動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2013年08月21日

ストレスでかむ被災犬

どうしんweb
先ごろ、東日本大震災の復興事業予算が65%しか使われていないことが報道されました。復興の遅れとともに被災地の動物たちの状況も心配です。最近、福島県ではイヌによる咬傷(こうしょう)事故が増えており、ストレスが原因ではと言われています。

 被災地に残されたイヌたちが突然、人に咬みつくなど攻撃的になっていることが、南相馬市立総合病院のデータから明らかになりました。同病院でのイヌによる咬傷事故での来院数は、震災前には1カ月の受診数100件に対して0.2件だったものが、震災のあった2011年3月には2.2件。4月は6.5件、5月も3.5件と増加傾向を示しています。

 震災後、置き去りにされたストレスなどが影響して、イヌの精神状態が不安定になっていることが予測されます。咬傷事故のうち、12件が飼い犬によるもの、9件が首輪があるが飼い主不明なイヌによるものと、多くが家庭で飼われていたイヌです。主人を失ったイヌの悲しみや困惑は想像以上です。麻布大の調査では、被災地のイヌは非被災地のイヌの5〜10倍のストレスを受けていると報告しています。

 人とともに歩んできたイヌたちの生活。被災者と同じようにイヌにも心身の疲れが募っているようです。安息の日はいつ来るのでしょう。(石川濶 吉田学園動物看護専門学校長)


タグ:被災犬
posted by しっぽ@にゅうす at 09:56 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする