動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年09月10日

富士山犬「富士男」やっと里親見つかりました ガリガリ保護から1年1か月

スポーツ報知


昨年7月、やせ細った姿で富士山頂をさまよい保護された犬「富士男」が里親に譲渡されたことが8日、スポーツ報知の取材で分かった。里親を希望したのは東京都台東区浅草に住む50代の夫婦で、7日に引き渡された。「富士男」を支援してきた東京都昭島市の動物保護団体「RJAV被災動物ネットワーク」の佐藤厚子代表(54)は「理想的な里親さんが現れて、本当に良かった」と話した。今後、2週間から1か月の“トライアル期間”を経て、正式に里親となる。(江畑 康二郎)

 富士山頂でガリガリにやせ細った姿で保護されてから約1年1か月、「富士男」に理想的な里親が現れた。

 里親に名乗り出たのは、浅草在住の夫婦。8月30日に東京・三鷹で開催されたRJAVの譲渡会のニュースを見て「富士男」のことを知った。8月末に愛犬が死に悲しみに暮れる中、ニュースを見た9月1日はちょうどその愛犬の誕生日だったという。

 下町で生まれ育った男性は「妻が『天国にいった犬が、富士男と巡り合わせてくれたんじゃないか』と言っていた」と話す。夫婦はすぐにRJAVに連絡して、3日に会いに行った。人なつっこくて優しい「富士男」の表情やしぐさに魅了され、里親になることを決断。7日にRJAVから自宅へ引き渡された。

 「とにかく家族と一緒に生涯楽しく過ごしてほしい」。里親募集にあたって佐藤さんは、たった1頭で富士山頂を1か月以上さまよった「富士男」に二度と同じようなさみしい思いをさせたくないため、厳しめの「条件」を設けた。これまで全国から「里親の申し出」は複数件あったが、条件に合うような人がいなかった。

 里親となる夫婦の年齢は50代。住居は、所有している5階建てビルで室内でも十分に、犬を飼えるスペースがある。大型犬を飼っていた経験もあり、体長約80センチ、体重約21・5キロの「富士男」の散歩にも問題なく対応できるなど、佐藤さんの条件に合致した。

 1年以上「富士男」の面倒を見てきた佐藤さんは「本当にホッとしています。新しいお宅の周りにもワンちゃんがたくさんいて楽しめそう。妥協せずに希望をもって里親を探してきて良かった」と感無量の様子。「早く新しい環境になじんで、ここで暮らせて良かったと富士男が思ってくれればいいですね」と新たな門出を祝福した。

 7日に“引っ越し”して初めての夜を過ごした富士男は、リードにつながれておとなしく寝ていた。一夜明けた8日朝、夫婦の愛情たっぷりの野菜入りのささみご飯もしっかり食べたという。男性は「これからも一緒に仲良くやっていけそうだ」と手応えをつかんだ様子だった。

 ◆里親募集中 RJAV被災動物ネットワークでは現在犬12匹、猫64匹を保護しており、常時里親とボランティアを募集している。活動内容の詳細は公式ホームページ(http://www.rjav311.info/)まで


タグ:富士男
posted by しっぽ@にゅうす at 07:12 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする