動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年09月26日

東京ドイツ村に「置き去り」の高齢犬、里親のもとへ 千葉

産経ニュース


袖ケ浦市永吉のテーマパーク「東京ドイツ村」のドッグランに、高齢の小型犬が置き去りにされているのが見つかった。心臓に持病があるこの犬は25日、香取市内の愛犬家の善意で無事に引き取られた。ドイツ村では、新しい飼い主が見つかり胸をなで下ろす一方、元飼い主に対する非難やモラルを問うメールが全国から寄せられたことも明らかにした。同園では「二度とあってはならないことだ」と訴えている。

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 ドイツ村によると、14日午後2時ごろ、園内のドッグラン「わんちゃんランド」の小型犬エリアの片隅に、1匹で座り込んでいた犬を利用者が発見した。場内放送で呼びかけても飼い主は現れず、同園が保護することになった。体長約35センチ、体重約3・6キロの雄のシーズー犬で、従業員によると、自分が捨てられたことなど少しも気付いていない様子で、「小さな体を震わせながら飼い主を待ち続けているようだった」という。

 4日後、元飼い主からとみられる匿名の手紙が同園に届いた。そこには「カール」という名前や12歳の高齢であること、心臓を患っていることなどが書かれていた。

 置き去りにした理由については「犬を飼えない家に引っ越してしまい、保健所に連れて行くことになった」と事情を説明。続いて、「最後にドッグランに連れてきたところ、楽しそうに遊んでいる姿を見て連れて行けなくなり、置いてきてしまった」ともつづられていた。

 「ここは犬の姥捨て山じゃない」。飼い主の身勝手な行為に、カールの世話をした従業員の石川百合子さん(64)は、怒りと悲しみで涙がこみ上げたという。

 このことがインターネットなどで広まると、全国から元飼い主の無責任な振る舞いを非難するメールが同園に寄せられた。そして、引き取り手を探していることを知った香取市の森田みどりさん(65)が24日、名乗りを上げた。愛犬家の森田さんは「カールの境遇を知り、放っておけない気持ちになった。ひどい仕打ちをした飼い主が許せない」と嘆き、カールの新しい飼い主になることを決意した。

 カールは25日、同園を訪れた森田さんに引き取られた。森田さんが犬の飼育経験が豊富ということを知った石川さんは、「いい人に引き取ってもらえて本当によかった」と胸をなで下ろした。森田さんの腕に抱かれたカールも、安堵(あんど)したように尻尾を振っていた。

 人間なら60〜70歳に相当するというカール。森田さんは「高齢で病気もあるので、とにかく最期まで面倒を見ます」と話した。同園では「平成22年にドッグランがオープンしてからこんなことは初めて。二度とあってはならない」と訴えている。


タグ:捨て犬 遺棄
posted by しっぽ@にゅうす at 09:16 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする