動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2020年02月09日

犬も献血、お願いします! ドナーが不足、小型犬人気も一因

東京新聞



献血をお願いします−。人間ではなく、ワンちゃんネコちゃんへの呼び掛けだ。動物には日本赤十字が行う人間用の血液バンクのような仕組みがないため、各動物病院でドナー登録してくれる動物を募っている。日本ではまだあまり知られていない動物の献血事情を探った。 (石原真樹、写真・佐藤哲也)

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 「ワンワン!」。一月の土曜日、民間の動物病院・エルムス動物医療センター(杉並区)の待合室に、オスのゴールデンレトリバー、パックス(7つ)がさっそうと現れた。

 パックスが献血するのは初めてで、ドナーになれるか調べる血液検査などのために来院した。十三種類以上あるとされるイヌの血液型や、感染症にかかっていないかなどを調べる必要があるからだ。

 検査に必要な血液は3ccほど。実際の献血では200ccほどで、鎮静剤を打って首元から採血することが多いが、この日は鎮静剤は打たずに後ろ脚から採る。注射針は人間用よりも細めだという。

採血を終え、血液を移し替える獣医師の村田育枝さん

写真
 病院大好き、人間大好きというパックス。しっぽをぶんぶん振り回して興奮していたが、スタッフが二人がかりで「いい子だね〜」などと声をかけながら首回りと胴体を抱え込むと、おとなしくなった。獣医師の村田育枝さん(29)が注射針を刺しても暴れたりせず、一度針が抜けてはしまったが、採血はあっという間に終わった。

「頑張ったね」と採血を終えたパックスを抱きしめる飼い主の戸谷早苗さん(右)。左はスタッフの塩谷ケリーさん

写真
 別室で待っていた飼い主の戸谷早苗さん(50)に「頑張ったね」とハグされ、満足そうなパックス。検査結果は貧血もなく良好で、村田さんは「血液は濃いめ。献血はとてもありがたい」と太鼓判を押した。一部の外注検査を除き、検査結果を待つ時間を含めて一時間ほど。献血は無報酬だが、人間がジュースなどをもらえるようにノミ、ダニの薬がもらえる。ドナーになると定期的に来院して献血するほか緊急呼び出しもある。戸谷さんは「健康だと分かって良かった。少しでも役に立てたらうれしい」と話した。

◆供血犬・猫のいらない社会に
写真
 「ドナー登録を増やして、供血犬・猫のいらない社会にしたい」。同センターのスタッフで、東日本大震災で被災した動物の支援などにも取り組む塩谷ケリーさん(55)は力を込める。

 供血犬・猫とは、血液を提供するために病院内やスタッフの自宅で飼われる動物のこと。大切に育てられる動物がいる一方で、中には、窓のない部屋に放置されて、めったに散歩してもらえない動物もいるという。塩谷さんは、献血できる年齢を過ぎて「引退」した供血犬・猫を引き取って新たな飼い主を探す活動もしており、フェイスブックページ「供血犬ってご存じ?」で情報を発信している。

 動物の輸血療法技術の向上や普及を目指す日本獣医輸血研究会によると、海外では米国などで企業が施設でイヌやネコを飼育し、血液を提供する仕組みがある。日本で動物の血液製剤を提供するには法律上、厳重な感染症対策が必要で、多大な費用もかかるため、現実的ではないという。

 このため各病院が院内で動物を飼ったりドナー登録を呼び掛けて輸血に備えているが、近年の小型犬人気で献血できる「若い大型犬」が減っていることもあり、なかなか集まらないのが実態。病院が血液を用意できず、飼い主が「助けてください」と会員制交流サイト(SNS)などで自らドナーを探すケースも相次いでいる。

 同会は、輸血療法はまだ発展途上だとして「安全にペットの献血・輸血ができる病院なのか、事前に調べてほしい」としている。
posted by しっぽ@にゅうす at 10:17 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飼い方や訓練、十分準備を【きみとさいごまで】

西日本新聞



定年退職後、ペットを飼い始める人は多いと思います。今回は楽しいペットライフについて考えてみましょう。

 子犬選びでは、まず性格を見ます。甘えん坊の犬(シーズーやキャバリア)は一緒にいると楽しいですが、留守番ができない子もいます。外出中にほえ続けたり、汚物をわざと踏んだり。自立した性格の犬(柴犬やテリア)も楽しいのですが、気分が乗らないと一人がいいときもあるようです。犬ごとに性格が違うので考えて選びましょう。

 次に飼育場所。小型犬は暑さや寒さに弱いので室内になりますが、中型から大型犬は室内でも屋外でも飼えます。ただ、認知症になって夜鳴きをしたとき、外だと声が隣近所に響きます。室内ならどこで飼うか、考えておくことが大切です。

 個人的には人とペットが室内で一緒に過ごすと健康的だと思います。外で飼うと散歩や食事でしか触れ合う機会がありません。犬も暇ですることがないと衰えも早くなります。

 犬の大きさは、体重10キロ以下の小型〜中型犬がおすすめ。定年退職後に飼い始めると、犬が高齢になる十数年後は飼い主が80代になっていることも。散歩中、大型犬が疲れて座り込んでも抱いて帰るのは難しいでしょう。少し成長した犬を他の飼い主から譲り受ける「里親」になることも選択肢の一つです。

 もしものことも考えておきましょう。雌のラブラドルレトリバー、ロコちゃん(2)は1歳になる前、預かりの相談を受けました。飼い主ががんと診断されたためです。こうした例は多々あります。その際、ペット用のケージに入った経験がないと、ペットショップなどで宿泊を断られることも。幼いときから入る訓練をしておきましょう。

 多頭飼育も注意が必要。2〜3匹飼う場合、「もしも」の時はペットホテル代が3匹分かかります。1泊2千円ほどでも、3匹だと月に18万円です。

 ペットと過ごす毎日は素晴らしく、人の認知症予防になるという研究もあります。事前に十分準備し、楽しいペットライフにしたいですね。 (老犬ホーム「トップ」代表)
posted by しっぽ@にゅうす at 09:44 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

愛犬を亡くしペットロスを経験 前向きな気持ちになれたきっかけとは

Yahoo! JAPAN


大切な家族の一員である愛犬が亡くなってしまったら、とても辛く悲しいですよね。前を向きたくても、悲しみの中からなかなか抜け出せないという方も多いことでしょう。

今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、ペットロスを経験したことのある飼い主さんたちに「ペットロスを経験して、どのような心境の変化で前を向くことができたか」について、アンケート調査を実施してみました。

この記事では、飼い主さんたちから集まった声の一部を紹介します。

愛犬を亡くしペットロスを経験 前向きな気持ちになれたきっかけとは
舌を出したまま眠る犬
今飼っている子と出会うことができたから
タイミングはさまざまなようですが、今飼っている子と出会うことができたおかげで、前向きな気持ちになれたという飼い主さんがいるようです。

「亡くなった愛犬からの『また会えるよ』ってメッセージが聞こえた気がしたことと、今の子との出会いです」
「初代愛犬を忘れはしないけれど、愛犬なしの生活が耐え難く、2代目の愛犬と運よくめぐり逢えたから飼いました。初代の愛犬は天国にいつもいると思うようにした」
「新しい子を迎えたとき。でも、今でもあの子を思わない日はないです」
「新しいわんこを家族に迎え入れたことで、少しずつですが気持ちが前向きになっていきました」
「犬のいない生活の寂しさや虚しさを感じたとき。無性に犬の温もりを感じたくなったとき。次の子を迎えようと思った」

愛犬を亡くしペットロスを経験 前向きな気持ちになれたきっかけとは
寄り添うゴールデン・レトリーバー
多頭飼いをしていたことで、気持ちが救われた
多頭飼いをしていたことで、悲しみが少し和らいだり、「残された子たちのためにもしっかりしなければ」という気持ちになれた方もいるようです。

「多頭飼いをしていたので気が紛れた」」
「ほかにもいるので悲しんでばかりはいられなかった」」
「同居犬がすでにいたので、その子たちのためにちゃんとしないとと思った」」
「同居犬の存在。天国に行ってしまった子の分まで、残された子をそれまで以上に大切にしたいと思った」」
「多頭飼いを以前から息子に勧められていた。病気が長かったのでしっかりと向き合えてたのもあると思う」

愛犬を亡くしペットロスを経験 前向きな気持ちになれたきっかけとは
微笑むポメラニアン
時間とともに、少しずつ前向きになれた
時間が経つにつれて、少しずつ前向きになれたという方も。

「時間が経つ中で少しずつ、あとは数年後に次の子犬と過ごすうちに」」
「しばらく落ち込む日々だけど、時間と子どもが支えになった」」
「時間が経つにつれて、悲しかったことが『楽しかった思い出』をたくさん思い出せるようになったので、亡くなった1年半後に新しいワンちゃんお迎えできました」」
「自分の気持ちに素直になり、たくさん泣いて周囲の人に亡くなった愛犬のことや自分の想いを聞いてもらい、あとは時間の経過に任せた。最後は里親として新しい犬を迎えたことで、先代との思い出と一緒に育てることができるようになった」」
「同じ境遇の人と話をしたり、たくさん遊んで笑顔でいられることを心がけた」」


亡くなった子のためにも前を向かなければと思えた
「泣いてばかりいては、亡くなった愛犬がかわいそう」と思うようになり、愛犬と過ごした楽しい日々を思い出すことで、前向きな気持ちになれたという声もありました。

「やがて必ず誰もが死を迎える。たくさんの後悔よりも、幸せだったと思えることを数えて、一緒に過ごせたことが大事なんだと思えるようになった。悲しむために出会ったわけじゃないから」
「『安心して天国にいけないかな? 』と思い気持ちを少しずつ切り替えた」
「いつまでも悲しんでいても、死んだ愛犬が浮かばれないと思ったとき」
「どの子もママを悲しませるために、ママのところにきた(暮らしてきた)わけじゃない。と気づいたからです」
「泣きたいときに我慢しないで泣き、遺影に向かって毎日生まれてきてくれて楽しい思い出をたくさんありがとうって言って、普段の生活を送っていた」
「愛犬が白い犬といっしょに旅立つ夢を見たあとから、なんとなく吹っ切れた」

愛犬を亡くしペットロスを経験 前向きな気持ちになれたきっかけとは
笑顔を見せる柴犬
ペットロスを乗り越えて
ペットロスを乗り越えた飼い主さんたち。ですが、どの飼い主さんも「亡くなった愛犬のことを大切に思う気持ちは昔も今も変わらない」という思いをもっているようでした

『いぬのきもちWEB MAGAZINEアンケート 愛犬との生活に関するアンケート』
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/雨宮カイ

いぬのきもちWeb編集室
posted by しっぽ@にゅうす at 09:43 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

保護柴たちの未来を考える(後編)─そこに運命の出会いはあるのか─

Yahoo! JAPAN



全国で先駆けて「殺処分ゼロ」を達成した神奈川県動物愛護センター(神奈川県動物保護センター)。その旧センター最後の3年間を撮り続けた写真家の犬丸美絵さんの話を中心に、前回は「保護犬」の実態について記事を公開しました。
今回はより具体的に「保護犬との暮らし」つまり、彼らを家族に迎え入れたいと考えている人に読んでほしい保護犬を迎える手順や意識、そして、ちょっと未来のことについて語ります。
そこに彼らと我々の「運命の出会い」はあるのだろうか…。

この記事の写真はこちら

■保護犬を迎えたいと思ったら…

 犬丸さんがおすすめする保護犬を迎えるまでの手順は次の通りだ。

01_自分のライフスタイルに合った犬を選ぶ

「“飼いたい犬と飼える犬は違う”ということを念頭に置き、無理せず飼うことができる、自分の性格や生活に合った犬を選びましょう。
 アウトドア派なら一緒に駆け回れるアクティブな犬種や若い犬がいいでしょうし、のんびりと暮らしたい方にはシニア犬が向いています。
 反対に、都会で暮らしてドッグカフェなどに行きたいと考えている方が、野犬のDNAを持つ子を迎えれば、お互いにストレスが増えることになります。
 決して外見だけで選ばずに、犬と一緒にどんな生活をしたいのか、お互いに楽しく過ごせるのはどんなタイプの犬なのか。よく考えて選んでほしいと思います」


02_自分に合う保護団体を探す

「保護犬を迎えるには、行政の動物愛護センターから直接引き取る方法と保護団体などを経由して犬を譲渡してもらう方法があります。保護団体それぞれに譲渡条件がありますので、ご自身にあったところをぜひお選びください。

 よく『保護団体にメールしても返事がない』とか『審査が厳しくて保護犬をもらえない』等の話を聞きます。保護団体の方々は想像を絶するほど忙しく、ご自身の生活を犠牲にして頑張ってらっしゃる人もたくさんいます。犬たちを大切にしているからこその連絡の遅さだと想いやって、気長に待ってあげていただければと思います。
 また、譲渡の審査基準も団体によってそれぞれです。条件が厳しすぎて断られ、心が折れてペットショップに走る方が多々いらっしゃるのも事実です。『欲しいときに欲しい犬がいないから』という声もたまに聞きますが、犬は命です。犬を商品として考えるその人間の気持ちが、殺される命を生み出していること忘れてはいけません。犬は待つものです。いろいろな条件の団体さんがいらっしゃるので、諦めず、焦らず、時間をかけて探していただけると保護犬たちは喜ぶと思います。

 譲渡後の関わり方にも団体によっていろいろあります。アフターケアをしっかりとしてくださる団体を見つけることも大切です。とにかくあせらずに見極める力を持ちましょう」


03_譲渡会などで実際に犬に会う

「保護犬に限った話ではありませんが、今後、一緒に暮らす命です。譲渡会や事前お見合い等、実際に会ってから選ぶことが何よりも大切です。犬の性格やご自身との相性、生い立ちや今の生活環境について等、実際に見て触れて共に時間を過ごし、団体の方と言葉を交わしてください。百聞は一見に如かずです! 犬は“個”対“個”。団体の方といるときの性格で一生生きていくわけではありません。ぜひ実際に会って、ご自身との相性を感じてほしいです」


04_家族となる「犬」について学ぶ

「犬について、何も知らないで飼い始めてしまう人がかなりいます。『こんなに大きくなるとは思わなかった』など、ありえない理由で放棄する人もいるくらいなのです。
 ご自身の求める犬のサイズや性格や体力、長所や短所、犬を飼うにはどのくらいお金と時間とかかるのか、もし自分に何かあって飼えなくなった時に託せる人がいるのか等々、事前に必ず勉強してからお迎えを決断してください」

■その子の老後まで考えてほしい

 犬の寿命も近年のびてきている。これは保護犬に限ったことではないが、「犬が老いて病気になったり、寝たきりになっても、最後まで責任をもって飼えるのか」をよく考えて欲しいと犬丸さんは言う。

「犬を1頭飼うと一生で最低でも『軽自動車1台分くらいのお金がかかる』と言われています。飼い方によってはそれ以上かかるでしょう。
 年齢を重ねてくると大変さも増すことが多いです。年老いて認知症になり昼夜逆転して夜中鳴き続けることもあります。不慮の事故で半身不随になることもあります。私が昔飼っていた柴系の雑種は、11歳の時に椅子から落ちて首から下が動かなくなりました。柴らしく頑固な気質だったのでその現実をなかなか受け入れられず、2週間、昼も夜も泣き叫びました。幸運にもいいお医者様にめぐり合えて、体も徐々に回復し、その後一年半生きてくれましたが、ほとんどの病院では安楽死を薦められて、つらい思いをしました。なにがあっても最後まで責任を持てるのか、よく考えてから家族に迎えて欲しいと思います」

 いっときの気分でなく、動物を飼うことの責任の重さを、必ず考えて欲しい。


■「飼う」以外の選択肢もある

 いろいろ考えた結果、「保護犬はなんとかしてあげたいけど、自分には飼えそうにない」となったら、それはそれで正しい答えだ。「飼わない」という動物愛護もある。

「動物たちのためにできることはいろいろあります。保護団体に募金するとか、ボランティア団体さんのお手伝いをするとか。犬たちを取り巻く現状を勉強して、保護犬を減らすために、いち愛犬家にできることを伝えていくことだけでもいいと思います」

 これから犬を迎える方が保護犬を迎えたり、良心的なブリーダーさんから迎えること、軽はずみに動物を飼わなくなることで、売上が伸びなくなったペットショップや悪徳ブリーダーはいずれ自然淘汰されていくはず。いち愛犬家の小さな変化の一歩が、いつか世間の流れを変える大きな一歩になると思うと犬丸さんは言う。

「保護犬たちは、今を受け入れ、順応し、前を向いて生きているとてもいい子たちで、何度も言いますが、かわいそうなだけの存在ではありません。“かわいそう”という人間の眼鏡をはずして向き合ってほしいと思います」

 保護犬を飼うのがちょっとしたブームになっているが、生きものを飼うというのはそんなに簡単なことではない。保護犬であろうと、ショップやブリーダーから迎える犬であろうと、「この犬と暮らしたい」と心から思える犬にめぐり逢えたら迎える、というのがベストではないだろうか。

 犬を無理なく飼える状況の人が、犬を探すときの選択肢のひとつに「保護犬」を加える。ぜひそんな自然なスタンスで、運命の出会いを果たして欲しい。 



◉インタビュー/いつむらひろみ ◉写真/犬丸美絵・SUMiCO(譲渡会)
posted by しっぽ@にゅうす at 09:39 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

《志村どうぶつ園》白井家新疑惑「モルモットが愛犬に噛み殺されました。テレビには“替え玉”が…」ボランティア内部告発

文春オンライン


 番組スタートから16年目を迎える人気番組「天才!志村どうぶつ園」(日本テレビ系)。動物との触れ合い企画や、動物保護の活動などを取り上げ、2012年には日本PTA全国協議会による「保護者が子どもに見せたい番組」で2位に選ばれている。

 そんな同番組の人気コーナーとして2018年から放送されているのが、浜松で馬やヤギら40匹以上の動物と、家族5人で暮らす「白井家」だ。身寄りのない動物を引き取り育てている。白井家は、子どもたちから“神”と呼ばれる母親の由紀子氏を中心に、動物の飼育に悪戦苦闘する様子が人気を博している。なかでも長男・鴻明氏、次男・迅氏は「イケメン大学生兄弟」として熱烈なファンも多い。

2018年9月1日白井家長男Twitterより
2018年9月1日白井家長男Twitterより
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 しかし、その飼育現場では様々な問題が発生している。これまでに「週刊文春デジタル」では、白井家の“ヤギへの落書き行為”や“悪臭によるご近所トラブル”、“愛犬の殺処分危機”、“1回15万円の写真撮影会”、“チャリティー詐欺疑惑”、“愛馬フルハートのバラバラ解体”などの問題について、計4回に渡って報じてきた。

 複数の動物を飼ったはいいが面倒をみきれなくなる「多頭飼育崩壊」が社会問題化する現在、影響力の大きい人気のテレビ番組に出演する白井家の「不適切飼育」の実情は真相を究明すべき重要な問題だ。しかしこれらの報道に対して、現在に至るまで白井家や日本テレビから納得のいく回答は得られていない。

「いまだに本人やテレビ局から事態の説明や謝罪は一切ありません」
 報道を受け、白井家は番組から姿を消していた。番組関係者は「12月14日に放送された『天才!志村どうぶつ園』の2時間スペシャルに、人気コーナー『白井家』は登場しませんでした。これまでの数々の“報道”を受けて、放送を見送ったようです」と語った。

 しかし、年明け1月11日の番組では、白井家のコーナーが何事もなかったかのように放送された。この対応に、迷惑を被ってきた近隣住民たちは怒り心頭だ。

「あれだけ不適切な飼育や近所トラブルが報じられたのに、いまだに本人やテレビ局から事態の説明や謝罪は一切ありません。むしろ『文春の記事は無視するようにテレビ局から言われている』と吹聴していました。こんな近所で馬が解体されていたなんて、病気も心配ですし、気味が悪くて耐えられませんよ。本人はSNSでご近所とは仲良くしているようなことを書いていますが、何も変わっていません。何事もなくテレビに出演し続けていることで、不信感は増しています」(近隣住民)

