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認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年12月23日

足不自由な犬、世話した生徒に別れ 上庄中で12年間飼育、最期看取る

福井新聞


福井県大野市上庄中で12年半にわたり飼育され、学校のアイドルとして親しまれた雌犬の「シロ」が今月3日に死去した。別れの式が22日、同校で行われ、生徒たちはシロの死を悼み、安らかな眠りを祈った。

 体長約1メートルの雑種のシロは2002年春ごろ、同校に度々現れるようになった。左の後ろ足が不自由で、見かねた当時の同校野球部の顧問が保護。学校に掛け合い、生徒たちとともに飼育することになった。

 体毛が白かったことからその名が付けられた。生徒たちは「シロ・ボランティア」を立ち上げ、毎日当番制で餌やりや散歩などの世話をしてきた。活動は毎年引き継がれ、08年には奥越青少年愛護センターの善行青少年表彰を受けた。

 シロは休憩時間に生徒と触れ合ったり、放課後は野球部の練習を見守るなど生徒たちと日々を過ごし、運動会や文化祭などにも参加。卒業式にも出席して500人以上の生徒を見送ってきた。

 推定14〜15歳と高齢となったシロは足腰が弱り、今年春ごろには散歩もできない状態に。先月末、体調を崩し今月3日、息を引き取った。悲報を聞いた卒業生や地元住民が5日の出棺まで次々と同校を訪れ、花を添えるなど別れを惜しんだ。

 別れの式には生徒ら約120人が参加。黙とうに続き川田信行校長が「昼は愛嬌(あいきょう)を振りまき、夜は学校を守ってくれた。これからは天国から見守って」と遺影に呼び掛けた。生徒会長の山内哲也君(3年)は「もっといてほしかった。命の大切さを教えてくれてありがとう」と述べた。

 当時の野球部顧問で長くシロを世話してきた奥越高原青少年自然の家の勝矢和宏青少年指導課長(55)は「たくさんの人と出会えたシロは世界一幸せな犬。最期まで面倒を見てくれてありがとう」と生徒たちに語り掛けた。


タグ:学校飼育
posted by しっぽ@にゅうす at 06:51 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする