動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年04月21日

子どもたちの伝言:うずしおの地から/288 昨今のペット事情 /四国

毎日新聞


命あるものを飼う覚悟を

 先日、14年6カ月生きてくれた愛犬がこの世を去りました。ぽっかりと穴が空いた気持ちとなりましたが、犬の寿命から考えると、よく頑張ってくれたと思っています。

 ペットは愛玩動物と呼ばれ、日常生活で飼育される動物のことです。内閣府が、2010年に実施した「動物愛護に関する世論調査」では、ペットの6割が犬であり、昨今では猫に人気が高まっているようです。こうした調査は、1974年以降、継続的に行われていますが、注目すべき項目がありました。ペットを飼っている理由の1位は、「生活に潤いや安らぎが生まれる」であり、これが6割を占めており、調査の度に上昇しているのです。一方で、「防犯や留守番に役立つ」という項目は減少しています。まさに心の糧になっているといえるでしょう。

 これは少子高齢化に大きな関連があるようです。実用という視点から、生活に潤いや充実を感じるために、ペットは特別な存在となっているのです。我が家でもそうでした。ただ、問題なのはどうしても寿命があり、病気もします。また、ふんの処理などマナーの面でも、飼い主はそれなりの覚悟が必要だといえるでしょう。

 今、全国の自治体において、年間に犬が約11万匹、猫が約20万匹引き取られています。引き取られた犬や猫の約9割は、新たな引き取り手が出てこないなどの理由から殺処分されているのです。前述の調査では、「ペットを最後まで責任を持って飼うように定められていることを知っていますか」の質問では、約2割が知らなかったと回答しています。残念な結果です。

 動物の愛護及び管理に関する法律では、すべての人が「動物は命あるもの」であることを認識し、みだりに動物を虐待することのないようにするのみでなく、人間と動物が共に生きていける社会を目指し、動物の習性をよく知ったうえで適正に取り扱うようにしなければならないと定められているのです。

 亡くなった愛犬に感謝しつつ、命の教育の必要性を感じています。【鳴門教育大学教授=阪根健二さん】
タグ:殺処分 教育
posted by しっぽ@にゅうす at 04:00 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする