動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年10月05日

猫が人の言葉を理解しているという確かな根拠

東洋経済オンライン



猫は人の言葉を理解しているの?
何千年も前から人と生活してきた猫ですが、この長い間、体の形や大きさなどが起源種からほぼ変化していません。すなわち奇跡的に野性味も残したまま、人の側で生きてきたわけです。大雑把にいうと、「自分を変えない自由な生き物」である猫は、人間のことをどう捉えているか不思議に思いますよね。

飼い主は、猫に向かって「ニャニャニャニャニャ」なんて鳴いて話しかけるわけではなく(中にはそのような人もいるでしょうが)、「ミーちゃんおいで」などと、いつもの言葉で話しかけているわけですが、そもそも猫は人の言葉を理解しているのでしょうか?

ここに興味深い研究結果があります。2019年4月、英国の科学誌に発表されたもので、飼い猫は、「自分の名前」と「一般名詞」と「同居猫の名前」を聞き分けられることが、実験で明らかになったというのです。日本の上智大学の研究チームが行ったのは要約すると次のような実験です。

飼い猫や猫カフェの猫など約70匹に、それぞれ実験の対象となる猫の名前と、同じようなアクセントや長さの単語と、同居猫などのほかの猫の名前を、続けて4回呼びかけてから、最後にその猫の名前を聞かせるというもの(すべて自動音声)。


その結果、最初の4つの言葉では猫の反応がだんだん小さくなっていったのに対して、自分の名前になると反応が大きくなったそう。この実験結果から、猫は自分の名前とほかの単語の違いがわかり、自分の名前を理解していることが証明できたというのです。

猫を飼っている人なら、「うちの猫は、もちろん自分の名前をわかっていますよ、何を今さら」なんて思うかもしれませんね。しかし、この研究結果が画期的だからこそ、英国の科学誌に取り上げられたともいえるでしょう。なんせ気まぐれな猫ですから、実験自体難しいわけです。

猫は音を聞き分けて単語を区別している
翻って猫脳から考察する、猫の人の言葉に対する理解度はどうでしょうか。言語機能をつかさどっている脳の部位は、大脳新皮質です。「霊長類の脳」といわれる部分で、猫にはうっすらとしかなく、あまり発達していないことがわかっています。その意味では、単語は理解できても、単語の組み合わせまではわからないのではないか、と考えられています。

他方、猫は高い聴覚機能を誇ります。人が発した言葉の微妙な音の違いも聞き分けられるため、前出の実験でも単語の違いを聞き分けている可能性があります。また、猫は記憶力が非常に優れているので、経験から言葉を覚えることができます。食べ物や、身の危険に関することは死活問題なので、とくによく覚えます。

2011年に、米国のボーダーコリーが猛特訓によって、モノの名前を1000個以上覚えられたとのニュースがリリースされました。猛特訓というところが犬ならではですが、脳の構造や知能については、犬も猫もさほど変わりませんから、猫もおそらく相当数の単語を覚えることができると思われます。ただ、猫には猛特訓できないのが玉に瑕なんですが……。

縄張りで生きる猫は、縄張り内の異変に敏感です。単独行動で生活してきたので、異変に気づけないと、野生では命を落とす危険性があったからです。人と暮らす猫にとって、飼い主もいわば縄張りの範疇。その意味では、日ごろから人のことをよ〜く観察しています。

人が言葉を発したとき、そのトーンや長さ、強弱、さらにその時の人のしぐさを猫は・ガン見・しているのです。そして言葉を状況とともに記憶し、猫脳に張り付けておき、その時々で引き出して理解しています。


言葉の理解は、経験が肝要になってくるので、飼い主は猫にポジティブな言葉をかけるときと、ネガティブな言葉を伝えるときでは、声の大きさや高低、抑揚をはっきり変えて話しかけたほうがいいですね。例えば、猫を褒めるときは、高い声でやさしく、語尾を上げながら。反対に、危険なことを諭したりする場合は、低い声で大きく語尾を下げて。

名前を呼ぶときは、ポジティブな状況のみに
そして猫が自分の名前をわかっていると仮定すると、猫にとってマイナスな状況で名前を呼んで話しかけると、嫌な記憶として覚えてしまうので、猫の名前を呼ぶときは、ポジティブな状況のみにしたほうが身のためですね。


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このような事柄からわかるのは、猫は人の発する言葉を、そのときの状況や人の様子から全体像としてどんなものか察知はできるということです。

ですが人の言葉はある程度理解していても、猫脳の構造からすると、残念ながら猫は人と会話することはできません。そりゃ当然? 「いや、うちはできる」との反論が、猫の飼い主さんから聴こえてきそうですが……。

猫は人の言葉や感情は理解してくれているわけだから、それでよしとするのはどうでしょうか。猫サイドの言い分からしたら単なる縄張りチェックだとしても、側にいてじっと観察してくれている、人が言わんとしていることを理解しようとしてくれている、そう捉えることが猫と幸せに暮らす秘訣かもしれません。
posted by しっぽ@にゅうす at 10:16 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫虐待?福岡市早良区の団地でも 動物愛護法違反容疑で捜査

西日本新聞



福岡市早良区で9月下旬、虐待されたとみられる猫の死骸が見つかっていたことが4日、県警などへの取材で分かった。早良署が動物愛護法違反容疑で捜査している。

 早良署などによると、9月29日早朝、早良区原団地の団地敷地内で、住民女性から「男が子猫を虐待して逃走した」などと110番通報があった。警察官が駆け付けて調べたところ、目撃された場所から数メートル離れた植え込みに、不審死した猫を発見したという。

 猫虐待の情報は、西日本新聞「あなたの特命取材班」にも寄せられており、目撃者の女性は「猫の鳴き声がしたので階段から見下ろしたら、男が力強く猫を3回踏みつけているのを見た」と証言。女性が「何してるの!」と声を掛けたところ、男は自転車に乗って逃げたという。

 福岡市内では昨年5〜6月、早良区飯倉の民家や南区野間のアパートのごみ置き場などで虐待された猫や、子猫の死骸が相次いで見つかっており、県警が同法違反容疑で捜査していた。(押川知美)
posted by しっぽ@にゅうす at 10:14 | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【人とペットの赤い糸】動物との「絆」が与えてくれる数々の恩恵

ZAKZAK


先月25日から29日までFASAVA(アジア太平洋地域各国のさまざまな獣医師団体が参加して作った国際的な学術団体)と、それに加盟するJBVP(日本獣医学フォーラム)、ならびにTVMA(東京都獣医師会)が合同で「FASAVA−Tokyo2019」をホテルニューオータニ東京で開催し、海外からも1000人を超える先生方が参加した。

 国内外から著名な先生方が講師として招聘(しょうへい)され、有益な発表が聞けたと獣医師の先生方の多くが満足され、成功裏に幕を閉じた。

 筆者は、米国ミズーリ大学名誉教授、レベッカ・ジョンソン先生のセミナーのお手伝いをさせていただいた。26日には、天皇皇后両陛下のご臨席をいただき、ジョンソン先生が「誰が犬を入れたの??? いかに伴侶動物が幸せに年を重ねる助けになるか」と題して基調講演を行った。

 講演後、天皇皇后両陛下はジョンソン先生としばらく懇談され、先生も両陛下の関心の高さに感銘を受けたと話していた。

 29日には2つの講演「ワンヘルスによる健康促進・人と動物の健康の相互理解」「コミュニティ犬との散歩・犬を散歩させて1ポンド減量するプログラム」を行い、注目を浴びた。講演の一部を以下に紹介したい。

 (1)人と動物の理想的な絆は、精神的、肉体的な健康など、互いに恩恵を享受できる関係でなくてはならない。


(2)ペットは人の社会生活において潤滑油の役割を果たしている。日々の暮らしに喜びを与えてくれ、ペットと暮らす人は鬱になりにくい。

 (3)ペットとの共生は血中コレステロール値と中性脂肪を減少させ、心臓病の手術後の延命率を高める。

 (4)ペットの健康にも配慮し、たばこをやめる。

 (5)世界の10人に1人が肥満だが、犬との散歩で肥満や糖尿病の改善につながる。犬も散歩後はリラックスできる。

 (6)人同士で散歩したグループと犬と一緒に散歩したグループでは、後者の方が早く歩き健康効果もある。

 (7)囚人が子犬を育てるプログラムを導入することで、自尊心が高まると同時に心のコントロールができるようになった。

 (8)高齢者が今まで暮らしていたペットと切り離すのは非人道的な行為。負担を軽減するようにペットをシェアするシステムの導入、ペットとともに死ぬまで住める米国タイガープレイスのような高齢者住宅の充実や、補助犬の提供を推進すべきだ。

 (9)人と動物の健康は切り離せない。

 (10)赤ちゃんのときからペットと過ごすと、感染症やアレルギー疾患にかかりにくい。

 (11)犬は各種疾病を持つ患者の呼気で病気を判断でき、現在その研究が継続されている。

 (12)ペットの存在は疼痛を和らげる。

 ジョンソン先生が「獣医師は信頼が厚く動物の知識を一番有しているので、病院内で診療するだけでなく、外に出て飼い主や非飼い主に人と動物の絆の大切さを発信することを切に望む」と強調されたのが印象的だった。

 ■越村義雄(こしむら・よしお) 一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。



posted by しっぽ@にゅうす at 10:11 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ご当地五平餅で動物愛護PR ネットワーク会議開発

中日新聞



県内の獣医師や行政職員、愛護団体のボランティアらでつくる一般社団法人県動物愛護ネットワーク会議(美濃市)が、啓発活動の一環で、県内の名所や名物をかたどったオリジナル五平餅を開発した。商品をPRするのぼりに「ペットを飼う責任と配慮」と入れ、動物を巡るトラブルがなくなるよう呼び掛ける。

 同会議の会長各務能正(よしまさ)さん(70)=多治見市笠原町=が発起人。愛護団体の役員として動物を巡るトラブルを多数処理しており、動物の飼い主だけでなく、飼っていない人に向けた啓発が必要と考えた。各務さんは「飼っている人とそれ以外の人との意識の違いが、動物愛護という言葉の拒否反応につながっている」と指摘する。

 ペットを飼う飼わないにかかわらず、啓発の標語を目に触れる場所に置こうとした各務さんが目を付けたのが、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」で脚光を浴び、観光資源として人気になった五平餅だった。手始めに各務さんの住む笠原町と、同会議役員小坂公治さん(65)が住む美濃市で開発した。

 多治見市笠原町の「お食事処やまと」では、近くのモザイクタイルミュージアムを模した「ミュージアム五平餅」を一本二百五十円(税込み)で販売している。建物上部の植え込みを青のりで、出入り口をチーズで表現し、店の人気商品になっている。

◆美濃ではうだつくん模した形
うだつくん五平餅と、動物愛護をPRするのぼり=美濃市曽代の道の駅美濃にわか茶屋で

写真
 美濃市曽代の道の駅美濃にわか茶屋では、同市のキャラクター「うだつくん」の形をした五平餅を開発し、近日中に発売する。のりを貼って屋根をかたどった頭の部分を再現した。今後、他の地域でもオリジナル五平餅の開発を呼び掛けていく。

 各務さんは「飼えなくなったペットの殺処分、ふん尿の問題など、解決が必要なトラブルが多くあるのに、身近に感じてもらえない。ゆくゆくは交通安全の啓発のように身近なものにしたい」と語った。

 (鈴木太郎)


posted by しっぽ@にゅうす at 10:06 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小社会 動物愛護後進県

高知新聞



本県で毎夏開かれる「まんが甲子園」。歴代最優秀賞の中で印象に残っている作品がある。かわいい赤ちゃんにじゃれつく小犬の写真を、懐かしそうに見つめる男子高校生。彼の前に寝そべる老犬に「長生きしろよ」とつぶやいている。
 
 2000年の作品でテーマは「17歳」。共に暮らした17年の歳月は同じでも犬の寿命は残り少なく、青春真っただ中の高校生には未来が開かれている。愛犬をいたわる若者の優しさに心温まったのを覚えている。
 
 老いるまで世話してもらえる犬は幸せだろう。県内で近年、捨てられるなどして施設に収容される犬は年500〜200匹台。殺処分は減りつつあるものの、それはボランティアらが犬を救出し、欲しい人に譲渡している努力が大きい。猫の殺処分率は全国ワースト級だ。
 
 ぐいぐい飼い主を引っ張って歩いていたのが、いつしかとぼとぼとしか歩けなくなる。小屋の周りでは決して用を足さなかったのに、ついには垂れ流すようになる…。犬に限らず老いたペットの世話は大変だが、それを投げ出したら人間は「良き伴侶」にはなり得ない。
 
 人間同士の会話なら時にはうそも交じる。人と動物の意思疎通は難しいが、そこに通い合うのは相手のことを思う偽りのない気持ちしかない。高校生が描いた漫画がそう教えてくれる。
 
 「動物愛護後進県」との指摘もある本県。汚名返上のためにも、命を慈しむ原点を大切にしたい。
posted by しっぽ@にゅうす at 10:05 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする