動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年03月22日

【くらしナビ】見逃さないで ペットのストレス注意報

産経ニュース


生活環境の変化…特発性ぼうこう炎の危険も

 春は生活環境が変わりがち。飼い主の小さな変化が大切なペットのストレスとなり、病気を引き起こすこともある。かかりつけの獣医師を持ち、症状を悪化させないよう気をつけたい。療法食としてのペットフード開発が進み、より安心で苦痛が少ない治療法にも注目が集まる。(谷口康雄)

                   ◇

 ペットフード製造大手の日本ヒルズ・コルゲート(東京都千代田区)は、猫の飼い主を対象に調査(2月)を行い、飼い主の生活変化で猫がストレスを受けていることを明らかにした。

 調査によると、愛猫がストレスを感じやすいとする回答が49・8%に達した。引っ越しや就職など飼い主の生活変化によって「頻繁に鳴く」「粗相をする」など3匹に1匹の割合で体調や行動に変化があった。その一方、定期的な検診を受けているは36・6%にとどまる。

まずは獣医に相談を

 獣医師で、動物の24時間看護などを行っている「日本動物医療センター」(同渋谷区)の上野弘道氏は「動物は人間のように体の具合を具体的に表現することはできず、一つの症状からあらゆる可能性を視野にいれ、一つずつ取り除く除外診断をしなければなりません。急を要する場合もあり、飼い主の自己判断は避け、獣医師にまず相談を」と訴える。

元気がない人は目つきに生気がなくなるといわれるが、それは猫にも同じことがいえると上野氏。小さな行動の違いなど、猫の状態に常に気を配りたい。

 「環境の変化が良い刺激になる場合もありますが、来客など人の出入りが多いのはリスクが高い。いつもと違う場所を歩くなど、人を避けるような行動があれば要注意。引っ越しなどで全てが新しくなる場合も、自分の臭いがついた布やトイレなど、使い慣れたものを残すことも大切です」

 他のペットとの関係性が変わることもあり、一匹で静かに落ち着ける場所の確保にも努めたい。猫は比較的水を飲まず、濃度の濃い尿をすることもあり、泌尿器系の病気が多い。結石も起こしやすいが、最も多いのは原因が特定しにくい特発性ぼうこう炎だ。

 

療法食で再発など抑制

 「特発性ぼうこう炎は壮年期からシニア初期の4歳から7、8歳の猫に多く、主な原因はストレスによるものとされています。トイレを間違う、頻繁にトイレに行く、血尿がまじる、出にくそうにしているなどがあれば早く相談してください」と上野氏。

 特効薬的な処方がないとされ、食餌による対策が講じられる。安心、安全で苦痛の少ない方法だ。上野氏も「医食同源という考えはペットにも重要です。獣医学や栄養学が進み、苦痛の少ない治療、必要とされる栄養に対する知見も広がり、療法食のペットフードを処方する機会も増えています」。

 調査を行った日本ヒルズ・コルゲートは今月10日、猫の特発性ぼうこう炎の再発などを抑制する獣医師の処方用ペットフードを発売。

同社マーケティング本部のシニアプロダクトマネージャーで獣医師の福山稔氏は「猫の下部尿路疾患で半数以上が特発性ぼうこう炎です。それをフードで治せれば」とし、3年にわたる実証試験を経て開発された。12カ月連続で与えて、再発率は89%も減少した。

 福山氏は「痛みの信号が脳に伝達されるのを防ぐ成分のあるペットフードを提供してきましたが、今回は神経性ストレスが脳から臓器へと伝わる流れをコントロールする抗ストレス作用のあるL−トリプトファンやミルクプロテインなども配合しました」と語り、こう続ける。

 「猫の成長や加齢に応じて必要となる栄養素も変わります。獣医師さんと相談して適切なペットフードを与えてほしいと思います。ペットフードを決めることで健康管理もしやすくなりますし、再発を防いだり、予防のためにも有用であればと願っています」


posted by しっぽ@にゅうす at 04:49 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする