動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年10月19日

野犬も放棄された狩猟犬も見捨てない! 高知県の取り組み


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数年前まで殺処分ワーストだった高知県が変化を遂げた!
高知県の保護犬の幸せを願い、行政とともにさまざまな取り組みを行う、「こいぬのしつけかた教室・ふぁーむどぎぃ」主宰のしつけインストラクター・斉藤喜美子さんの活動と、高知県中央小動物管理センターの現状について紹介します。

野犬も放棄された狩猟犬も見捨てない! 高知県の取り組み
穏やかな家庭犬として育った土佐のニーナちゃん
穏やかな家庭犬として育った土佐のニーナちゃん
斉藤喜美子さんは、県内の学校などで愛護教室を開催する際、可能な限り愛犬・ニーナちゃんを同伴させるそう。この写真は、とある高校で行われた課外事業のひとコマ。生徒たちはニーナちゃんに触れられて大喜び!
「土佐という犬種を家庭犬として飼うのは無理、という意見もありましたが、育て方や環境によって、穏やかな気質の犬にもなるんです。ニーナの場合、子犬のころから、年齢もさまざまな人とふれあわせ、積極的にいろいろな場所に連れていきました。もって生まれた気質と環境の管理は重要な要素となりますが、どんな状況にも、犬が『恐怖』を感じない社会化トレーニングがとても大切なんです」
と話す斉藤さん。

県内の小学校から高校までを回って行う「動物愛護教室〜命の授業」では、ニーナちゃんがいつも大活躍。
「犬と初めて接するときの触り方」「犬が近づいてきたときの対処法」「動物の命の大切さ」などを斉藤さんがわかりやすく教えます。

最初はニーナちゃんを怖がった子どもも、時間がたつにつれ自然に触れるようになります。
子どもたちからは、「ペットを飼う責任の重さがよくわかりました」「動物の命は大切にせないかんと思った」という声がいつも上がるそうです

野犬も放棄された狩猟犬も見捨てない! 高知県の取り組み
センターの過剰収容問題にも真摯に取り組む斉藤さん
センターの過剰収容問題にも真摯に取り組む斉藤さん
写真は高知県中央小動物管理センター内の犬舎の様子。それぞれの犬舎には、犬同士の相性を考えたうえで、5〜6頭の犬を収容。
「高知県中央小動物管理センター」でも、斉藤さんはボランティアで指導を行っています。

このセンターは、高知県の委託を受けて民間の会社が運営しています。センター長を務める加志アさんと斉藤さんは、13年来のおつきあいで、今までセンターが抱える多くの問題にいっしょに対処してきました。

「数年前まで、高知県は常に殺処分ワーストの県として批判されてきましたが、斉藤さんをはじめとした民間の方々の力も借りて、徐々に殺処分率が改善されてきました」と語る加志アさん。

平成29年度の高知県の犬の殺処分数は、19頭と激減しましたが、逆に『殺処分ゼロ』の数字にこだわることで生じる問題も多くある、と加志アさん。

「現在の一番の問題は、過剰収容の状況です。中央小動物管理センターのキャパシティは25頭程度ですが、現在は30頭を超える犬が収容されており、対応に追われる毎日です」と悩みが絶えないとのこと。

収容された野犬や狩猟犬には、時間をかけて少しずつ心を開かせる
人に興味を示さなかった野犬のゆずちゃん(メス・推定2才)は、徐々に斉藤さんに近づくようになったそう。
高知県では、ハンターが山で放棄した狩猟犬、野犬の放浪が多く、そうした犬たちを収容しても、譲渡先がなかなか見つからないのが現状。
斉藤さんは、犬たちが少しでも人に慣れるようトレーニングを行っています。

「ここにいる犬の多くは、しつけ以前に人を怖がらずに受け入れてくれることが先決。それにはゆっくり時間をかけて接するしかないんです」

センターに収容されていたはやとくん(オス・1才)は、野犬の子犬。センターで育ったため人に慣れており、譲渡の対象に!※各情報は2019年2月6日現在の情報です。

出典/「いぬのきもち」2019年4月号『犬のために何ができるのだろうか』
取材・文/袴 もな 撮影/筒井聖子

いぬのきもちWeb編集室
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被災ペットを救おう 長野県が支援センター設置 ケージなど貸し出し

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イヌやネコだって大切な家族です−。記録的な大雨をもたらした台風19号による千曲川の氾濫で、避難した被災者が飼っているペットの一次預かりなどをしている長野県内の各保健所などに、飼い主らからの相談が相次いでいる。県災害時被災ペット相談支援センタによる16日までのまとめでは、各保健所に計約80件の問い合わせがあった。支援センターは今後、県内の11保健所と連携し、獣医師による避難所への巡回を積極化するとともに、ケージの無償貸し出しなどの対応をとる考えだ。(松本浩史)

 氾濫のため家屋が浸水した被災者の中には、イヌなどのペットとともに避難所に逃げた人も多い。だが、体育館などにはペットを入れることができず、やむを得ず車中泊をした被災者もいる。

 避難所で大勢の被災者に囲まれたとき、ストレスの生じたイヌが、いたずらにほえたり鳴いたりすると、他の被災者に迷惑となるし、そもそもイヌなどのペットが嫌いな人もいる。一方で、飼い主はペットと一緒にいた方が安心する。このため長野県は14日、支援センターを設置し、ペットのことで困っている飼い主を対象に、支援に乗り出すことにした。

 16日までに寄せられた相談内容としては、「避難所に断られて入れない」「泥だらけになったイヌを保護した」「飼えない状態なので預かってもらえないか」などがあり、中には、ケージやペットフードなどの物資をどう提供すればいいのか、支援を申し出る有志からの問い合わせも多かった。

 支援センターでは、「自らが避難する段階から、ペットに目が向きはじめてきた」とみて、今後、相談件数が増えると予測しており、避難所への巡回をはじめ、ケージなど物資の支援態勢を強化する。

 17日に開かれた県災害対策本部でも、健康福祉部の報告事項に被災ペットに関し、支援センターの対応が報告された。それによると、ペットを飼っている被災者のうち、イヌは車に泊まらせる一方、ネコは浸水を免れた2階などの自宅に置いてきたケースが多く、ここにきてストレスによる体調不良も確認されているという。

 長野市保健所ではすでに、長野運動公園の体育館や北部スポーツ・レクリエーションパークなど市内5カ所の避難所に、ケージ2〜3台、ペットフード数日分などを提供した。職員が巡回した際には、「親類に預けている」「車に泊まらせている」などと訴える被災者がいたという。

 被災したペットの飼い主で対応に苦慮している人は、最寄りの保健所か県食品・生活衛生課内の支援センター(電話は026・235・7154)まで。
posted by しっぽ@にゅうす at 07:36 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

動物との触れ合いが患者さんに笑顔 「アニマルセラピー活動」の普及を

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【人とペットの赤い糸】

 今月14日、東京大学一条ホールで日本動物病院協会(JAHA)の年次大会があった。JAHAは1978年に創立され、86年から獣医師とボランティアの方々がCAPP(人と動物のふれあい活動)をさまざまな施設で行っているが、事故や感染症は1回も起こっていない。86年度から2019年度までの延べ訪問活動数は、高齢者施設1万2849回▽医療施設4704回▽児童関係施設867回、心身障がい者(児)施設3037回▽催しなど99回−となっている。

 活動に参加した人と動物の延べ数は、獣医師2万8920人▽ボランティア16万1692人▽犬12万2033頭▽猫2万3685頭▽その他の動物(ウサギ、モルモットなど)7676頭−となっている。

 年次大会での市民公開講座プログラムの中で、千葉県がんセンターでのアニマルセラピー活動が、同センター看護局総務担当、上加世田豊美副看護局長から紹介された。同センターは日本で3番目のがんセンターとして1972年に開設。がん患者への標準治療、先進的治療、緩和医療を組み合わせた質の高いがん医療を提供しており、現在は新たな治療法の開発を目指し、研究に取り組んでいる。都道府県がん診療連携拠点病院としてがん対策の中心的役割を担っており、がんゲノム拠点病院である。

 基本理念は、「心と体にやさしく希望の持てるがん医療を提供する」となっている。そのため、(1)安全で最適な医療を提供する(2)患者さんに分かりやすく説明し、患者さんの自己決定権を尊重する(3)新しい医療の研究開発を行い、高度先進的な医療を目指す(4)誠実で思いやりの心を持つ医療者を育成する−という基本方針がある。

 この基本理念の下、90年にボランティア活動を導入。12年1月にアニマルセラピーを初めて開催した。このときは犬3頭と患者さんによるふれあい活動が待合室で実施され、患者さんから感謝の言葉が異口同音に聞かれた。

 現在は病室の中にも動物が入れるようになっており、動物と触れ合えることで患者さんやご家族に笑顔が出て、大変好評なのは勿論のこと、医療従事者も癒やされ、関係者の幸せホルモン(=オキシトシン)が上昇していると思われるとのことだった。今年度は7月までに23回開催。1回当たり、JAHAやボランティアの方々約6〜18人が犬3〜8頭、猫2〜3頭とともに来訪し、対象になる患者さんやご家族は45〜123人だという。

 同センターでアニマルセラピーが継続できているのは、(1)ボランティア活動を90年から受け入れており、外部活動に抵抗がない(2)JAHAに千葉県こども病院での活動実績があり、スムーズに受け入れられた(3)病院の理念にかなった活動である−という3つの理由がある。

 同病院だけでなく、さまざまな施設から感謝されているCAPP活動だが、JAHAの獣医師の先生方とボランティアの皆様の長年にわたるご尽力に改めて敬意を表したい。欧米の多くの病院で動物介在療法が実施されていることを考慮すると、日本でも近い将来、最低10%以上の病院で動物介在療法が行われる日が来ることを望みたい。

 ■越村義雄(こしむら・よしお) 一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。
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むやみに叱らないで!ちゃんと理由がある、猫の問題行動

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愛猫が急に攻撃的に!
普段はおとなしく、穏やかな性格の愛猫が、急に攻撃的になってしまうことはありませんか? 

・飼い主さんに子どもが産まれたら、性格が攻撃的になった。
・お気に入りのクッションを同居猫が使用しているとき、なぜか飼い主さんに噛みついてくる。
・外から聞こえるノラ猫の声に興奮して、同居猫にケンカをふっかける。

ごく一例ですが、これらの行動は、猫の心の葛藤が引き起こしており、「転嫁行動」と言います。簡単に言うと八つ当たりのことで、やり場のない怒りやストレスを、飼い主さんや同居猫などの関係ない部分で発散しているのです。猫が人を噛んだり引っ掻いたりする理由の約5割は、この「転嫁行動」によるものと言われています。

むやみに叱らないで!ちゃんと理由がある、猫の問題行動
転嫁行動は放っておいていいの?
転嫁行動は放っておいていいの?
猫の転嫁行動は、人間で言うところの、下記のような行動に置き換えることができます。

・強い相手にケンカで負けたから、腹いせに自分より弱い相手をいじめる。
・テストで悪い点を取ってしまったから、ムカついて弟にいばり散らす。
・子育てにイライラしすぎて、夫に当たる。

つまり、自らのどうしようもない葛藤を、他のことで憂さ晴らしをしているのです。八つ当たりと言えば、なにやら可愛らしいですが、放っておくのはかなりの問題。ケンカによって同居猫との関係が悪化したり、他の問題行動の引き金になったりする場合もあります。それに、何度も噛まれたり引っかかれたりするのは、飼い主さんにとってもストレスです。そもそも転嫁行動は、ストレスなど負の感情から起こるものなので、その原因を取り除いてあげることが必要なのです。

むやみに叱らないで!ちゃんと理由がある、猫の問題行動
転嫁行動をする猫への対処法
転嫁行動をする猫への対処法
転嫁行動をする猫に対しては、「転嫁行動」そのものに対処するのではなく、「転嫁行動をする理由」を探るのが先決です。

『同居猫との折り合いが悪い』
一緒に住んでいるからと言って、何もかもシェアさせるのは猫にとってストレスかもしれません。トイレや食事の皿などは、猫ごとに明確に分け、できればそれぞれを行う場所も分けてあげると良いでしょう。猫ごとのお気に入りの場所も、それぞれ別の場所になるように誘導してあげるとベストです。


『外のノラ猫の声や姿に興奮する』
この場合は、外のノラ猫の声を聞かせない・姿を見せないに尽きます。カーテンや衝立などで庭が見えないようにする、窓をしめて遮音カーテンを使用するなどして、余計な刺激を与えないように工夫してみましょう。

『環境の変化にストレスを感じている』
引っ越しをした、家族が増えたなど、ストレスの原因を取り除きようがない場合もありますよね。その場合は、ストレスを上手く逃がせるようにしてあげることが重要です。好きな遊びの時間を増やす、家のあちこちに爪とぎ用アイテムを置くなど、気軽にできる対策から進めてみましょう。人間と同じで、猫もさまざま要因からストレスを感じています。人間が様々な方法でストレス発散を試みる一方、猫は「転嫁行動」という表現方法で鬱憤をぶつけているというわけです。愛猫を観察する中で、ストレスの要因を突き止めて、うまく発散してあげられるようにしましょう。

出典/「ねこのきもち」2015年11月号『猫が抱える心の葛藤』(監修:獣医学博士・大谷伸代先生)
文/higarina
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

ねこのきもちWeb編集室
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自宅を保護犬猫に開放、年100匹を殺処分から救うボランティア


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一般社団法人「アニプロ」の代表・原奈弓さんは、神奈川県動物愛護センターから毎年、傷病・老齢を含む100匹以上の犬・猫を毎年引き出し、同センターの6年連続殺処分ゼロを実現したボランティアの筆頭格。新センター立ち上げの検討委員にも任命された。「ブリーダーやペットショップを責めても、動物放棄はなくならない」。原さんは無責任な飼い主たちの無慈悲を問う。

【写真】檻のない保護施設では犬も猫ものびのび!

◆10年以上前から、老犬や傷病犬を優先的に保護。献身的に介護も

 神奈川県の自然豊かな真鶴町。3棟の建物に庭、車庫付き戸建て住宅が「アニプロ」の拠点だ。ここに犬・猫を中心に常時40〜50匹の動物が暮らす。

 代表の原奈弓さんに出迎えられ、「まずはこちらから」と案内されたのは、猫たちが暮らす部屋。20匹ほどいるだろうか。こちらの姿を認めるなり、みゃーみゃーと鳴きながらすり寄ってくる。

「ようこそ、どうぞどうぞ」

 声の主は事務局長の平本英幸さん。猫たちに頭を舐められ、ひざの上で眠られ、指を甘噛みされ、全身猫まみれ。ニコニコしながらあやしている。

「動物愛護センターは、午後5時以降は誰もいなくなりますから、3時間おきに授乳と排便をさせてやらなきゃいけない子猫の保護は無理なんですよ。そんなんで引き取っているうちに猫でいっぱいになってきちゃったんです。離乳までは私が親代わり。ベタベタにかわいがって人間大好きにして、もらわれた先でもうんとかわいがってもらえたらいい」

「アニプロ」では保護動物との面会は、健康なグループから老齢、あるいは看取りの段階に入った個体グループへと巡回の順番を決めている。“屋内感染”を防ぐためだ。

 すべての保護動物は基本的に譲渡の対象だが、老齢やがんなど不治の病にかかった犬・猫たちはほぼ、譲渡の見込みはない。それでも原さんは、10年以上前からそんな犬・猫を優先的に、年間100匹もの動物を殺処分から救ってきた。

 ノミ、ダニ、フィラリア、寄生虫などは当たり前。虐待やネグレクトで瀕死の状態で収容された犬を引き出してその足で獣医のもとへ走ったり、暴れる犬に爪をかみちぎられながら看病をし、しつけて最終的に里親を見つけたケースもある。


◆「私は助ける“命”を選択した」 胸に深く刻まれた無念と後悔

 原さんの献身の背景には“救えなかった3匹の犬”への後悔がある。

「保護を始めた頃、センターに殺処分目前の犬が5匹収容されていて、本当は5匹とも引き取りたかったんですが、どうしても当時は2匹しか引き取れなかったんです。

 私は命を選択した。3匹を見殺しにした。その無念さは今も胸から消えていません。だから…というわけではありませんが、いちばん助けを必要としている子たちを救いたい。ガス室やひとりぼっちの檻ではなくて、暖かい部屋で安穏と暮らさせてやりたいと思うんです」(原さん・以下同)

 治療費やえさ代は寄付などもあり、なんとかやりくりしているが、長く猛暑が続いた今夏、3棟つけっ放しの冷房代には泣いた。

 次に案内されたのは、健常犬たちの部屋。盛大に歓待する犬たちをよそに、じっと微動だにしない犬も。「ああいう子は飼いやすいんですよ。信頼を得れば、飼い主だけに忠実だから」と原さん。

 すると、ちょっと大きめのケージから、おずおずと真っ黒な顔が覗いた。

「歌丸、おいで」と原さんが呼ぶと、もそもそと現れたのは、なんとも立派なグレートデン! 艶々と凜々しい立ち姿に反して、上目遣いの哀しそうな瞳が気になった。

「センターに収容された時はガリガリにやせてて…。捨てられたんですよ。手に負えなくなっちゃったんでしょうね。なかなかグレートデンを飼える家庭なんてないですから、里親探しは難しい。やさしい性格のいい子なんですけどねえ」

 最後に案内された部屋は、おむつをして寝たきりの大型雑種犬・ショーンを囲むように、心臓病で闘病中のチワワなどが暮らす。

「寝たきりで動けないんですけど、食事をおいて、頭を支えてやると、ガツガツとよく食べるんです。まだ“生”への執着がしっかりとある。最期まで見守ってやりたい」

◆熟年犬と過ごす穏やかなペットライフがおすすめ

 動物愛護センターでの殺処分はなくなったが、殺処分自体がなくなったわけではないと、原さんは言う。


「収容頭数が増加したり、状況の変化があれば殺処分は復活しますよ。ほかの保健所などでは今も殺処分しているわけですし。そうさせないためにも、私たちボランティアが引き出してケアし、譲渡会などで新しい飼い主を見つける…という活動が不可欠なんです。保護期限が過ぎてガス室へ送られることはなくなりましたが、飼育放棄、ネグレクトは今も続いているのですから」

 最近は、ブリーダーによる多頭放棄やペットショップによるネグレクトなども問題になっている。元凶はそこでは…と問うと、「それは違います」と真顔になった。

「いえ、ないとは言いませんが、元凶はそこじゃない。私たちボランティアが不要にならないのは、飼えなくなったら捨て、きちんとケアをせずに病気になったら見殺しにする飼い主が存在するからです」

 本当はこんな活動、辞めたいんですよ…と原さんはため息をついた。

「ペットショップの子犬・子猫を買って、最期まで大事にしてあげるのももちろんいいんです。でももし、里親になってもいいなと思われるなら、ぜひ、成犬と残りの数年を過ごすことを考えてもらえるとうれしいです。そして看取ってやってほしい。シニア犬は穏やかな子が多いです。小さなお子さんのいる家庭では、見守り犬にもなってくれます」

※女性セブン2019年10月31日号
posted by しっぽ@にゅうす at 01:00 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする