動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年09月21日

猫はなぜ爪をとぐの?(上)

産経ニュース


猫の爪は、武器として身を守り、食べ物を取るために必要です。そのため、爪とぎは猫にとって大変重要な行為です。

 猫の爪の構造は人とは異なり、タマネギのように何層にもなっていて、真ん中に血管や神経があります。爪はその血管や神経を中心として層を重ねて伸びていき、外側の層は時間とともに固くなります。一番外側の固くなった層の使い古した爪をはがし、先端をとがらせて新しく柔軟性のある爪にするため、猫は爪とぎをするのです。

 爪とぎの目的は、ほかにどのようなものがあるでしょう? まず、1つ目は自分の縄張りを主張するためです。猫の肉球には汗腺があるので、自分の縄張りにニオイをこすりつけ、爪の痕を残すことでマーキングを行います。2つ目はストレス解消。気持ちを落ち着かせるために行うことがあります。最後に、飼い主の関心を集めたいとき。自分をアピールするため、わざと行うこともあります。

 猫の爪とぎは本能なので、この行為自体をやめさせることは困難です。さらに、やめさせることが大きなストレスになるかもしれません。とはいえ、猫がどこでも自由に爪とぎをすると、家具や壁などに爪痕が残り、部屋中がボロボロになってしまうのも困りものです。家具や壁などで爪とぎをしたからと、猫を怒ってもあまり効果はなく、逆にストレスを与えてしまうことになりかねません。

 猫と楽しく健康的に過ごすためにも、お気に入りの爪とぎ器を見つけ、爪とぎをしてもよい場所を作ってやりましょう。

 次回は、爪とぎ器の選び方についてお伝えします。(アニコム獣医師 堀井典子)
タグ:生態
posted by しっぽ@にゅうす at 07:54 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする