秋は紅葉狩りやキャンプ、バーベキューなど野山にでかける人も多いはず。最近ではペットを連れて出掛ける人も少なくないと思いますが、野山に生息するマダニの病原体が、ペットの健康を脅かす可能性があるとご存じでしょうか?
マダニとは、家にいるダニとは違う生き物で、体長は1センチほど。森林や草原などに生息しています。このマダニを、ペットの体毛に隠れているまま家まで持ち帰ってしまうと、ペットだけでなく家族の誰かが被害に遭う恐れがあります。とくに、小さなお子さんや高齢者のいる家にマダニを持ち込むと、大変なことになるかもしれません。
そこで今回は、厚生労働省が発表している情報を基に、ペットや家族をマダニから守るために飼い主がすべきことを4つご紹介します。キャンプやバーベキューにペットを連れ出したら、必ずチェックしましょう。
■1:帰るときにブラッシングする
帰る間際に、目の細かいくしでブラッシングしてください。マダニが皮膚に食い付いていなくても、体毛の中に紛れ込んでいる恐れがあるので注意してください。
■2:帰宅後にシャンプーをする
可能ならば、帰宅後にシャンプーをしましょう。
■3:危険箇所の皮膚をチェック
わきの下、脚の付け根、足首、ひざの裏、胸の下、頭部の皮膚など、マダニが付着しやすい場所をチェックしましょう。
■4:マダニを発見したら病院へ
万が一、マダニのような生き物が皮膚に顔を突っ込んで食い付いていたら、無理に引き抜かず、動物病院に連れていきましょう。
以上、ペットを秋の行楽シーズンで野山に連れ出したときのマダニへの対処法をまとめましたが、いかがでしたでしょうか? 家まで持ち帰ってしまうと、大変なことになることも多いようです。注意したいところですね。
ペットの健康、または家族の安全のためにも、野山にペットを連れ出したときは忘れずにチェックしてくださいね。
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