動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2010年03月30日

☆。大和先生の講演会を終えて☆。

一昨日、札幌市産業振興センターで行われました、鹿児島大学農学部獣医学科の大和 修教授の講習会が無事に終了いたしました。
主催者の方から、コメントをいただきました。まずは、知ることから、動物の愛護や福祉は始まりますね。

━━*━「犬猫の遺伝病と動物愛護」講演会 無事終了いたしました━*━━


3月28日という年度末の忙しい時期でありましたが 40数名の参加をいただき、無事に終えることができました。

まず致死性の遺伝病CL症のため異常行動を示す若いボーダーコリーの映像から始まりました。

初めて見られる方にはショッキングな映像だったかもしれませんが、人間の手を介して交配される純血種には、本来稀であるはずの遺伝病がものすごい確率であらわれます。

先生のお話は「遺伝子とは」「ライソゾームとは」「自然災害か?人災か?」といった難しいものではありましたが、遺伝病がどれだけ身近なものかわかりやすく説明してくださり、また解決への手段も示唆してくれるものでした。



前回の講演の時にも触れられていましたが、柴犬の遺伝病の検査のためチェコに行った時のお話をされました。

芝の上で行なわれた展覧会の会場では、たくさんの柴犬がノーリードでまったく喧嘩することもなく一堂に会していたそうです。

日本では考えられない光景だったとおっしゃっていました。「何が違うのだろう」。

今の日本のペットショップでは、可愛い子犬でなければ売れないので早くに親犬から離されます。

「犬の臨界期(社会化期といわれるもの)は3カ月」とするなら、その時期以前に親から離してはいけない、これだけでも(親元に長くいればいるだけ)パピーミルと言われるブリーディングをしている犬工場では対応できなります。



また、私たち一般の飼い主が持つべき「自覚」として五つあげられていました。

・「動物は命ある商品」である。

・流行に熱狂しない。

・法外な価格の商品を買わない。

・誇大広告には騙されない。

・可愛い〜は 愛護ではない。

2009年の登録数を見ると、トイプー・チワワ・Mダックスの上位3犬種で全体の54%を占めています。トイプーの10数万頭は異常な数です。

元の数は限られているところに、流行に乗って短期間で急激に数を増やそうとすれば、近親交配を含む無茶な繁殖がなされ、そこには遺伝病という悲しい現実が待ち構えています。



研究者としての立場から色々な団体に働きかけをされている大和先生。

予定の2時間を超え、更に1時間ほど質問に時間をとってくださり、ここには書ききれない膨大な量の情報を私たちに教えてくれました。

参加された方にとっては大変有意義な時間だったのではないでしょうか。



今回、個人主催ということで大がかりな催しはできませんでしたが、色々な方のお力を借り無事に終えることができましたこと、心より感謝いたします。

ありがとうございました。



 ┗━.+゜☆+. 2010.3.30  主催者のK・S様より━━━━┛



タグ:講演会
posted by しっぽ@にゅうす at 20:52 | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする