動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2013年07月09日

保護犬だってやり直せる 小山・多頭飼育発覚5年

アットエス
慰問に訪れた保護犬。愛らしい表情で
お年寄りの人気を集めた=1日、裾野市内
201307080008_000_m.jpg 犬が過酷な環境で暮らしていた小山町の多頭飼育の問題発覚からことしで5年が経過する。多くの犬は保護され、新たな飼い主の元で元気を取り戻した。保護活動の中心的な役割を果たす動物ボランティア「GO!保護犬GO(猫も)」は7月から新たに、保護犬による福祉施設の慰問を始めた。代表の女性(40)=御殿場市=は「人が本気で向き合えば犬もやり直せる」と胸を張る。
 裾野市の「ひなたぼっこデイサービスセンター」には1日、県東部の新たな飼い主に連れられて3匹が訪れた。初対面の利用者にもほえず、体をなでられると気持ちよさそうに寝転んだ。同センター職員の勝又佳子さん(43)は「いつもよりお年寄りに笑顔が多かった」と慰問の効果を語る。
 小山町の現場では当時、雨ざらしの狭いケージに入れられた犬の栄養状態は総じて悪く、汚物処理も不十分だった。病気になったりストレスで毛が抜けたりした犬も目立った。
 代表の女性は一匹一匹譲り受け、医療を施した。少しずつ声を掛けて体に触れ、根気強くしつけた。人を恐れて寄せ付けなかった犬たちとの間にも、次第に信頼関係ができた。
 女性は動物の引き取り依頼殺到を避けるため匿名で、活動をブログやチラシで紹介している。協力者も現れ、これまでに約20匹を新たな飼い主に引き渡した。ただ、女性のもとにはまだ14匹が残されたまま。問題は完全に解決されていない。
 「生まれ変わった保護犬の姿が多くの人の目に留まれば、動物の殺処分をなくしたいという共感の輪が広がるはず」。女性はそう願い、慰問を続ける。

 小山町の多頭飼育問題 地元の男性が引き取り手のない犬を廃屋で飼っていたが最大で120匹にまで増え、飼育困難となった。このように飼育困難になった動物は保健所で殺処分されるケースが大半だが、これを避けようと2008年、市民ボランティアと行政が協力して環境改善や飼い主探しに乗り出した。



タグ:保護犬
posted by しっぽ@にゅうす at 09:13 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする