動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2013年02月19日

安曇野に子ども守る犬 4月始動へ訓練

信毎web
畑などを荒らすニホンザルを追い払うために行っている安曇野市の
モンキードッグ養成事業の一環で、通学中の子どもたちを猿から守る試みが始まる。
猿が子どもに危害を加える事例は今のところ確認されていないが、通学路に猿の群れが
現れて怖い思いをしたという児童もおり、保護者から要望が出ていた。
全国各地から依頼を受け75匹のモンキードッグを育成してきた民間訓練所
「安曇野ドッグスクール」(安曇野市)の磯本〓(隆の生の上に一)裕代表(60)は
「子どもたちも守るモンキードッグは聞いたことがない」としている。

 モンキードッグは、田畑の作物を食い荒らす猿を追い掛けて、山へ追い払うように訓練を
受けた犬。通常、一般家庭の飼い犬を半年間ほど訓練する。
県内では大町市や飯田市など各地で活動している。

 安曇野市では、市が訓練費用などを負担して、同訓練所でモンキードッグを養成。
猿の農作物被害が深刻な地域で活動させている。子どもを守る試みは、この事業の一環と
して取り組む。4月スタートを予定し、既に訓練を実施している。

 現在、訓練を受けているのは、同市穂高牧地区の会社員田村透さん(49)の飼い犬で、
3歳になるボーダーコリーの雌「ルイス」。昨年7月から猿の群れに対する訓練を始め、
最近は田村さんや子どもたちと一緒に通学路を歩いて慣れさせている。
通学路のうち猿が出没しそうな所を通過するまで子どもたちを守り、
ルイスだけで自宅まで戻ってくるようにするのが目標で、通学時以外は通常の
モンキードッグとして活動をする。

 田村さんの長女で穂高西小4年の伊吹さん(10)は、通学途中に木にたくさんの
猿がいるのを見たり、道路にいた猿が近づいてきたりした経験があると言い、
「ルイスがいると心強くて安心」と話す。

 市農政課によると、同市は2009年に猿による被害対策にモンキードッグを導入し、
現在5匹が活動。市内の猿による作物への被害額は「毎年300万円近く」(市農政課)で、
導入した地区では被害報告が減るなど一定の効果が出ているという。

 一方、猿の数は増加しているとみられる。車を止めて猿に食べ物を与える観光客もおり、
猿が人間に慣れると、危害を加えられる可能性も高まるという。同課の担当者は
「通学路でモンキードッグを活動させてほしいという要望は初めてだが、
結果的に猿が出にくくなる環境になればいい」。田村さんも「地域で猿を見かける機会が減り、
子どもが安心できるようになればうれしい」と話している。



posted by しっぽ@にゅうす at 14:20 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする