動物 しっぽニュース
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2016年04月24日

犬と猫は「肉食」?「雑食」?

産経ニュース


人と犬、猫とでは、当然のように最適な食事の栄養バランスが異なります。動物が食べる食物の種類を食性といい「草食」「肉食」「雑食」などに分けられます。それぞれの特徴を知ったうえで、最適な食事を考える必要があります。

 人は、肉などの動物性の食品も、穀物などの植物性の食品も食べる雑食の動物です。猫は肉食、犬は雑食です。犬が雑食とは意外に思われる方も多いかもしれませんね。

 実は、犬の先祖であるオオカミも、雑食性が強いことが分かっています。ただし、犬の体は肉食動物の特徴も持っています。例えば、奥歯がとがっているという歯の構造や、腸が短い消化管の構造などです。そのため、犬は「肉食に近い雑食動物」ということができます。

このように人と犬、猫とでは、食性や体の構造が違っているため、人にとっての「最適な栄養バランス」は、犬や猫には当てはまりません。人と同じ食事を犬や猫に与えても、ほとんどの栄養素が不足して、栄養バランスが大きく偏ってしまうので、与えないようにしてくださいね。

 ところで、肉食動物である猫は、穀物や野菜を食べてはいけないと思っていませんか? そんなことはなく、これらも重要な栄養源。例えば、米や麦などに含まれる「でんぷん」は、消化、吸収されると「糖分」として体のエネルギー源になります。誤解されがちですが、肉食動物は「穀物を食べてはいけない動物」ではなく、「肉に含まれる栄養素が必要な動物」という意味なのです。

 一緒に暮らしているペットの健康を守るためにも、それぞれの食性を調べてみてくださいね。(ロイヤルカナン ジャポン 獣医師・原田洋志)

posted by しっぽ@にゅうす at 07:46 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする