないんでしたっけ? 


藤田:オウムというより鳥全般ですが、クラミジアという菌が感染した鳥はカゼのような症状を起こすんです。それが人に感染すると、抗生物質がきかなくて重症化してしまうことがあるんです。

穴澤:エキノコックスはキタキツネでしたよね。

藤田:簡単にいうと、キタキツネのサナダムシです。その卵はウンチと一緒に出ますから、その卵が入った湧き水を飲んだことでヒトに感染するんですが、少量だとそんなに怖くないです。たくさん入って、肝臓とか脳で増えると怖いんですが。

穴澤:なるほど。


藤田:怖いですが、大切なのは、そういう病気があるということを知っているかどうかということです。

穴澤:たしかに。

藤田:私の親戚に鳥が好きで、部屋で何羽も放し飼いにしている男がいたんですよ。その彼がカゼのような症状がなかなか治らない、病院に行っても良くならないというので、私の本を読んで「もしかしたらオウム病かもしれない」と思ったそうなんです。それで病院でそのことを医師に伝えたら、調べて薬を変えてくれて、それで治ったと。

穴澤:ほぅ。

藤田:だからそういう知識があったから助かったということですね。私は「知るワクチン」と言ってるんですが。

穴澤:そうですよね。
(つづく)


※次回は「腸内環境はウンチを見れば分かる」

藤田紘一郎(フジタ・コウイチロウ)
1939年、中国・旧満州生まれ。東京医科歯科大学医学部卒、東京大学医学系大学院修了。医学博士。東京医科歯科大学名誉教授。人間総合科学大学人間科学部教授。NPO自然免疫健康研究会理事長。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。『原始人健康学』『水の健康学』『パラサイト式血液型診断』(新潮社)、『笑うカイチュウ』(講談社文庫)、『免疫力を高める快腸生活』(中経の文庫)、『アレルギーの9割は腸で治る!』(だいわ文庫)など著書多数。

プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。2015年、長年犬と暮らした経験から「DeLoreans」というブランドを立ち上げる。

ブログ「Another Days」
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大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雷と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 09:42 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする