動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年08月16日

広がれアニマルポリス 神戸や佐世保の事件で注目 凶悪事件の兆しつかめ

47NEWS


犬や猫の殺傷や虐待の相談を一元的に受けるため、兵庫県警が今年1月に全国で初めて設置した電話窓口「アニマルポリス・ホットライン」が注目されている。動物虐待は人への凶悪事件にエスカレートする危険があり、その前兆を把握するのも狙いだ。欧米では専門組織がある地域もあり、動物愛護団体は「全国に広がって」と期待する。
 ▽エアガン
 「小学生の男の子2人がエアガンで猫を撃っている」。兵庫県警生活経済課に設置した専用電話には1月6日の運用開始から6月末までに、こうした通報や相談が126件寄せられた。
 動物愛護関連の法令に詳しい警察官が対応し、虐待が疑われる場合、管轄署に連絡し、行政と連携して動物を保護したり、飼い主を指導したりする。「ほえる声がうるさい」といったトラブルは行政に引き継ぐ。
 交番や署で個別に対応していた情報を一元管理することで、広域に連続して発生するようなケースを把握し、捜査に結びつける狙いがある。
 ▽高い関心
 重大事件の兆しとして、動物虐待が問題となった例は少なくない。1997年に起きた神戸の連続児童殺傷事件では、逮捕された少年が繰り返し猫を殺していたことが判明。今年7月、長崎県佐世保市で同級生を殺害したとして逮捕された少女(16)も「猫を解剖するうち、人間で試したいと思った」と供述した。
 神戸の事件を経験した兵庫では昨年、切断された猫の死骸が相次いで見つかったのを機に窓口設置の話が進んだ。担当者は「広島や熊本など他県からの問い合わせも多い。関心の高さを感じる」と話す。
 ▽専門機関
 ペットフード協会(東京)によると、国内で飼われている犬猫は昨年秋時点で推計約2061万匹。ペットを家族の一員として慈しむ人が増える一方、虐待や、劣悪な環境下の飼育の問題も後を絶たない。
 ペット関連法に詳しい細川敦史弁護士によると、米国やドイツなどの一部の自治体には専門の取り締まり機関があり、虐待が疑われると飼い主に警告や指導をする。警察のように捜索や逮捕の権限を持つ場合もある。
 日本にもそうした機関をつくりたいと、女優の杉本彩さんが昨年9月、地元の京都市に7万人以上の署名を提出、市が検討中だ。環境省も今年6月、犬猫の殺処分ゼロを目指す行動計画で、検討事項にアニマルポリス導入を初めて盛り込んだ。
 細川弁護士は「動物を守ることは犯罪防止の観点からも意義がある。警察が目を光らせることで、虐待の抑制にもつながる」と強調した。
(共同通信)

posted by しっぽ@にゅうす at 00:46 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする