動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2013年04月02日

絵本:殺処分の犬を救う 「少しでもなくしたい」しつけ講師が飼い方助言/千葉

毎日JP
 「捨てられて殺処分される犬を、少しでもなくしたい」−−。千葉市花見川区の犬のしつけインストラクター、金森美智子さん(58)が、初めて犬を飼う家庭向けの絵本「イヌ カウ コドモ」(32ページ)を東京都の出版社・童話屋から出版した。犬と信頼関係を築くことができれば、犬を捨てることもなくなる。自分の経験を踏まえ、犬との生活の仕方を子供にも分かるように易しく描いたという。「ぜひ犬との良い関係を家族全体で作ってほしい」。金森さんの願いが込められている本だ。【橋口正】

 子どもの時から大の犬好きの金森さん。90年から2年間、夫の海外転勤で米国暮らしとなった際も、日本から子犬を連れて行った。高校生の時に、沖縄で軍用犬の調教師をしていた伯父から、「犬の飼い方を学んでいた」こともあり、しつけにも自信があった。

 しかし、愛犬が逃げ出し、隣の米国人の住宅に入り込むという事件が発生。「しつけ教室でトレーニングさせなさい」。その隣人から言われた金森さんは、犬をしつけ直すため個人レッスンに通い、「飼い主と犬の関係が一番大切だ」ということを学んだ。

 それまでの叱ることが主体の訓練から、ほめてご褒美をあげるしつけに変えると、愛犬が生き生きとし始めた。新しいしつけ方法に興味を抱いた金森さんは、2年間でしつけ教室主催のコンクールに出場するまでに。帰国後、犬の飼い主にしつけ方を教えるレッスンを始め、今では千葉市動物保護センターや動物専門学校の講師などを務める。

 その一方で、心を痛める問題があった。保護された犬と猫の殺処分問題だ。環境省によると、昨年度も17万4742頭の犬と猫が、殺処分されている。保護された成犬は、ほえる、かむなど問題を抱えている場合があり、引き取り手はなかなか見つからない。金森さんは「もっと成犬を引き取ってもらえるようになれば」と思い、保護された成犬の飼い方を解説した英国の専門書を翻訳して自費出版することを目指した。翻訳などに忙殺され、10年9月にくも膜下出血で倒れてしまうなどの苦難があったが、11年5月には翻訳を完成させた。



タグ:絵本 殺処分
posted by しっぽ@にゅうす at 10:56 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする