動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年09月16日

犬の多頭飼い…楽しいことばかりじゃない。飼い主さんに聞いた理想と現実とは


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多頭飼いは楽しい、2頭だと犬が寂しくないといった軽い気持ちで多頭飼いをすると、人も犬も不幸になる可能性が高いです。この記事では、多頭飼いの理想と現実についてご紹介します。

犬の多頭飼い…楽しいことばかりじゃない。飼い主さんに聞いた理想と現実とは
仲良しだね〜♪
多頭飼いの理想って?
多頭飼いについてどんなイメージを持ちますか? 

新しい犬を迎え入れることで先住犬が寂しくない犬同士が仲良く遊んだり、お留守番していてくれる犬達とより楽しく充実した生活を過ごせる可愛い犬が家に増える

このように、多頭飼いは楽しい生活で、よいことがたくさんあるイメージを持つ人がいるかもしれませんが、理想通りの暮らしができるとは限りません。

犬の多頭飼い…楽しいことばかりじゃない。飼い主さんに聞いた理想と現実とは
「僕たちはいつも一緒なんだ。」「ねぇ。ボールちょうだい。」
多頭飼いの現実はいろんな出来事が起こる
実際に多頭飼いを経験したことのある飼い主さんにアンケートを行ったところ、覚悟を持って多頭飼いを決めたが理想通りにはいかない部分もあるという声がみられました。

多頭飼いの現実@:犬同士の相性が悪い
先住犬との相性が悪いと、犬同士のストレスになるだけでなく、人間の暮らしにも影響が出ることもあるので、先住犬の性格や犬同士の相性や性別、年齢をよく考えて2頭目を迎える必要があります。可能なら、おためしで何日か過ごしてみることをおすすめします。

多頭飼いの現実A:お金がかかる
多頭飼いは、予防接種やフィラリア予防、避妊去勢手術、食事、ペットシーツ、トリミングなど費用が頭数分かかるだけでなく、犬が病気やケガをすると病院通いで出費も多くなり、予想よりもお金が多くかかることが考えられます。

多頭飼いの現実B:しつけが難しくなるケースもある
新しくやってきた犬が先住犬の行動を真似するのでしつけやすいという意見がある一方で、1頭目のしつけが十分にできていない状態で2頭目を迎えると、吠える、いたずらするなどよくない影響を受けてしまうこともあります。

多頭飼いの現実C:お世話に倍の時間がかかる
多頭飼いは、お散歩やブラッシングなど頭数分のお世話が必要で、1頭1頭が嫉妬や寂しい思いをしないようにケアしてあげなければならず、お世話に時間がとれないのであれば、多頭飼いはしない方がよいでしょう。

犬の多頭飼い…楽しいことばかりじゃない。飼い主さんに聞いた理想と現実とは
仲良く整列しているね♪
大変だけど、多頭飼いは楽しい!
多頭飼いは、頭数や飼い主さんの意識によっては賛否両論あるのも事実です。きちんと管理できないのであれば、多頭飼いをするべきではありません。

理想通りになるとは限らないことをしっかり認識して、犬の幸せを考えてしつけやお世話を行い、犬達との暮らしを楽しみましょう!

監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください

いぬのきもちアンケートvol.44:多頭飼いをしたいと思っている人に、飼っているからこそ伝えられるアドバイスは? 

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 08:36 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

敬老の日にシニア犬への食事を見直してはいかが? 長生きのための「手作り食」

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今日は敬老の日です。人間だけじゃなく愛するペットにも長生きしてもらうには、「食べ物」が非常に重要になってきます。食べたものでカラダができているので、今日はシニア犬の食事について獣医師の視点から解説します。

私の治療の特徴は、食事療法と、がんの免疫誘導です。17歳のミニチュアダックスフンドのラッキーと暮らしていて、今日はこの子の食事についてお話しします。

アニコム「家庭 どうぶつ白書 2016年」より
https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201612_1.pdf

表にあるように、犬の寿命の平均は、13.7歳(2014年)です。

この表からもわかるように、ラッキーは長寿です。獣医師の犬なので、当然かもしれませんが(健康のためにいろいろとしています)ひとつ言えることは、食事を手作りにしていることです。動物病院の中では、手作り食がNG のところが多く、絶対に処方食というところがほとんどです。総合栄養食であるドッグフードと水でいいという時代は、「もう終わった」と個人的には考えています。

何故手作り食か?
14歳ぐらいまでは、ラッキーも動物病院にある処方食を食べていました。ところが、40度以上の熱を出してから、食べなくなったのです。そこでシニアの犬に合うドッグフードがなかなかないため、手作り食にすることにしました。また、ドッグフードは長い間、部屋の片隅に落ちていてもカビが生えません。なぜならドッグフードには防腐剤が入っているからです。これもやめた理由のひとつでもあります。

ラッキーは慢性肝臓病、心臓病(僧房弁閉鎖不全症)を患っています。理想は持病がなく、元気で長生きすることなのですが、現実的には、難しいです。

どんな手作り食か
撮影筆者 17歳の愛犬の食事
(材料)

・イワシの水煮(イワシ1匹)(DHAやEPAが豊富で、ミネラルも豊富)

・納豆(半カップ)(発酵食品で最近の研究の結果脳炎に効果がある)

・プチトマト(1個)(リコピンがあり、抗炎症作用)

・サツマイモ(半分)(カリウムと繊維質が豊富)

・ニンジン(3分の1)(ベータカロチンがあり、犬はそれからビタミンAに変換できる。)

 (錠剤は、サプリメントや薬)

注意:ラッキーは噛んで食べるのですが、噛まない子は、喉に詰まらせる危険があるので、ハンドミキサーで砕いてあげてくださいね。

手作り食の問題点
・犬は与えてはいけない食材(タマネギ、ネギ、ブドウ、イチジクなど)があるので、事前に調べてください。

・カロリーは大丈夫か?

・栄養のバランスは大丈夫か?

・不足している栄養素はないか?

手作りするときは
・動物病院で血液検査(電解質、トータルプロテイン、アルブミン、ヘマトクットなど)を定期的にしてもらう。

・自己流にしないで、かかりつけ医と相談をする。

・体重を毎日、測定(上下をチェック)

・ウンチの状態を確認

・オシッコが量を確認

手作りの裏技
・いま食べているフードから、手作り食に少しずつ移行していき、将来的に全部、手作り食にする。

・食品を全部入れる、ホールフードで。魚なら頭、目玉、内臓、骨も全部入れる。

(ホールフードとは、まるごとの食べ物という意味。野菜であれば、皮や種、葉っぱ、根っこまで、魚であれば、頭から尻尾まで。)

・何故ホールフードがよいか。

血液の中にはナトリウムなどが入っているので、血の成分も大切です。そして骨にはカルシウムが入っています。魚を丸ごとあげることで、あらゆる栄養素を摂取することができ、たくさんのサプリメントなどを飲まなくてもすみます。飼い主さんの中には、魚の切り身だけを与える方もいますが、これだと魚の筋肉だけしかあげていないことになり、栄養が偏りますので注意しましょう。こんな場合は、電解質のナトウム不足になったりします。

まとめ
動物の栄養学の勉強をして、犬に手作り食を与えるのもひとつの方法だとわかりました。決して、自己流ではなく、血液検査のデーターを元に、獣医師と話し合いながらやってくださいね。(災害などの場合に備えて、ドッグフードも常備はしています。)

ラッキーは17歳ですが、今も自分で食べて自分の足で走っています。飼い主に科学的に正しい知識を持っていただくことで、こんな元気な17歳の犬になれるのです。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:27 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫エイズ検査が「陽性」反応 保護ねこを引き取ることを決めた女性の覚悟とその後

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 「人とねこに歴史あり」。元保護ねこ「キャスパー」と、その飼い主「愛」さんの歩みを3回に渡ってご紹介します。前回、キャスパーを引き取ることに決めた愛さん。しかし、キャスパーはある病の可能性があることを、保護団体から告げられます。その時、愛さんがした決意とは……。

【写真】保護ねこを引き取ることを決めた愛さんと、猫エイズ検査が陽性だった「キャスパー」のその後 幸せがあふれる現在の姿(3枚)

 ◇ ◇ ◇

「どうしますか」と聞かれ… 子ねこだったキャスパーを引き取りにいった愛さんの決断
 東急田園都市線あざみ野駅からバスで6分。美しい木々が立ち並ぶ大通り沿いに、店を構える花と雑貨のお店「Atelier Ai(アトリエアイ)」。店主の愛さんは、看板ねこの元保護ねこ「キャスパー」とともにお客様をお迎えします。

 愛さんは「ねこねっと山中湖」からキャスパーを引き取る際、猫エイズ検査に「陽性」反応が出ていることを伝えられました。しかし、その時キャスパーはまだ子ねこだったため、母ねこの抗体を譲り受けて陽性反応が出てしまう「擬陽性」の状態。病気かどうかははっきりとは分からないと、説明を受けました。

 猫エイズは感染していたとしても、必ずしも発症するとはかぎりません。エイズキャリアのまま天寿をまっとうする子もいれば、発症して短命となる子も…。

「どうしますか」と声をかけられた愛さん。しかし、どうしても断ることができなかったといいます。やはり猫エイズというだけで、引き取り手が少ないのも事実。愛さんを決断させたものはなんだったのでしょうか。

「キャスパーは会ってすぐから、私のスカートの中に入ってくるような子でした。顔を合わせてしまったら、猫エイズが『陽性』だから嫌だなんてことはもう言えなくて。病気がもし発症し、一緒にいられるのが短い時間だったとしても、それでもこの子がいいと思ったので、お迎えしました」

猫エイズ検査が「陽性」反応 保護ねこを引き取ることを決めた女性の覚悟とその後
まんまるの瞳に吸い込まれていいですか【写真:猫ねこ部】
「生きててくれてありがとう」 毎日噛み締める想い
 結局、その後の検査で『陰性』となり、病気ではなかったというキャスパーくん。最悪な状況を想定しながらも、家族に迎えいれた愛さんは毎日幸せを噛み締めているのだそうです。

「幸せですね。毎日生きていてくれてるだけで。キャスパーに『生きててくれてありがとね』といつも伝えています。それに、息子と一緒に『かわいいね』、『大好き』と、毎日何十回も言ってますよ」

 ねこを飼うということは、家族がひとり増えるということ。これほど覚悟をもって家族の一員として迎えてもらえたのは、キャスパーにとっても本当に幸せな出会いだったのではないでしょうか。


穏やかな「キャスパー」は看板猫に みんなの人気者
 家族となった愛さんとキャスパー。現在では、愛さんが経営する「Atelier Ai(アトリエアイ)」の看板ねことして、お店に出ています。

 キャスパーは、とても甘えん坊で、人見知りはあまりしません。最初こそ、愛さんの影に隠れていることもありましたが、わんちゃんや小さな子どもとも仲良しなんだそう。キャスパーは本当に穏やかで、幼児からどんなにバシバシやられても、攻撃しかえすことはないといいます。

「入り口のドアが開いても出ていかないし、お客さんがいっぱい来ても動じない。まるで置物のようですよ(笑)」

 そんな落ち着いているキャスパーは、実家や友達の家に連れていっても全然平気なのだとか。旅行で出かけるときは、『ねこねっと山中湖』の副代表で、全幅の信頼をおいている保科さんのところにあずけるのだそう。

「ねこって一箇所にいるのがいいかなと思ってたけど……。キャスパーは5か所は行ける(笑)」と愛さん。お互いに一緒にいて、ストレスもなく心地いい。相性がいいって本当にこういうことなのでしょう。

「自由気ままに甘えてくれて幸せそうにしてる顔が一番嬉しい。心許して寝てるときなんか、もうそれだけでいいっていうような気がしますね。布団に入りたい時も『開ーけーてー』ってトントントンと肩をたたく。勝手に入ってこれると思うんだけどね(笑)」

 愛くるしい表情で甘えてくる犬みたいなねこ。キャスパーは愛さんにとって「本当に愛おしくてしかたない存在」というのがひしひしと伝わってきました。

猫ねこ部
posted by しっぽ@にゅうす at 08:24 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「犬に懐かれるのは孤独な人間」って本当!? 話題のツイートを専門家に聞いてみた

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犬は孤独な人間を心配してかまいに来る!?
人間のパートナーとして、いまや欠かすことのできない存在となった犬。

これまでも編集部では、足をピーンとして仰向けでお腹を出した状態で寝たり、海岸に打ち上げられたペットボトルを拾って掃除をしたりと様々な顔を見せ、我々の心の支えになってくれる犬を紹介してきた。

【画像】人の感情に共感していたらこんな感じで微笑みかけてくれる!?

そんな犬に関するある投稿がいま話題になっている。

よく犬に興味を示され、たまに異常なほど懐かれるのを(動物って私がええ人間やということがわかるんや)と思ってたけど、群れで暮らす犬には家族的な存在がいるかどうか見分ける力があり、孤独な人間を見つけると心配してかまいにくると聞いてから微妙な気持ちになってる…これほんまのことなん…

これはなんとも驚きの内容だ。この説が本当なら、見知らぬ犬に良く懐かれるという人は何とも言えない気持ちになることだろう。

にいな のりこ(@niina_noriko)さんが投稿したこの説に対し、Twitterでは「大きい犬が寄り添ってくれるのはそういうことですか」や「多分いい匂いがするだけなんじゃないかと思います」「微妙なきもちになりました」など、賛否の声が上がり、1万9000超のいいねが付いている。(9月13日現在)

でも、本当に犬にはそんな能力が備わっているのか? まずは、投稿者であるにいなさんにお話を伺った。

「孤独な人が見知らぬ犬に懐かれることが見受けられた」
ーー犬は家族がいるかどうかを見分け、孤独な人間を見つけると心配してかまいに来るという説を信じている?

半信半疑です。犬を飼われている家庭で家族の力関係を理解して振る舞うというのは昔から言われていることですし、家族の中で孤立しているときにかまいにくるのはあると思っています。今回のツイートへの反応でも、元気のないときにかまってくれたという声がたくさんありました。

しかし、一緒に住んでいるわけでもない人間の孤独を感じ取れる力があるのかどうかは疑問です。ただ、自分の周りの数少ない例では、人付き合いが苦手で孤独な人(失礼ですが)やその時点で孤独な状態にあった人が見知らぬ犬に猛烈に懐かれることが見受けられました。

ーー誰から聞いたものか?

特に誰というわけでなく、よく言われることだと思っていましたので、バズって驚きました。Twitterでも私以前に同様の発言を見たことがあります。

ーー犬にはよく懐かれる?

どちらかというと懐かれる方です。

ーー今回の説をふまえると、どういう気持ちになった?

犬に限らず動物に懐かれると良い人アピールしたくなりますが、そうではなく慰められてるのだとしたらシュンとしてしまいますね…。

孤独な状態にあった人が見知らぬ犬に猛烈に懐かれることが見受けられて「よく言われることだと思っていました」とにいなさんは語ってくれたが、ますます真偽のほどが気になってくる。

犬は本当に家族がいるかどうかを見分け、孤独な人間を見つけると心配してかまいに来るのだろうか。犬のしつけ方教室「スタディ・ドッグ・スクール」を運営しているアニマルライフ・ソリューションズにもお話を伺った。


「鼻歌を歌う人」より「泣く人」に近づくという実験結果も
ーー犬は孤独な人間を見つけると心配してかまいにくるという投稿があるが本当か?

犬が飼い主を助けたり慰めたりするといった話はよく聞きますが、研究の段階では、まだはっきりとはわかっていないようです。飼い主を助けたり慰めるということは、相手の気持ちに対して同情したり、共感する能力が必要となります。人間やいくつかの霊長類で観察されているあくびの伝染が、同情や共感の証と考えられているため、相手に対して共感するかどうか検証する方法では「あくびの伝染」という現象が利用されています。

犬の場合、「『本当のあくびをする人』と『あくびのマネをする人』を接触させたところ、本当のあくびをしているときに伝染が起こったが、ただ単に口を開けてあくびのマネをしているときにこの現象は起こらなかった」「犬に対して人間があくびをする時の声だけを聞かせ、伝染が起こるかどうかを調査した結果、あくびの伝染は起こり、さらに親しい人間のあくびの声を聞いた時の方がより頻繁に起こったことから、同情心が関わっている可能性が示唆された」などといった研究から、犬にも共感する能力があるのではないか?と考えられています。

ただ犬のこのような行動は、無意識に他者のしぐさや癖、振る舞いを模倣してしまうカメレオン効果で、共感をしているのとは違うのでは?という考えもあり、研究の世界でもはっきりとは答えが出ていないようです。


ーー他にも参考になりそうな実験はある?

また、2012年に行われた実験では、人が話したり鼻歌を歌う状況と泣いている状況を見せたとき、それぞれの状況に対し犬がどのようなリアクションを見せるかを観察しました。その結果、犬は泣いている人に対してより積極的に近づく傾向があり、この傾向は実験者が飼い主だろうと、見知らぬ人だろうと変わらなかったようです。

さらに、見知らぬ人間が泣いているふりをしていると、犬は大好きなおやつやおもちゃを取りに行くより、その人に近づいて鼻を擦り付けたり、匂いを嗅ぐといった行動を多く見せたそうです。こうした結果から、泣いている人に近づこうとする犬の行動は同情行動なのではと考えられています。

しかし、この実験の結果でも、ただ単に好奇心で人に近づいたという可能性も考えられるため、本当に慰めたとは断言はできないようです。犬が人に対して共感性をもって慰めるかどうかは、様々な研究が行われて検証中のようですが、最近の研究では、犬は匂いだけで人の感情を読み取ることができたり、犬は飼い主のストレスがうつったりするといった研究結果も出ているので、ある程度、人の感情に共感できる能力はあるかもしれません。

犬は1万5千年前から、最も古く人と共生するようになった動物です。他の動物と比べ今でも人にとって最も身近な動物として共生できているのは、犬が人の気持ちを読み取り、共感する能力を身に付け、寄り添ったことによって、人にとって心の支えとなるかけがえのない存在になったからかもしれません。


人と犬の関係は“母子関係”に近いとの指摘も
ーー例えばどのような人になついたり、かまいに来る?

以前は人と犬の関係は上下関係と言われてきましたが、最近では母子関係に近いと言われています。その理由は、犬は飼い主よりも上位に立ちたいのではなく、人間の子供のように養護してもらうことを求めているのではということが様々な研究で分かってきました。

人間の子供が親に求めるように、犬も生きていくために必要となる欲求を満たすことを飼い主に求めます。そのため、十分な食事や運動、安全な寝床などを提供してくれる人には安心して懐いてきます。また、人とのかかわりの中でも脅威を与えず、犬が安心できる触れ合い方をする犬はなつきます。


ーー逆にどのような人が吠えられたり、警戒されやすい?

上述したように、脅威を与えるような触れ合い方をする人に対し、犬は警戒をして自己防衛のために吠えます。脅威を与えるような触れ合い方には、

・大きな声を出して興奮しながら近づいてくる
・勢いよく走って近づいてくる
・目をじっとのぞき込み凝視する
・上から覆いかぶさるように頭をなでる、捕まえようとする
・威圧的な声や態度をとったり、体罰を与える

といった触れ合い方は、犬に脅威を与えやすいです。

犬は「家族のいない人を孤独な人なんだ」とは考えられない
ーー飼い主以外に興味を示したり、懐いたりするのはどういう意味があるのか?

(1)上述したような犬との触れ合い方が上手だったり、犬が楽しむこと(おやつをあげたり遊んでくれるなど)をしてくれる人には飼い主以外でも懐くこともあります。

(2)その犬がもともと人が好きな場合は飼い主以外にも懐きます。特に生後3週齢から12週齢は社会化期と言われ、この時期に触れ合ったものには生涯愛着を示すと言われています。そのため、社会化期に飼い主以外のたくさんの人と関わったことのある犬は、飼い主以外の人との交流も好むようになります。


ーー家族的な存在がいるかどうか見分ける力があるというのも本当か?

犬自体が飼い主を家族(仲間)という認識を持つとは思いますが、家族のいない人を見てこの人は孤独な人なんだとは考えられないと思います。ただ、孤独な人の寂しい気持ちは理解できるかもしれませんが、それが孤独だから寂しいというような解釈はできないと思います。


ーー誰がどの家族に属しているかも見分けることが出来る?

普段一緒にいる家族の人たちが同じコミュニティーの存在であることはわかると思いますが、まったくの他人がどの家族に属しているかというのは、見分けることはできないと思います。

孤独な人を見つけると心配してかまいにくるかどうかは、まだはっきりとは分かっていないということで「犬に異常に懐かれる」という人は少し安心したのではないだろうか。

真相は分からなかったが、犬は私たちを楽しませてくれたり、癒やしてくれたりと、今後も人間にとって欠かすことのできないパートナーであることに変わりないだろう。
posted by しっぽ@にゅうす at 08:22 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする