動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年05月07日

捨て犬:殺処分ゼロ 神奈川県と川崎市のセンター

毎日新聞


◇「里親探し」にボランティア奔走

 捨て犬や迷い犬を収容する神奈川県内4カ所のセンターのうち、神奈川県動物保護センター(平塚市土屋)と川崎市動物愛護センター(川崎市高津区)で、2013年度の殺処分がゼロになった。ともに1972年と74年の開設以来初。両センターは「里親探しなどをしてくれるボランティアの協力のおかげだが、飼い主は責任を持って最後まで育ててほしい」と呼び掛けている。【斎川瞳】

 県センターは横浜、川崎、横須賀市を除く自治体、川崎市センターは同市の捨て犬、迷い犬を扱う。環境省の統計によると、12年度は県センターで収容した犬約880匹のうち126匹、川崎市センターで約150匹のうち14匹が殺処分された。13年度にゼロを達成した背景には、里親探しに取り組むボランティア団体の協力に加え、昨年9月の県の条例改正で、センターから犬を譲り受ける際、1匹あたり1220円かかっていた手数料が無料になったことなどがあるという。

 犬の殺処分は全国的に減少傾向にあり、同省の統計によると、全国では02年度の約19万3000匹が12年度には約3万8000匹に、県でも同じ期間で15%程度(217匹)に減っている。

 両センターによると、都市化による野犬の減少が主な理由と推測されるが、一方で「飼い主が高齢になった」「自宅を引っ越す」「しつけができない」などと言って、ペットの犬が持ち込まれることは少なくない。

 センターの職員らは簡単には引き取らず、飼い主に対して飼育に関するアドバイスをしたり、犬が殺処分される可能性を説明して他の飼い主を探すよう説得に努めたりするという。

 あるボランティアの女性は「動物を殺したくない思いはみんな一緒のはず。行政と市民がタッグを組み、今後もゼロが続くよう活動したい」。川崎市センターの角洋之所長は「殺処分をなくすために一番大事なのは、飼い主が最後まで責任を持つこと。ゼロを達成したからといって『センターに持ち込めば何とかなる』と安易に考えるのはやめてほしい」と強調している。


posted by しっぽ@にゅうす at 06:00 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする