動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2020年03月28日

志村けんコロナ感染で再確認!緊急時の「ペットの世話」の用意

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志村けんさんが「犬の世話を頼む」と伝えていたという
志村けんさんが新型コロナに感染し、入院していることがわかった。幸い現在は回復しているようだが、一日も早く元気になることを祈りたい。志村さんのみならず、新型コロナ感染拡大の渦が収まることを願いつつ、新型コロナ感染拡大は治まっていない事実を突きつけられて、我々もひとりひとりが緊張感を持たなければならないことも改めて感じた人も多かったはずだ。

【写真】志村さんは他人ごとじゃない!緊急入院でこの可愛い猫ちゃんたちをどうしたか

新型コロナウイルスの場合、軽症の場合は自宅療養という選択もあるが、重症化すれば志村さんのように緊急入院ということもある。また、家族も重症化すれば入院、隔離ということもありえないことではないのだ。そして入院する際、志村さんの言葉として報じられたのが、家政婦の方に「犬の世話を頼む」と伝えていたということ。

もしも感染したとき、ペットと暮らしていたら……。志村さんのように犬のケアを頼める家政婦やスタッフがいればいいが、一人暮らしで感染してしまったら、家族全員が感染してしまったら、そのときペットのケアはどうするべきなのか!? かつて自身が、緊急の手術入院で、飼い猫2匹の世話を頼むのに苦心したフリー編集者の伊藤まなびさんの記事を再編成し、新しい情報を加えて改めて考えてみたいと思う。

志村けんコロナ感染で再確認!緊急時の「ペットの世話」の用意
ロックダウン中のパリ。犬の散歩中での外出は許可されている。ペットのとの生活にも不自由は多い。photo/Getty images
すでにあった「感染したら」の問い合わせ
動物保護シェルターと併設し、動物病院とペットホテルも運営している特定非営利活動法人『ランコントレ・ミグノン』の友森玲子さん。保護動物に関するさまざまな問題や情報を本サイトでもたびたび配信している。

その友森さんのところにも「新型コロナウイルスに感染したら猫を預かってくれるのか?」というペットホテルの問い合わせがすでに入ったという。

「うちのペットホテルや動物病院を利用されている方ではなかったので詳しいことはわからなかったのですが、ペットホテルで預かるには、犬や猫に必要なワクチンを接種していることが最低条件となります。そのあたりの説明をしましたが、その後ご連絡がないので、感染した方ではなく、感染が心配な方の問い合わせだったのかもしれませんね。

ただ、今回の新型コロナウイルスに限らず、突然の病気や事故は誰にでもあることです。もしも意識不明になったときなど、ペットをどうするのか緊急時の備えは必要ですね」(友森さん)


実際に、「犬の飼育放棄問題に関する調査から考察した飼育放棄の背景と対策」(NPO法人 人と動物の共生センター理事長奥田順之氏ほかによる動物臨床医学会発表資料)によると、飼育放棄の理由1位は、飼い主の死亡・病気・入院(26.3%)だったという。


突然告げられた入院と手術。え!? 猫どうする!
私自身、緊急の手術入院で、その間飼い猫2匹のケアを頼める人を探すのに右往左往してしまった経験があった。新型コロナウイルスの話からちょっと離れるが、「急な入院」というシチュエーションは似ている。ひとつの例として少しお話したいと思う。

昨年6月頭、婦人科検診を受けると「悪性腫瘍の疑いが強いため、とにかく早めの手術を勧めます」と告げられた。頭が整理できぬまま、2週間後の入院がその場で決まった。入院期間は、10〜15日。仕事は休むにしても、問題は同居している2匹の猫。一人暮らしのため、そこまで長期不在となると、誰かに預けるしかない。

しかし、保護猫出身の2匹は、人見知りが強く、長期間ペットホテルに宿泊した経験もなかった。選択としては、以前「困ったときは」と話していた猫好きの友人に頼み預かってもらうしかないと、急いで連絡を入れてみることにした。


ところが、猫好きの友人たちは、「それは大変!」ととても心配してくれたが2匹の猫を預かれる状況になかったのだ。ひとりは要介護の親と同居を始め、ひとりは飼い猫が老猫になり要介護状態になってた。そして、もうひとりは1か月前に子猫を保護し飼い始めたばかりで余裕がないという。みな「通いでなら餌をあげに行けるが、預かるのは難しい」という。

しかし、1日1回のご飯で2週間では、猫たちの体調も心配だ。特に、キジ白の猫は小分けに食事を上げないと吐いてしまうタイプだったりもする……。どうしたものか、これは困った……。

志村けんコロナ感染で再確認!緊急時の「ペットの世話」の用意
猫たちにストレスをかけない選択は何か。突然のことだと選ぶのは難しい。写真/伊藤学
体調の悪さも伴い、物事がスムーズ進まない
その後もいろんな人に声をかけるが、なかなか猫の預かり先は決まらない。一応、定期的に通っている動物病院で預かってくれることは確認し、万が一誰も現れなかったときのためにお願いをしておくことにした。さらに、ケージではなく部屋貸しで預かってくれるというペットホテルの空きも確認し、仮予約を入れたが、2週間預かりで15万以上の経費がかかってしまう。もちろん、経費がうんぬんという場合ではないが、これから自分の治療でどれだけ出費があるかわからない状況での即決は、正直ためらいがあった。


これでは、病気→入院→ペットを手放す人の典型的なパターンではないか。もちろん手放すつもりは毛頭ないが、経路としては同じ図式を追ってしまっている……。しかも当時は体調も気力も万全でなく、なかなか物事がスムーズに進まない。飼い始めた当初は一人暮らしではなかったのに……。でも、さまざまな理由で一人暮らしになってしまうこともある。緊急や最悪な事態を考えて、なぜシュミレーションしておかかったのか、と悔いと焦りばかりが募る毎日だった。しかし、この時点で入院は1週間後に迫っていた。



ギリギリで現れた救世主。そしてヘルプリスト作り
入院まで1週間を切ったとき、どうにもならず、前に連絡した猫好きの友人に再度「本当に誰かいたら教えてほしい。助けてほしい」とLINEを送った。すでに見つかったものと思っていた友人も慌て、再度急いで各所にあたってくれることとなった。

すると、愛犬と愛猫を立て続けに亡くしたばかりの動物好きの知り合いがいると連絡が入った。都心の一軒家に住んでいるご御夫婦なのだという。藁をも掴む気持ちで、連絡し事情を説明すると、「少しでも助けになれば。うちで大丈夫か家も見ていただいたほうがいいと思うので、一度、いらっしゃいませんか?」と、すぐにお返事をいただいたのだ。情けないことに本当に途方にくれていたので、さすがにこのときには涙が止まらなかった。

結局、退院後の回復期間も入れ、御夫婦にはなんと1ヵ月近くも猫がお世話になってしまった。入院中は猫たちの様子を動画やメッセージでマメに送ってくれ、どんなに励まされたことか。本当にどんなに感謝しても言い尽くせないほどだ。こんな素敵な御夫婦を紹介してくれた友人にも一生足を向けて眠れないと思っている。

私自身も術後の病理検査で悪性の疑いも晴れた。しかし、今回の出来事は私の中で、さまざまな教訓になった。

最終的に面倒を見てくださった御夫婦と知り合えたことは本当に幸せなことだったが、これは「たまたまだった」と言えるだろう。友達や知り合い同士の口頭だけでの「いざとなったら、猫の面倒はみるから」といった約束は現実になったとき、難しいことが今回よくわかった。しかも、人生は何が起こるかわからない。最初は夫婦や家族で「みんなで面倒をみるから」と動物と暮らし始めても、離婚や子供の巣立ちなどで、一人になってしまうこともある。そういう予測も踏まえて、動物を飼育を考えるべきだと今回しみじみ感じた。

また、折原みとさんもペットロスの記事で書かれていたが、『ペットのための意思表示カード』を持参しておくも大事だろう。さらに、緊急時に備え、具体的に家族・友達などが何を担当できるかのヘルプリストを作っておいたほうがいいと実感した。

例えば、私のヘルプリストは……

・現在飼育中の動物:猫2頭(ハナ・ざらめ)雑種/メス ともに7歳
・猫たちの気質:2匹とも少し臆病だが、徐々に慣れる
・預かってもらう場合:訪問でも預かりでも可能
・預かれる動物:猫(家に1日1〜2回ケアに行くことも可能)
・預かれる頭数:2頭まで
・動物の運搬:可能(車あり、運転可)
・家の形態:賃貸(ペット飼育可能住宅)2LDK
・家族形態:一人暮らし
・備考:在宅勤務なので基本長めにも預かれます。ケージ大きめ1台、簡易ケージ1台あり。猫トイレ3つあり、キャリーバッグ4つあり
・フード:指定のキャットフード(満腹感サポート)

こういったリストを猫を飼育している仲間同士で共有しておく。しかし、このリストも生活環境や飼育動物の状況で変化する可能性もあるので、変化したら条件を更新するなどリニューアルさせていくことも必要だろう。家族や親類、友人たちで、こういったリストを作っておけば、誰かが何かあったときに、この人は預かり、この人は運搬、と役割分担ももっと明快になるはずだ。


冷静に準備は万全に、が自分も動物も守ることに
さらに、友森さんはこうアドバイスする。

「普段から積極的にご近所つき合いをしておくことも役立つと思います。何日も顔を見ない、人の気配がないと思ったら連絡をしてもらうとか、近所の人にもヘルプリストを共有してもらうと、動物が置き去りで飢えないための対策が取れ、安心です。これは今回の新型コロナウイルスだけでなく、色々な災害で役立つポイントだと思います。

また、犬でも猫でも緊急時にすぐに受け入れてもらえる、かかりつけ医やかかりつけのペットホテルなどを作っておけば、大抵は無理を聞いてもらえると思います。私もペットホテルを経営していますが、“親が倒れたから今から飛行機で実家に帰る”など、顧客から緊急の連絡が来ると、満杯でも時間外でも無理をして預かることがたびたびあります。普段から信頼関係を築いておくことも必要ですね」(友森さん)

まずは、現在のかかりつけにしている動物病院やペットホテルに状況を聞いてみるのもいいかもしれない。特に、今回の新型コロナウイルスは、感染症のため預かりなどのケアが個々異なる可能性もある。ちょうど犬の場合は、狂犬病ワクチンのシーズンでもあるから動物病院に行ったついでに、万が一の際はどうしたらいいかなどかかりつけ医に相談してみるのもいいだろう。

また、3月9日に日本獣医師会から、香港で人間から犬に低レベルの感染があったという報道に関しての見解が発表された。「犬や猫にも感染してしまう!」といった声や「犬や猫のコロナウイルスが感染する」といったデマも一部流れた。確かに犬コロナウイルス、猫コロナウイルスはあるが、これらは犬猫の特有ウイルスなので人間に感染することはなく、今回問題になっている新型コロナウイルスとはまったく関係ないものだ、ということは忘れずにいたい。


さらに友森さんは獣医ら専門家とのディスカッションなどから、顧客にはこんなふうにアドバイスしているという。

「動物への感染例はレアケースで、本来はウィルスの種特異性があるため、人から動物、動物から人への感染はとても困難で、動物を飼っているから感染しやすいということはないと思われます。物理的なリスクとしては、動きの活発な幼児がいる家庭と同程度と考えられると思います。

動物の毛にウイルスが付着する危険性についても、これは動物の毛じゃなくても、ホコリやほかの物質でも起こりうるので、マメに掃除や洗濯、除菌を心がければ防げることだと考えられます。また、動物の毛は心配であればシャンプーすれば大丈夫だと思います。

感染した人が飼っている動物を預かるときには、シャンプーをしてから、念のため2週間隔離し他の動物と接触させない、ケアするときに注意する、ということを心かければ心配なく預かれるだろうと想定しています。

私は今回の騒動は東日本大震災の時にとても似ていると感じています。福島の警戒区域から出た人や動物から被曝するのでは、と最初は恐れられていましたが、体表に付着しているものを洗い流して移動をすれば問題ありませんでした。放射能とウィルスは違いますが、動物の毛は自然に汚れをはじく性質があるせいか、地表の線量よりも体表の線量の方が全体に低かったのです」(友森さん)

慌てずに、冷静に情報を入手しつづ、ヘルプリストを作っておく。愛する動物たちといっしょにこの困難を乗り切るためにも改めて考えていただければと思っている。

伊藤学
posted by しっぽ@にゅうす at 05:10 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

動物虐待事件 初の100件超 ネコが最多66件


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動物を虐待した疑いで警察が検挙した事件は、2019年1年間で初めて100件を上回った。

SNSに虐待の様子を投稿するケースもあり、第3者が事件に気づく機会が増えているとみられている。

警察庁によると、動物を虐待したとして、全国の警察が2019年、動物愛護法違反の疑いで検挙した事件は、2018年より21件増えて105件となり、統計を取り始めた2010年以降で最も多くなった。

動物別では、ネコが66件で最も多く、イヌが27件で続き、ウマやヤギなどもあったという。

虐待の内容では、ペットを捨てるなど遺棄したケースが49件で最も多く、殺したり傷つけたりした事件も20件確認された。

インターネットのSNSに虐待の様子を投稿するケースもあり、第3者が事件に気づく機会が増えていることも検挙件数増加の背景にあるとみられている。

(フジテレビ)
posted by しっぽ@にゅうす at 04:53 | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬がお散歩拒否!それでもお散歩は絶対に必要なの?

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犬の散歩の必要性@体力向上・健康管理

まず、犬にとって散歩が必要だと考えられる理由として健康管理の問題が考えられます。現在の日本では犬の室内飼育が多く、本来の適正に合った仕事をしている犬はほとんどいないでしょう。そのため、慢性的に運動不足になりがちで肥満傾向にある犬も少なくないと考えられています。

そのため、犬が運動をして体力を発散し、適度な筋力をつけて健康的な体を維持するためには散歩に出ることが必要です。もちろん散歩に行く必要がないくらい広大かつ変化に富んだ敷地で飼育されている犬の場合は体力面の心配はありませんが、そのような恵まれた場所で暮らす犬はそういないでしょう。

運動不足に陥ると、どのようなリスクがあるかということは人間と同様で、肥満になったり体力・免疫力が低下して病気にかかりやすくなったりします。また、筋力不足で足腰の怪我をしやすくなったり、老犬の場合は寝たきりになるのが早まってしまったりすると考えられています。犬が健康的に長生きするために、散歩は欠かすことのできないものなのです。

犬の散歩の必要性A社会性が身につく

犬にとって散歩が必要だと考えられるのは、運動面からだけではありません。1日のほとんどを室内で過ごしている犬にとって、散歩で外に出る時間はとても大きな楽しみになっていると思います。

外に出ることで感じる空気や音、におい、足元の感触、出会う犬や人・他の動物たちなどは、犬にとって魅力的な刺激となるはずです。様々なものに出会い、感じ、触れ合うことで犬は精神的な充足感を得るだけでなく、社会性を身につけて成長することができます。

犬の社会性とは、社会の中のあらゆるものに対して慣れていることを言い、見知らぬものや初めて会った人などに対しても平常心で対応するために必要とされています。犬の社会性は子犬の時期(生後3〜4か月頃)に最も育ちやすいとされており、その時期に様々なものに触れ合って経験しておくと、どのような場面でも落ち着いて行動できる犬に成長すると考えられています。

反対に社会性を身につけず育った犬は、初めて出会うものに対して憶病になったり警戒心から攻撃的になったりパニックに陥ったりしてしまうことがあります。犬の問題行動の根本的な原因に「社会化不足」があるということは多くの行動学者や獣医師が指摘していることです。

社会性を身につけるために最も重要だと言われているのが散歩。犬は散歩に出ることで多くの刺激を得るでしょう。その刺激は犬にとって大切な知識・経験となり、心の成長を助けます。より社会性を身につけるためには、同じ散歩コースだけでなくいろいろな道・公園などを歩いて見るもの・聞くもの・出会うものに変化をつけてあげることが大切です。

散歩の必要性Bストレス発散・本能を満たす

犬は散歩で運動をして社会性を身につけます。そうすることで体力やストレスを発散して充実感を得ることができるのです。体力が有り余り、刺激の乏しい生活を続けていると精神的にストレスが溜まってしまいます。ストレスが溜まると犬は無駄吠えをしたり、家の中で物をかじったり暴れたりと問題行動を起こすようになるでしょう。また、自分の足や尻尾を血が出るほど噛むなど自傷行為をするようになる犬もいます。

さらに犬が持つ本能を満たすためには、ただ歩くだけでなくジョギングをしてみたりボールを追いかけさせたり、ドッグスポーツに取り組んでみることもおすすめです。精神的に満たされた犬は飼い主への信頼を深め、家の中などで落ち着いた時間を過ごせるようになると考えられています。

まとめ

一時期、「小型犬は室内で遊ばせれば問題ない」「小型犬は散歩不要」などということがペットショップでの販売文句として言われることがありました。そうした情報を見聞きして、散歩に行くのは大変だから小型犬を飼ったという人もいるようです。

しかし、犬の散歩は単純に運動させることだけが目的ではありません。もちろん、体力を発散させ健康的な体をつくるためにも散歩はとても有効ですが、それ以外にも様々な刺激を与えて精神的に満たされた毎日を送らせるという意義があると思います。

もしも犬が散歩を拒否する場合は、散歩の中で不安や恐怖を感じることがあるのかもしれません。また、体力的に負担を感じているのかもしれません。

まずはなぜ犬が散歩を拒否しているのかを考え、散歩コースを変えてみたり抱っこで外を散策してみたりしてみてはいかがでしょうか?散歩拒否を長期にわたってそのままにしてしまうと心身の健康が崩れてしまう恐れがあるので、散歩のバリエーションを豊富にして外の楽しみを改めて教えてあげてくださいね。


(獣医師監修:平松育子)
posted by しっぽ@にゅうす at 03:16 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫の寿命を決めるもの3つ


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1.毎日の食生活

愛猫に長生きしてもらうためには、ずっと『健康な身体』でいてもらうことが大切といえるでしょう。健康的な体づくりをするためには、食生活の質をできる限り高めるのが効果的といえます。近年、日本では数多くのキャットフードが販売されていますが、同時に添加物が入っていたり体に悪影響を与える素材が使われたりしているものもたくさんあるので、キャットフードを選ぶときは安全なものかどうか調べながら選ぶ必要があります。

年齢に合ったフードを与える
また、キャットフードはほとんどの場合、年齢別(子猫用、成猫用、シニア猫用)に分けられて販売されていますから、年齢に応じた栄養を摂取させるために愛猫の年齢に合ったフードを選んであげることも大切となります。質の良いフードを与え続けていると健康な体をつくることができ、病気にもなりにくくなりますから、結果的に愛猫が長生きできるようになる可能性が高いといえるでしょう。

2.毎日過ごす環境

愛猫が毎日過ごす環境も、寿命ととても密接な関係にあるといえます。なぜなら、どれだけリラックスして生活できているか、もしくはどれだけストレスを抱えた生活をしているかで、心身の状態が変わってくるからです。

ストレスが健康に悪影響を与える原因に
例えば、常に落ち着かない環境で猫が生活していた場合、猫はストレスを溜め込むことになってしまいます。溜め込んだストレスは様々な病気を発症する原因となったり、体に悪影響を与えやすかったりと、猫を不健康にする場合が多く、その結果として常にストレスを感じている猫の多くは寿命が短くなってしまうそうです。

ストレスフリーが長寿の秘訣
一方、リラックスモードになりながらいつも安全快適な環境で暮らしている猫は、精神的に疲れることが少ないため不健康になりにくく、毎日幸せに感じることで寿命が長くなる傾向にあるそうですよ。ストレスは万病のもとという言葉があるように、落ち着けない環境は猫にとって毒となりますので、長生きしてもらうためには快適な生活環境を心がけることが大切といえるでしょう。

3.定期的な健康診断

動物のほとんどはケガや病気をしても、我慢しながら隠そうとすることが多いそうです。これは猫も例外ではなく、弱っている姿を周りに気づかれてはいけない!という弱肉強食の中で生きてきた動物の本能が影響しているそうです。

猫は不調を隠す
たとえ信頼している飼い主だとしても、猫はケガや病気を知られないように隠すことが多く、なかなか愛猫の異変に気づけないことが多かったりします。また、愛猫の異変に気づいたときにはすでに大病を発症していた!といったケースも割とよくあったりするそうです。

ですので、そういったことにならないよう定期的に健康診断することをおススメします。できれば半年に一回は血液検査だけでもするようにしましょう。そうすることで、大きな病気を発症していたとしても初期の段階で気づいてあげやすくなるので治療しやすく、結果的に長生きさせることができるといえますよ。

まとめ

愛猫が長生きできるかどうかは、飼い主が行う毎日の行動次第といえるでしょう。愛猫に合った質の良いフードを与える。愛猫の性格に合った生活環境をつくってあげる。

言葉を使って自分の体調を伝えることができない愛猫のために、定期的な診察をしてもらって体調管理をしてあげる。毎日おかしなところがないか愛猫の様子を観察する。といったことを心がけると、寿命をのばすことができる可能性が高いといえるでしょう。愛猫がずっと元気で長生きできると良いですね。


(獣医師監修:平松育子)
posted by しっぽ@にゅうす at 02:54 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

室内でも死に至る危険が!愛犬が熱中症にならない環境作り


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熱中症は、いったん発症すると命の危険にさらされることも多い、危険な病気です。室内にいても熱中症のリスクはあり、特に全身を毛でおおわれているワンちゃんは注意が必要。今回は、熱中症にならない環境作りのコツをご紹介!遮熱カーテンやひんやりグッズなどで対策しましょう。

室内でも死に至る危険が!愛犬が熱中症にならない環境作り
日が差し込む前から遮熱機能のあるカーテンを閉めて
日が差し込む前から遮熱機能のあるカーテンを閉めて
熱中症を予防するためには、室内の温度上昇を防ぐことが重要です。夏場は早朝や夕方でも、日が差し込むと室温はドンドン上がっていきます。そのため、日が差し込む前から遮熱カーテンで日差しを遮り、涼しい環境を保ちましょう。

ただしアルミブラインドや遮熱機能の付いていないカーテンでは、日差しを遮ることができても、熱をため込んでしまいます。夏場の暑さ対策としては、遮熱カーテンを活用するのがベターです。

室内でも死に至る危険が!愛犬が熱中症にならない環境作り
ハウスは日が差し込まない場所へ移動
ハウスは日が差し込まない場所へ移動
夏の日差しは、家の壁にも熱を持たせます。特に南側の壁は熱くなりやすいので、ワンちゃんのハウスは北側に設置するのが理想です。また、エアコンの冷風はワンちゃんの体を冷やし過ぎることがあるため、直接風が当たらない場所へハウスを移動させましょう。

なお、エアコンの冷風は、床と平行になるように設定するのもおすすめ。室内の空気がうまく循環し、部屋全体をまんべんなく冷やすことができます。湿気がたまりにくくなるメリットもありますよ。

室内でも死に至る危険が!愛犬が熱中症にならない環境作り
クールマットなどのひんやりグッズを活用
クールマットなどのひんやりグッズを活用
市販のクールマットなどを活用するのもおすすめです。ワンちゃんが自由に動ける場所にクールマットを敷いておけば、自分から涼をとりに行くことができます。また、このようなひんやりグッズがあれば、床が熱くなっていても安心ですね。

他にも、水を入れて凍らせたペットボトルを、ワンちゃんのハウスのそばに設置するのもおすすめです。ハウスの上に置けば天然のクーラーになり、ハウス内を冷やせますよ。ただし結露が発生するので、ペットボトルの下にトレーを敷くか、タオルで巻くなどして、水が垂れるのを防いでください。

室内でも死に至る危険が!愛犬が熱中症にならない環境作り
留守番中は涼しい場所へ移動できるように「フリー」にする
留守番中は涼しい場所へ移動できるように「フリー」にする
たとえ熱中症対策に万全を期していても、ワンちゃんだけで過ごす留守番中は思わぬ危険が伴うかもしれません。急激な冷え込みによるエアコンの効き過ぎや、運悪く停電して冷房などが止まるなど、想定外のトラブルが起きることもあるでしょう。

1つの解決策として、夏場の留守番中はワンちゃんをクレートに入れず、フリーにしておくのも良いでしょう。自由に移動できるようにしておけば、廊下などの日が差し込まない場所や、ドア近くの風通しが良い場所など、居心地の良い空間で過ごしてくれますよ。さらに熱中症対策の一つとして、飲み干したりこぼしたりしてしまった場合でも水分補給ができるように、飲み水を複数用意することも大切です。それぞれ日の当たらない場所に置いて、水が痛むのを防いでくださいね。

以上のように、ワンちゃんの生活環境を整えて、暑い夏を乗り切りましょう!

参考/「いぬのきもち」2017年7月号『サーモグラフィーで見て納得!危険スポット別 熱中症リスク対策』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生、トリミングサロン「HONDEHOK」運営 二村陽子先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

いぬのきもちWeb編集室
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