2019年2月26日白井家Twitterより。右に映っているのが違法解体されたフルハート
2019年2月26日白井家Twitterより。右に映っているのが違法解体されたフルハート
ペットショップで売れ残ったモルモットを引き取った
 そしてここへきて、またしても白井家に新たな疑惑が浮上している。ボランティアのAさんが、事の次第を打ち明ける。

「2月の上旬、私が白井家を訪ねると、2匹の可愛らしいグレーと茶色のモルモットがゲージのなかからこちらを見上げていました。その日、白井家には(次男の)迅君だけがいて、『ペットショップで値引きされているのに売れ残っていて、このままだと処分されるっていうから引き取ったんだ』と話していました。愛おしそうにモルモットに微笑みかけていた。迅君は幼少期にも動物園で繁殖し過ぎたモルモットを引き取り育てたこともあったそうで、優しい彼らしいな、と微笑ましく思いました」


“2000円で救った命”がわずか1日で……
 2019年2月8日、由紀子氏もSNSに写真つきで引き取ったモルモットを紹介している。写真にうつっているのはグレーのモルモットだ。

《悩んだ末に新しい子迎えました! 2000円で救える命でした じん君担当だよ! 家ではコウロギがそこら中に逃げ鳴いてます トーマス(※編集部注 白井家の愛犬)は相変わらずぐうたらー(略)》(由紀子氏のfacebookより)

由紀子氏のSNSより(取材班が白井家へ事実関係を確認した後に削除されている)
由紀子氏のSNSより(取材班が白井家へ事実関係を確認した後に削除されている)
由紀子氏のSNSより(取材班が白井家へ事実関係を確認した後に削除されている)
由紀子氏のSNSより(取材班が白井家へ事実関係を確認した後に削除されている)




 しかし、その日の夕方に事態は急変する。

「白井家で作業をしていると、迅君が慌てて駆け寄ってきたんです。顔面蒼白で、今にも泣き出しそうな顔でした。『どうしよう。トーマスがモルモットを噛んでしまった……。病院へ連れていきたい』と。急いでリビングに向かうと、テーブルの上に小箱がありました。小箱の中には先ほどまで元気にケージ内を走り回っていたグレーのモルモットがピクリとも動かず、目を開けたままぐったりとした様子で横たわっていました」(同前)

大型犬に襲われ、手の施しようがない状態だった
 トーマスとは白井家で飼われているラブラドールレトリバーで、体重が40キロほどある大型犬だ。Aさんが呆然としていると、迅氏がこう説明したという。

「家で放し飼いにされているトーマスが、玄関にいたグレーのモルモットを見つけて襲ってしまったということでした。小さなモルモットが襲われてはひとたまりもありません。迅君も私もなんとか救いたいという一心でしたが、モルモットはすでに虫の息で、動けなくなっていました。手の施しようがなく、十数分後にはリビングで息を引き取りました」(同前)

白井家の愛犬、ラブラドールレトリバーのトーマス 「天才!志村どうぶつ園」(2019年3月2日放送)より
白井家の愛犬、ラブラドールレトリバーのトーマス 「天才!志村どうぶつ園」(2019年3月2日放送)より
迅君はスコップを片手にモルモットの亡骸を埋葬
 Aさんもモルモットの死に心を痛めた。その日、由紀子氏やほかの家族は不在だったため、迅氏と2人でその死を悼んだ。

「迅君は私にグレーのモルモットの最期の姿を見せてくれました。迅君は1人でスコップを片手に家の裏手にモルモットの亡骸を運び、穴を掘って埋葬していました。悲しそうに肩を落とした後ろ姿は、忘れられません」(同前)

 しかしAさんは3月2日に放送された「天才!志村どうぶつ園」を観て、言いようのない違和感におそわれた。

「由紀子さんが見たことのないモルモットを抱いていた」
「(3月2日放送の番組では)由紀子さんが茶色とグレーの2匹のモルモットを抱いていたのですが、グレーの方は見たことのないモルモットでした。迅君は自分の好きな食べ物にちなんで、グレーのモルモットを“おもち”、茶色のモルモットを“きなこ”と名付けていました。モルモットを引き取った理由をスタッフに尋ねられ、迅くんは『ペットショップの売れ残りで、だんだん値引きされちゃって3月くらいまでに飼い手が現れないと処分されると言われて飼うしかないと』と説明していました」

番組に登場していたグレーのモルモット。SNSに投稿されていたモルモットとは色や柄が異なっている。「天才!志村どうぶつ園」(2019年3月2日放送)より
番組に登場していたグレーのモルモット。SNSに投稿されていたモルモットとは色や柄が異なっている。「天才!志村どうぶつ園」(2019年3月2日放送)より
「天才!志村どうぶつ園」(2019年3月2日放送)に登場していたモルモット
「天才!志村どうぶつ園」(2019年3月2日放送)に登場していたモルモット
 由紀子氏がFacebookに投稿した亡くなってしまったモルモットと、番組に登場した“おもち”を見比べてみると違いがよくわかる。亡くなったグレーのモルモットは全体的に色が濃いが、おもちは色が薄く、鼻先には亡くなったモルモットにはなかった白い柄が確認できる。明らかに別のモルモットだ。

 Aさんが続ける。

「この撮影はいつ行われたのでしょうか。グレーのモルモットが亡くなる前だったとしたら、生前のグレーのモルモットが登場するはずだし、亡くなった後の撮影なら茶色の“きなこ”だけをテレビに出せばいいだけのことです」

番組に登場していたグレーのモルモット。「天才!志村どうぶつ園」(2019年3月2日放送)より
番組に登場していたグレーのモルモット。「天才!志村どうぶつ園」(2019年3月2日放送)より
テレビに映っていた“おもち”は“替え玉”だった?
 Aさんが続ける。

「由紀子さんは、グレーのモルモットが亡くなる前に、生前の写真をSNSにアップしています。だから、茶色いモルモットだけがテレビに出ていると不自然に映ると思ったのではないでしょうか。それで慌てて亡くなったグレーのモルモットに似た“替え玉”を手配したんじゃないか……。そうであってほしくはありませんが、それ以外の理由が見つからないんです」(同前)

亡くなったモルモットの鼻先には白い柄はない。由紀子氏のSNSより。(取材班が白井家へ事実関係を確認した後に削除されている)
亡くなったモルモットの鼻先には白い柄はない。由紀子氏のSNSより。(取材班が白井家へ事実関係を確認した後に削除されている)
 テレビで“おもち”と紹介されていたモルモットは“替え玉”だったとAさんはみている。

「もしそれが事実なら、テレビ撮影のために死を隠蔽し、似たモルモットを探してくるというのは命に対する冒涜です。白井家には本当に動物たちへの愛はあるのでしょうか。ペットショップから引き取られ、わずか数日で噛み殺されたモルモットを思うとやりきれません。そのままペットショップにいれば、親切な飼い主と出会えたかもしれないのに……」(同前)

対策が講じられることなく、次々噛み殺されていく小動物たち
“モルモット替え玉疑惑”は他のボランティアスタッフの間でも話題にのぼっていた。ボランティアスタッフBさんは「“替え玉”も問題ですが、白井家の飼育環境も深刻です」と語る。

「そもそもモルモットを噛み殺したトーマスは、過去にも咬傷事故を起している。近隣住民の方が被害に遭って、由紀子さんも謝罪しています。保健所からも再三に渡り指導を受けていて、殺処分危機があったことは週刊文春デジタルでもすでに報じられていますよね。

「天才!志村どうぶつ園」(2019年3月2日放送)より
「天才!志村どうぶつ園」(2019年3月2日放送)より
 実は、トーマスが小動物を噛み殺してしまったのは、これが初めてのことではないんです。2018年秋頃にも、トーマスがウサギを噛んで死なせてしまう事故がありました」

 Bさんは「かと言ってトーマスが悪いわけじゃないんです」とも訴える。

「しつけが行き届いていないトーマスを、小動物に接触できるような場所で飼育していたことが問題なんです。白井家ではトーマスによる事故だけでなく、2018年夏頃にはオスとメスのウサギを同じゲージで飼育して、知らない間に生まれた子ウサギが死体で発見されたこともあります。

 モルモットもウサギも死ななくてもよかった、救える命でした。しかしそれを反省することなく、白井家が対策を講じているようにはみえません。何度同じことを繰り返すのか……。白井家で飼育されている動物たちが心配でなりません」

番組に登場していたグレーのモルモット。「天才!志村どうぶつ園」(2019年3月2日放送)より
番組に登場していたグレーのモルモット。「天才!志村どうぶつ園」(2019年3月2日放送)より
専門家は「しつけをしなければ犬はモルモットやウサギを食べます」
 動物研究家のパンク町田氏に白井家の飼育環境について質問をしたところ、「しつけが不十分な犬と小動物を同じ空間で飼うのは非常に危険」だと解説する。

「 まず当然のこととして、しつけをしなければ犬はモルモットやウサギを食べます。元々、先祖はオオカミですから。しかしともに暮らす人間が、犬にモルモットやウサギを食べ物ではないときちんと教えてしつければ食べません。飼い主の飼育技術がある水準に達していれば、モルモットやウサギにも危害を加えずに安全に飼育することは可能です。

 普通の感覚であれば、一度犬が小動物を襲う事故がおきたら、同じ部屋で飼わないとか、犬に壊されない頑丈なケージを用意するなどの対処をするのが普通です。今回のケースは、自分の犬に対する飼い主の過信が引き起こしたと言えるでしょう」


噛み殺されたモルモットの差し替えや、これまでに白井家で過失によって小動物が死んでいることについて日本テレビに事実関係を確認したところ、文書でこう回答があった。

「日本テレビとしては、そのような事実は把握しておりません」

自宅前で由紀子氏を直撃
 2月1日に白井家へも質問状を送ったところ、文書で回答があった。

《全て事実ではありません。「正確に報道するために」と仰るのであれば虚偽記載の記事を掲載するのはお控えください。心当たりがありませんが、「証言、物証」があると仰るのであれば、せめて「証言」「物証」の具体的な内容と掲載しようとしている記事の内容を「正確に報道するために」事前にお見せください。また、一方的に、〆切を設定しないでください》

 証言や物証をもとに、改めて事実確認をするため浜松にある白井家へ向かった。インターホンを押すと由紀子氏本人が対応した。

白井由紀子氏 c文藝春秋
白井由紀子氏 c文藝春秋
――モルモットの件でお話を伺いにきました。

「すみません。今から英語のレッスンで出かけますので……」

――後日でも構いませんので、お時間とっていただけませんか?

「どういうご用件ですか?」

――モルモットの死について心当たりがないとのことで、事実確認させていただきたく、由紀子さんの見解を伺いたいです。

「はい、前回もFAXをしましたけど、まったく違うことが書かれているじゃないですか」

――取材のお時間取っていただけませんか。

「明日ももう予定入っているんですけど。(明後日は?)またこちらから連絡させていただきます」

――モルモットが死んだ理由、該当するSNSを削除した理由(質問状送付後に削除)、大型犬と小動物を一緒に飼うことの危険性も専門家に聞きましたが。

「……モルモットは2階です。迅の部屋です」

――モルモットの事故があったときは玄関にいたという証言がありますが?

「……」

 インターホンは切れたが、しばらくその場で待っていると、由紀子氏が自宅から出てきた。

――お答えいただけませんか?

「すみません。仕事に行かなければいけないので。また連絡します」

――いつくらいまでに?

「……ちょっと弁護士さんに相談しますので」

 そう言うと、由紀子氏は車に乗って去っていった。

 再度、由紀子氏に事実関係の確認を求める質問状を送ったところ、弁護士経由で文書による回答があった。

「貴社の質問状には、一見して、事実誤認だらけの『ご質問』が並んでおります。これに対する現段階のご回答は、通知人本人から2020年2月1日付でFAXをお送りした通りです。すなわち、全て事実ではありません」

 白井家が「全て事実ではない」と主張するのであれば、なぜモルモットのSNSを削除したのか。数々の疑惑は深まるばかりだ。



 2月8日(土)21時から放送の「直撃!週刊文春ライブ」では担当記者がくわしく解説します。
posted by しっぽ@にゅうす at 09:21 | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする