動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2013年04月02日

福島の警戒区域に取り残された ペットの窮状、絵本で紹介

東京新聞

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【絵本を執筆した佐々木和恵さん(中)と、佐々木さんが代表を
務める「なぜぼくらはおいていかれたの」理事の小泉真理子さん
(左)と菅沼乃里子さん(右)=取手市役所で】


 東京電力福島第一原発事故で、放射能汚染の警戒区域に取り残された犬や猫の支援活動を続ける一般社団法人「なぜぼくらはおいていかれたの」(八千代町)が、現地の窮状を紹介する絵本を出版した。筆者で法人代表の佐々木和恵さん(71)は「救いを待っている動物たちがいます。まだ間に合う。国は動物たちを救うルールを作ってほしい」と訴えている。 (坂入基之)

 絵本の題は「けいかいくいき ぶたまるさんがいく」。佐々木さんが活動を通じて知り合った福島県三春町の一般社団法人「にゃんだーガード」の代表で、「ぶたまるさん」の愛称がある本多明さん(49)を主人公に描いている。本多さんは警戒区域の動物を救助するため、仕事を辞めて名古屋市から三春町に転居した経歴の持ち主。

 筆者の佐々木さんは、原発事故直後の二〇一一年四月、警戒区域に置き去りにされた犬や猫が気にかかり、福島県双葉町に行ったのがきっかけで給餌活動を始めた。以後、毎回、約五百キロのペットフードを車に積み込み、双葉町内での給餌活動を続けてきた。

 しかし、一二年十一月から、警戒区域に入ることが困難になった。同区域に入るには「許可書」が必要になったのだ。手続きが面倒なうえ、地元に人脈も無い個人ボランティアに、立ち入りを認められることはなかった。

 「何とか動物たちを救いたい」。昨年十二月、給餌活動の再開を願って「なぜぼくらは…」を立ち上げた。佐々木さんはマオアキラのペンネームで十二冊の著作を発表してきた経験を生かし、現地の実態を絵本で紹介することにした。

 絵本の中で、「ぶたまるさん」は原発事故で二十キロ圏内が警戒区域になり、犬や猫に餌を与える飼い主の立ち入りも禁止されたことを知る。

 立ち入り許可を求めてハンストをするぶたまるさん。物語は、写真家坂本博和さん(52)が撮影したぶたまるさんや動物たちの写真を絵画風に加工した作品や絵とともに展開する。

 一冊千二百円。絵本の収益は、餌の購入費や警戒区域の動物たちを知ってもらう活動に使う。申し込みは「創風社出版」(松山市)=電089(953)3153=へ。





posted by しっぽ@にゅうす at 11:09 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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