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新型コロナウイルスの対応をめぐり、北海道知事・鈴木直道氏(38)が全国から注目されている。鈴木知事には、かわいがる愛犬がいる。
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「財界さっぽろ」が発刊する犬情報誌「 わんハート Vol.16 (2019年10月25日発売)」には、鈴木知事が登場。愛犬・まめ(柴犬・6歳・♀)と触れあう素顔や、犬への想いを語っていた。
現在、寝る暇もないほど新型コロナウイルス対応に追われる北海道の若きリーダー。愛犬と戯れる貴重なショットを紹介したい。
(年齢・肩書きなどは掲載当時のものです)
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夕張にはまめのお父さん、お母さんがいっぱい
「まめは家族であり、同志です」
2019年4月に北海道知事に就任した鈴木直道氏は、2011年から8年間、夕張市長を務めたことでも知られている。
当時から一緒に暮らす愛犬のまめちゃん。迎えたきっかけは、夫人の希望だった。
「私は実家で犬と暮らしたことがあり、老犬の世話の大変さや、亡くなる辛さを経験している。終生飼育の大切さを話し合い、柴犬を探すことになった」と鈴木知事は振り返る。
訪れたのは札幌市内のブリーダー。柴犬ブームで、実はまめちゃんも海外から予約が入っていたとのこと。しかしブリーダーに「せっかくのご縁。夕張で暮らして欲しい」と背中を押され、めでたく鈴木家の一員になった。
「目指す姿勢は犬。一瞬を全力で生きたい」
多忙な鈴木知事と夫人。双方が家を離れるときには、多くの家庭に助けられたと言う。
「年齢的に『もう犬は飼えない』というご夫妻が、交互にまめを預かってくれた。夕張にはまめのお父さん、お母さんがいっぱい」と笑う知事。
「私はなかなか散歩にも行けないが、どんなに疲れて遅く帰宅しても、まめは大喜びで出迎えてくれる。犬はいつも一瞬を全力で生きており、私の目指す姿勢でもある」(鈴木知事)
鈴木知事の考える「動物愛護」とは
また同誌では「動物愛護」に関しても、自身の考えを下記のように語っていた。
――災害時のペット対策について。
「ペットは家族。同行避難できる体制を強化していかなければと思う。現在はまだ市町村によって受け入れ態勢に差があるため、共に考えていきたい。一方、避難場所には動物の苦手な人やアレルギーを持つ人がいる可能性もある。相互を守る策が必要だと考える」
――殺処分や保護犬ゼロに向けて、課題は。
「犬と暮らす者として、飼育放棄や虐待の報道はとても胸が痛い。動物は可愛いが、計画的に迎えなければ、不幸な結果を招くこともある。最期まで共に生きる覚悟を持ってほしい。北海道全体で動物愛護や終生飼育の意識を高める啓発をしながら、保護団体の方々とも協力し、不幸なペットをなくしていきたい」
――近年、ペット用の道産フードが増えていることについて。
「我々人間と同じく、ペットフードの地産地消も賛成したい。我が家のまめにも、エゾシカジャーキーなどを与えている。道産ジビエなどを使用したフードから、北海道の魅力を発信していきたい」
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香港では、新型コロナウイルスが犬にも感染したと報道されている。3月14日(土)発売の 「財界さっぽろ」4月号 では、新型コロナウイルスをめぐる道内の影響などを特集する。飼い主がウイルス感染した際のペットへの対処法も掲載予定だ。
「財界さっぽろ」編集部