動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年04月04日

猫カフェが倒産!病院に引きとられた癒し猫「さば」の恩返し【ケニア・ドイの猫写ニッキ】

女子SPA!


動物病院に猫がいる。

 どこか具合が悪いのかな? 診療目的で多くの犬猫が訪れる動物病院ですから、そう考えるのは自然な流れ。
 しかしご安心ください。今回は病気の話ではございません。
さば柄の「さば」。
 東京都多摩市に開業する「こうご動物病院」には健康的な2匹の看板猫がおり今日も笑顔(?)でお客様を迎えてくれます。
ちょこん。三毛猫「およめ」は7ヶ月の女の子。
猫カフェが倒産して猫80匹が路頭に迷う
 体重8kgの巨体の持ち主、病院のムードメーカー的存在の「さば」は5歳の男の子。
 なぜこの名まえに? さば柄だから? という問いに「最初から名まえがついていたから」と答える院長の向後亜希(こうご・あき)さん。さばはもともと某猫カフェで働いていた猫店員でした。

 しかし経営が行き詰まりついに倒産、路頭に迷う猫が80匹も発生する事態に!!

 そこで「力になりたい」と手を挙げた院長は、2匹のきょうだい猫を譲り受けるのです。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=490216


今ではバックヤードを飛び出して
縦横無尽にどこまでも。
 当時、院長は自宅で老犬を飼っていました。引き合わせ当日、犬を見たことのなかった猫たちは萎縮してしまいとても居心地が悪そうに……。

 また環境の変化は老犬にもストレスになると、自宅での飼育は諦め、動物病院のスタッフルームで猫を飼うことを決めるのです。

なぜか三毛猫に好意を持つさば


 およめはさばと一緒に譲り受けたきょうだい猫ではありませんでした。

 きょうだい猫の「つみれ」に先立たれたさばは本当に毎日寂しそうにしていました。そんな折、院長の友人宅のお庭で子猫が生まれて困っているという相談が寄せられたのです。


院長先生、もっとおやつ頂戴にゃー!
 それは良いタイミングでした。

 そして院長は悲しんでいるさばのために何匹かいたうちの三毛柄の猫を譲り受けることにしました。どういうわけかさばは病院に宿泊する猫の中でもとくに三毛猫に好意を持つという傾向があったからです。

 さばの“お嫁さん”候補という思惑付きでやってきた三毛猫はスタッフの提案で「およめ」に決定。他に「しおさば」とか「さばみそ」とかあったそうですが……と、とりあえず良かったです。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=490225


人見知りのおよめはカメラにおよび腰……。

病院スタッフ以外には触らせないという前情報通り。と、遠いなぁ……。
 ケージに入れられ病院にやってきたおよめを興味津々に覗くさば。

 院長はその光景を見て「大丈夫かな」とひと安心、しかも予想以上のスピードで2匹は仲良くなっていきます。

 スタッフの目を盗んではイチャイチャしている2匹ですが、この日は写真に納めることができませんでした。残念。

 ということで院長に特別に写真をお借りしましたのでその様子をどうぞ。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=490230

ただそこにいるだけで


 さばはいつしか、その恰幅のよさから「専務」という役職が与えられました。

 そうなるとおよめは当然「専務夫人」ということになるのですが、入院で病院預かりになった犬猫や手術後の犬猫を心配して見守るさまから「看護師見習い」という役職を自ら手に入れたのでした。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=490232


お!専務っぽい!

看護師見習いと私、こう着状態はつづく。
 ペットの病気が快方に向かえばご家族と喜びを分かち合い、しかし最大に尽くしても悲しい結果になることもありえます。

 それでも現場で働くスタッフは感情のコントロールや頭の切り替えをして次の診察にのぞまなくてはいけません。そんな中、そっと「癒し」を与えてくれるのがさばとおよめの存在だと院長は教えてくれました。

「大変なとき、つらいときに彼らを見ると自然に笑顔になる」と。彼らはただそこにいるだけでいいのです。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=490234


やっと撮れた2ショット!
 どんなに病院が忙しくてもさばとおよめはいつでもマイペース。のんびりごろごろする姿に院長含め、病院スタッフは癒されているとのこと。看板猫はお客さんを笑顔にするだけでなく、病院スタッフをも癒す効果があったなんて!

 助けたつもりが助けられている。私は猫の恩返しをみたような気がしました。

 きっと病院スタッフはさばとおよめにこう言うでしょう。

「うちに来てくれて本当にありがとう」と。

だから許す!そんなところで寝ても許します!
だから許す!そんなところで寝ても許します!
スタッフの息抜き、楽しいねー。
スタッフの息抜き、楽しいねー。
え?サンプルを出すお手伝い? いいえ、つまみ食いの犯行現場です。
え?サンプルを出すお手伝い? いいえ、つまみ食いの犯行現場です。

●向後院長よりメッセージ●
「動物病院は動物を飼ってからではなく、飼う前に相談に来てもらっていいと私は思っています。気軽にご相談に来てくれるとうれしいです。」

<TEXT・PHOTO/ケニア・ドイ 撮影協力/こうご動物病院>


posted by しっぽ@にゅうす at 07:59 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする