◆ワニガメか、住民びっくり
捕獲されたワニガメとみられるカメ=9日、浜松市中区の浜松東署で
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九日午前十一時十分ごろ、浜松市南区中田島町の水路で、通行人の男性が体長約一メートルのカメを見つけ、一一〇番した。近くの住民らが一時間二十分近くかけて網で捕まえた。浜松東署員が車でカメを署まで運び、拾得物として保管している。
市によると、カメは大きさや外見の特徴から米国原産の「ワニガメ」の可能性が高いという。ワニガメは動物愛護管理法で、飼育には自治体の許可が必要となる。署は、カメが捨てられたか逃げ出したとみて飼い主を捜している。
現場は、国道1号の中田島交差点から西に約百メートルの田園地帯。
男性二人が用水路に入ってカメに網を掛け、署員ら約十人で引き上げた。作業を手伝った南区中田島町の男性会社員(46)は「捕獲しようとした時、口を大きく開けて威嚇してきた。こんなに大きなカメを見たのは初めて。子どもが見つけていたら、かまれていたかも」と話した。