動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年08月15日

狂犬病:厚労省 野生生物の感染有無調査を自治体に通知

毎日新聞


国内で半世紀以上も発生報告のない狂犬病について、厚生労働省は、野生生物の感染の有無を調べる方針を決め、自治体に検査の実施要領を初めて通知した。日本と同様に感染例のなかった台湾で昨年、イタチアナグマの狂犬病流行が確認された。日本でも万が一に備え、検査体制を整備することにした。

 日本は世界でも数少ない狂犬病の清浄国(リスクのない国)で、ヒトでは1956年、動物では57年以降、感染報告がない。そのため自治体によっては狂犬病の検査体制がなく、疑いのある動物を検査した場合に国に報告する義務もなかった。

 一方、61年を最後に報告のない台湾では、十数年前から積極的な検査を進め、昨年7月に野生のイタチアナグマの感染を確認した。台湾の政策について、日本の厚労省は「犬には感染が広がっていないなど流行の実態を把握し、山間部の住民へのワクチン接種も進んだ」と評価する。

 そこで、厚労省は自治体向けに検査の実施要領を作成。人をかんだり異常行動を起こしたりして、捕獲・殺処分された犬や身近なアライグマ、タヌキ、アカギツネなど9種を優先検査し、その結果を毎年報告するよう求めた。感染症法に基づく検査手続きを取れば、国から半額の補助が出るという。

 狂犬病は狂犬病ウイルスを持つ犬などの動物にかまれて感染する。初期には発熱が見られ、全身まひなどを起こし、最終的に呼吸障害でほぼ100%死亡する。世界保健機関(WHO)によると、年間の死亡者は約6万人。日本で人を含めワクチンの接種は任意で、登録されている飼い犬約650万頭の3分の1が受けていない。【清水健二】


posted by しっぽ@にゅうす at 06:33 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする