動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年07月06日

野犬被害で協議会設置 負傷のケースも 山口・周南市

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 山口県周南市の野犬問題について県、市、警察などの関係機関が連携し対策に当たる「周南地域の野犬問題に関する連絡協議会」が4日、発足し、周南市の県周南総合庁舎で初会合があった。

 協議会は県生活衛生課を事務局に、市と市教委、周南署、県周南環境保健所などで組織される。今後、必要に応じて会議を開き、野犬の捕獲やむやみな餌やり行為への対策などについて協議する。

 協議会は、藤井律子・周南市長の要請で設置された。初会合で藤井市長は「発足を機に、県や警察と一層連携して、一日も早く野犬による被害のない安全で安心して暮らせるまちづくりに取り組む」と述べた。

 県によると2018年度に県内で捕獲された野犬は1577頭で、61%に当たる962頭が周南環境保健所管内で捕獲された。周南市には18年度、野犬にかまれ負傷した被害が4件、囲まれたり追いかけられたりしたケースが41件報告されている。

 ◇野犬にひっかかれ男子中学生が負傷

 周南市は4日、市内の男子中学生が下校中に野犬に肘をひっかかれ負傷したと発表した。

 市環境政策課によると、3日午後3時20分ごろ、周南市徳山の国道2号三田川交差点付近で、下校中の男子中学生が野犬2頭に遭遇。1頭が向かってきたため、追い払おうとして左肘をひっかかれたという。男子中学生は帰宅後、病院を受診し、消毒を受けた。

 事故を受け市教委は3日、市内の全小中学校に注意を喚起するメールを送信した。【松本昌樹】
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凶暴な飼い犬、小学生を襲う…被害児の親は「あの犬を殺処分して」

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小学生の子どもが近所の飼い犬に噛まれてしまった。危険なので、他人に譲渡するか殺処分をさせられないか? そんな相談が弁護士ドットコムに寄せられました。

その犬は普段はケージで飼われていますが、度々、脱走していました。狂犬病の予防注射もしていません。今回、子どもが噛まれたことから、飼い主に対して「示談金を支払ってほしい。あるいは、犬を譲渡するか、殺処分してほしい」と、依頼しました。

相手は「誠意を込めて対応する」と言ったものの、治療費も含めた示談金として10万円を提示するのみでした。子どもはまだ怯え、泣き出すこともあり、心にも深い傷を負ったといいます。そのため「今後、安心した生活を送りたい」として、訴訟も考えているそうです。

このような場合、どのような要求ができるのでしょうか。石井一旭弁護士に聞きました。

●「よほどのことがない限り殺処分命令が出されることはない」

相手に犬を飼わないよう求めることはできますか

「ペットは他人の所有物であり所有権の対象ですので、第三者がペットを殺処分させたり、他人への譲渡をさせたりすることはできません。ただし、行政による措置が行われる場合があります。

例えば私の執務する京都府では、飼い犬が人の生命、身体又は財産に危害を加えたときは、職員が必要な限度において立入調査等をすることがあり、その結果一定の措置を命じることがあるとされています(京都府動物の飼養管理と愛護に関する条例9条、10条)。東京都の条例では、殺処分命令もできると明記されています(東京都動物の愛護及び管理に関する条例30条)。

もっともペットの地位が大きく向上した現代においては、よほどのことがない限り殺処分命令が出されることはないと思われます」

●不適切な飼育方法が原因であれば「損害賠償」認められる可能性

相手は狂犬病の注射もさせず、なんども脱走するような飼育方法であることから、適切な飼育をしているようには思えません。法的にはどのように考えられるでしょうか。

「犬の飼育方法が不適切だったために子どもが噛まれてしまったと言える場合、飼い主の過失を問題にして損害賠償を請求できます。また飼い主の事情によっては刑法上の(重)過失致傷罪に問うことができる可能性もあります。

狂犬病については、飼い犬に狂犬病の予防接種を受けさせることは法律上の義務ですので、それが果たされていない場合、都道府県の狂犬病予防員(獣医師)が犬を抑留することとされています(狂犬病予防法6条1項、5条1項)。

実際は飼い主への指導が行われることがほとんどであり、抑留までされることは極めて稀のようですが、その犬が狂犬病予防接種をしていない疑いがあるのであれば、お住まいの地域の担当部署に相談してみてはいかがでしょうか」

●「心の傷」に対する慰謝料は「認められにくい」

怪我の治療費以外にも、精神的な慰謝料も認められるでしょうか。裁判になった場合、どのくらいの金額が認められるのでしょうか。

「慰謝料については、通院や負傷に対する慰謝料、負傷により後遺障害が発生したときはその等級に応じた慰謝料を請求することができます。一般的には交通事故の賠償基準に準じて、通院期間や回数に比例した賠償基準が採用されているようです。

ご質問のような『心の傷』に対する慰謝料というのは、客観的な証明が難しいこともあり、残念ながら裁判上請求しても認められにくいのが現状です」

【取材協力弁護士】
石井 一旭(いしい・かずあき)弁護士
京都大学法学部、京都大学法科大学院卒業。司法書士有資格者。交通事故・相続・不動産問題等を多く手がける。ペット法学会・ペットの法と政策研究会に所属し、ペットを巡る法律問題についても多くの相談を受けている。
事務所名:あさひ法律事務所
事務所URL:https://asahilawfirm.com

弁護士ドットコムニュース編集部
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ちゃんと理由がある!犬の里親になる条件が厳しいと言われている理由

ネタりか



里親とは?
しゃがんで子犬を撫でる女性

里親とは?
「里親」とは、「育ての親」という意味でもあります。犬や猫を家族として迎えると、家庭の中では「ママ」「パパ」あるいは、「おかあさん」「お父さん」「お兄ちゃん」と自称する人が多いと思います。つまり、「飼い主」も愛犬を自分で産んだ訳ではなく、慈しんで育てているのですから、「里親」の一部であると言えます。

保護犬を引き取りたい理由
お札の山と子犬

安価で引き取れそうだから
日本のペット産業は、年々成長を続けています。ペットサロンやペット用品なども含まれていますが、生体販売の効果も大きく、その市場規模は 1,000 億円程度であると推計されています。犬や猫を飼育したい、と考えている人が生体販売を行っているペットショップで支払う金額の平均が約26万円と算出されています。人気犬種であれば、さらに高額で取引されていることもあります。ですから、「人気犬種でも保護犬ならもっと安価で譲渡してもらえるはず」と考える人がいても不思議ではありません。

殺処分される動物を少しでも助けたいから
最近、テレビやネットでも動物の殺処分や飼育放棄、虐待、多頭崩壊などの動物が絡んだ悲惨なニュースがよく報道されるようになりました。そのため、「動物を飼うなら保護団体から譲渡してもらう」という選択肢が広く知られ、たとえ一匹でも救おうと考える「里親候補」の人もたくさんおられると思います。

子犬よりも成犬の方が飼いやすいと考えたから
犬の飼育経験が豊富な人の中には、「子犬よりも性格に個性のある、落ち着いた成犬がいい」という人もいます。

里親になるための条件〜保護団体の場合〜
人の手に抱き上げられている子犬

以下に例として挙げている内容は、ごく一部です。保護団体によって細かい条件は異なります。

ペット飼育可の一軒家、あるいは分譲型マンションを所有し、居住していること
ペット不可の賃貸に住んでいる人は、動物を室内で飼育することができません。場合によっては、ペット可であっても賃貸物件に住んでいたら、譲渡されないこともあります。なぜなら、賃貸物件に住んでいて契約が更新されず、やむなく引っ越しをしなくてはならなくなり、ペットの飼育ができなくなってしまうケースがあるからです。

同居している子供の年齢が15歳以上であること
保護団体によっては、子供の年齢についての条件がない、あるいはもっと年齢が低くても飼育環境の審査をし、その審査で合格となれば、譲渡してくれる場合もあります。小さいお子さんがいると、動物を手荒く扱ったり、それが原因で動物がケガをしたり、逆に動物の扱いに不慣れなために犬がストレスを抱えて、子供さんを噛んでしまうこともあります。

また、子供さんが成長するに従って、部活、塾通いなどで忙しくなってしまい、「誰も面倒を見なくなったから」と犬を邪魔もの扱いする人もいます。このように、子供さんが小さいと何かとトラブルになりやすく、飼育環境も変化しやすいため、子供さんの年齢制限をしている保護団体も多いようです。

一人暮らしでないこと
一人で暮らしていると、仕事などで外出することがあり、当然、犬が長い時間ずっと家の中に閉じ込められていることになります。また、飼い主さんが急病や突然のケガなどで入院することになったとき、動物の面倒を見る人がいません。それは、悪意のない飼育放棄となります。そのために一人暮らしの人に譲渡しない、という条件があります。

生涯飼育すること
動物を飼おうと言う意思があるのなら、条件として当然のことです。この条件を「厳しい」という人は、動物を飼う資格はありません。

避妊、去勢をすること
いろいろな意見がありますが、病気を未然に防ぐことと、未計画な妊娠出産によって乱繁殖しないようにするためと考えられます。プードル、チワワ、ダックスフントなどの人気犬種だと、犬の繁殖について全く何の知識もない人が「子犬を生ませてお金を儲けよう」と考える人がいないとは言い切れません。無計画な動物の繁殖は多頭崩壊を引き起こし、動物の命を脅かします。そのリスクを考慮した上で、譲渡される動物に避妊、去勢をすることを条件としているのです。

病気予防のためにワクチン接種を必ず行うこと
「里親」として、今から生涯飼育する動物の健康を守るために絶対に必要なことです。ワクチン接種すら拒否するような人は、譲渡された動物が病気になっても、何の治療もしないだろうと判断されても仕方ありません。

飼育予定地の図面、写真を提出すること
自治体が行っている動物の保護施設から譲渡される場合、飼育予定地の広さなどを担当者に確認してもらうために、家の敷地の図面や写真などが必要な場合があります。

里親になるための条件 ブリーダーの場合
子犬たちの世話をする母犬

血統や遺伝病などを十分に考慮し、ペットショップではなく自家繁殖犬で計画的に繁殖して、動物を販売している健全なブリーダーさんの場合、保護団体よりもさらに条件が厳しいことがあります。なぜなら、自家繁殖犬であっても、ブリーダーさんにとっては手塩にかけた自分の子供同様の家族だからです。まだ健康に長生きできる状態でリタイアさせ、その後、自分以上に愛してくれる人に我が子を託すわけですから、思い入れが強くその分、条件が厳しくなるのは当然です。

連帯保証人が必要
芝生で犬を可愛がっている夫婦

そのブリーダーさんと何の関りも持っていない人が里親を希望してきた場合、そのブリーダーさんが信頼している人を連帯保証人として仲介してもらわないと犬の譲渡はしません、というシステムです。

ペット保険の加入
譲渡する犬が病気やケガをしたときに、十分な医療を受けられるように譲渡する時点でペット保険の加入を条件としているケースです。

里親になる条件が厳しい理由
檻の中からこちらを見つめる黒い犬

里親詐欺防止のため
「里親詐欺」とは、保護団体から譲渡された動物を虐待したり、転売したりする犯罪のことです。人を騙そうとしている人は、平然と嘘をつきます。そういった人を見抜き、動物を守るために、時に保護団体の人たちは譲渡希望をしてくる人に対して、厳しい態度をとることもあります。

飼育放棄、虐待防止のため
譲渡された後に飼育放棄されたり、家族構成が変化して飼育環境が変わったことが原因で飼育している動物を虐待しはじめたりする…といったことが起こりえないかどうかを判断するために、ただ、動物との相性を見るのではなく、面談や家の中の様子も審査対象になります。

動物の幸せと命を守るため
里親詐欺防止にしろ、飼育放棄、虐待防止にしろ、保護した動物が譲渡の条件を厳しくするのは、二度と命の危険に晒されることがないか、幸せに暮らせるかどうかを見極めるという目的があります。

まとめ
犬の手を包み込む人の手

保護犬や保護猫を引き取りたくても、条件が厳しくて引き取れない。だから、ペットショップで買うしかない…という意見もあります。保護団体の掲げる条件に対しては、いろいろな意見があると思います。

譲渡の条件が厳しいのは、平気で動物を傷つける人がいて、それらの人から動物を守ることが大前提だと思います。また、動物を愛するあまり、里親希望者の人に暴言を吐いてしまう人もいるようです。けれども、根底には人が傷つけた動物を、もう二度と人によって傷つけられることがないよう、生涯幸せに暮らしてほしい…という願いがあることは信じても良いのではないでしょうか?
posted by しっぽ@にゅうす at 07:30 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホスピスケアにおける動物介在療法とは? 犬との触れ合いで自然と笑顔に

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【人とペットの赤い糸】

 高齢化が進む日本において、ホスピスケアの施設も増えつつある。ホスピスでは、人の尊厳を大切にしながら、さまざまな終末期ケアが提供されている。対して緩和ケアは、早期疾病の段階から患者に提供されている。

 ホスピスケアや緩和ケアの一環として、欧米では約70年前からセラピードッグを用いた動物介在療法が行われている。動物に触れ合ったり、抱きしめる行為は患者の不安を軽減し、癒やされることが分かっている。米国ではホスピスケアを提供する病院の約60%が動物介在療法を取り入れている。

 日本でもさまざまな団体・組織が20年以上前から動物介在療法を提供している。「JKC横須賀全犬種クラブ」(代表・佐藤美津子氏)もその一つだ。クラブ有志による高齢者や障害者施設の訪問活動を1996年から開始し、2009年から神奈川県下のホスピス施設へも訪問している。メンバーの女性がホスピスに入院したことがきっかけだった。

 その女性は愛犬のシバイヌと暮らしていた。彼女が入院していたホスピスの理解の下、佐藤代表は預かったシバイヌを連れて毎日病室を訪れた。患者さんはもちろん大喜びだったが、トレーニングを受けていたシバイヌは、さまざまな「芸」を多くの患者さんやホスピススタッフに披露していた。皆に「お利口さんね」とかわいがられ、飼い主も愛犬の姿に自慢げだった。

 彼女亡き後、ホスピスへの感謝の気持ちから、患者さんに楽しんでもらったり、元気を与えることができればと、ホスピスへの訪問をクラブメンバーで行うことを提案し、現在では、毎回3頭ぐらいで訪問するようになった。クラブの佐古房子さんは、日時の調整が最も苦労する仕事と話す。個室訪問が主で、少人数での訪問となる。

 クラブでは、ホスピスへの活動に参加する人とワンちゃんを募集している。希望する人は、メール(Yds.training@gmail.com)で問い合わせをしてほしい。

 患者さんも毎回ワンちゃんの訪問を楽しみにしており、愛犬の写真を見せてくれる方と犬談義に花を咲かせることもある。中には、ワンちゃんが訪問する当日は髪の毛をとかし、おめかしして待っている人もいる。患者さんだけでなく、施設のスタッフの方々も癒やされると大歓迎を受ける。

 筆者はクラブの相談役をしていることから、先日、メンバーの方々とホスピスを訪問した。写真でも分かるように、患者さんは犬と触れ合うことで自然と笑顔が出る。犬は人の笑顔を生み出し、表情を失った人から、豊かな表情を取り戻すことに貢献する動物と言っても過言ではないだろう。

 ■越村義雄(こしむら・よしお) 一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。
posted by しっぽ@にゅうす at 07:29 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする