動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2015年06月01日

公園に捨て猫100匹のインパクト…飼い主の無責任行動やまず 法律違反で立件も

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袖ケ浦市飯富の袖ケ浦公園で、飼い主が捨てたとみられる約100匹の猫が生活している。今月には2匹を捨てたとして、木更津署が動物愛護法違反の疑いで70代と60代の夫婦を書類送検した。こうした摘発は同公園では初とみられる。不妊手術や餌やりを行っているボランティア団体「袖猫パトロール隊」の大島三郎代表(61)は、「法律違反であることをよく考えてほしい」と、猫を短命に追い込む無責任な飼い主の行動に憤っている。(山本浩輔)
 市によると、公園には約10年前から猫が遺棄され始めた。糞尿の臭いがする上、「駐車場の車に傷がつく」といった苦情も寄せられており、接触事故も起きている。市は「遺棄は犯罪」であることを訴える看板を設置して対応してきた。
 同署によると、摘発された夫婦は4月に子猫2匹を捨てた疑いがもたれている。大島さんが目撃して通報し、同署が翌日までに2匹を保護した。猫を返された夫婦は容疑を認めて反省し、現在は里親を捜しながら飼育しているという。動機については「猫が原因で近隣とトラブルがあった」などと話している。
 袖猫パトロール隊によると、同公園には平成25、26の両年にそれぞれ約60匹が遺棄され、そのほとんどが1歳未満の子猫だった。里親探しの活動と併せ、不妊や去勢手術をほぼ全ての猫に施しているため、本格的に活動を始めた昨年6月以降、園内で新しい命は生まれていないという。約10人で構成される同隊メンバーの全額負担で朝や夕方に餌をやっているほか、寄付金を募りながら病院での予防接種なども行っている。
 同隊の女性は、「特に冬の公園の環境は厳しく、ここの猫たちは5、6年しか生きられない。一代限りの命を全うさせて、この公園から猫がいなくなるのが夢です」と話す。
 大島さんによると、公園での遺棄が増えるのは、多くの子猫が離乳する5、6月と11、12月ごろの年2回という。自身も13年前に拾得物として届けられた猫2匹を引き取り、現在も飼育しているという同署幹部は「今の時期は袖ケ浦公園に限らず捨て猫が多い。管内では3、4月の2カ月間だけで約20匹が拾われた」と話した。
 同隊などによると、市内では同公園以外にも2カ所の「遺棄スポット」があるほか、猫の遺棄が相次ぐ状況は他市町村も同様となっている。だが、捨てる現場を押さえることは難しく、なかなか事件化されていないのが現状だ。大島さんは「メンバーは仕事をしながら活動しており、四六時中目を光らすわけにもいかない。目撃しても、すぐに車で逃げられたケースも何度もあった」と話す。
 今月24日にも、生後1カ月半ほどの子猫が遺棄されたという。「犯罪なのだから行政や警察ももっと本腰を入れて対策をして欲しい。『不幸な猫はこの世に出さない(繁殖させない)』という思いを来園者とも共有して、みんなで監視していきたい」(同)


posted by しっぽ@にゅうす at 06:30 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする