動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2015年06月25日

夏休み 「動物を飼う意味って?」と親子で話す場を

nikkei BPnet


小動物と触れ合い、犬のお散歩体験、職場体験教室、動物愛護の講義まで――。動物愛護センターは命の大切さを学べる場

動物愛護センターの中に、子ども達の愛護心の育成や収容した動物達の譲渡促進を意図し、犬や猫、小動物との触れ合い体験を行っている施設があることをご存じでしたか? 夏休み中は多くのセンターが犬のシャンプーをしたり、聴診器で心音を聞いたりするなど本格的な触れ合い体験を行うので、動物好きなお子様のいるご家庭におすすめです。

「さいたま市動物愛護ふれあいセンター」で犬のお散歩体験

 動物園での触れ合いはモルモットなど小動物が中心のことが多く、犬や猫は飼っていないと意外と触れ合うチャンスがないもの。地域の動物愛護を担う「動物愛護センター」の中には、犬や猫と楽しく触れ合うことのできる施設があります。遊具などのある公園と一体となり、地域の人々に愛される遊び場となっている施設も全国に散在しています。

 日常的に触れ合い事業を行っている施設の中で、首都圏最寄りなのが「さいたま市動物愛護ふれあいセンター」。火曜日〜日曜日の9時30分〜16時に犬・猫・小動物との触れ合いを実施しています。

 小動物の部屋にはウサギ、モルモット、デグー(ネズミの一種)がいます。モルモットは膝の上に載せて抱っこすることができます。ウサギ、モルモットは触れ合い事業のために施設が購入したものですが、デグーは捨てられて衰弱しているところを警察に保護されてセンターに届けられたものです。通常、小動物の譲渡は行っていませんがデグーは飼い主募集中なので、さいたま市民にもらわれていくまではデグーの姿も楽しめます。

 「ふれあい猫舎」にいる猫達は成猫から子猫まで、訪れるタイミングにより様々で、譲渡会のたびに新しい家族に引き取られていくので常に入れ替わります。6月26日現在、触れ合えるのは生後3カ月の白猫兄妹。舎内にはタワーや爪研ぎセットなどが設置され、室内飼育の方法やメリットなどを説明してもらえます。


 「ふれあい犬舎」でも猫同様、譲渡対象の犬達と触れ合うことができます。しかも、犬との触れ合いは屋内でなでるだけではありません。施設前の芝生広場でリードを引いてお散歩体験をすることができます。犬好きだけど飼ったことがないという子どもにとって、芝生広場で伸び伸びとお散歩する体験はかなりうれしいものでしょう。リードと共に糞取りセットも渡され「必ずリードを着けて散歩する」「糞は持ち帰る」といったルールを守るように啓蒙もされています。


「動物を飼うことの意味って?」と親子で話すきっかけに

 動物愛護センターを訪れる際には、動物愛護センターとはどういう施設なのか、動物を飼うというのはどういうことかを親子で話し合ってみるのもいいでしょう。触れ合いの際に施設の方に色々と質問してみるのも手です。

 「この猫はどうしてこの施設へ来たんですか?」と聞いてみると「生まれてすぐに箱に入れられて捨てられていた」など、無責任な飼い主の所業にショックを受けるかもしれませんが、そのことを憤って語る施設の方の言葉を聞くと、「自分は絶対そんな人間にならない」と子ども達は心に誓うことでしょう。

 犬や猫の譲渡は地域住民に限りますが、触れ合い体験は誰でも可能ですので、夏休み中でも土日でも、お出かけ先の候補に加えてみてください。「さいたま市動物愛護センター」には広い駐車場も完備されています。

【常時、動物との触れ合い体験を実施する「動物愛護センター」の代表例】

・ さいたま市動物愛護ふれあいセンター http://www.city.saitama.jp/008/004/003/index.html
・ 宮城県動物愛護センター http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/doubutuaigo/aigo-gyomu.html
・ 栃木県動物愛護指導センター http://www.tochigi-douai.net/index.html
・ 新潟県新潟市動物ふれあいセンター http://www.ikutopia.com/facilities/doubutsu/
・ 愛知県名古屋市動物愛護センター http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000060608.html
・ 和歌山県動物愛護センター http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/031601/animal.html
・ 兵庫県動物愛護センター http://www.hyogo-douai.sakura.ne.jp/fureai.html
・ 徳島県動物愛護管理センター http://our.pref.tokushima.jp/aigo/04protect/index.php

グルーミングや診察体験など、夏休みの本格動物触れ合いイベント

 動物愛護センターは各県に一施設は必ずあり、県とは別に独自に設置している市町も多々あります。それら多くの施設が、夏休みなどに動物と触れ合うイベントを開催しています。

 「さいたま市動物愛護ふれあいセンター」でも夏休み中に小学校低学年を対象に「犬とのふれあい方教室」、小学校5・6年を対象に「夏休み小学生職場体験教室」を開催します。

 特に5・6年生を対象にした教室はかなり本格的です。今年は8月19・21日、各日15人定員で開催。内容は年によって異なりますが、午前中の動物小屋の清掃体験に始まり午後はウサギのグルーミング体験、犬のシャンプー体験、聴診器で心音を聞く診察体験などを実施。最後に国内における犬猫の収容数、処分数の表などを提示し、子ども達に動物愛護について考えてもらう講義も行われます。

 動物園・水族館の裏側ツアーや職場体験なども非常に魅力的ですが、動物愛護についての講義付きとは動物愛護センターならではの有意義なイベントでしょう。

 もちろん内容は施設によっても異なりますが、夏休みのイベントは多くの自治体の動物愛護センターで開催されます。この夏休みはお住まいの自治体の動物愛護センターの触れ合いイベントや、近隣自治体のセンターの常時触れ合い体験に目を向けてみてはいかがでしょうか?


(取材・文/大友康子)
posted by しっぽ@にゅうす at 07:02 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする