
ぎっくり腰で、はり治療を受けるペット犬=福岡県古賀市
胴長のミニチュアダックスフントのバニラちゃん(7歳、雌)は、ぎっくり腰をはりで治療中。腰や背中の「経穴(けいけつ)(つぼ)」に14本のはりを打たれたまま、10分間動かないように我慢していた。
福岡県古賀市今の庄の動物病院「エンゼルペットクリニック」の名越譲治院長(62)は、ペットの椎間板ヘルニアなどのはり治療に15年ほど前から取り組んでいる。
手術や投薬に比べると「薬物の副作用がなく、動物が本来持っている治癒力を引き出すので体への負担も少ない」という。
バニラちゃんの飼い主の主婦(53)は「はり治療で痛みが取れるのは、動きを見ていれば分かる。優しい治療法ですね」と話した。26日まで動物愛護週間−。
=2013/09/25付 西日本新聞夕刊=