動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年11月20日

週2で手のひらサイズの子犬や子猫を「新入荷」。ペット「生体展示販売」の狂気

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市場規模が1兆5000億円を上回る、大規模な日本のペット産業。基盤となっているのが、子犬や子猫を扱うペットショップだが、その裏には「動物=商品」と見なす、残酷な現実が隠されている。前回に引き続き、ショーケースの中にいる動物たちに何が起きているのか?

 今回は、元従業員が告発する「売れてナンボ」のビジネスモデルから生まれる地獄のような構図を紹介する。

過剰な仕入れと余剰在庫。売れ残れば“生き地獄”
 動物がモノ扱いされている実態の象徴が、ショーケースに入れた犬猫を店頭で陳列販売する「生体展示販売」というビジネスモデル。そこについて回るのが過剰な仕入れと余剰在庫の発生だ。都内にあるホームセンター内のペットショップに勤めていたAさんは言う。

「40匹近い犬猫がバックヤードに積まれているにもかかわらず、経営者は週に2回、生後2か月くらいの“手のひらサイズ”の子犬や子猫を3〜4匹仕入れてきました」

「ショーケースを旬な子で埋めようとする」経営者
 ただ、ペットはそう簡単に売れるものでもない。Aさんの店でも「多いときで一日2匹くらい。普段は1匹、売れるか売れないか」だったという。にもかかわらず、短いサイクルで次々に仕入れてくるのはなぜなのか。

「生体展示販売は時間との闘いです。店頭で高く売れるのは体が小さい生後3か月くらいまで。生後5か月を過ぎて体が大きくなると、展示してもなかなか売れなくなります。だから次々に新しい子を入れて、ショーケースを旬の子たちで埋めようとするんです」

 短い“旬”を過ぎた犬猫たちは”余剰在庫”扱いとなる。そして「その子たちに待っているのは、生き地獄です」(Aさん)という。

死ぬ時を待つ動物たち
「ウチの店のバックヤードには、何年も狭いキャリーケースに閉じ込められたま、死ぬ時を待つ動物がたくさんいました」(同)

 ペットショップで最優先されるのは「いかに利益を出すか」ということ。動物は“鮮度が勝負”の商品にすぎない。

「ペットの生体展示販売は“命ある動物を、売れるうちにお金にする”行為。それを異常だと感じないこと自体がおかしいんです。命を売り買いするようなモラルに反するビジネスは、人間として大切な何かが欠落していなければできないことだと思います」(Aさん)

<取材・文/柳沢敬法 写真/大房千夏 谷口真梨子 日本動物福祉協会>

ハーバー・ビジネス・オンライン
posted by しっぽ@にゅうす at 09:11 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人里のネコ、希少種を捕食 徳之島調査「室内飼育を」

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世界自然遺産候補の鹿児島県・徳之島で、普段は人からキャットフードをもらっているネコの一部が、人の生活圏と近い森に暮らすアマミノクロウサギなど希少動物6種を食べていることが分かったと、森林総合研究所が20日までに発表した。ネコのふんや毛を分析し、食べ物を突き止めた。

 野生化したネコによる捕食が問題とされてきたが、人間と接点があるネコの関与も示した形。研究した亘悠哉主任研究員は「捕獲や室内での飼育など、対策を進めるべきだ」と話した。自然遺産の審査では、希少動物の保全対策も考慮される。

 研究結果は英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:08 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アメリカで急拡大するペット市場が有望なワケ

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世は空前のペットブームだ。

 朝も夜も犬を散歩させる人を見かけない日はないし、SNSやYouTubeには自慢のペットの写真や動画があふれている。矢野経済研究所の調査によると、日本のペット関連の市場規模は毎年拡大を続けており、2020年度は1兆5833億円になると見込まれている。

【図】アメリカのペット市場は急拡大している

 アメリカでも事情は同じ、いや日本を上回る規模とスピードで拡大している。

 アメリカペット製品協会(APPA:American Pet Products Association)はペット産業の総支出額についての調査を毎年行っており、直近の報告では2019年は753.8億ドル(約8兆2000億円)になると予測している。もちろん右肩上がりで増加中だ。

 内訳はペットフードが4割強と最も多く、獣医への支出、グッズや市販の医薬品・サプリメントと続いている。

■ペット用品販売はネットにシフト

東洋経済では『米国会社四季報』を年2回刊行している。最新刊となる2019年秋冬号がこのほど発売となった。

 今回は、この年々拡大するペット市場に関わる企業をいくつか紹介していきたい。

 アメリカ国内でも、ペット用品は多くのスーパーなどで販売されているが、専業ということではPetcoとPetSmartの2社が抜きんでている。

 Petcoは1994年に上場したが2000年に非公開に、2002年に再上場するも2006年には再度非公開企業となり、現在に至る。アメリカ国内とメキシコ、プエルトリコで1500以上の店舗を展開しているほか、獣医のアドバイスなどを含むペットケアサービスにも注力している。

 PetSmartもアメリカ国内とカナダ、プエルトリコで1650店舗以上を展開し、また200以上の店内ペットホテルを運営している。同じく獣医ケアを含むヘルスケアサービスも手がけている。NASDAQ上場企業だったが、2014年に投資ファンドのBCパートナーズに買収され非公開企業となった(冒頭写真)。

ペットフード、ネコ砂など日常的な消耗品が多く、かつ重くてかさばるペット用品はネット販売との親和性が高いといわれている。アマゾンの攻勢もあり、両社ともネット販売の強化を進めている。

 そんななか、PetSmartは2017年にペット用品のネット販売で急成長し注目が高まっていたチューイー(CHWY)を買収、そのチューイーは2019年6月に新規上場を果たした。

 チューイーの取扱商品はペットフードや健康用品、グッズなどを中心に1600以上のブランドの4万5000アイテムにのぼる。

 年中無休24時間体制のカスタマーサポートのほか、ペットの誕生日にはお祝いメッセージが送られてくるなどのサービスも高く評価され、2019年6月末時点の会員数は前年比39%増の約1200万人に達している。

 APPAのペット産業調査で最もウェイトの高いペットフード。この分野には食品企業が続々と参入し激戦区となってきている。

 まずM&Mやスニッカーズなどのチョコレート菓子で知られるマーズだ。

 同社は2002年にフランスのペットフード企業を買収しペットフード事業に参入すると、M&Aにより事業を拡大し、2014年にはP&Gの3つのブランドを買収し、現在では世界シェアトップの地位を確立した。

 「シーザー」「ぺディグリー」など日本でもおなじみのブランドを保有している。またM&Aを駆使して、動物病院事業や高品質の獣医ケアなど幅広くペット事業を展開している。ただ、同社も非公開企業だ。

 家庭用コーヒー、ジャムやピーナッツバターなどを製造する食品加工メーカーのJMスマッカー(SJM)は、2015年にペットフードやペットスナックなどを手がけるビッグ・ハート・ペットを買収しペットフード事業を3本目の柱に据えると、2018年4月にはプレミアムペットフード「Nutrish」ブランドを持つエインズワースを買収、売上高ベースでは最大の事業セグメントに拡大している。

続いて日本ではあまりなじみがないかもしれないが、ブルーバッファローにも注目だ。ペットは大切な家族の一員、当然素材にこだわった自然食志向のペットフードへのニーズは高まっている。そんな自然食品のペットフードに特化し成長してきた。

 同社の公表資料を見ると、売上高は2016年が11.9%増、2017年が10.8%増、純利益は45.7%増、48.5%増とその急成長ぶりがうかがえる。

 このブルーバッファローを2018年に買収したのがシリアル食品やスナック菓子、ハーゲンダッツアイスクリームなどを製造する食品大手のゼネラル・ミルズ(GIS)だ。同社はこの買収により、新たにペットフード事業に参戦した。

 また、自然食ペットフードの専門メーカーであるフレッシュペット(FRPT)も、売り上げ規模はそれほど大きくないが着実に拡大を続けている。

■アニマルヘルス分野も好調続く

 ペットの健康問題は飼い主にとって最優先事項。その証拠に、ペット関連市場のなかでも医薬品や健康関連製品などアニマルヘルスはとくに伸びが大きな分野となっている。この分野の世界トップ企業がゾエティス(ZTS)だ。同社はファイザーから2013年に分離・独立した企業で、家畜向けとペット向けの医薬品やワクチン、寄生虫駆除剤などの製造・販売を行っている。

 直近2019年1〜9月期は、家畜向けは減少したもののペット向けが大幅に増加し全体の収益を牽引した格好だ。2018年は獣医向け診断機器のアバキス、直近も馬用栄養食品のプラチナム・パフォーマンスを相次いで買収するなど、M&Aによる業容の拡大を進めている。

 2018年9月に上場したのがエランコ・アニマル・ヘルス(ELAN)。イーライリリーの動物用医薬品部門がスピンオフして誕生した企業で、家畜向けを主軸に、ペット向けも含めた治療薬やワクチン、健康食品などを手がけている。2019年8月、独バイエルの動物医薬品事業の買収を発表、これにより世界第2位のアニマルヘルス企業へと大きく飛躍することとなった。

アイデックス・ラボラトリーズ(IDEXX)は獣医向けの臨床検査用品の世界的トップ企業で、とくにペット用の動物病院内検査機器や検査キット、ソフトウェアに強みを持つ。

 直近2019年1〜9月の売上高は前年同期比8%増、純利益も同15%増と業績は好調だ。前述の通り、同業のアバキスがゾエティスに買収されたことを受け一時株価が大きく下落したが復調し、現在は最高値圏で推移している。

 ペットの医療費支出増にともない、ペット保険のニーズも高まっている。大手がトゥルーパニオン(TRUP)だ。同社が提供するサービスは、プランが1本だけとシンプルで、補償額に上限がなく、かかった費用の90%が治療終了後に病院に直接支払われるという内容。動物病院や獣医師との提携を強化し、2019年9月末時点の加入登録ペット数は前年の9月末から13万匹増え、61万匹に達している。

■ITを駆使したペットテックも本格化

 今や多くの分野でITを駆使したニュービジネス「○○テック」が花盛りだが、この分野でも「ペットテック」が本格化している。スマホを利用した留守中のペットの見守りや自動で餌をやる機器、犬の健康状態や行動をモニターできる首輪などは日本でもすでに利用されている。

 アメリカで注目を集めたサービスとしては犬の散歩代行ビジネスがある。

 散歩を依頼したい飼い主と散歩代行を行う登録者とを専用アプリを使ってマッチングさせるというビジネスで、ワグとローバーが代表的な企業として知られている。こちらも、日本で同様のビジネスが始まっている。

 まだまだ成長が見込まれるペット関連市場、先行するアメリカから新たな商品・サービスが登場してくるのは間違いない。

加藤 千明 :東洋経済『米国会社四季報』編集部
posted by しっぽ@にゅうす at 09:07 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫の健康診断はレントゲン等9項目、目安費用は2万円前後


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元気に見えても、加齢と共に体の機能が低下していくのは人間も猫も同じ。体の老いを理解し、病気を未然に防ぐには「健康診断」が大切だ。そこで今回は、猫の健康診断について、その目的や内容、費用などを紹介する。

【別写真】猫をレントゲンで撮るとこうなる!

 ペットの予防医療の啓発・普及活動を推進する獣医師団体「Team HOPE」が、犬や猫といったペットを病気で亡くした経験を持つ男女500名を対象に行った「ペットの健康管理に関する実態調査」( 2017年8月発表)によると、生前、健康診断を受けさせていた飼い主は、19.2%と2割未満にとどまった。

「ペットの健康診断は飼い主の任意に委ねられていますが、病気の早期発見、早期治療のためにも、0才の時から年1回、7才以上では年2回の健診が理想です」

 と、Team HOPE賛同病院の犬山動物総合医療センター獣医師・井立由起子さんは言う。というのも、健康診断には、現在の健康状態を把握するためだけでなく、体の状態や既往症などのデータを若い頃から蓄積する意味もあるからだ。

「猫はがまん強く、症状が表れた時にはすでに重症なこともあります。しかし、若い頃からデータをとっておけば、小さな変化にも早く気づけ、症状が初期の段階から治療を進められます」(井立さん・以下同)

 犬は狂犬病の予防注射時に、年1回は動物病院を訪れ健康状態をチェックするが、猫の場合は子猫時代のワクチン接種や避妊・去勢手術が終わると、動物病院から遠のいてしまう傾向がある。

 愛猫の健康診断を希望する場合、まずは電話などでかかりつけ病院に予約をしておくとスムーズだ。検査内容は、猫の年齢や健康状態、病院のシステムなどによって異なるが、Team HOPEの賛同病院では、全身状態を把握するため、主に次の項目を推奨している。

【1】問診
食事や水の量、尿や便の回数や状態、家での様子などを飼い主から聞く。

【2】視診
目や耳、口、毛艶、皮膚の状態のほか、歩き方に異常がないかなどをチェックする。


【3】触診
猫を直接触り、体形のチェックやリンパの腫れ、しこりの有無などを確認する。

【4】聴診
聴診器で心音、呼吸音、肺音、腸音などに異常がないかをチェックする。

【5】血液検査
貧血や感染症、炎症の有無、肝臓・腎臓などの状態や機能に異常がないかなどを調べる。

【6】レントゲン
胸部と腹部のレントゲンをとり、心臓や血管に異常がないか、各臓器の大きさや位置、変形がないかなどを調べる。シニア猫に多い関節疾患。普通に動いているように見えて、実は骨が変形しているケースが多いという。レントゲンを定期的にとっておくと、そのような骨の変化にもいち早く気づける。

【7】糞尿検査
便からは寄生虫の有無など、尿からは泌尿器疾患や糖尿病の有無などを調べる。

【8】眼科検査
眼圧や涙の分泌量、緑内障や白内障の有無を確認する。

【9】歯科検査
歯石や歯肉炎の状態、口腔内の腫瘤の有無を確認する。
     
「当院では猫のストレスを考え、約1時間で行える【1】〜【7】の検査を基本に、希望者のみ【8】と【9】を受け付けています」

 費用は病院や検査する内容によりバラつきがある。目安としては2万円前後。ペット保険は対象外となる。愛猫の健康を過信せず、定期的に健康診断を受けよう。

※女性セブン2019年11月28日号
posted by しっぽ@にゅうす at 09:04 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いつも大人しい看板犬が子どもに飛びかかって大ケガ! 判決は?

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ホントにあった、犬にまつわる事件簿を紹介!
この連載では、過去に実際に起こった犬がらみのトラブルと、それに対して裁判所から下された判決について解説します。同じような事件が起こった場合の参考になります。

今回ご紹介するのは、東京地方裁判所で昭和53年1月24日に判決が出た事例です。

※この記事の解説は、ひとつの例にすぎず、まったく同一の解決・判決を保証するものではありません。個々の事件の判決については裁判所に、解決策はその当事者に委ねられます。

お話してくれたのは、渋谷 寛先生。
弁護士/渋谷総合法律事務所。ペット法学会事務局次長。動物の医療過誤訴訟を担当するなど、ペットと法律の問題に力を注ぐ。共著に『Q&A ペットのトラブル110番』(民事法研究会)など。

看板犬が小学生の女の子の顔にケガをさせた
いつも大人しい看板犬が子どもに飛びかかって大ケガ! 判決は?
イラスト/macco
店の訪問客が近づける位置で愛犬を飼育していた
Aさんは、ふだんから菓子店の入り口付近に愛犬をつないでおくことが多く、事故が起こったときも、愛犬は菓子店の訪問客が近づくことができる位置にいました。愛犬は、ふだんはおとなしく、これまで人を噛んだりすることはなく、問題になることはありませんでした。

ところがある日、愛犬は菓子を買いに来た小学生の女の子に飛びかかり、顔を爪でひっかいて切り傷を負わせてしまいました。女の子は、鼻の下から上くちびるのあたりに、入院して治療を受けるような大ケガを負い、その後も1年以上通院して治療を受けるほどでした。その間、2度にわたり手術を受け傷は完治しましたが、わずかながら顔に傷あとが残ってしまいました。女の子と女の子の両親は、治療費と精神的苦痛による慰謝料を求めて、飼い主のAさんを訴えました。

訪問客が愛犬に近づけないようにするべきだった
裁判では、Aさんは愛犬が温順な性格で、これまで人を噛むことはなく、きちんとリードでつないでいたことなどを主張しました。しかし裁判所は、犬がこれまで人に危害を加えることがなくても、飼い主以外の他人には攻撃的になる可能性は予見できたと判断。訪問客が犬に近づかないように注意をしたり、張り紙で注意を促したりすることもしていなかったため、注意義務を怠ったとして、Aさんに、治療費や損害賠償を支払うよう命じました。

いつも大人しい看板犬が子どもに飛びかかって大ケガ! 判決は?
イラスト/macco
店側の不注意として、約80万円の支払いが命じられた
ふだんおとなしい犬で、相手から近づいてきた場合でも、とっさに何が起こるかわからず、人を噛んでしまったら、やはり飼い主さんの側が注意すべきだったと判断されることがあります。愛犬が家族以外の人とふれあうときは、愛犬の様子をよく見るなど細心の注意を払い、事故が起こらないようにしましょう。

参考/「いぬのきもち」2017年4月号「ホントにあった犬の事件簿」
イラスト/macco
構成・文/豊島由美

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 09:03 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする