動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2015年04月24日

【これは怖い】ペットによる感染症のリスクと予防を米研究者らが報告

IRORIO(イロリオ)


愛しいペットを撫でたり抱きしめたりするのは、飼い主にとって至福の時だろう。だが多くの愛玩動物がもたらす感染症の危険にはもっと注意を払って、とカナダとアメリカの研究者が警告している。

あらゆるペットから病原菌に感染
オハイオ州立大学のJason Stull氏らは、“Canadian Medical Association Journal”にて、ペットに起因する感染症のリスクとその対処法についての研究成果を公開した。

指摘されているのは犬や猫、鳥やハムスターに爬虫類や両生類まで、あらゆるペットからの感染症が持つ危険性だ。感染の機会は、噛み付かれたり引っかかれたりといった接触の他、糞の始末、籠や水槽の清掃、顔をなめられた際など様々。

具体的な病原菌としては、犬や猫からは下痢をもたらすカンピロバクター、猫ではさらに発熱や炎症の元となるバルトネラ菌が感染しうる。さらにESBL産生菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、ディフィシル菌といった耐性菌の名称も挙げられている。

爬虫類や両生類で注意が必要なのはサルモネラ菌の感染。20歳以下のサルモネラ症患者のうちおよそ11%が、そうしたペットからの感染によるという。

また犬や猫からは寄生虫感染のリスクもあり、特にトキソプラズマは胎児に感染し流産の原因ともなりうるというので、妊婦には注意が必要だ。

感染リスクの高い人は要注意
妊婦以外でも、とりわけ5歳以下の子ども、65歳以上の老人、免疫系に問題を持つ者は、ペットからのあらゆる感染症に気をつけるべき、と研究者たちは警告。一般人より重い症状、長期の症状、複合症を患うリスクが高まるのだ。

感染症の予防としては、まずは一般の衛生規則に従い、ペットに触れたあとは必ず手を洗うべしとのアドバイス。その他、籠や水槽、トイレの掃除では手袋をはめ、定期的に獣医に点検してもらうことが推奨されている。

ペットとの生活は心理的な癒しともなるし、身体的にも活動の機会を増やしてくれる。だが衛生上のリスクについて知識や配慮が欠落すれば、飼い主にとってもペットにとっても不幸な事態を呼び起こしかねない。十分に注意をしておこう。

・出典元:Reducing the risk of pet-associated zoonotic infections - CMAJ(4/20)




タグ:感染症
posted by しっぽ@にゅうす at 07:32 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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