動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2015年01月27日

蚕から犬の治療薬 福島の企業が開発・販売

日本農業新聞

福島県産蚕が、犬アトピー性皮膚炎の治療薬に活用されている。副作用がほとんどなく、従来の薬品に比べて治癒率が高いのが特徴。研究向けにとどまっていた蚕の活用の幅が広がり、東日本大震災、東京電力福島第1原子力発電所事故からの復興にひと役買っている。

 治療薬の名は「アレルミューンHDM」。日本全薬工業(福島県郡山市)が開発、2014年6月から販売している。遺伝子組み換え技術で、5齢(さなぎになる前の状態)の蚕からアレルゲンを抽出する。犬に投与することで、ハウスダストのアレルギーに対する免疫力が高まる。従来はステロイド剤による対処療法が主流だったが、同治療薬は副作用がほとんどなく、治癒率も高いとのデータが出ているという。

・養蚕存続へ供給 JAたむら 
 同薬には、JAたむらが供給した蚕を使う。14年の管内の養蚕農家は8戸。過去10年で3割程度にまで減っている。県内産蚕の医療活用は研究向けが主となるため、JAは企業などと連携し新たな活用法を模索してきた。

 医療薬の開発・販売を受け、JAの管野啓二組合長は「蚕の新たな活路を見いだし、県内の養蚕業の存続につながってほしい」と期待する。

 同社は国内だけでなく海外への販売も目指す。年内には韓国での販売に向け、承認作業を進める。将来的には欧米にも拡大していく計画だ。




タグ:健康
posted by しっぽ@にゅうす at 06:45 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする