動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年09月01日

セラピー犬とふれあい 高齢者の心和む

読売新聞


大阪市東淀川区が、高齢者や認知症の人たちを対象に、地域で開くセラピー犬との交流イベントが好評だ。人の気持ちを前向きにするというセラピー犬は、病院や高齢者施設で活躍するケースが多いが、同区は高齢者の見守りや社会参加の促進にも「効果あり」と判断、昨年8月から1年間で計約30回の会を催し、成果を上げている。(斎藤七月)

 「かわいいなぁ。こっちおいでおいで」

 8月上旬、同区の民間施設で行われた区主催の交流会。参加者のお年寄りが、ラブラドルレトリバーやチワワなどに次々と手を伸ばした。

 この日は大隅西地区の高齢者ら約20人が約1時間、犬を抱っこしたり、犬とボール投げをしたりして楽しんだ。一人暮らしの男性(67)は「犬は大好き。楽しかった」と笑顔で話した。

 同区の65歳以上の高齢者は約3万8800人。データはないが、集合住宅に引きこもる独居高齢者も多いとされる。区役所には、こうしたお年寄りから「話し相手がいなくて寂しい」、「今の住宅では飼いたいペットが飼えない」と相談の声が寄せられていた。

 このため、区が病院などで導入が広がるドッグセラピーに着目。「高齢者が外出するきっかけになり、孤独ですさみがちな心の癒やしにもつながる」と、セラピー犬を養成する日本レスキュー協会(兵庫県伊丹市)に業務委託し、人になつくように訓練を積んできた犬を計11地区の集会所などに派遣した。

 これまでの交流会を通し、家に閉じこもっていた一人暮らしの高齢女性が、化粧を施して外出するようになった例や、他のイベントに顔を見せなかった高齢者が、初めて参加したとの報告もあった。イベントは一人暮らしでなくても参加できる。

 大隅西地域活動協議会の川越孝会長(62)は「いつも顔を見せてくれる高齢者も普段見たことのない笑顔を見せてくれ、周囲との会話も弾んでいる」と喜ぶ。

 区の担当者は「セラピー犬の働きを知ってもらい、将来は地域でセラピー犬を育てる団体が生まれるようになれば」と期待している。

2014年08月31日 Copyright コピーライトマーク The Yomiuri Shimbun


タグ:セラピー犬
posted by しっぽ@にゅうす at 06:54 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする