動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2019年11月28日

【人生相談】「ペットショップで子犬を買ったの」と言わずに済む方法

Newsweekjapan



<子犬の入手経路を説明したくない動物擁護活動家。スレート誌人生相談員ニック・グリーンのアドバイスは?>

Q:先日ペットショップで子犬を買いました。私は動物の権利擁護活動に深く関わっており、ペットショップに金を払うなんて夢にも考えていませんでした。ただ、これまでひどい目に遭ってきたであろう犬たちを慰めたい一心で店に入ったのです。そして今の子にときめきました。

ペットショップを儲けさせるのは嫌でしたが、この子に温かい家を与えられたことに後悔はありません。でも知人や親戚、おまけにドッグパーク(リードを外して犬を遊ばせる公園)で会う見知らぬ人からも、犬をどこで手に入れたのか聞かれます。ペットショップで買ったことの言い訳を交えつつ長い話をするのにうんざりしています。

長い言い訳をせずに済ませる方法はないでしょうか。私は社会不安障害があり、真実を話したときの相手の反応を受け止め切れないことがあります。もしもこれがペットショップを利用したことへの罰だとしたら、仕方ありませんが。
── 悔い改めたいペットショップ利用者

A:ペットショップで子犬を買うことがなぜいけないか、おさらいしましょう。アメリカ動物愛護協会の統計では、飼い主を見つけられない犬と猫が毎年270万匹も殺処分されています。ペットショップを利用すれば、こうしたペットの命を救おうとする動物保護活動の手の届かない所で取引を行い、犬を生産・販売する非人道的な「子犬製造工場」を利することになります。

個人的な経験から言うと、ドッグパークで人が子犬の入手場所を聞くのは、たいていの場合、自分がどこで子犬を手に入れたかという話をするためです。あなたはペットショップを利用したことが失敗だったと十分に自覚していますから、上手な話のそらし方を教えましょう。何か聞かれたら、「ごめんなさい、フンを拾わなくちゃ」と言ってその場を離れることです。あなたの犬のフンでなくても構いません。ドッグパークにはいつも拾うべきフンが転がっていますから。
── ニック・グリーン(スレート誌人生相談員)

c2019 The Slate Group

<2019年11月12日号掲載>
posted by しっぽ@にゅうす at 07:29 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高齢者とペットの受け皿「老犬ホーム」 川崎の獣医師「全国のモデルに」

IZA



高齢化社会の進展に伴って高齢の飼い主がペットを手放さざるを得なくなり、老いた犬や猫が行き場を失うといったケースが目立つなか、川崎市の獣医師らが諸問題の解決を念頭に、千葉県内に老犬ホームを設立した。全国でも珍しい獣医師常駐型で、「ペットの幸せな老後と獣医師の受け皿確保のモデルケースとして、こうした施設が全国に広がってほしい」(関係者)との思いが込められているという。

 施設の名称は「フォレスト・ドッグケアセンター」。今年4月に千葉県袖ケ浦市で開業し、川崎市獣医師会の会長を務める「わたりだ動物病院」(同市)の田村通夫院長らが運営している。

 ■手厚い医療を実現

 施設では、飼養が困難になった老犬などを有償で預かる。診療の一線を退いた獣医師が住み込み、日中はスタッフ4、5人が散歩やエサやり、介護を行う。終末期には、みとりのために飼い主が宿泊できる部屋も用意している。

 利用料は終身預かりが1カ月当たり20万円(小型犬の場合)。1〜15日の短期預かりは1日当たり5千円から。入所頭数の上限は28頭で、開業から約半年で10頭以上が短期入所、現在は1頭が長期入所している。

 田村院長は「獣医師常駐型は全国的にも珍しい。老犬に手厚い医療を施すことができるほか、獣医師にとっても業務の新たなスタイルとなるだろう」と抱負を述べている。

 高齢者とペットをめぐるさまざまな問題が現在、顕在化しつつある。動物病院や保健所関係者からは「飼えなくなったペットの収容が増えている」「老いたペットの介護に疲れ、飼養継続が困難なケースが増えている」などの声が聞かれている。川崎市動物愛護センターの須崎聡所長は「全国的な傾向。高齢者とペットの共生は今後、対策にさらに力を入れなければならない問題だろう」と話している。

 ■“老・老犬介護”も

 同センターの平成30年度の引き取り件数は、犬12頭、猫70頭。そのうち飼い主が高齢者(65歳以上)だったと考えられる数は犬7頭、猫45頭と大半を占めるという。

 須崎所長は「相談はさらに多く、おそらく7割程度が高齢者」とみている。同センターでは、時間に余裕がある場合は飼い主自身に新たな飼い主を探すよう依頼しているが、「結局、見つからずに切羽詰まって相談してくるケースが多い」(同)という。


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 高齢者からの引き取り相談の理由は、飼い主の、死亡や病気▽施設入所や入院▽低家賃住宅への転居▽収入不足による飼養困難−など。息子や娘、孫など親族が新たな飼い主になれない理由としては、家族にアレルギー体質の人がいる▽住居がペット不可▽共働きのため面倒を見られない−などが挙げられるという。

 わたりだ動物病院の田村院長は「本来ならば高齢者こそ、ペットと暮らしてほしい」との願いを込め、「高齢になるほど飼いづらくなるといった現状を打破し、ペットとの共生社会を目指したい」と話す。そうした思いをもとに設立した老犬ホームについて、「千葉での取り組みを軌道に乗せることで、手法を獣医師界に示し、施設を全国に広めたい」と意気込んでいる。
posted by しっぽ@にゅうす at 07:25 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「きょうだい」でも慎重に! 先住猫と新入り猫の対面時の注意点は…


Yahoo! JAPAN



2匹目の猫を迎えるとき、「どんなコにしようかな」などといろいろ考えますよね。もしそのコが、先住猫と「きょうだい猫」だったら…仲良くしてくれそうなイメージがありませんか!? 
しかし、「きょうだい猫なら、きっと仲良くなれる」という考えは甘いようです。たとえ、きょうだい猫であったとしても、先住猫と新入り猫を対面させるときは気をつけなければならないことがあるんです!

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「きょうだい」でも慎重に! 先住猫と新入り猫の対面時の注意点は…
先住猫と新入り猫の対面時に気をつけたいこと
先住猫が新入り猫の部屋に侵入してしまい……
今回は、先住猫・くーたん(オス・4才)と新入り猫・しろたん(メス・4才)の飼い主さんから寄せられたエピソードを例に紹介します。

くーたんと暮らしていた飼い主さん。ある日、くーたんのきょうだい猫・しろたんを引き取ることになります。飼い主さんは2匹を時間をかけて対面させようと、くーたんとしろたんの部屋を分けようとしたのですが……

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「きょうだい」でも慎重に! 先住猫と新入り猫の対面時の注意点は…
先住猫と新入り猫の対面時に気をつけたいこと
あ……しまった!!
「シャアアア!」

くーたんがしろたんの部屋に侵入してしまい、2匹はばったり鉢合わせ!!
想定外のご対面となってしまった、くーたんとしろたん。今はなんとか折り合いをつけているものの、一緒に寝たり、毛づくろいをし合ったりすることはないのだそう……。

2匹にとって、お互いに「悪い印象」を与える結果となってしまった今回のご対面。飼い主さんは、事前にどのような準備・心構えをしておけばよかったのでしょうか? 

最初の印象が肝心! 時間をかけて慣れさせてあげよう
先住猫と新入り猫のご対面は、事前にしっかり準備をして慎重に進めることが大切。焦って会わせてしまうと、第一印象の悪いイメージをその後も引きずってしまうことが…。ここからは、先住猫と新入り猫のご対面のときに気をつけたいポイントを見ていきます。

【迎える準備】新入り猫用のグッズを用意 できれば事前にニオイをかがせよう!
先住猫が新入り猫を受け入れない場合、その理由のひとつは「自分の大事なものを取られる」と考えるから。大事なものとは、食べものや排泄場所、安心できる場所などが挙げられます。
飼い主さんは、できれば「2匹で猫グッズを共用してほしい」と考えがちです。しかし、新入り猫用を用意し、先住猫を安心させてあげてください。


新入り猫が来る前に用意するもの
新入り猫を迎え入れるときは……

・猫トイレ
・フードボウル
・水用ボール
・猫ベッド
・爪とぎ器

などを用意してあげてください。また、ご対面の前に、タオルなどについたお互いのニオイをかがせておくと馴染みやすいことも!

新入り猫を連れてきたら、しばらくの間は、先住猫とは別の部屋かケージで生活させましょう。音やニオイなどから、少しずつステップを踏んでお互いの存在に慣れさせて。また、ときどき生活スペースを入れ替え、お互いのニオイを確認させると馴染みやすくなります。同時に、新入り猫を家に慣れさせる配慮も必要。先住猫を別の部屋かケージに入れて、新入り猫に家の中の探検をさせてあげましょう。

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「きょうだい」でも慎重に! 先住猫と新入り猫の対面時の注意点は…
先住猫と新入り猫の対面時に気をつけたいこと
次で、ご対面までのステップを見ていきましょう!
【ステップ@】別々の部屋で生活させる。1日5〜10分ほど先住猫を別の部屋かケージに入れ、新入り猫に家の中を探検させる。

【ステップA】2匹が落ち着いたら、先住猫の生活スペースに布をかけたケージを置き、その中で新入猫を過ごさせる(交代も必要)。2匹とも落ち着いていられたら布を外す。

【ステップB】どちらも威嚇しなくなったら、先住猫を高いところなどに移動させ、飼い主さんの監視のもとで新入り猫をケージから出す。最初は数分から始め、徐々に時間を長くする。

ぜひ、上記のステップを試してみてくださいね。先住猫と新入り猫のご対面は、くれぐれも慎重に! 新入り猫を迎える際は、飼い主さんは万全の準備をするようにしてくださいね。

参考/「ねこのきもち」2017年9月号『今のうちに考えてみて 2匹目を迎える前に知っておきたい3つのこと』
(監修:帝京科学大学助教、動物看護師 小野寺温先生)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
イラスト/上野うね
文/雨宮カイ

ねこのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 07:23 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「犬の1年は人間の7年」は間違い?  2歳で中年に 米大調査

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【ロンドン時事】犬にとっての1年は人間に換算すると7年分に相当するという「ドッグイヤー」は間違い―。米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の研究者らが今月発表した最新調査で、犬は2歳で人間の中年とされる年齢に成長することが明らかになった。

 研究はUCSDのティナ・ワン氏らのチームが実施。生後4週から16歳までのラブラドール・レトリバー104頭を対象に、加齢に伴う「DNAのメチル化」と呼ばれる変化を解析し、犬と人間の年齢に対する老化の程度を比較した。

 その結果、生後7週の子犬と生後9カ月の乳児がほぼ同じで、ともに歯が生え始める時期だった。ただ、犬のライフステージはドッグイヤーほど単純ではなく、犬は2歳で早くも人間の中年に相当。しかしその後は犬の老化は遅くなり、ラブラドール・レトリバーの平均寿命12歳が、世界全体の人間のおおよその平均寿命70歳にほぼ一致したという。 
posted by しっぽ@にゅうす at 07:10 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

動物園のゾウは運動不足でピンチ 野生の方が長生き傾向

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生き物の知られざる生態を紹介した『おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』(高橋書店)が小学生の間で大人気となっている。シリーズ累計での売り上げは350万部を超え、昨年、全国12万人の「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」(ポプラ社主催)では、同シリーズの監修を務める動物学者・今泉忠明さんが1位に輝いた。

【イラスト】ハダカデバネズミの大家族

 そこで、今回はそんな今泉さんに生き物の「寿命」について解説していただいた。小さな哺乳類と大きな哺乳類の寿命の謎に迫る。

◆ハダカデバネズミは女王争いに勝てば左うちわ

 平均で70〜80匹、多ければ300匹もの大家族で生活するハダカデバネズミですが、子供を産むのは「女王」だけ。一妻多夫制で、1匹の「女王」に対し、複数の「王」が存在します。

 残りのメスは女王の糞を食べることで、女性ホルモンの一種であるエストロゲンを増やし、子育ての本能にスイッチが入ります。しかし、当の女王は出産以外は何もしません。食事の世話や排泄物の処理、赤ちゃんを温める「ふとん係」など、働きネズミらは、せっせと女王のために尽くすのです。

 生命力の強い女王は大柄で30年以上生きた例もあります。しかし、女王の座を奪い合う女同士の争いは熾烈。女王はほかのメスに戦いを挑まれて殺されてしまうこともあるのです。

【ハダカデバネズミの基本データ】
大きさ:体長10〜13cm
生息地域:アフリカ北東部の乾燥地帯
好きな食べ物:いも
毎日の健康法:おしくらまんじゅうで暖まる
平均寿命:およそ28年

◆ウオーキング不足で動物園のゾウが大ピンチ

 動物は基本的に飼育されている方が長生きします。動物園は野生と違って外敵から守られ、飢える心配もなく、健康診断もほぼ毎日行われるからです。

 しかし、陸上で最も大きな動物であるゾウは、野生の方が長生き。2008年に発表されたイギリスの専門家の調査によると、動物園で生まれ育ったゾウの平均寿命が17〜19年弱なのに対し、大自然で暮らすゾウは平均で、56年も生きることが判明しました。

 動物園では、狭くて運動不足になりやすい一方で、高栄養の食事が与えられるため、肥満やストレス過多に。さらにヘルペスや結核、不妊なども起こりやすいといい、正しく歩けない個体も増えます。自然界では水を求めて何kmも歩き回りますから、それにより筋力がつき、血流もアップ。歩けないことは死に直結するのです。

【アジアゾウの基本データ】
大きさ:体長6m
生息地域:南アジア〜東南アジア
好きな食べ物:草、木、果物
毎日の健康法:どろあび
平均寿命:およそ60年(野生の場合)

※女性セブン2019年12月5・12日号
posted by しっぽ@にゅうす at 07:08 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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