動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年04月16日

ペットを病院に連れて行きたくない…トラウマで苦しむ飼い主

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犬や猫などのペットを飼っている人は、大事な彼らの病気に頭を悩ませることもあるだろう。話せない彼らは、飼い主がその異変に気づき、どうにか対応をしてあげなければならない。
だが飼い主の中には、ペットを動物病院に連れて行ったことがない人もいるという。
■男性飼い主の4割は病院に連れて行きたがらない?
しらべぇが全国20代〜60代のペットを飼ったことがある男女762名を対象に調査をしてみたところ、全体では30.7%の人が該当した。男女別で見ると、男性の飼い主に病院に連れて行かない人が多いと明らかに。
病院に連れて行く必要がないくらい元気なのか、病気への危機意識がないのか…。3割もの人が動物病院と無縁だとは、ペットのことを考えると少し心配にもなる数値である。
■動物病院にトラウマを抱えた飼い主の悲痛な思い
編集部では、犬を飼っているという30代女性に、動物病院についてどのように思っているのか話を聞くことができた。
「昔、メスのシーズー犬を飼っていたのですが、血液の病気で亡くなりました。動物病院に何度も通い、さまざまな治療を試みて…最後には輸血までしたのですが、その数時間後に息を引き取りました。
インターネットでも病気の症状と対処法をいろいろ調べて、素人でありながら知識を詰め込んでいました。なので、その獣医師の処置の過程がどうも納得できなかったんです。言葉に出したくないですが…医療ミスだとも思っています。
過去にそうしたことがあったので、動物病院が信用できなくなりました。今、新しい家族を迎えましたが、また変な病院にあたったらどうしよう…と連れて行く勇気がありません。前の愛犬には辛い治療を長い間続けてしまったので、もう寿命をまっとうさせてあげたほうが幸せなのではないかと、検診に行くことすらためらってしまいます」
■病院に連れて行かずに後悔した人も…
こうした飼い主がいる一方で、愛犬を病院に連れて行かずに後悔をしたという40代女性もいる。
「チワワを飼っていたのですが、生まれつき歩けない体の子でした。6歳ぐらいまではワクチンをしに行ったりで病院にもお世話になりましたが、とくに大きな病気もなかったので、それから病院での検診は長年していませんでした。
でも13歳を迎えたころ、急に愛犬の様子がおかしくなって。息が苦しそうで、痛そうに泣いて…心配になってすぐに病院に連れていきました。7年ぶりの病院です。
診察の結果、愛犬は低体温で今すぐに亡くなってもおかしくない状況だと言われました。また、心臓病を患っているとも。お腹も壊さず内臓は丈夫だったので、病気の心配はしていなかったのに。
病院では応急処置として点滴をし家に連れて帰りましたが、その10分後に天国へと行ってしまいました。まさかと思いました。朝までは家にいたのに、数時間の出来事でした。
私たち家族は、『もっと早く病院に連れて行っていれば、愛犬ともっと長い間一緒にいられたのではないか』と、今も自分を責め続けています」
ペットを病院に連れて行けない理由は、飼い主それぞれあるだろう。だが、こうした飼い主の声を聞くと「せめて定期健診だけは行ったほうが愛するペットのため」と思えるのではないだろうか?
(取材・文/しらべぇ編集部・chan-rie)



posted by しっぽ@にゅうす at 07:02 | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする