動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年10月20日

神奈川県動物愛護センター、6年連続殺処分ゼロになるまで

Yahoo! JAPAN



日本では1950年に施行された狂犬病予防法により、野犬などを捕獲・収容することが義務づけられ、飼い主の引き取りがない犬たちは殺処分となる。神奈川県動物愛護センターも昭和のピーク時には年間2万匹以上の犬・猫を殺処分していた。その一方で、獣医師職員たちが収容犬の譲渡に奮闘した歴史がある。

【写真】殺処分ゼロに取り組んだ上條氏

◆獣医師が動物を殺処分にするというジレンマ

「1972年にオープンした時は、『神奈川県犬管理センター』という名称で、野犬や飼えなくなった犬たちを収容して処分する施設でした。

 今もまだこの新施設の隣に、収容室やガス室が残る旧施設が建っています。捕獲され、あるいは持ち込まれてから5日経って引き取り手のない犬・猫を毎日、順番に処分していたんですね。煙突から煙が上がらない日はありませんでした」

 そう語るのは神奈川県動物愛護センターの愛護・指導課長の上條光喜さん。上條さんはもちろん、保健所をはじめ、このような動物施設の職員は資格を有する獣医師だ。

「『あなたたちは、動物の命を助けることも奪うこともできる。それを肝に銘じなさい』と、大学で言われたことを覚えています」(上條さん・以下同)

 動物の命を助けるために勉強をし、国家資格まで取ったのに、毎日元気な犬・猫をガス室に送る…というジレンマに悩む同窓生も多かった。

「当時は、野犬を捕まえるだけでなく、飼えなくなった犬を引き取る回収ポイントが、神奈川県下に多い時で300か所以上あったんですよ。収集用のトラックで集めて回るんですね。1979年からは猫も収容するようになり、出産時期には親からはぐれた乳飲みの子猫もいました」

 まさに、昨日の“愛犬”が躊躇なく今日の“粗大ゴミ”となった時代。しかしこれは過去の話ではない。今でも飼えなくなると人里離れた森林に放置する無責任な飼い主は後を絶たないし、チワワなどの小型犬は猪などの餌食になることもある。公道を首輪もリードもつけず、迷走していた大型犬もいる。


「飼い主に捨てられた犬・猫が、再び人間を信頼するようになるには、時間を必要とします。すぐに譲渡できるわけではありませんし、成犬の縁組みは簡単ではありません」

◆狂犬病予防策の徹底が殺処分ゼロを可能に

 しかし上條さんは、神奈川県が徹底的に野犬などに対応したからこそ、6年連続殺処分ゼロ、そして殺処分設備のない動物愛護センターの開設が可能だったと考える。

「狂犬病は人間も含め、哺乳類ならどんな動物も発症し、発生した場合は死亡率はほぼ100%の恐ろしい感染病です。日本での狂犬病は昭和32年、猫の発症を最後に根絶されましたが、世界ではいまだに年間5万人以上が狂犬病で亡くなっています。日本でも再び発生することも考えられたし、今もその可能性は充分にあるんです。

 ただ、職員はやはり獣医師ですから、なんとか動物の命を助けたいと思った。そこで、講師を招いてスタッフが成犬のしつけ方を学び、しっかりしつけて新しい飼い主を探す『愛犬教室』ということを始めたんですね。

 譲渡に奔走しながら殺処分も続けるという矛盾。『何やってんだ!』とマスコミには相当叩かれましたが、そんな騒ぎが人々の動物愛護への意識を喚起した部分もあったと思います。その証拠に、以後、殺処分は激減していったのですから」

◆ボランティアと力を合わせ、殺処分ゼロを6年連続達成

 収容犬の譲渡、殺処分激減の立役者となったのが、ボランティアの存在だ。

 1972年の犬管理センターオープン時から、殺処分に反対するボランティア団体とは確執もあったが、「死なせたくない」の心は同じ。ボランティアを登録制にして力を合わせるようになった。

 収容された動物については一斉に登録ボランティアに連絡が入り、種類や負傷・病気の有無などにより、対応できるボランティアが引き取りに駆けつけるというシステムを設定。特に、子犬や子猫が収容された場合は、センターが夜間は無人になるため、ボランティアや職員が手分けして自宅に連れ帰ることも。譲渡会を開催して新しい飼い主探しに尽力し、2013年度は犬の殺処分ゼロを達成。以後、毎年更新を続け、2019年6月、「生かすための施設」として神奈川県動物愛護センターが誕生したのである。


「新センター開設は、ボランティアのかたがたのご尽力の賜物です。収容できる頭数には限りがありますし、多頭飼育崩壊の時なども、ボランティアのみなさんが自主的に動いてくださるからなんとか運営できているというのが実情です」

◆簡単には引き取らない。安易には譲渡しない

 現在、同センターが保護するのは、迷い犬、親からはぐれた子猫、捨て猫、「飼えなくなった」と持ち込まれる動物など。

 しかし「殺処分しないから安心」と持ち込んでも、簡単には引き取ってはくれない。

「ペットは終生飼っていただくのが基本ですから、まず終生飼っていただくために切々とお話をします。その上で、どうしても所有権を放棄しなければならない事情があると判断した場合は、新しい飼い主を探すノウハウなどをお伝えします。ですから、1本電話が入ると1時間話しているなんてことがよくあります」

 新しい飼い主として引き取りを希望する場合でも、飼育前講習会、個別面接を経て譲渡の可否を決定、3回目の来訪でようやく譲渡という手順を踏まねばならない。

「2013年以前の数年、獣医師たちは自分の手で一匹一匹、麻酔で眠らせ、心臓を止める薬を投与していました。もうあの頃に戻りたくない。とにかく最期まで飼ってあげてほしい。それだけが願いです」

※女性セブン2019年10月31日号


posted by しっぽ@にゅうす at 14:36 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫の珍行動に困る飼い主が意外と知らない真実


Yahoo! JAPAN



人の心を見透かしているようでもあり、まったくわかっていないようでもあり……。
飼い主が困る猫の行動には何かワケがあるのでしょうか。ベストセラー『ざんねんないきもの事典』シリーズ、『わけあって絶滅しました』の監修者としても知られる動物学者の今泉忠明氏が、解剖学、動物行動学の知見を駆使して、猫脳の謎に迫った『猫脳がわかる!』から、一部を抜粋してお届けします。

■強烈にくさい、猫のオシッコ

 一定の場所で排泄をする猫の習性をありがたく思っている飼い主は多いことでしょう。それくらい、猫のオシッコは強烈な臭いを放っているのです。

 猫と暮らす中で、されるといちばんダメージが強いのが、オシッコの粗相なのかもしれません。とくに困るのが布団の上にされるオシッコ。買ったばかりの羽毛布団にされたら一巻の終わり。1度ついたニオイは、人にはわからないレベルでも嗅覚の優れた猫にはすべてお見通しなので、「ここは自分のニオイがついているからオシッコしていい場所」と認識し、何度も繰り返すことに。

 2度と粗相されたくなかったら、1度でもニオイが付いた羽毛布団は、いくら高級でも廃棄せざるをえないのです。布団は高級素材を使えない、コレ、「猫飼いあるある」でしょうか。

 猫が布団にオシッコをする理由としては、ふかふかした感触がトイレ砂に似ている、オシッコが染み込むので足が濡れない、暖かくて気持ちいいから尿意を催す、などが考えられます。

 この猫のオシッコのニオイ、迷惑千万なのは飼い主のみならず、猫嫌いの要因の1つになっているようですね。庭にノラ猫が入ってきて、強烈な臭いのオシッコをされたら、そりゃあ、悲しいでしょう。ついカッときてしまうのも無理はないですね。

 猫がトイレ以外でオシッコするときには、必ず何らかの理由があるといわれます。とくにニオイが強烈な場合は、マーキングの意味がほとんどを占めます。

 マーキングとは、自分のニオイを付けて縄張りを主張する行動。オシッコ以外にも、身体や頬をこすり付ける、爪とぎをする、などがあります。オシッコのマーキングのことをスプレーといい、去勢していないオスによく見られますが、去勢手術をしているオスでも、避妊手術をしているメスでも見られます。

■オシッコの粗相、その原因は? 

 10年ほど前に、スプレーの強烈な臭いの成分を、岩手大学と理化学研究所が突き止めたことが話題に上りました。猫のオシッコの臭いの元は、フェリニンというアミノ酸の一種で、コーキシンというタンパク質が、フェリニンの生成を促していることが判明したのです。


何でもチェックする猫の好奇心の強さからネーミングされたというこの物質、猫の性フェロモンと関連があり、去勢手術をしていないオスだと、メスの約4倍の量がオシッコに含まれているとか。この臭いのメカニズムを突き止めたことで、その後、消臭剤などの製品開発に生かされているとのことですから、飼い主にとっても、必要以上に嫌われないという意味では、猫にとっても意義のある研究だったと思います。

 でもこのスプレー行動、猫なりの理由がありますから、やみくもに敵視しないでいただきたいものです。先に説明しましたが、マーキング行動であるなら、縄張りに不安が生じている表れです。猫は縄張りに異変を感じると、自分の縄張りを強く主張するために、強い臭いを残そうとするからです。飼い主としては、愛猫の縄張りに何か問題はないか、突き止めて解決策を講じたいものです。

 飼い猫で、すでに去勢避妊手術をしているなら、考えられる粗相の原因は、次のようなものでしょう。

・同居猫で相性の悪い猫がいる
・ノラ猫の姿を家の中からよく見かける
・引っ越しや模様替えなど生活環境の変化があった
・トイレの場所が気に入らない、またはトイレが汚い
・刺激が足りずに欲求不満だ
・特定の場所やモノを間違ってトイレと覚えてしまっている
・嫌なニオイがあり、それを消すために上書きしている
 結構多いですね。それだけ、猫の心模様は、繊細なのです。

 オシッコの粗相以外でも、家具に爪とぎをされる、棚にあるものを落とされる、生ゴミを荒らされるなど、共に暮らすうえで猫にしてほしくない行動はあるでしょう。しかし、猫は犬ほど飼い主への依存度が高くなく、犬のようにしつけで行動を制限することが難しい傾向にあります。では、どうしたら困った行動をやめさせられるのでしょうか。

 今一度、猫の困った行動をリストアップしてみましょう。家具にする爪とぎ、棚に上ってものを落とすなどから、興奮して人をかんだり引っかいたりすることまで、よくよく考えてみると、これらはすべて猫の習性なんですね。


■猫のイタズラは環境整備で予防して

 動物の習性は、言わずもがな、生まれつき身に付いている行動の形のようなものですから、抑えてしまうと、本来の動物らしさ、猫らしさが失われてしまいます。本来の習性による行動が思い切りできないと、ストレスがたまり、余計に問題行動へと走ってしまう危険もあります。

 とはいえ、習性をそのまま好き放題にやらせてしまうと人が困ることになるわけですよね。だとしたら、習性の発散方法を一工夫すればいいのです。指示しつけが難しい猫に必要なのは、いわば環境整備です。

 例えば、家具に爪とぎをしてほしくないなら、その場所をブロックすると同時に、ほかに爪とぎしてもいい場所をたくさん作って、思い切りやらせてあげましょう。そして爪とぎされたくない場所をブロックする際、ポイントは、猫自らの意思で「その場所では爪とぎしない」と判断させることです。

 飼い主がダメダメなどと追い払ったり、怒ったりしていると、飼い主を嫌なことと記憶して、信頼関係が崩れる可能性があるからです。猫脳は記憶力に優れ、とくに嫌なことを覚えやすく、1度覚えると長い間忘れないという特徴があります。

 基本的に猫は自由を好み、押さえつけられることを嫌う動物です。人が猫と暮らすうえで忘れてはならないのは、猫のペースを尊重し、人が困らない方向へ猫の行動を自然と導けるように環境を整えることなのです。

今泉 忠明 :哺乳動物学者、「ねこの博物館」館長
posted by しっぽ@にゅうす at 09:09 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

保護猫活動のため一軒家を借り、月額40万円の支出!…資金繰り困窮の夫婦が思いついたアイデアとは

Yahoo! JAPAN



兵庫県宝塚市にあるNPO法人動物愛護・福祉協会「60家(ロワや)」は猫の殺処分ゼロを目指し、今年の5月に立ち上げられた。代表を務めるのは木村遼さん(34)、麻衣さん(35)夫婦。猫を愛する思いから何と一軒家を借り、シェルターにしてしまったが、家賃、餌代など毎月40万円の支出だという。そこで思いついたアイデアとは?

【写真】保護されている猫たち…新しい家族を待ってるニャ

 殺処分を減らすには不妊・去勢が一番の方法だが、当然のように手術代がかかる。一般的にオスで1万〜1万5000円、メスで2万円。木村夫婦はいよいよ困って、今年の9月初旬、フェイスブックやインスタなどSNSを通じてSOSを発信するに至った。その時点で131万円の赤字。すると、6回に分け、何とのべ160人から計170万円の寄付が集まった。

 「こんなにたくさん、応援してくれる方がいるのかと驚きました。叩く人はいなく、ありがたい気持ちでいっぱいでした。当然ですが、集まったお金はすべて猫のために使わせてもらってます。多頭飼い崩壊を減らすには不妊・去勢で蛇口の部分を閉めないと」

 ロワやの基本的な活動は月1回、月末の日曜日に阪急「仁川駅」近くで保護猫の譲渡会&バザーを開催。譲渡数はシェルターをはじめてから43匹にのぼる。あとはホームページで譲渡会情報を流したり、SNSを使って日々の活動、保護猫の現況を報告など。ときには日本の動物に関する法律や考え方などの問題点、猫の飼い方など幅広く配信している。

 「殺処分0にするには解決しなければならない根本的な問題があることを知りました。私たちも活動しながら様々な方から勉強させてもらい、成長しながらみなさんに伝えていきたいと思います」

 また啓発のため、猫の缶バッジの販売の手伝いもしている。このバッジは譲渡会を開催している会員制の猫スペースのオーナーが商品化したもの。売り上げは微々たるものだそうだが、これも不妊・虚勢手術や病気猫の治療費、保護するのに必要な消耗品など全て活動費に回している。

 現在、一軒家で保護しているのは30匹。なかには、不治の病を抱えていたり、猫エイズを罹っている猫もいる。人間と同じように動物にも個性があり、性格もそれぞれ。なかでも看板猫は黒猫のクロエだ。

 「尼崎市の多頭飼育崩壊から保護したもので生後1年半の女の子です。エイズ・白血病は陰性でワクチンも接種済です。とても優しくて元気、猫も人も大好きですぐ打ち解けてくれます。気管を炎症していましたが、いまは良くなっています」

 その他にも白黒のタマ。キジトラのシャーちゃん、三毛のミクなどが里親を求めてスタンバイしている。「怖がりだったり、猫が苦手だったり、ほんと性格は様々ですね」

 好きで始めたと保護活動とはいえ、依然として今後は不透明。だが、途中で放棄することはできない。そんな中、木村夫妻が知人らに相談している過程で思いついた画期的なアイデアがある。

 それは「遠隔里親制度」なるものだ。たとえるなら競走馬と1口馬主に近い関係。猫のオーナー兼サポーターになってもらい、預託料で運営するもの。猫が好きでも住宅事情や自身が高齢であることなどを理由に飼えない人は少なくないが、ロワやに行けばいつでも会うことができる。また、遠方や海外の人に向けては小型カメラを数台設置し、愛猫の日々の行動をインターネットで配信することも考えている。


「これがシステム化すれば、障害のある方の雇用にも貢献でき、猫好きの方にとっても愛猫の様子をいつでもみることができる。みんなが喜ぶことができるのではないでしょうか。もちろん、譲渡先が見つかるのもうれしいことです」

 命の大切さを思うあまり、いまでは夫婦そろって肉を食べない生活を続ける。その取り組み方はどこまでも健気だ。

(まいどなニュース特約・山本 智行)

まいどなニュース
posted by しっぽ@にゅうす at 09:07 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ペット同伴避難が認められず自宅に留まる〜筆者の台風襲来時の体験記〜

株式会社ニッポン放送



筆者は台風による災害が起こりうる地域に暮らしています。愛犬2頭を連れて避難所へ行こうか迷った実体験を、今回はつづります。人とペットの防災のプロにも、最新のペット防災対策に関するアドバイスを聞きました。



区役所にペット同行避難について尋ねると……
筆者はノーリッチ・テリア2頭と暮らしています。1頭は14歳半、もう1頭は10歳半。1週間ほど前に筆者の暮らす関東を直撃した令和元年台風19号が近づいて来た際、筆者は愛犬と同行避難をしようか迷いました。自宅が丘の斜面に建っていて、土砂災害警戒区域に指定されているからです。

2019年初秋に関東に大きな被害をもたらした台風15号が来襲した際に、実際に避難勧告が出されたというのも、今回避難をするか検討した理由のひとつでした。

愛犬2頭はシニアドッグとハイニシアドッグ

筆者の暮らす地域の避難所について、台風15号が過ぎたあとで、筆者は最新の情報を得るために区役所に確認の電話をしていました。

これまで筆者はペット同行避難の訓練に立ち会ったりと取材を重ねて来ましたが、多くは大地震を想定したものが多く、ペットは小学校の校庭にケージに入れて待機させるところも少なくありません。実際に、東日本大震災の発災後は、犬は校庭にリードでつなぐといった対応をした避難所も多数ありました。

犬や猫に対するアレルギーを持っている方もいるので、ペットを避難所のどこで過ごさせるかは慎重に検討する必要があるでしょう。けれども、台風による暴風雨で荒れる校庭に、さすがに飼い主と同行避難して来たペットを留まらせるのは不可能です。

昨今増加している水害を想定したものに、避難所の対応も変化しているかもしれません。そこで、筆者はあらためて尋ねてみたのです。

避難所ではクレートに落ち着いて入っていられるよう、日ごろから自分のにおいをつけて、リビングなどに置いておき練習を

区役所の返答によると、区内の避難所のうち半数近くはペットとの同行避難は可能ですが、室内に飼い主と同居する同伴避難は1ヵ所も認められていませんでした。ですが台風のさなかなどは、ペットは風雨を避けられる場所でケージに入れておくとのこと。



愛犬2頭を抱えて避難するか迷った末
結局筆者は、今回は避難所には行かず自宅で過ごしました。ペットと暮らしていない近隣の知人は、避難したようでしたが……。

筆者宅には、マイカーがありません。なので、避難をするとなると徒歩か、公共の交通機関で避難所に向かいます。発災後は、マイカーで車中泊をして愛犬や愛猫と生活する飼い主さんも多いようですが、マイカーがないとそれは不可能なのと、そもそも強風が吹き荒れるなかでのマイカー滞在は危険なのでできません。

犬2頭と避難する場合はこのような感じになると筆者は想定しています(写真は、カートもついた背負えるペットキャリーバッグ)

今回、避難勧告が出たときにはすでに屋外で強い雨が降っていました。その状況で、老犬を抱えて避難所に徒歩で向かうのは現実的ではありません。理想的には、まだ雨が降っていないうちに避難することでしたが、雨が降る前には避難所は開設していませんでした。そして何より、同行避難はできても同伴避難ができない点で、筆者は避難所へ行きませんでした。



ツイッターの情報が頼り
土砂災害が発生しないように祈りながら、筆者が自宅でツイッターを見ていると、隣接する区の避難所ではペットとの同伴避難が可能であることがわかりました。ペットと同室で過ごしている飼い主さんもいるようです。けれども、そこは徒歩では行けない場所。電車で数駅のところですが、すでに計画運休で公共の交通機関は利用できません。

その避難所がペット同伴避難が可能だと、どこかのサイト上に情報があったのか気になり、筆者はネット検索をしてみましたが見つけられませんでした。実際には、ペット同行避難が可能な場所を探そうとネット検索しても、その情報は簡単には得られません。これは、各自治体で今後ぜひ改善をしていだきたいポイントだと筆者は感じています。

ペット同行避難や同伴避難がどこの避難所で可能か否かの情報を、個人のツイッターでしかなかなか見つけられない状況にため息を漏らしていた筆者は、さいたま市広報課のツイッターを発見。せめてこのような発信が、今後は広がるように望まずにはいられません。

さいたま市広報課のツイッターのスクリーンショット

ちなみに、居住する市区町村以外の避難所も利用できることを、筆者は区役所に先日電話で確認をしました。



動物看護師でもある防災士が語る防災対策
台風19号関連の報道によると、浸水被害時に「猫を飼っていて避難できなくて」と語る中学1年生が、消防ボートで自宅の2階から救助されたそうです。ペットがいるために自宅に残った筆者に、まるで他人事とは思えないニュースでした。

防災士とペット災害危機管理士の資格を持つ、動物看護師の村井知美さんは、次のように語ります。

「避難先は、自治体が開設する避難所だけを検討すると困ってしまうかもしれません。台風のように事前に危険性が予測できる場合、土砂災害や浸水のリスクが低いペットホテルや知人宅に愛犬や愛猫を預けておき、いざとなったら飼い主さんだけが避難所に避難することもできます。実際に、ペット災害危機管理士の仲間のひとりは、安全に移動できるうちに愛鳥4羽と安全性の高い地域に暮らす親戚宅に避難していました」。

筆者が備えている愛犬のための備蓄品

村井さんによると、ドッグフードの備蓄は5日分以上、すぐに手に入りにくい処方食や薬は、理想的には1ヵ月分は備蓄しておくべきだそうです。

「人間とは違って動物の薬には“おくすり手帳”もありませんし、実は愛犬や愛猫が飲んでいる薬の名称を知らない飼い主さんが多いんです。発災後にかかりつけ医から薬を処方してもらえるとは限らないので、愛犬や愛猫に必要な薬の名称は、動物病院で薬名を聞いてメモしておくなど、ぜひ把握を」とも、村井さんは強調します。

家族の一員であるペットと自身の命を守れるよう、ハード面でもソフト面でも日頃から備えておかねばならないと、今回の件で筆者は再度実感しました。

くわえて、様々な工夫や町内会の方々の理解によってペットとの同伴避難が可能な場所が増えるよう、一飼い主として強く願わずにはいられません。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:05 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「犬にストレス与えてる」動物番組のチャレンジ企画が物議

livedoor



17日に放送された動物番組がプチ炎上したようだと、リアルライブが報じた
「待て」状態の犬を、ベルトコンベアのアイテムが誘惑する企画に批判が続出
「ストレス与えてる」「わざと怖がらせるのはよくない」などの声が上がった
「犬にストレス与えてる」動物番組のチャレンジ企画が物議 “わざと怖がらせている”の指摘も
2019年10月18日 12時20分 リアルライブ
画像はイメージです
写真拡大

 動物番組『超かわいい映像連発!どうぶつピース!!』(テレビ東京系)が17日、木曜夜に引っ越してきた。だが、早速プチ炎上してしまったようだ。

 「同番組はもともと金曜夜7時に放送されていました。しかし、裏番組に『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)が来てから、ペットファンを奪い合う形になってしまっていました。そこへ来て、木曜夜にオンエアされていた太川陽介と蛭子能収による『旅バラ』が不調であることから、こちらに引っ越してきたのですが……」(芸能ライター)

 SNS上から少なからず反発の声が挙がったのは、この日初めて立ち上がった企画「待てコンベア」。お座りして待っている状態の犬の目の前に、思わず興味を示す様々な「誘惑」が、ベルトコンベアに乗って次々とやってくる。それをいかに我慢し、待ち続けていられるかというもの。クリアしたら飼い主に1万円が贈呈されるというのだが……。

 「最初に挑戦した犬の目の前に“出現”したのはドッグフード。このペットフードは10秒間止まった後、再び動き出し、流れていったのですが、犬はいきなり動いたことに驚いて逃げ出してしまったのです。他にも、普段犬が食べたことの無い様な超高級な肉や、小型のダンシングロボットといった“誘惑”が登場。しかし、犬たちはことごとく、その誘惑に負けていってしまいました」(同)

 約20匹が挑戦した結果、最後までクリアできたのはわずか1匹。飼い主は賞金がもらえるが、犬にとってみれば苦痛でしかない企画にSNSは紛糾。

 「急に動いたり、出てきたりにびっくりしてるなぁ。判定厳しいねぇ」「コンベア動くしロボット踊るしそら怖いわな。危機回避能力は本能だから」「急にベルトコンベアが動くのも 良くないと思う」「わんちゃんにストレス与えてる企画にしか思えないのですが?」「いまテレビでやってる犬の番組アホちゃうん? 口角上がってストレス感じてるし、ロボットが現れるだけで怖がるのわかりきってるやん」「わざと怖がらせるのは良くないと思う。これは良くない」などと、反発の声が挙がっていたのだ。

 日ごろから訓練し、そういった競技会に参加するのはともかく、何も知らない犬たちに犠牲を強いるのは、あまり気持ちの良いものではないだろう。
リアルライブ
posted by しっぽ@にゅうす at 09:02 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。