動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年09月09日

愛するペットとの別れ、その時あなたはどうする?|約7割が自分と同じお墓に埋葬したい


Yahoo! JAPAN



家族同然のペットにも、いつかは別れがやってきます。ペットの火葬・葬儀ができる霊園を探すWebサイト“メモリアルなび”が、 犬もしくは猫を3年以内に亡くした経験のある方112人に行ったアンケート調査から、ペットの火葬・葬儀に関することをご紹介します。

愛するペットとの別れ、その時あなたはどうする?|約7割が自分と同じお墓に埋葬したい
亡くなったペットをどうしたか?
■亡くなったペットをどうしたか?
設問:直近3年以内に亡くなったペットをどうされましたか?複数頭いらっしゃる場合は、最も直近で亡くなったペットに関してお答えください。

一番多かった回答は、「ペット霊園で火葬・埋葬を行った」が31.2%となりました。次いで、「ペット霊園で火葬後、自宅で保管もしくは庭などに散骨した」が23.2%、「行政機関に依頼した」が13.4%と続きました。

「ペット霊園で火葬・埋葬を行った」と「ペット霊園で火葬後、自宅で保管もしくは庭などに散骨した」を合わせると54.4%になったことは、ペット霊園の認知度がかなり浸透してきたと言えるでしょう。

また、「訪問火葬で、ペット霊園に埋葬した」「訪問火葬で、自宅で保管もしくは庭などに散骨した」を合わせると12.5%となり、訪問火葬を行う人も増えてきているのが現状です。

また、自分のお墓に埋葬した方がいなかったことは、人と同じお墓にペットを埋葬するには様々な障壁があると想像されます。

愛するペットとの別れ、その時あなたはどうする?|約7割が自分と同じお墓に埋葬したい
ペットと一緒にお墓に入りたいか?
■ペットと一緒にお墓に入りたいか?
設問:何の障壁もなければ、ペットを自分と同じお墓に埋葬したいですか?


この設問では、「はい」と答えた方が68.8%と圧倒的で、「いいえ」は26.8%という結果になりました。

実際に自分のお墓にペットを入れた方はいなかったですが、本当なら一緒に暮らしたペットと同じお墓に入りたいという気持ちの表れではないでしょうか。

次はペットが亡くなった後のことを聞いてみました。

愛するペットとの別れ、その時あなたはどうする?|約7割が自分と同じお墓に埋葬したい
すぐに別のペットを飼う?
■ペットが亡くなった後はすぐに別のペットを飼う?
設問:ペットが亡くなった後、別のペットを飼いましたか(飼っていますか)?直近3年で亡くなったペットが複数頭いらっしゃる場合は、最も直近で亡くなったペットの後、どうされたかお答えください。


一番多かった回答は、「その後は飼っていない」が49.1%となりました。次いで、「数か月以内に別のペットを飼った」が31.2%、「1〜2年の時間を空けて別のペットを飼った」が17.9%と続きました。

「その後は飼っていない」と答えた方からは下記のコメントがありました。

●あまりの悲しみに病気になってしまった。なので保健所などでボランティアをして心の隙間を埋めています。
●昔飼っていた猫が亡くなった後、その猫のことを思い20年は次の猫を飼えなかった。今回も同じくらい経たないと次の猫を飼うことはできないだろう。
●さみしさに耐えられなくて飼えません。
●かわいそうで無理です。
●飼う勇気がでない。飼うのがこわい。
●溺愛していたので、他の子を同じくらい可愛がれる自信がない。
●ペットはいつか死んでしまうことを考えると、まだ新しく飼う気にはなれない。今回の悲しみが大きいものだったので。
●もう死に目にあいたくない。

別のペット飼った方のコメントも紹介します。

●寂しさ紛らわすために、新しいペットにも同じ名前をつけました。
●特には飼うつもりはなかったが、自宅の庭で親に置いていかれた子猫を見捨てられずに飼うことになりました。
●淋しくなりましたから、すぐに新しいペットを飼いました。
●2匹飼っていたので、もう1匹の方が寂しがると思ったので、新しいペットを迎えました。
●飼っていた猫が亡くなってから野良猫が家に沢山居着いてしまい、避妊や去勢に連れて行っては家においてあげています。
そのほかにもたくさんコメントがありましたが、皆さんそれぞれの想いがあるようです。

■まとめ
ペットの火葬・葬儀に関するアンケート結果をご紹介しました。ペット霊園に関しては5割超の方が利用しており、訪問火葬に関しても利用者が増えているようです。

また、自分と同じお墓にペットを埋葬したい方が7割近くいることもわかりました。
ペットは一緒に暮らすパートナーです。ペットが亡くなった後も、ペットのことを大切に考えているという方が多くいらっしゃるようです。

アンケート回答者:全国の犬もしくは猫を3年以内に亡くした経験のある方112人
アンケート回答期間:2019年08月13日〜2019年08月15日
※すべての回答の平均ではなく回答が有効なものの平均となります。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:03 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬を飼うことは心臓や血管の健康につながる可能性

ダイヤモンド



犬を飼うことは心臓の健康に良い?
 犬を飼うことは心臓の健康に良い影響を与える可能性があることが、米メイヨー・クリニックのFrancisco Lopez-Jimenez氏らの研究で明らかになった。この研究では、ペットとして犬を飼っている人はペットを飼っていない人に比べて、心血管疾患のリスク因子が少ない傾向があり、運動の機会が多く、食習慣が健康的で、血糖値が低いことが分かったという。

 また、犬を飼っている人は犬以外のペットを飼っている人と比べても、運動習慣や食習慣が優れていたという。詳細は「Mayo Clinic Proceedings: Innovations, Quality & Outcomes」9月号に掲載された。

 Lopez-Jimenez氏らは今回、心血管疾患の既往歴がない25〜64歳のチェコ人の成人1769人(44.3%が男性)の健康調査データを用いた研究を実施した。このうち、犬を飼っていた人の約3分の2(67%)は運動量が米国心臓協会(AHA)の推奨基準(中等度の運動を150分/週以上または高強度の運動を75分/週)を満たしていた。一方、ペットを飼っていない人でこの推奨基準を満たしていたのは48%、犬以外のペットを飼っている人では55%だった。

 また、AHAは果物や野菜、マメ類、食物繊維を豊富に含む穀類、魚、脂肪の少ない肉で構成された食事を推奨している。今回の研究で、食事がこうしたAHAの推奨基準に届いていない人の割合は、犬を飼っている人では7%未満だったが、ペットを飼っていない人では16%、犬以外のペットを飼っている人では13%だった。

 これらの結果についてLopez-Jimenez氏は、「犬を飼っていると動く機会が増えるのは容易に想像できる。犬を飼っている人の血糖値の低さには運動習慣が関連しているのではないか」との考えを示している。しかし、なぜ犬を飼うことで食習慣の改善が促されるかについては不明だとし、「犬を飼うことと食習慣の改善には直接的な関連はない可能性もある」と話している。


犬を飼うことのメリットは、運動量の増加だけではなく、犬が飼い主の家族の一員となって精神的な支えとなるなど、さまざまであることが過去の研究で示されている。Lopez-Jimenez氏も、「犬がいることで孤独感が軽減され、世話をしてやらねばという使命感が芽生える」と説明し、それが飼い主の健康管理を促すことにもつながっているのではないかと推測している。

 犬を飼うことが心臓に良い影響を与えることを示唆した研究は、今回の研究が初めてではない。2013年にはAHAも、犬をペットとして飼うことが心血管疾患リスクの低下に関連している可能性があるとする声明を発表している。

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inRead invented by Teads
 この声明文の筆頭著者で、米ベイラー医科大学のGlenn Levine氏は、犬を飼うことが飼い主の身体活動量の増加につながることは良質な研究データにより示されており、それこそが犬を飼うことで得られる直接的かつ最大のベネフィットであると説明。また、より間接的なベネフィットとして、犬の存在がストレスの軽減や他者との関わり、幸福感などをもたらし、自分自身の健康管理の向上にもつながる可能性があるとしている。

 ただし、Levine氏は「AHAは、健康のために犬を飼うことを提唱してはいない」と強調。その上で、「犬を飼う上で最も優先すべきは、愛情を注がれ、世話をしてもらえる場所を犬に与えることだ。犬を飼うことによる健康効果はその『おまけ』として付いてくる可能性があるに過ぎない」と話している。(HealthDay News 2019年8月23日)

https://consumer.healthday.com/general-health-information-16/pets-and-health-news-531/your-dog-may-be-leading-you-to-a-healthier-heart-749564.html

Copyright c 2019 HealthDay. All rights reserved.
posted by しっぽ@にゅうす at 09:01 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アニマルウェルフェア先進国「英国」と、求められる日本の対応

日本貿易振興機構(ジェトロ)


欧州は他の国・地域と比べて、アニマルウェルフェア(注)への意識が高いと言われている。中でも英国では、アニマルウェルフェア関連の法整備が進んでおり、動物愛護団体の活動も活発で、アニマルウェルフェアが最も進んだ国の1つとして知られている。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、また、畜産物の輸出拡大のためにも、日本も世界標準のアニマルウェルフェアに取り組むことが一段と求められよう。

EUのアニマルウェルフェア
EUにおける現行のアニマルウェルフェアに関する法的枠組みは、1976年に締結された「農用目的で飼養される動物の保護に関する欧州協定PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(209KB) 」にさかのぼる。この協定は、動物が不必要な苦痛やけがを負うことを避け、飼養環境を快適に保つことを目的としている。

また、協定を実現するEU規則として、理事会指令98/58/EC外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます「農用目的で飼養される動物の保護に関する指令」が定められており、さらに、この指令に基づく個別規制として、以下が定められている。

食肉処理規則 1099/2009外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
農用動物が食肉処理される際の痛みと苦痛を最小限に抑えるための適切な気絶処理などについて定めた規則。ハラルといった宗教上の理由がない限り、動物は解体前に気絶処理され、意識と感覚の喪失は死亡時まで維持されなければならない。また、解体時の機械、電気、ガスなどの方法別に機械強度なども定められている。
輸送規則 1/2005外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
生きた動物のEU域内の輸送と、EUへの出入国の際の動物の検査に関する規則。動物を陸送する場合、全ての輸送期間を通じて気温を原則5度から30度の範囲に保たなければならないなど、種々の具体的輸送条件が定められている。
豚指令 2008/120/EC外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
飼養・肥育目的の豚の保護に関して最低限守るべき基準を定めた指令。繁殖雌豚のつなぎ飼い、身動きが十分にできないおりに入れて飼育するストール飼いを禁止(これらの飼育方法は、日本では禁止されていない。)。
肉用鶏指令 2007/43/EC外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
食肉生産のために飼養される鶏の保護に関して最低限守るべき基準を定めた指令。肉用鶏の飼養密度を1平方メートル当たり33kgまでと定めている。
採卵鶏指令 1999/74/EC外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
採卵鶏1羽当たりの面積などを飼育方法別に定めた指令。従来型ケージは1羽当たり550平方センチ以上、改良型ケージは同750平方センチ以上、平飼いは1平方メートル当たり9羽以下と定めている。なお、2012年以降、従来型ケージの使用は禁止されている。
英国における法的枠組み
EU加盟国では、前述のEU指令に基づく国内法が整備されている。英国は、The Welfare of Farmed Animals Regulation 2007外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますをEU指令の実施法として定めている。

他方、このEU法の流れとは別に、英国独自のアニマルウェルフェアに関する法律として、2006年アニマルウェルフェア法(Animal Welfare Act 2006)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますがある。同法では、家畜など人間の飼養下にある動物に限らず、野生動物を含めた全ての脊椎動物(人間を除く)を対象に、致傷行為などの各種禁止事項を定めている。また、法の実効性を担保するため、国または地方政府が任命する検査官に強い権限を付与している。例えば、以下の点において、同法は日本の「動物の愛護および管理に関する法律(いわゆる動物愛護法)」よりも踏み込んだ内容となっている。

闘牛や闘犬などの動物を戦わせる行為の禁止。
16歳以下と推定される人への動物の販売の禁止。
ある動物に関して責任を有する者(一時的か永続的かは問わず)がその動物に適切な環境、食事などを与えていないと判断される場合、検査官は期限を定めた改善の要求を通知できる。
検査官は人の飼養下の動物が苦痛を受けていると判断した場合、それらの動物の苦痛を軽減するために必要な措置を取ることができる。
同法に加え、2018年5月からは「食肉処理場への監視カメラの設置義務に関する法律(The Mandatory Use of Closed Circuit Television in Slaughterhouses (England) Regulations 2018外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」が施行された。これにより、イングランドの全ての食肉処理場で監視カメラの設置が義務付けられ、処理過程が24時間体制で監視されるようになった。

直近でも、英国ではアニマルウェルフェアの厳格化の動きがある。6月8日、盲導犬や警察犬など業務中の動物(Service Animal)に関して、2006年アニマルウェルフェア法を改正するAnimal Welfare (Service Animals) Act 2019外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが施行された。同法は、2006年にある警察犬が容疑者を捕まえようとした際、頭と胸を刺され重傷を負った事件に由来する。同法の施行により、業務中の動物への危害は自己防衛として認められなくなった。

同月26日には、マイケル・ゴーブ環境相が動物虐待に対する罰則の強化を発表している。動物虐待者に対する拘禁刑(刑務所での身柄の拘束)が最長6カ月から5年へと大幅に延長される。この法案は7月現在、下院で審議中で、議会可決後2カ月以内に施行される予定だ。

民間の取り組み
英国では、動物愛護団体の影響力も大きい。英国王立動物虐待防止協会(RSPCA: Royal Society for Prevention of Cruelty to Animals)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは1824年に設立された世界最古の動物愛護団体で、1840年にビクトリア女王に認められて王立を冠すようになった。協会の特徴は、動物の救出・捕獲など民間レベルでの保護活動だけでなく、動物虐待に関する通報を受けて調査し、起訴や告発に関わることで、2006年アニマルウェルフェア法の運用・執行の役割を担っている点にある。協会は2018年の1年間に動物虐待に関する13万件以上の通報を調査し、1,678件が有罪判決となっている。また、協会は順守すべき家畜の福祉に関する基準を定め、基準を満たした商品を「RSPCA ASSURED」として認証している。RSPCA認証は、英国内の大手小売店などで広く採用されている。例えば、英国第2位のスーパーマーケット「セインズベリーズ」では、プライベートブランドの卵、養殖サーモン、子牛は全てRSPCA認証商品となっている。


英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)認証
大手スーパーのウェイトローズも、アニマルウェルフェアへの取り組みが進んでいる。同社のプライベートブランドのツナ缶は、2009年からは混獲率が低く持続性が高い一本釣りで獲られたマグロのみが原料に用いられ、2013年には海のエコラベルとして知られている海洋管理協議会(MSC:Marine Stewardship Council)認証を取得している。MSC認証は、18カ月かけて行われる審査の厳格性や、世界水産物持続可能性イニシアチブ(GSSI)に承認された唯一の国際的な水産物ラベリング制度であり、世界最高水準の認証制度と言える。


海洋管理協議会(MSC)認証
こうした取り組みが評価され、2019年6月、ウェイトローズはアニマルウェルフェアに関する英国のチャリティー団体コンパッション・イン・ワールド・ファーミング外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます主催のベスト・リテイラー・アワードを受賞している。全27の欧州の小売店の中から選出されており、欧州で最もアニマルウェルフェアに配慮したスーパーマーケットといえよう。

日本と英国のアニマルウェルフェア比較
では、日本と英国のアニマルウェルフェアの現状には、どれほど違いがあるのだろうか。2014年時点の資料になるが、動物保護団体ワールド・アニマル・プロテクション外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが作成した動物保護指標によると、A〜Gの7段階評価で、英国は最高段階のA評価、日本はD評価を受けている。この指標は50カ国を対象に、各国の動物保護やアニマルウェルフェア関連の法律、政策に関して15項目から評価している。日本と英国で差が見られる項目の1つに、「農用目的で飼養される動物の保護」がある。この項目では、英国はA評価、日本はD評価だった。日本の動物愛護法は、もっぱら愛玩動物を対象としており、主要な規定は農用目的で飼養される動物には適用されない。また、食肉処理に関しても、処理場の設置基準や衛生管理などについて定めているものの、アニマルウェルフェアの観点からの規定はなく、この点も英国との評価の差につながっている。

「野生動物の保護」の項目でも日英の差が大きい。日本の動物愛護法には、絶滅の恐れがある動物や狩猟対象となる動物を除いて、野生動物に関する規定がない。他方、英国では狩猟対象や絶滅危惧種の動物だけでなく、野生動物全体がアニマルウェルフェアの対象とされている。そのほかにも、「小中学校でのアニマルウェルフェア教育」や「国際獣疫事務局(OIE)の勧告への取り組み」など、日本は多くの改善点を指摘されている。

日本におけるアニマルウェルフェア
近年、日本でも、アニマルウェルフェアの改善に向けた動きが見られる。これまで日本では、1973年に制定された動物愛護法を基礎に、「産業動物の飼養及び保管に関する基準」や「動物の殺処分方法に関する指針」などの各種通知が定められてきた。また、OIEのアニマルウェルフェア改善のための最低限の基準に関する勧告を受け、農用動物の畜種別に「アニマルウェルフェアの考え方に対応した家畜の飼養管理指針外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を策定し、指針に基づくアニマルウェルフェア改善の取り組みが実施されてきた。しかしながら、2016年に実施されたアンケート調査の結果、必ずしも指針に即した飼養管理が実施されていない実態が明らかになっている。こうした中、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、また、日本産畜産物の輸出拡大に向けて、家畜のアニマルウェルフェアの国際標準化は喫緊の課題であり、現在、農林水産省を中心にこの指針に基づくアニマルウェルフェアの普及・定着の取り組みが進められている。

オリンピック・パラリンピックでは、2012年のロンドン大会以降、「持続可能性」が主要テーマの1つに掲げられ、東京大会でも、大会組織委員会から「持続可能性に配慮した調達コード外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が提示されている。しかし、2018年8月、米国の自転車競技選手で、ロンドン大会銀メダリストのドッチィ・バウシュ選手をはじめとする計10人の選手が東京大会のアニマルウェルフェアの基準が低すぎると抗議し、改善要求の声明を出すという事案が発生している。特に問題視されたのは、採卵鶏と食用豚をゲージやおりに入れて拘束する飼育方法だ。採卵鶏に関しては、ロンドン大会では屋内外を自由に出入りできる平飼いの卵が使用された。今後、日本産畜産物のさらなる世界展開を図るには、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを1つの契機に、世界標準のアニマルウェルフェアを意識した取り組みが必要となろう。

注:
動物が生活および死亡する環境と関連する動物の身体的・心理的状態をいう。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:58 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「命をつなぐというのは非常に素晴らしい」 両陛下秋田で保護犬と触れ合う

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第39回全国豊かな海づくり大会に出席するため、7日に秋田市入りした天皇、皇后両陛下は市内の秋田県動物愛護センターを訪問された。施設は4月、犬や猫の殺処分ゼロを目指す県の新たな拠点として開設された。「命をつなぐというのは非常に素晴らしいですね」。両陛下は保護された犬との触れ合いを楽しんだ。

【写真】演奏に拍手を送る大勢の音楽ファン=7日午前11時40分ごろ、仙台市青葉区本町3丁目

 同センターの「命を大切にする心を育む教室」で、リーダーウオークや犬の心音を聴診器で聴く体験をした。センターでは現在、保護犬8匹と保護猫48匹を管理している。

 天皇陛下が、参加した園児と児童11人に「動物は好きですか」「何か飼っていますか」などと質問する場面があった。秋田市御所野小6年のムルギア琥珀君(12)は両陛下の優しい笑顔が印象的だったという。お二人がいすを譲り合う様子を見て「仲の良さを感じた」と話した。

 「これが私たちのわんちゃんです」。金和浩所長は、天皇陛下が帰る間際に家族と愛犬の写真を見せてもらった。陛下は保護犬だと説明したという。金氏は「動物を慈しむ心をお持ちで、お会いできて光栄でした」と振り返った。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:20 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

動物実験大国・日本の残酷な真実、禁止国が増えているのになぜ?

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医薬品、健康食品、化学製品、農薬などの研究開発、安全性確認、有効性評価など、あらゆる分野で人類に関係している「動物実験」。安全性を確かめるには必要悪と考える人も多いかもしれないが、動物実験に代わる方法を取り入れている国が増えてきているという。NPO法人動物実験の廃止を求める会の事務局長である和崎聖子氏に詳しい話を聞いた。(清談社 福田晃広)

● 疑問を感じず 残虐な実験を続ける日本

 動物実験といえば医学研究や新薬開発のイメージが強いかもしれないが、化粧品、日用品、食品添加物、農薬、工業用品などでも行われている。

 そのほかにも化学物質の毒性試験や生理学、栄養学、生物学、心理学などの基礎研究、大学や学校といった教育現場における解剖や手術訓練などの実習、あるいは兵器開発などの軍事領域まで、さまざまな分野に広がっているのだ。

 実験に使われる動物も多岐にわたり、マウスやラット、モルモットから、犬や猫、ウサギのほか、鳥類、魚類、ヒツジ、ヤギ、ブタ、ウシ、さらにはサルやチンパンジーなどの霊長類まで幅広い。

 動物代替センターを運営し、動物を用いない研究への助成機関のAnimal Free Research UKと、英国動物実験廃止連合(CFI)の調査によると、世界では毎年、推定1億1530万匹以上が犠牲になっているというデータがある。

 しかし日本では、どのくらいの数の動物が犠牲になっているのか、はっきりわかっていないという。和崎氏はこう語る。

 「EUやアメリカでは、施設の登録、査察が義務になっていますし、違反が見つかれば罰則があります。一方日本では、兵庫県のみ条例で施設の届け出制があるだけで、国として実態を把握するシステムがなく、実験施設の場所はおろか、年間どのくらいの動物が実験に使われているかといった統計が一切出てこないのです。なかには雑居ビルの一室で動物実験が行われていたという、驚くような例もありました」


● 得られるデータは 人間に当てはまるとは限らない

 動物実験の目的として、「医学の進歩のため」「科学の発展のため」「人間の安全のため」「教育のため」が挙げられる。それらの大義名分のもとで行われている実験とは、具体的にどのようなものなのだろうか。

 「たとえば、化粧品の安全性や有用性を調べるために、ウサギの目に化粧品の成分原料である化学物質を注入したり、モルモットの背中の皮膚をあらかじめ損傷させそこに被験物質を塗布したり、絶食させたマウスに強制的に被験物質を投与したりするなど、およそ美しさとは程遠い残酷な実験が行われています。いずれの実験でも動物は徹底的に苦しめられた後、殺され廃棄される運命をたどります」

 「化粧品や日用品、食品添加物などの安全性を調べるためにはやむを得ないのではないか」と考える人もいるかもしれない。ところが、その動物実験で得られたデータの多くは人間に当てはまらないと、疑問視する医師や専門家も増えているという。

 「動物に化学物質を飲ませたり、有害物を皮膚に塗ったりする実験によって、人間には安全だと判断されたはずが、後になって人体だけでなく環境への危険性が明らかになったケースは数多くあります。というのも、人間と動物では体の構造や代謝機能などに大きな差(種差)があり、薬物に対する反応も違うからです」

 「研究施設内で行われた動物実験のデータを、人間にそのまま当てはめることはできないと主張する医師や科学者も多いのです。むしろ『動物実験によって得られたデータが、人間の病気の治療に誤った知識をもたらし、医学の進歩を遅らせている』と主張する声が高まっていて、専門的見地からも動物実験の過ちが指摘されています」

● 欧州では小中高での 解剖実習は禁止!

 欧州諸国では、大学以下の学校で動物の解剖が法律で禁止されているが、日本の教育現場では、今でも多くの小中高校でカエルや魚などの解剖実習が行われていると和崎氏は指摘する。

 「学校の解剖実習は、動物の命を実験材料としてモノ扱いさせるため、子どもたちがふざけて弱いものは殺してもいいんだと思うようになるなど、動物に対する感覚を狂わせる危険性があり、倫理観の欠如につながりかねません。ソフトウェアを使った代替法で学んだ生徒と、実際に生きた動物を解剖した生徒の成績を比べると、前者の生徒たちのほうが良かったという論文があります。代替法だと、何度も繰り返し実験できるので、学習効果が高いのです」

 和崎氏によれば、大学の医学部、獣医学部においても、たとえば、すでに英国に8つある獣医学校すべてで生きた動物を犠牲にするカリキュラムがなく、米国とカナダにある医学校100%(211校中211校)には生きた動物を用いるカリキュラムがないという。

 動物実験をすることに何の疑問を持っていない日本とは、大違いなのだ。

 先述したように動物実験が行われる分野は幅広い。すべての分野で代替法があるわけではないが、特に化粧品開発に限っては、培養細胞、人工皮膚モデルなどを用いた代替法が確立しているものも多く、世界的に動物実験禁止に向かっている。

● 世界で広がる 動物実験の代替法

 欧米では、消費者たちが「動物を犠牲にした製品は使いたくない」と声を上げた結果、多くのメーカーが動物実験廃止を宣言した歴史がある。

 国としてもイギリス、ドイツは1998年に禁止に踏み切り、EUは2004年から、化粧品(シャンプー、リンス、整髪料などを含む)開発の際、段階的に禁止することを決め、2013年には完全禁止とした。

 さらにOECD(経済協力開発機構)やICH(医薬品規制調和国際会議)といった国際機関の化学物質や医薬品の安全性試験ガイドラインにおいても、代替法を取り入れる努力が進められている。

 EUにならうかのように、イスラエル、インド、ブラジル・サンパウロ州、ニュージーランド、台湾などでも化粧品の動物実験が禁止になっており、世界標準となりつつあるのだ。

 大前提として、動物実験は、実験動物を維持管理のための場所の確保、給餌の手間など、飼育コストがかかる。

 それに比べて、代替法は試験管やコンピューターで行うことで経費も時間も圧倒的に削減できる上、人間の細胞を使って、人間に対する安全性を調べられる。また、有毒廃棄物を少量で抑えられるので、実験者の労働衛生や環境保護の点からも有益であることもわかっている。

● 日本では広がらない代替法 問題意識の希薄さがネックに

 では、なぜ日本ではなかなか代替法が普及しないのだろうか。和崎氏は憤る。

 「世界各国の動きに対して、日本でも化粧品に関しては大手をはじめ、自主的に動物実験を廃止している企業が多数あります。厚労省も代替法を勧める通知を企業に出しているものの、なかなか広がらないのが現状。確かに今までとはまったく種類が違う実験方法なので、施設や人員も様変わりさせる必要があり、企業に負担はかかるでしょう。しかし、国際的な動向を考えると、代替法に切り替えるほうが企業にとっても良いはずです」

 今年の6月12日、動物虐待の罰則強化や、ブリーダーやペットショップといった動物取扱業への規制強化などが盛り込まれた改正動物愛護法が成立した。しかし、実験動物に関する改正は、皆無に終わった。

 現状、世界各国から後れを取っている日本も、国として問題意識を持ち、動物実験からの脱却を考える時期にきているのだ。

福田晃広
posted by しっぽ@にゅうす at 01:14 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする