動物 しっぽニュース
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2014年05月18日

犬の殺処分ゼロ 県、川崎の保護施設で初 支援団体協力、譲渡進む

神奈川新聞


県動物保護センター(平塚市)と川崎市動物愛護センター(川崎市高津区)で、2013年度に迷い犬や飼い主が飼えなくなって収容された犬の殺処分数が初めてゼロになった。両センターは「新たな飼い主を探すボランティアの努力に支えられて実現した」と分析。その一方で「殺処分ゼロだからと、安易に放棄する人が増えるのは心配。飼う人が最期まで面倒を見ることがこれからも大事」と強調している。

 県内には県と川崎に加え、横浜、横須賀の計4カ所のセンターがある。このうち県センターは横浜、川崎、横須賀3市以外から持ち込まれた犬・猫を収容している。

 県センターの13年度(速報値)の犬収容数は612匹。このうち29匹は病気などで死んだものの、飼い主に戻したり、ボランティア団体や新しい飼い主に譲渡するなどして殺処分はなかった。12年度の殺処分数は92匹だった。

 川崎市センターも106匹を収容し2匹が死んだが、殺処分はゼロ(12年度は13匹)。攻撃性が強かったり重い病気だったりする場合、引き取り手がなく処分せざるを得ないケースもあるが、同センターの角洋之所長は「昨年度はこうした犬の収容がほとんどなく、運がよかった部分もある」と説明する。

 全国的に都市化で犬の収容数は減少し、殺処分数も減少傾向にあるが、近年は迷い犬などのほか、高齢化や転居などの事情で飼い主から「飼えなくなった」と持ち込まれるケースが少なくないという。

 両センターとも収容数を減らすため、簡単には引き取らずに飼い主が自ら譲渡先を探すよう指導したり、不妊去勢手術の普及啓発を行うなどの活動に注力してきた。

 一方で、ボランティア団体と連携して新しい飼い主探しも進めてきた。県センターでは30以上の団体・個人が登録し活動。昨年9月には1匹当たり1220円かかっていた引き取り手数料を無料化。シャンプー・トリミングのボランティアと協力し、犬の見栄えを良くして譲渡しやすくする工夫も重ねている。

 県内のボランティア団体「アニマルプロテクション」は犬を引き取った上で必要に応じて通院治療し、複数の協力家庭で預かりながら飼い主を探す活動を展開。メンバーの女性は「県のセンターは老朽化して狭く、動物がストレスを感じやすい環境。その中でのゼロは職員の努力の成果。これからは(飼い主の)飼育放棄ゼロを目指してほしい」と話している。

 県センターの小池剛所長は「収容される大部分は所有者不明の犬。飼う際に鑑札やマイクロチップの装着など所有者を明示する処置をしていれば、逃げても持ち主の元に戻れる。ゼロ継続には飼い主の協力が欠かせない」と話している。




タグ:殺処分
posted by しっぽ@にゅうす at 00:00 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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