動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年09月01日

犬猫チップ装着を助成/茨城

読売新聞


犬の殺処分数が全国最多の県内で、犬や猫に埋め込むマイクロチップの普及に県獣医師会が力を入れている。連絡先などのデータをチップに登録しておけば、迷子になった時、専用の機器を使って飼い主を見つける手がかりとなる。同会は必要な費用を助成して、飼い主に装着を促していく考えで、9月からは飼い主の負担軽減策を拡充する。

 県内の犬の殺処分数は、2012年度まで8年連続で全国ワースト1位。13年度は3115匹が収容され、殺処分は前年度比1019匹減の2158匹だった。猫は3038匹収容され、殺処分は同424匹減の2773匹。犬猫とも過去最少になったが、最終目標のゼロとは隔たりがある。

 収容先の県動物指導センター(笠間市)では現状を知ってもらおうと、8月5〜7日に親子見学会が開かれ、7日には親子21人が参加した。獣医師の田上宣文ひろふみさん(土浦市)は、直径2ミリ、長さ約12ミリのマイクロチップについて紹介。チップには15桁の数字が割り当てられ、皮下に埋め込まれた後、専用の機械で読み取ると、登録しておいた飼い主の情報を確認できる仕組みを説明した。「家族として最後まで面倒を見てほしい」と責任を持って飼うよう求めた。

 県獣医師会では、飼い主の元に戻れずに犬や猫が処分されるのを防ごうと、7月から先着1000匹について、チップのデータ登録料1000円の助成を始めた。9月からは避妊・去勢手術で4000円、同時にチップを埋める場合はさらに2000円を助成する事業を先着1000匹に行う。

 登録の助成を初めて実施した13年度は481匹にとどまり、認知度はまだ低い。

 県内のマイクロチップの装着状況をみると、13年度末現在で、犬が1万9226匹、猫が2769匹。徐々に普及しつつあるが、犬の装着率は1割にとどまっている。

 同会の担当者は「マイクロチップが定着するよう粘り強く取り組み、不幸な犬猫をなくして殺処分ワースト1位返上につなげたい」と話している。問い合わせは、同会(029・241・6242)。



 9月は動物愛護月間。県などは23〜28日に「動物愛護フェア」を水戸市三の丸の県立図書館で開く。写真展のほか、23日午後1時15分から映画「犬と猫と人間と」の上映会、28日午後は絵本の読み聞かせを予定している。入場無料。

 犬の捕獲頭数が県内最多の248匹(13年度)だった神栖市は、市に登録した飼い主を対象に飼い方や動物愛護などのメッセージを添えた愛犬の写真を9月30日まで募集中。広報紙などで紹介し、採用者に記念品を贈る。市環境課は、「一方通行の啓発ではなく、飼い主と双方向のやり取りでマナー向上につなげたい」と期待している。

2014年09月01日 Copyright コピーライトマーク The Yomiuri Shimbun


posted by しっぽ@にゅうす at 07:00 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする